市電ひろば@梅小路(その①)

梅小路公園
京都市民の憩いの場・・・こと、「梅小路公園」。
昔からある「梅小路蒸気機関車館」を初めとして、最近では京都水族館も開業して、ますます集客力が高まってきています
(それにしても、JR西日本が建設中の鉄道博物館ができた日には、いったいどんなことになるのやら・・・)。

そんな梅小路公園に、去る3月に開設されたスポットがあります。

それが・・・
市電ひろば
市電ひろば!

・・・その名の通り、かつて京都市内を縦横無尽に走りまわり、市民の足として親しまれながら、あえなく全廃となってしまったかつての京都市電を偲ぶことのできるひろばです
(というか、廃止からすでに35年以上が経過している今となっては、「市電のある京都」を知っている世代の方が少なくなりつつあるのかもしれません。なお、私が大学に進学してきたのは、当然ながらきれいさっぱり廃止になった後のことです・・・)。

・・・ということで、開設は3月だったのですが、何のかんのとありまして、今更ながら訪問してきましたので、その時の記録です(要するに、一日乗車券カードを利用する機会があったので、そのついでに足を延ばしただけのこと、ともいいます(どうせ何回乗っても500円だし・・・))。

2000型
さて、市バスの「梅小路公園」バス停から歩くこと数分、梅小路公園の西側の入口に入ったすぐのところに、京都市電最後の車両となった2000型のトップナンバーである「2001」号が鎮座しています。
この2000型、全部で6両製造されましたが、廃止時に比較的車齢が低かったこともあって、トップナンバーを除く5両は伊予鉄道に譲渡されて、今もなお伊予鉄道の市内線で活躍しています(どうせならば比較した方が面白いと思いますので、この「2001」号については次回まとめます)。

公園
とりあえず「2001」号を観察・撮影しておいて公園内を東に歩くこと数分・・・。

市電ひろば
「市電ひろば」に到着です(「703」号の右側が切れてもうた・・・orz)。
かつて京都市電で活躍した4両の電車が保存されています。

路線図
ちなみに、保存スペース手前(南側)には、かつての路線図がありました・・・。

カフェカー
手前左側の「505」号は、「市電カフェ」として、ソフトクリームやお菓子や飲み物が提供されています。

入口
大正生まれらしい、ノスタルジー溢れる外観です。
車内は改装されていて、車齢90年の風格ある車内で、購入した飲食物をのんびりといただくことができる・・・のですが、

グループとカップルしかいない車内で、オッサン一人が何をしろというのだ?
(どうでもいいのですが、平日の真っ昼間にして、客層は「グループ」「カップル」「親子連れ」onlyで、独り者のオッサンなんて私だけでしたよ・・・orz

・・・それでも、「人の目なにするものぞ」・・・と言わんばかりに、ソフトクリームを買って普通に車内で食べてきたけどな
(美山の新鮮な牛乳からできているというソフトクリームはふつうに美味かったです。ただし、チキンなので車内の画像はありません、あしからず・・・)。

雀
ちなみに、通風器のあたりで雀が戯れていました・・・。

売店
他方、お隣の「703号」は、「市電ショップ」の名前で売店車となっていました。

入口
外観はこんな感じです。
せっかくなので中をのぞいてみたところ(例によって画像はありません、チキンであしからず・・・)、

ほとんどお子様向けの新幹線グッズやん・・・orz
(ぱっと見た限りでは、「市電グッズ」といえるのは、お子様用の靴下、お子様用の箸と、ドロップくらいのものでしたかね・・・。せっかくなので、「市電ドロップス」を一缶買ってきました。次回ご紹介します)

**********

休憩室
北側の2両こと、「1605」号と、「890」号は、休憩室として開放されています
(車内にも自由に立ち入ることができます)。

まずは、ワンマンカーに改装されて京都市電の晩年まで活躍した「1605」号からみてみます(ひろばの北西側に位置します)。

ワンマンカー

ワンマンカー
ワンマンカーの証。

入口
せっかくなので、室内へGO!
(「出口」から入ることに深い意味はありません・・・(苦笑))

室内
営業時の姿を非常によくとどめている室内です。
・・・というか、この手の保存車両の場合、廃車になってから保存されるまでの間に徹底的な修復を受けることが多いのですが、この様子からすると、廃車時の状態をほぼ保っている・・・と考えておいてよさそうです
(木張りの床面がいい感じです・・・)。

そういえば、京都市電の全廃が昭和53(1978)年ですが、廃線と同時に全車両は廃車になったわけで、今回日の目を見るまで、この車両たちはどこで保管されていたのでしょうね・・・
(一節によると、京都口の山陰本線の高架下で保管されていた・・・ともいいますが、私には真偽はわかりません。ともあれ、「(約)35年の沈黙を破ってわれわれの前に姿を現した」割には、状態は良好だと思われます・・・

座席
2ドアが前後に配置されているため、扉間は長いロングシートです。
よく見ると、少し色が違う座席が・・・。

生々しい
こうしてモケットの色があからさまに違う座席が混じっていることも、廃車時の状態を保っていることをうかがわせてくれます。

天井
最後まで冷房改造されなかったため、天井はシンプルです。

車内
手すりひとつとっても味があります。

天井
運転台との仕切付近。

押しボタン
ワンマンカーらしいのが押しボタン。

運転台
運転台周り。

マスコン
マスコンも往時の姿をよくとどめています。

**********

ついで、ワンマン改造されないまま廃車された「890」号を見てみます。

全景
全景。

ステップ
ステップは古い車らしく高いです。

使い込まれた証
使い込まれた証。
やはり木の板が敷き詰められた床面がいい感じです。

室内
室内。
青系のモケットが印象的です。

ロングシート
この車も前後扉ですので、扉間のロングシートは長いです。

年月の重み
ひび割れが年月の重みをかえって感じさせます。

天井
この車も非冷房のまま生涯を終えましたので、天井はシンプルです。

運転台
運転台。シンプルです。

運転台
マスコン。

スカート
ちなみに、「890」号の外観で印象的だったのがこれ。
網がスカート??

方向幕
方向幕周り。

ビューゲル
完全なる静態保存車につき、架線の下にあるわけでは全くありませんが、往時を偲ばせるかのようにビューゲルは上がった状態で展示されていました。

「その②」へつづく・・・
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Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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