門司・下関の旅21--門司港レトロクルーズ

「その⑳」の、つづきです・・・)

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門司港レトロエリアを散策して、気がつけば17時前。
この日の夜のフェリーで関西に戻りますので、そろそろ“お暇”の時間というところなのですが、そんななかでふと目に入ってきた

“遊覧船乗り場”の掲示。


関門間に連絡船--ただし、旅客限定--を運航する関門汽船株式会社が、事業の一環として、門司港レトロエリアを“船上から”眺めるクルージングを実施しておりまして、そのチケット売り場と乗り場でした。

チケット売り場で次の船の時刻と所要時間を聞いてみたところ、なんとか(門司港駅から)乗車する予定の列車に間に合いそう・・・ということで、最後の締めは“門司港レトロクルーズ”に乗船することにしました。

チケット売り場で800円の乗船券を購入して、出港時刻まで待機です。

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チケット売り場の至近に、クルーズ船の乗り場があります。

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“しおかぜ”を浴びながら、夕方--晴れていれば言うことなしだったのですが、残念ながら曇天・・・--の海沿いに座って黄昏れても・・・やっぱり絵になりません・・・。

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“クルーズ”を銘打っていますが、実際にはこのような小型船への乗船となります。




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出港時刻の5分ほど前になりますと、係員の方が船にやってきて、乗船開始です。

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平日の夕方便・・・ということで、そんなに人はいないだろう・・・とは思っていたのですが・・・私の後には誰も乗ってきません。






まさかの“貸切”


・・・と、なりました
(なお、「○名以上で運航」といった注釈はありませんので、1人でも客がいる限りは出港するようです。さすがに、誰もいなかったら休航でしょうが・・・)。

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・・・ということで、17:20、定刻通りに出港です。
船長兼ガイドの方の“名調子”に耳を傾けながら、港内をしずしずと進みます
(なお、時期によって運航時刻は変わるそうですので、利用時には注意が必要です・・・)。

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先程歩いて渡った“門司港ブルーウィング(可動橋)”の下をくぐって、関門海峡に出ます。

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「外に出ていただくこともできますよ」との船長さんの言でしたので、海峡に出た時点でデッキに出てみました。

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決して荒天というわけではなかったのですが、速い潮流に加えて小型船ということもあり、わりと遠慮なく揺れていました。

なお、デッキに出ていてもマイクからガイドは聞こえてきますので、存分に関門海峡を堪能することができます。

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港らしい倉庫群も、海上から見ると、また違って見えるものですね。

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門司港を背に、ゆらゆら揺れながら先へと進みます。

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関門橋の偉容が、眼前に見えてきました。
このまま関門橋の真下まで・・・となると“クルーズ”の甲斐もあるのでしょうが、潮流が速いことに加えて船舶の往来も多いこともあって、通常のクルーズでは関門橋の手前で折り返しとなります
(土曜日に実施される、拡大版ともいうべき“関門海峡遊覧クルージング”では、関門橋の下をくぐるそうです・・・)。

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関門橋に背を向けて、コースターン。

ちなみに、前日に関門橋の下を歩いてくぐった際に少し気になっていた、船舶向けの電光掲示(潮流標識)について、その意味と読み方についてのガイドがありまして、ようやく(?)読み方がわかりました(これでひとつ賢くなりましたね!)。

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対岸の下関が見えてきました。
前日に訪れた“赤間神宮”“唐戸市場”“海響館”といった主要観光地のガイドを聞きながら、関門海峡を西へと進みます。

ちなみに、この画像の右下に写っているのが、関門連絡船の定期便となります。

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正面に見えてきたのが、かの“巌流島”です。
武蔵と小次郎の決闘の地・・・として知られます。
連絡船が定期的に行き来していますので、アクセスとしては比較的容易だとは思うのですが、今回はそこまで訪ねる余裕がありませんでした・・・。

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先程改修のため入り損ねた“関門海峡ミュージアム”の沖で方向転換して、門司港へと戻ります。

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20分少々の“クルージング”を終えて、港に戻ってきました。
船長さんに御礼を申し上げて、下船します。


一言でまとめれば、


門司港・下関エリアの主要観光地を、ガイド付きで“海上から”眺める



・・・というクルージングなのですが、私にとってはこのクルーズ船に“最後に”乗船したことによって、図らずも



2日間にわたる旅の総括


・・・に、なりました。

なにせ、(巌流島を除けば)ガイドの対象になった観光地をすべて回っていますので・・・(最初の訪問ということもあって、それだけ“ベタ”な行程を組んだともいえます・・・)。

実際に訪れたところであっても、やはり“海上”から見ると、違って見えるものです。
同じ事象であっても、視点が変われば見えてくるものも変わってくる--パースペクティヴィズムかよ!--、というところでしょうか。

しかも、何ともなしに“ボーッと”眺めるのではなく、船長兼ガイドさんの“名調子のアナウンス”つきですから、気分も高まるというものでした(私の責任では全くないのですが、せっかくのクルージングが“貸切”で、船長さんや船会社には気の毒なところもあり・・・。もちろん、時間帯や曜日によっては活況を呈するのでしょうから、全体としてはバランスが取れるのでしょうが・・・)。




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さて、クルーズ船の乗り場から、いそいそと門司港駅に移動します。
乗車予定の列車は、17:57発の普通柳ヶ浦行きです。

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港から駅までの道の途中に、ひっそりとこんな石碑が・・・。
レトロエリアにある“バナナマン人形”が目立ちまくっている(インスタ映えスポット的な意味で・・・)ことと比べると、著しく対照的ですね・・・。


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クルーズ船を降りたのが17:45頃で、微妙に焦ったのですが、船の乗り場から門司港駅までは歩いて5分もかかりませんでしたので、どうにかこうにかセーフ。

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811系のリニューアル車と813系の併結でしたが、どうせ乗るなら・・・

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813系の転換クロスシートに限ります
(811系も原形の転換クロスシート車であれば申し分ないのですが、ロングシートに改悪されたリニューアル車はご勘弁蒙りたい)。

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九州独特の“市松模様のシートモケット”とも、これでお別れです・・・。

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円形になっている吊り手は、岡山電気軌道の9200形・MOMOに通じるところがあります
(どちらも水戸岡デザインなので、それもそうですか・・・)。

ちなみに、少々急いで、この門司港17:57発の列車に乗り込んだのは・・・


次の列車では小倉駅からのフェリー連絡バスに遅れる可能性が高い


・・・ためです。
夕ラッシュ時のくせに、この列車を逃したら次は18:21発までありません。

ローカル線ならばまだしも、政令指定都市の北九州市内、九州で最も重要な在来線である鹿児島本線にして、この扱いは“あんまり”だと思います
(実際には、16~18時台の“列車本数”そのものは(平日ダイヤであれば)1時間に4~5本確保されているものの、この列車と次の列車だけ妙に間隔が空いている・・・という理由もあるのですが・・・)。

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転換クロスシートに身を委ねること15分ほどで、小倉駅に着きました。


「その22」に、つづきます・・・)
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コメント

KT

No title
別の記事で小倉~門司港、小倉~下関が減便になったことを記しましたが、時刻表を眺めていて気付いたこと、以前乗った時のことを思い出したので記します。

・小倉~下関
かつては、下関から東側を走る山陽線列車よりも本数が多かったのですが、昼間はなんと似たような本数となっています。下関から東側は会社が違いますので昨年春には特に減便となっていないため、なおのこと関門区間の減便が目立ちます。
なお、輸送密度は新山口~下関で7977人/日、下関~門司で18795人/日と、新山口~下関の下関寄りがもう少し利用者数が多いとはいえ、下関から見て門司側のほうの利用が多いのは間違いないと考えます。
https://www.jrkyushu.co.jp/company/info/data/rosenbetsu.html
https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/data/pdf/data2017_08.pdf

・小倉~門司港
管理人さんの乗った便は7両でよかったですね。小倉からは帰宅ラッシュのため混雑すると思いますが。
休みの日の昼間に何年か前に、この区間で乗りあわせた便はわずか2両(下り、福北ゆたか線まわりの博多行き)でした。始発の門司港でほぼ満席、門司~小倉はラッシュ時並みの混雑だったのを思い出しました。
さすがにこの区間の2両は減便と引き換えにほぼなくなったと思いますが、3両はある程度ありそうな気がします(日豊線の昼間は3両編成単独、鹿児島線の小倉~鳥栖は4両以上で、3両編成はほかの編成をつなぐ)。

キモプアの紙

小倉~下関
KTさん、コメントありがとうございます。

>輸送密度は新山口~下関で7977人/日、下関~門司で18795人/日と、新山口~下関の下関寄りがもう少し利用者数が多いとはいえ、下関から見て門司側のほうの利用が多いのは間違いないと考えます。

私の実感としても、そのとおりですね。
関門間は県境を越えているわけですが、関門海峡の「短さ」もありまして、旅客流動はかなり活発という印象を、いつ乗っても受けます。輸送密度で具体的に示されると、説得力がありますね。

> ・小倉~門司港
夕ラッシュ時の列車だったので、811系と813系併結の長大編成で、やれやれでした(それでも、改札に近い811系側は、ほぼすべての座席が埋まっていましたが・・・)。

また、筑豊本線(福北ゆたか線)に直通する列車は、鹿児島本線でも2連で走っていますが、あれに当たったら嫌がらせ以外の何ものでもないというのは、まったく同感です。
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lp82145

“令和”への改元を機に、これまで以上に“埋没”する微妙なブログを目指してまいります。こんな“ネット世界の辺境”にまでお越しくださいましたみなさま、誠にありがとうございます。

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