四国鉄道文化館探訪記④(0系外観編)

「その③」のつづきです・・・

「四国鉄道文化館」のもう一つの目玉展示となるのが・・・
0系
東海道・山陽新幹線の初代車両である0系の先頭車(博多方の制御電動車)21形の141号車・・・の“カットモデル”です。

説明パネル
ブレていますが・・・説明パネル。

21-141の説明
車体の側面にも、別途、説明用のパネルが設置されていました。

カットモデル
本来ならば1両丸ごと保存できればよかったのでしょうが、スペースの都合とか何とかにより、前半分のみのカットモデルとなっています。

客室側から階段を上がって客室に入ることができます
(客室については次回のエントリーでまとめます・・・)。

こちらも運転室立ち入り可能です
乗務員扉の横に階段とステップが設置されていまして、こちら側から出ることになります。
したがって、客室だけではなく、運転室についても常時開放されていることになります
(運転室については次々回のエントリーでまとめます・・・)。

ちなみに、言うまでもありませんが四国島内に0系はおろか、そもそも新幹線自体が走っていたためしはないのですが、隣接する「十河信二記念館」で顕彰されている十河信二氏が、内外の反対を押し切って国鉄総裁として東海道新幹線の建設を推進したという経緯があるため(=十河氏のリーダーシップなくして東海道新幹線はあり得なかった)、その縁でこの「21-141」が「四国鉄道文化館」には展示されています。

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乗務員扉
乗務員扉。
最晩年には、4連に短縮されて広島以西の山陽「こだま」に限定運用されていた「Q2」編成の博多方先頭車を務めていました

銘板
銘板については、カットされた切断面に設けられた壁に移設されています。
昭和51(1976)年製です。
この21-141が廃車になったのは平成12(2000)年ですので、東海道・山陽新幹線上を24年にわたって走り続けてきたことになります。
その期間中の走行距離は実に“1020万㎞”とのことで、ちょっと想像がつきませんね・・・。

廃車後、JR西日本からJR四国に譲渡され、しばらくは多度津工場の構内で保存・展示されていたのですが、この「四国鉄道文化館」の開業にともない、こちらに移設されることになりました
(多度津工場から四国鉄道文化館までは、船舶とトラックを組み合わせて輸送されたそうです)。

海を渡った0系
なお、Q2編成で相方を務めていた新大阪方の先頭車「22-141」は、海を越えてイギリスに渡り、「ヨーク鉄道博物館」にて“SHINKANSEN”を代表して展示されているそうです
(「四国鉄道文化館」)にも関連展示がありました・・・)。

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光前頭
0系といえば丸い光前頭です。
210㎞/h(昭和61(1986)年11月ダイヤ改正以降は220km/h)で走る高速列車でありながら、

どこか人間臭さというか愛嬌が感じられるのが0系だ

・・・というと、感傷が過ぎるでしょうかね・・・。

排障器
そんな愛嬌ある光前頭の下には、たいていのものは吹っ飛ばす排障器が設置されています。

この排障器、一枚の大きな鉄板・・・と見せかけて、裏から見ると・・・

排障器
黒に塗装された鉄板が“5枚重ね”に、なっています。

鉄板5枚重ね
ごらんのとおりです。

0系の排障器が鉄板5枚重ねになっていること自体は、昔読んだ図鑑で特に取り上げられていたことが印象に残っていましたので知識としては承知していたのですが、

やはり実物を目の当たりにすると力強さと迫力がひしひしと伝わってきます

0系の保存車も全国各地にありますが、一般の訪問者が排障器を眺めることができるのは、ここくらいのものだと思われます
(私自身が訪ねたことのあるところでいうならば、「交通科学博物館」でも、神戸の「カワサキワールド」でも難しいでしょう・・・)。


余談ながら、最初は排障器の裏側まで撮影する予定はなかったのですが(床に腹這いにならないと撮れないため。そもそも、そんなことやっていいのかどうかも難しいところですし・・・)、案内人の方に

「排障器の裏も撮ってみたら」

とおっしゃっていただきまして、「ではお言葉に甘えて」・・・ということで、撮らせていただきました。

ついで・・・と言ってはなんですが、

足回り
台車まわり。
0系の床下まわりを丁寧に眺めることができるのも、ここくらいのものでしょう
(多くの保存施設では、台車や床下機器の間近にまで近づけないようになっていますので・・・)。

つまり、

それだけ0系と身近に触れ合うことができる
(DF50形もそうですけどね・・・)

・・・というのが、四国鉄道文化館の大きなメリットということに、なると思います。

その「身近さ」は、別に外観だけのことに限りません。
客室や運転室についても同じことが言えます。

・・・ということで、今度は客室と運転室を眺めに行くことにします。

「その⑤」につづく・・・
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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