モハ381(こうのとり3号)の車内概観

「モハ381(こうのとり3号)でゆく福知山線」のつづきです・・・

先日、福知山・山陰線系統で活躍する381系特急形電車に乗ってきたことがありましたが、行きは「こうのとり3号」に乗車してきました。
行程について前回まとめてみましたので、今回は手早く車内を記録しておいたものをまとめておきます。

室内
・・・ということで、普通車(中間電動車)モハ381形の室内です。

座席
原形の簡易リクライニングシートのフレームとか何とかを活用しながらも、フリーストップ式に改良したシートです(型番とか何とかは疎いのでわかりません・・・orz)。

お世辞にもスバラシイ掛け心地・・・とはいえませんが、特急普通車としては及第点レベルではあるでしょう。

背面テーブル
原形にはなかった設備として、背面テーブルが増設されています。
あるとないとでは結構違ってくる設備です。

テーブル
背面テーブルの弱点は、向かい合わせにすると使えなくなることですが、それを補うかのように、小型のテーブルが壁に取り付けられています。

ちなみに、窓は何気に二重窓になっていて、電動車に乗車していても、意外や意外、走行中にモーター音はあまり聞こえてきません(何のために電動車に乗っているんだろう・・・orz)。
ただし、たとえ振子を固定していても(福知山線も山陰本線も架線を381系仕様に改良していないため振子固定状態で運行中)ボチボチ揺れるところに、国鉄形の古さがあらわれているのかもしれません・・・。

足回り
381系の原形シートは、国鉄形特急普通車の標準である910mmのシートピッチで配置されていましたが、JR化後のアコモデーション改良の際にシートピッチが拡大され、無駄に1000mmもあります。
もっとも、シートピッチが拡大されているとはいっても、足もとのダクトは、窓側席に座っているとやはり少々わずらわしいところも、無きにしも非ず・・・。

また、シートピッチを拡大したのはいいのですが、それゆえに381系お約束の床下の空調装置から室内に空気を送るダクトに一部座席が干渉することになり、お一人様御用達席が普通車にもできることになりました(ちなみに、通路側に寄せられている上に展望もきかない正直微妙な席です。乗客多すぎなので撮れなんだけどな・・・orz)。

また、窓割は原形のままのため、一部座席は展望が全くきかないという残念なことになっています(だからこそ、この車の「指定席」は怖くて乗れないともいいます。自由席ならば実際に窓割りを見て座席を選べますからね・・・空いている限りは・・・)。

チケットホルダー
ちなみに、シートカバーは183系電車(485系電車の交流機器撤去車。すでに全廃)以来のものが使われていますが、チケットホルダーが縫い付けられているのが地味にポイントです。
ほとんど使われていませんでしたけどね・・・(存在を知られていないのでしょうかね・・・)。

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デッキに出かけてみます。

スロープ
381系電車といえば、低重心構造としても知られていますが(なにせ、空調装置さえ床下搭載で、屋根上にはパンタグラフくらいしかめぼしい機器はありませんからね・・・)、そのことを象徴するのが、連結面と床面の間に設置されたスロープです。

ステップはない
乗降扉にもステップはありません
(もともとは地方線区での運用に備えてあったようですが、ホーム改良が終わった線区しか走らないためか、埋められた模様です・・・)。

自由席
3号車自由席。
なお、自由席も指定席も座席自体に違いはありません。
デッキと客室の仕切扉は自動扉に改良されています・・・もともと自動扉だったそうです・・・。

自由席
客室側から。
今となっては、「自由席」のプレートがレトロです。

温度計
温度計。

モハ381
モハ381形の41号車でした。

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最後にトイレ。
制御車だろうが中間車だろうが、全車にトイレ洗面所を設置するのが国鉄形特急車両くおりちーです(稀に例外もありますが・・・)。

トイレ
普通車のトイレは和式便所のままです。
グリーン車については、原形の和式から洋式に改造されています
(福知山・山陰系統の381系のグリーン車は、全車普通車からの格上げ改造車です)。

あと、

トイレの中まで国鉄色かよ!!
(真っ赤なトイレって、落ち着かなくね?)

洗面台
洗面台。
固形石けんしかないのが、グリーン車とのよくわかる格差です・・・(笑)。

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183系(485系改造車)は去り、485系も去り、キハ181系は一部ミャンマーに旅立ち、583系も壊滅状態・・・ということで、気がつけばこの381系電車が、JR西日本では最も古い特急形車両となってしまいました(製造からの年数で言えば、「トワイライトエクスプレス」用の24系25形客車の方が古いかもしれませんが、来年春での廃止が発表されてしまいました・・・)。

来春に北陸新幹線が開業して、681系や683系グループに余剰車が出たら、ほぼ間違いなくこの381系グループが置き換え対象になるでしょう(だからこそ、287系電車は福知山・山陰特急の半分程度をまかなう数しか新製されていないのでしょうから・・・)。
もちろん、紀勢本線にもまだ381系電車はいますので、そちらの方が先に置き換えられるのかもしれませんが、いずれにせよ国鉄色の国鉄形電車に乗ることができるのも、それほど長いことではなさそうです(同じ西日本の381系電車でも、伯備線系統の車両は徹底的にリニューアルされたため、もうしばらく走ることでしょう)。
・・・ということで、考えようによっては、福知山・山陰系統の381系にとって、今が絶頂期なのかもしれません
(紀勢線からの都落ち・・・という説も、無きにしも非ずですが・・・)。

車内は微妙に変わってしまいましたが、今や稀少品の

“国鉄色の国鉄形電車”

また機会があれば、優雅に乗っておきたいものです・・・
(できれば、騒音源になる乗客がいないときに・・・(苦笑))。
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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