山陽道昼特急広島1号の旅(車両・車内編)

先日、大阪から広島まで、JRバスの誇るダブルデッカー(2階建てバス)にて、無駄に最前列で移動してきたことがありました。

乗車記録その①(大阪駅JRバスターミナル→白鳥PA)はこちら
乗車記録その②(白鳥PA→福山SA)はこちら
乗車記録その③(福山SA→広島駅新幹線口バスターミナル)はこちら

結局、最前列に居座っていたこともあって、無駄に画像が膨らんでしまったため、乗車した車両について十分にまとめることができませんでしたので、ここでまとめておくことにします。

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休憩中
(白鳥PAにて。画像は再掲)
乗車したのは西日本JRバスのみならず、JRバスの中~長距離高速バスにおいて主力車両の地位を占めている、三菱製エアロキングです。
旅客需要の大きな、首都圏・京阪神発着路線で主に使用されています。

前から
ダブルデッカー(2階建て)車両だけあって、高さ3.8m(スーパーハイデッカーと比較しても20cm程度、ハイデッカーと比較すれば50cm程度、車高は高くなっています)というビッグサイズです。

後ろから
後ろから。
ナンバープレートの右上にある縦長の扉は、2階席用の非常口となっています
(1階席用の非常口は側面です)。

非常口
車内から見るとこんな感じで、きちんと梯子も収納されています。
まあ、使わずに済むならばそれに越したことはない設備ですけどね・・・。

器用に停車
(福山SAにて。画像は再掲)
真後ろから見上げると、この迫力です。

正面
正面から見上げても、この存在感です。
ナンバープレート「なにわ200 か 3・35」(社内固有番号「744-2976」)でした。

平成14年式
トイレの前に掲出されていたプレートによると、「平成14年7月」に投入された車両だったようです。

・・・ということは、

車齢12年!

・・・となるわけで、酷使される高速バスとしては、そろそろ晩年にさしかかっているというところでしょう
(余談ながら、エアロキングを生産した三菱は、ユーザーが限られ、捌ける台数も知れているエアロキングの生産から現在では撤退してしまい、今後JRバスを中心に何だかんだいっても多数が活躍しているエアロキングを、どんなバスが置き換えていくのかも興味深いところです。輸入車にしてでもダブルデッカーにするのか、はたまた国産車両にこだわってスーパーハイデッカー/ハイデッカーで置き換えていくのか・・・)。

どうでもいいついでですが、プレートに差し込まれていた時刻表は京阪神~首都圏路線のもの、差し込まれていた配布用時刻表も首都圏路線のもの・・・となっていまして、

この車、山陽道昼特急に入って現に広島に行ってるんですけどね・・・(苦笑)

・・・と思ったのは、同日の乗客ではたぶん私くらいのものでしょう・・・(バスヲタ風味の乗客は他に見受けられなかったため・・・)。

ツバメ
ツバメマーク。
国鉄バスからJRバスに継承された(しかし、JR九州バスのようにあまり積極的に用いていない事業者もいますが・・・)ものです。
西日本JRバスのツバメマークには、目が入っているのが特徴です(だから何?)。

左サイド
左サイド。

右サイド
右サイド。

この巨大さというか、存在感ありまくりの姿にロマンを感じるのは、私だけでしょうか・・・。

ちなみに、私自身はあまりダブルデッカーのお世話になることはなかったりもするのですが(普段利用するのが四国~関西路線なので、それもそうなのですが・・・)、かつて「松山エクスプレス大阪」号に一往復だけ定期で西日本JRバスのエアロキングが充当されていたときには、よく選んで乗っていたものです。
また、かつては同じく「松山エクスプレス大阪」号の多客時続行便に、余裕のあったJR四国バス松山支店配置のエアロキングが充当されていたこともあった(私自身がそのエアロキングな続行便に乗車したときの記録は「こちら」)のですが、現在では基本的に見受けられません・・・。

だからこそ、今回のエアロキングへの乗車は楽しみでしかたなかったのです。
わざわざ最前列を座席指定したこともありますし・・・
(我ながら、見事なまでのお子様メンタリティーだよな・・・)。




扉
(画像は白鳥PAにて休憩時のもの。以下の車内画像は、休憩中と広島駅新幹線口バスターミナルでの降車時に撮影したものです・・・)
それでは、車両中央に位置する乗降扉から車内に入ってみます
(エアロキングの場合、前扉は乗務員専用となっています)。

魅惑の階段
いかにもエアロキング・・・というかダブルデッカーらしいのが、乗降扉のすぐ横から延びる“ステップ”・・・の域を超えた“The・階段”です。

魅惑の階段
2階席から見下ろすとこんな感じ。
「バリアフリー何それおいしいの?」と言わんばかりの、身体障碍者や高齢者、お子様にはなかなかに厳しい仕様です。

室内
室内には、特にひねりのない独立シートが、ダブルデッカーらしく最前列から最後列まで(階段の前後を除いて)びっしりと並べられています。

天井は低いです

天井は低いです
ただし、全高3.9mで2階構造にしているため、天井の高さが低いのが宿命です・・・。
私のような日本人男性としてはおチビな1.7mの人間でも、通路を歩いているときに、天井までの高さにそれほどゆとりがあるわけではありません。
身長の高い人であれば、屈みながらでないと車内を移動できないかもしれません・・・。

1階席
もっとも、それを言うならば1階席はもっと狭隘ですけどね・・・。
なお、エンジンに近ければ路面にも近い1階席は、とてもバスの中とは思えないダイナミックな走行を堪能できるそうですが、そういえば今に至るまで一度もダブルデッカーの1階席に乗ったことがなかった・・・orz。

ダブルデッカーの最大のメリットは、2階席だけで見れば通常のスーパーハイデッカー/ハイデッカー車(定員29名)とほとんど変わらない定員30名(独立シート車の場合)しかないものの、それに加えて1階席が8席あるため、全体の輸送力としては大きなものになるところにあります
(年がら年中利用者の多い首都圏や京阪神発着路線については、この収容力の大きさこそが大きな強みになるわけです・・・。続行便を出したら過剰だけど、1台では足りない・・・というときにもピッタリです)。

1番席
座席自体は、平成14年式とやや古い車ということもあってか、特に際立ったところはありません。
西日本JRバスの、旧式標準独立シート・・・というところです。

リクライニングレバー
リクライニングレバーがポツンとあるだけで、オーディオサービスもなければシートヒーターもなければコンセントもありません・・・。

フットレスト
2番席以降であれば、フットレストも装備しています。

・・・もっとも、私が居座っていた最前列の場合・・・
足もとは狭いです
フットレストがない上に足もと狭いけどな・・・
(もちろん、そのことは承知の上で選択していますし、前面に広がる圧倒的な展望を前にすれば、足もとが狭いとかフットレストがないとか些細なことですよ。所詮は・・・(笑)

レグレスト
一応、1番席も含めて全席にレッグレストはありますけどね・・・。

読書灯とか
読書灯とか個別空調とか降車ボタンとか。

カップホルダー
カップホルダー。
結局使わずじまいでしたけどね・・・。

窓枠
通路側にはアームレストがありますが、窓側にはアームレストがありません。
高さ的には窓枠がアームレストを兼ねているのですが、地味にモケットが張られていました・・・。

情報表示装置
1番席の直上にはLEDパネルによる情報表示装置と、監視カメラ。
なお、情報表示装置とはいうものの、基本的には行先・路線名・休憩地・次の停留所・・・といった必要最小限の情報が表示されるだけです。

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1階に降りて、扉の正面に鎮座しているこの扉・・・
トイレ

トイレ
不測の事態の味方、車内トイレです。
エアロキングの場合、車体の大きさの割には狭いですけどね・・・。
結局乗車時には2回の開放休憩でトイレを片づけてしまったため、私自身は使わずじまいに終わりました。

なお、トイレの横にサービスコーナーや冷蔵庫が設置されて、ドリンクサービスのある路線もないわけではありませんが、当路線についてはその手のサービスはありませんでした・・・
(まあ、「昼特急」シリーズは割安な便ですからね・・・)。

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・・・ということで、エアロキングの車内外を無駄に眺めてきました。

改めて実感したことは、

最前列(運転席さえ前にはない)はスバラシイ
車高が高いこともスバラシイ


・・・という、身も蓋もない結論です。

特に、基本的には勤務先のある関西と、実家のある四国の間をウロウロしかしていないため、ダブルデッカーに乗車する機会がほとんどない身としては、たまにしか乗車できないダブルデッカーは極めてありがたいものなのです。
ありがたや、ありがたや・・・(謎)

また、久々に乗車したダブルデッカーの2階席は、重心の高さに由来するのか、高速走行時の挙動(・・・というか振動)にも、独特のものがありました。

何というか、「ゆ~らゆら」?
(私自身は基本的には乗り物酔いを苦にしない人間ですが、乗り物酔いに弱い人は、ダブルデッカーの2階席はやめておいた方がいいのかも、しれません・・・)
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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