四国鉄道文化館探訪記⑤(0系室内編)

「その④」のつづきです・・・

「四国鉄道文化館」の目玉展示の一つ、0系新幹線電車の博多方先頭車「21-141」(前半部のみのカットモデル)の室内に入っていきます。
室内に入る際には、客室側のドア(カットされた切断面に設けられた壁のドア)が入口となります。

室内は引退時のまま
室内に入ると、廃車時のままの2+3配置のリクライニングシートが広がっています。

掛け時計も新幹線仕様
車端には日車夢工房から発売されている「新幹線メロディークロック」が後付で設置されていました。

BGMは走行音
反対側の荷棚上にはCDラジカセが設置されていましたが、

0系の走行音がエンドレスで流れている

・・・という、実に訪問者の琴線をくすぐる仕掛けとなっております。

また、いかにも家庭用なエアコンの室内機の姿も見えますが、このエアコンにより、客室内はほどよく暖められていました。

ちなみに、この「四国鉄道文化館」。
平成19(2007)年の開館という比較的新しい建物でありながら、

空調設備がありません
(実は冷房だけはあるのかもしれませんが、少なくとも暖房はないと判断します・・・。よって、日が沈むと結構寒い・・・。案内人の方が常駐されている受付には電気ストーブがありましたし・・・)

結局、この「21-141」の客室内だけが空調が効いている・・・ということに、なっているようです
(最後の探訪記で画像は出しますが、この「四国鉄道文化館」の建物は、平屋建てにもかかわらず天井が非常に高いため、通常の空調装置ではあまりに効率が悪すぎる・・・ということには、確かになることでしょう・・・)。

最後まで残った大窓車
この「21-141」は、0系の「21次車」ですが、側面の窓が大窓である車両としては最後期の車両となります
(側窓が小型窓になるのは1000番台からですが、1000番台は昭和51年から製造された「22次車」以降ですので、この「21-141」を含む0系21次車は、まさに「最後の大窓」車両ということになります・・・)。

事実、引退直前には「最後の現役大窓車両」として、一部ファンから熱い注目を浴びていたそうです。

引退当時のまま
客室前方から。
ほんとうに、引退当時の姿をよく残しています

0系らしいリクライニングシート
晩年の0系を象徴するリクライニングシート(固め基調に見せかけて、案外バカにならないかけ心地を提供してくれる)ですが、実は後年になって改座されたものです
(新製時は青とグレーの「転換クロスシート」でした・・・)。

なお、2人掛けシートは回転しますが、3人掛けシートは回転しません(いわゆる「集団離反型」の配置になっていました)。
3人掛けシートも回転するようになったのは後継の100系以降ですが、0系の中にも晩年には3人掛けシートを回転可能に改造した車両が存在したものです
(神戸の「カワサキワールド」に同じくカットモデルとして保存されている「21-7038」がそのタイプ)。

テーブルも可動
座席の保存状態は良好で、テーブルも可動しました。

リクライニング角度は浅いです
フルリクライニングしてみました。
リクライニング機構も(私がいくつか試した限りでは)すべて生きていました。

リクライニング角度は浅めで、座面が前にせり出してくるタイプの、今となっては旧式のリクライニングシートなのですが、この座席のかけ心地は案外バカになりません
(同じような原理の座席でも、14系客車普通車の簡易リクライニングシート(昔、臨時快速の「ムーンライト松山」号の普通車に一度だけ乗りましたが、一度で懲りました・・・)のように、座っているとお尻が痛くなる座席と比べたら、ばちが当たります・・・)。

テーブルも可動
この小さなテーブルが、国鉄らしいところです。

四国鉄道文化館物語
客室の前方には液晶ディスプレイが設置されています。
「四国鉄道文化館物語」と題した、当館開館までのドキュメント映像が流されています。
こちらは、0系輸送時の様子です。
船とトラックの組み合わせで運んできたのですね(まあ、JR予讃線上も、新幹線の巨大な車体は運べませんか・・・)。

DF50形1号機の搬入作業
DF50形1号機の輸送、搬入の様子も流れていました。
なお、こちらはJR予讃線の本線を、多度津工場から伊予西条駅までDE10形の重連にけん引されてやってきたようです。

ちなみに、この「四国鉄道文化館物語」・・・全部見ると「30分」かかるそうです・・・が、さすがに全部見ることはできずじまいでした・・・(苦笑)。

足回り
足回りの配管も引退当時のままです。

窓からの景色もだいぶ変わりました
窓から見える景色は、現役時代とは変わってしまいましたが、ラジカセから流れてくる走行音に耳を傾けながら座席をリクライニングさせて目を閉じれば・・・

気分は東海道・山陽新幹線を疾走する0系

・・・というのは、言い過ぎでしょうか・・・。

「その⑥」につづく・・・
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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