大和ミュージアム探訪記(平成26年3月)・その②

「その①」のつづきです・・・

「大和ミュージアム」の館内に入りまして、券売機で入場券を購入します。

セット券
普段ならば「常設展」だけ見れば用が足りるため、500円で済むところですが、今回は特別企画展も鑑賞するため、「常設展・特別企画展のセット券」(800円)を購入して、入館です。

なお、「大和ミュージアム」では入口向かって左に無料(取り出し時に硬貨が返却されるタイプ)のコインロッカーがありますので、少々の荷物持ちでも平気です。
もっとも、ロッカーの台数には限りがありますし、サイズにも限りがありますので、あまり過剰な期待はかけすぎない方がよいかもしれませんが・・・
(平日ならばまだしも、繁忙期はあの台数では使えない人も出るでしょうね・・・)。
さらにいうならば、すでに呉港ターミナルビルのロッカーに荷物を放り込んでいる私にとっては、使うことがなかったりもします・・・orz。

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さて、「セット券」を所持している場合、常設展から見ても、特別企画展から見ても、順序としては自由なのですが(会場が完全に切り離されているため)、まずは特別企画展から見ることにしました。

題して、

巨大戦艦大和展--新発見による艦橋復元--

です。

特別企画展パンフ
ちなみにいただいてきた特別企画展のパンフはこちらです。

昨年の7月から始まり、当初の予定ではもう終わっているはずだったのですが、好評を博したためか、今年の5月11日までの開催延長が決まり、めでたく見ることができました。

模型
基本的にはパネル展示が主体でしたが、中にはチラホラと模型や実物、図面といったものの展示も混ざっていました。
こちらは高角砲と対空機銃を増設した、晩年の大和の艦橋付近の模型です。

この特別企画展最大の目玉は、何といっても、

復元された実物大艦橋(第一艦橋)の内部

です!!

特別企画展の入口から間もなく、この第一艦橋の内部(モックアップ的なもの)が鎮座していました。

戦闘艦橋

戦闘艦橋
世界最大の戦艦の艦橋なのですが、思ったより狭いんですね・・・。
また、時代が時代なので当然のこととはいえ、艦内各所に通じる伝声管の多さには圧倒されます。

戦闘艦橋

戦闘艦橋
甲板から25mの高さにあったそうですが、さぞ見晴らしはよかったのだろうと思います
(私のような高所恐怖症の人間には、とても務まりそうにないという説もありますが・・・(苦笑))。

CG
再現されているのはあくまでも第一艦橋(しかもその前半部)だけで、ここから見下ろせたであろう前甲板は、CGにて再現されたムービーが投影されていました。

再現ムービーでは、主砲の試射の模様が流れていました。
標的に照準を合わせ、砲塔を旋回、甲板上の乗員に待避を促すブザーが鳴れば・・・
(ちなみに、46cm主砲の発射時に待避していなかった場合、あえなくお亡くなりになれるほどの強烈な衝撃だったそうです・・・)

CG
撃ぇーーっ!!
(・・・何となく気分だけでも・・・)

なお、主砲発射とともに轟音が流れてきて、重低音で艦橋付近が震えているのに接すると、テンションは上がってきます・・・
(実際の主砲発射時に、第一艦橋に届く衝撃や轟音がこんなもので済んでいたのかどうかは定かではありませんが・・・)。

・・・ということで、2斉射分くらい無駄にムービーを眺めていました(笑)。

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他の展示物のいくつか・・・。

ドッグ掘り下げの図面
呉海軍工廠のドックは、もともと大型のものではありましたが、それでも「大和」ほどの巨艦を建造するためには、ドックの掘り下げと、拡幅を必要としました。
その際の図面だそうです。

工具類
呉海軍工廠で使われていた工具類。
さすがに軍艦相手ともなると、ナットもスパナも大きいです
なお、この舵輪は軍艦に搭載されていたものではなく、工廠のクレーンの操縦用だったようです。

引き上げられたもの
今となっては九州沖で永久の眠りについている「大和」ですが、何回か潜水調査が実施され、引き上げられたものもいくつかあります。
そのあたりの事情と引き上げ品についての説明は常設展示の第一展示室にあるのですが、この特別企画展でもこのように当時の望遠鏡の一部(など)が展示されていました。

また、画像については端折りますが、「大和」が天一号作戦への最後の出撃をひかえて、可燃物を徹底して陸揚げした際に残された、艦内に飾られていた絵画や艦内に設置されていた装備品・調度品といったものについても展示がありました。
最後の出撃=海上特攻に備えて陸揚げされたがゆえに、こうして現代にまで伝えられて、われわれが見ることができるという運命には、やるせなさを覚えずにはいられませんでした・・・。

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「大和」についての展示を主軸に据える「大和ミュージアム」において、常設展示を補足するようなこの特別企画展、あまり関係のなさそうな展示を見るよりは、相乗効果も期待できるものだと思いますし、何だかんだ言っても、たとえ前半部分だけとはいえ、

実物大で大和の艦橋内部が展示されるとテンションが上がってくる

のも、確かです。

他方で、パネル展示や実物展示については、常設展示が500円であれだけの内容ということを考えると、若干コストパフォーマンスに劣るかな・・・という気も、しないでもありませんでした・・・
(特別企画展単体で400円・・・とはいえ、ここまで来て常設展示を見ない人もまあいないでしょうから、常設展示とのセット券で800円であることを考慮すると、要は「300円の価値をこの特別展示に見出せるか否か」・・・という問題になります。あるいは、(実物大艦橋内部はともかくとして)常設展示に組み込んでもよさそうな内容の展示が主体であったことが、私のこのような印象につながっているのかもしれません・・・)。

まあ、そもそも「大和」に関心をもっている人でないと「大和ミュージアム」を訪れることもないでしょうから、「大和」への理解が深まる展示という意味では(また、第一艦橋に立ち入って、「気分(だけ)は聯合艦隊司令長官」・・・になれると思えば)、

訪れる人ならば見ておいて損することはない

・・・とは、思いますけどね・・・。

「その③」(10分の1スケール「大和」)につづく・・・
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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