北陸道高速バス事故

すでに各所で報じられていますが、今朝、北陸自動車道上り線の小矢部川サービスエリア(富山県)にて、宮城交通の夜行高速バスが大事故を起こしていました。

各所で事故車と画像が出回っていますが、エアロクイーンの前面が原形を留めないほどに崩れているのを目の当たりにすると、衝撃の強さがうかがわれます
(サービスエリアに進入するにもかかわらず、ほとんど減速しないまま、止まっていたとラックに突っ込んだとか・・・)。

高速バスを割と利用する私としても、あまり他人事には思えない事故でした。
ハンドルを握っていた運転士に加えて乗客も1名亡くなっているとのことで、まずは、謹んで哀悼の意を表します。

事故原因や背景については、これから徐々に明らかになっていくと思いますし、私みたいな素人がああだこうだと言ってもしかたないのですが、報じられる限りでは、宮城交通の運行管理体制自体は法令に従ったものであったようです。
あえていえば、ハンドルを握っていた運転士が、睡眠時無呼吸症候群の「経過観察の対象者」だったということはあるのかもしれません
(簡易検査で「要経過観察」となったのであれば、精密検査を受けるくらいのことはあってもよかったのかもしれません・・・。その辺も、国土交通省が法令を変えてくる可能性はありますが・・・)。

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それにしても、事故映像も衝撃的でしたが、

ツアーバスからの移行組では“ない”事業者が事故を起こした

ことにも、衝撃を受けました。

高速バスの大事故と言えば、未だに一昨年4月の関越道ツアーバス事故が記憶に新しいところですが、あのときは、

料金が安い代わりに、運行管理体制が甘いツアーバスだからこその事故
(だいたい、金沢と東京の間を、ロクに休憩もなしに夜行ワンマン運転というのが無茶です罠)

・・・と、どこかで思っていたのですが(だからこそ、私自身はツアーバスの利用経験はありません(他にもいろいろとツアーバス(からの移行組)を選択しない理由はありますけどね・・・))、今回はもともと路線バスだった事業者の起こした事故であり、

既存路線バス“神話”崩壊の第一歩

・・・と、ならなければいいんですけどね
(何だかんだ言っても、既存路線バス事業者への信頼度は(特に年齢層が高ければ高いほど)、無視できないものがあります)。

ともかくも、事故原因がきちんと明らかになり、再発防止策が速やかに打ち出されることを願うばかりです。

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また、事故映像から衝撃の大きさが伝わる割に・・・というと申し訳ないのかもしれませんが、

乗客の死者が1人で済んでいる

のは、不幸中の幸いではないかと思いました
(報じられるところでは「乗客24名」とのことで、定員28人というところからするとほぼ満席の状況で、よく1番列や2番列の人は助かったな・・・と。もちろん、亡くなった乗客の方が何番列の方なのかは、報じられていない以上は想像の域は出ませんが・・・(追記:最前列左側(1-A席とか1番席とか・・・)の乗客と報じられていました・・・))。

他方で、(この点については報じているメディアと報じていないメディアがあるのですが)亡くなった乗客の方は

“車外に放り出された”

という報道もありまして、これが事実だとすると、

シートベルト未着用

であったことを、意味します
(シートベルトを着用している限り、少なくとも車外に放り出されることはありません・・・)。


何で読んだのかわかりませんが、

高速道路上の事故でシートベルトの着用の有無により生存率に3倍もの差が出る

・・・ということを読んだ覚えが何となくあるのですが、それもひとえに“車外に放り出されないで済む”ということが、大きいのではないかと思います。

現在では道路交通法の改正により、あらゆる高速バスにおいて、「高速道路走行中のシートベルト着用」の案内放送が流れるようになりましたが(罰則があるのかどうかはともかくとして、「義務化」されている以上は当然なのですが)、

こういう事故の時にこそ、シートベルトの着用の有無が生死を分けかねない

わけでして、うっとうしいとかわずらわしいとかめんどくさいとかあまり思わずに、自分自身のためにも、

高速バスに乗車しているときにはシートベルトをきちんと着用するべき
(たとえ法令がどうであろうと・・・)

・・・と、思わずにはいられませんでした
(もちろん、私自身はいつ乗るときもきちんとシートベルトをしていますよ・・・)。


(追記)
生存者へのインタビューの結果も報じられるようになって、徐々に事故当時の状況が明らかになってきています。
それによると、サービスエリアに入る前から(ガードレールに?)接触事故を起こしていて、何人かの乗客は異変に気づいて運転士に声をかけたものの、反応がなかったと報じられています。
これが事実であるとすると、亡くなった乗客の方は異変に気づいて運転士に声をかけるべく自席を離れていた可能性もありますし、そうでないにしても「最前列左側」(1-A席とか1番席とか)の乗客の方と報じられているわけで、そうなってくると「シートベルトの着用云々」という問題ではなくなるのかも、しれません・・・
(あくまでも報道にもとづく情報しか部外者たる素人としては持ち得ませんので、あまり安易なことを言ってはいけないのですが・・・)。
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
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