山陰一筆書ききっぷの旅(「その⑦」)、夢の(?)デハニ50形体験運転

「その⑥」の、つづきです・・・)

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松江しんじ湖温泉から一畑電車に揺られて、雲州平田駅に着きました。


この駅で降り立ったのは・・・



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これに参加するためだ!



・・・ということで、昨年になって初めて存在を知りまして、「次に山陰に来るときは絶対に参加するのだ」と、勝手に心に決めていた、


デハニ50形体験運転

に、参加です。


(ちょうど台風21号が去って行った直後で)しばらくは台風予報を眺めてはやきもきしていたのですが、台風は直前に過ぎ去って、どうにかこうにか開催されることになって、やれやれ・・・

ちなみに、私は参加の1ヶ月ほど前に申し込んでおいたのですが、一畑電鉄から送られてきた“ご案内”には、「所定の時間までに雲州平田駅にやって来てね(意訳)」とのみ書かれており、駅のどこで待っていたらいいのかは書かれていませんでした。

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特に待合室や駅構内に案内掲示があるわけでもないので、待合室にいればそのうちどうにかなるだろう・・・と思っていたら、駅事務所から社員さん(アテンダントさん)が出てこられて、「体験運転お申し込みの○○さんですか?」・・・ということで、お声がけいただくというシステムだったようで・・・。

なお、この日は金曜日の“1日コース”(初めての参加者向けの、講習+運転体験のコース)に申し込みました。
参加費として13,000円を要しまして--事前に銀行振込で支払っているので、当日その場での支払いは不要--、これが往路の山陰本線で部分的に特急料金をケチっていた理由です・・・

土日祝日に比べると金曜日の方が空いているであろう・・・という判断・・・以前に、金曜日でないと参加できなかった・・・という事情でこの日に参加しましたが、金曜日でも開催してくれているのは地味にありがたいところです。


ちなみに、この日の参加者は、私だけ・・・かと思ったら、もう1人いました・・・。
金曜の平日に休みを取ることができる人、いるところにはいるんですね・・・
(なお、講習後のお昼休みに世間話してみたところ、私と同じように関西から来られたそうで、何の職業かは聞きませんでしたが、「夜行バスできて、夜行バスで帰る」・・・って、(見たところ私と大して歳に変わりはなさそうでしたが)元気ですね・・・(私にはそんな“強行軍”、無理・・・))。




さて、まずは雲州平田駅のホーム上で、修了証に貼付する写真撮影。

ふだん、


自分の写真を撮ってもらうことがない
(私は“撮る”の専門です・・・)


・・・だけに、気恥ずかしいやら新鮮やら・・・


その後、アテンダントさんの引率のもとで、構内~車庫を横切って、講習会場となる建物に移動します。
そうして、講習のお時間です。


ふだんは“(ゆかいなバイト講師として)教壇に立つ側”の私ですが、今日は“聞く側”です
これもまた新鮮・・・。

さらに、ベテランの運転士さんの講義というか語りが、これまた“うまい”
(それだけ、場数を踏んでいらっしゃるのでしょうが・・・)。

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一応鉄ヲタの端くれとして、電車の動くしくみ、電車を停めるしくみは理解していたつもりですが、“知識”と“やってみる”では大違いですね。
講習参加者にはごらんのとおりブレーキハンドル--廃車発生品の“実物”--が貸与されますが、油の香り漂い、重々しいハンドルを回すと、“気分”は高まってきます。

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銘板を読んでみると、

ウエスチングハウス式空氣制動装置

“昭和2(1927)年11月製”・・・ということは、

製造後“90年”を経た代物・・・ということになります。


実際に運転するデハニ50形の運転操作の講習もさることながら、個人的に一番面白かったのは、一畑電車の運転士養成事情と、動力車操縦者免許の試験問題例だったりもします。
運転士は自社線区で養成しているのか・・・と思ったら、大手私鉄に委託しているんですね・・・。
“効率”を考えると、そうする方が合理的なのも否定はしませんが
(そして、委託先によって養成費用が大きく変わってくるという話が、これまた生々しかったです・・・)。

また、動力車操縦者免許の試験問題・・・パッと見てヲタでも理解できるようなものもあれば、「なんやそれ」というものもあり・・・。
技術・技能はもちろんのこと、専門知識がなければ動力車操縦者免許を得られないという、当たり前の事実を確認した次第。

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講習後は、限られた区画とはなりますが、講師役の運転士さんとアテンダントさんの引率のもとで、車庫を見学することができました。
ラッピングにかかる費用の話・・・が、面白くも生々しかったです・・・(思ったより費用がかかる的な意味で・・・。そして、広告主が一部しか費用を出してくれないというのが・・・)。




講習が終わると、お昼休みです。
“1日コース”(11時-15時)に参加する場合、昼食時間を間に挟むこともあってか、お弁当が参加費に含まれています。

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“デハニ運転体験記念弁当”という掛け紙に、思わずニヤリ・・・。

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中身は、地元の特産品がぎっしりと詰まっていました。
味はあっさりとしていて美味しかったのですが、燃費の悪いワイドボディにとっては、量的には少し物足りないところか・・・(いや、痩せろよ!)。


昼食が終わると、13時の体験運転開始まで待機時間なのですが、“ついに”というか“とうとう”というか、外は本降りの雨になってしまいました。
そして、傘は預けた荷物--最初の受付の段階で、私の大荷物(?)は駅事務室に預け入れられていて、手元にありません--のなか・・・ということで、外に出るわけにも行かず、室内の展示物を眺めていました。

多くの人達が体験運転に訪れ、感嘆していることは伝わってきました・・・。




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さて、昼休みが終わりまして13時前、駅舎というか社屋で食事を終えたのであろう、講師役の運転士さんとアテンダントさんに誘導されて、いよいよデハニ50形のもとに向かいます。

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出雲大社前駅で静態保存されているデハニ52号と同形のデハニ53号です。
もっとも、こちらは体験運転用で、もはや本線を走らないとはいえ、動態保存されていて“生きている”車両です


足回りからは漂ってくる油の香り、(試運転か慣らし運転か)講師役の運転士さんが動かした直後で熱気を発する足回りと車体・・・。
やはり、“静態保存車”と“動体保存車”のあいだには、決定的な壁がありますね・・・

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運転席。

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にぶく光るマスコンやブレーキハンドル、そして“動く計器”・・・紛うことなき“生きている車両”です。

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一応、運転席にも操作方法についての説明は掲示されています。
もっとも、これを見ながら運転するような余裕・・・ないんですけどね・・・。

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ともあれ、この運転席が、“夢”を一瞬だけ叶える場となります・・・。

まずは、何度も運転されているというアテンダントさんによる模範運転。
ご本人は謙遜されていましたが、停止位置・衝動ともに“プロ級”でした。
やはり、こういうのは“場数を踏む”ことが重要なのでしょうか・・・。

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ちなみに、体験運転に際しては、ノッチオフする位置、ブレーキをかけ始める位置、停止位置については、体験運転線に設置された標識が目印になります。
とはいえ、当たり前ですが--“電車でGO!”だとか、“Train Simulator”だとかのように--残り距離が表示されるわけではありませんので、そこは“目”がモノを言います
(もっとも、真のプロは標識を眺めるのではなく、周囲の風景を大づかみに掴むことで、ピタリと停止位置に停めるのでしょうが・・・)。

アテンダントさんから講師役の運転士さんがハンドルを引き継いで、体験運転用の停止位置から、体験運転線の端まで車両を移動させます(ちなみに、体験運転線は本線とは完全に切り離されています)。
そうして、車庫まで運転士さんが模範運転・・・と思って眺めていると・・・


では、○○さん、1回目の運転行ってみましょう。


え、ここで?!


・・・ということで、心の準備(?)が不十分なままに、ブレーキハンドルを渡されて、反対側の運転台へ移動します。
運転席について、ブレーキハンドルをさし込み・・・


前方よし
出発進行(with指差確認)
汽笛吹鳴


ブレーキハンドルを緩めて、ノッチオン
(ちなみに、吊りかけ駆動の直接制御車ということもあって、発車時の衝動を軽減するノッチオンのやり方にも工夫が必要なようで・・・)





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(以下、体験運転線走行中の画像は、もう1人の参加者が運転している際のもの。そりゃ、私が自分で運転しているときには撮影どころではありませんから・・・)

おお、動き出した!


いや、ノッチオンしたら動き出すのは当たり前なのですが、


自分の操作で動いている




・・・というのが、快感なんですよ。

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ゆるゆると加速していくと、ノッチオフ標識を通り過ぎましたので、ノッチオフ。
しばらく惰行すると、ブレーキ標識を通り過ぎましたので、ブレーキ・・・って、


自動空気ブレーキ、難しすぎ・・・

(思えば、“電車でGO!”でも、自動空気ブレーキ車(路面電車)を運転する“旅情編”だけは操作性に癖があったものですが、実車はそんな甘いものではない・・・

結局、

停止位置標識を通り過ぎ
しかもカックンブレーキ・・・



・・・という、アレな運転
まあ、1回目だし・・・。




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車庫に戻りまして、エンドを交換して折り返し・・・。

今度は、せめて停止位置だけでもきっちりと・・・って、


停止位置はほどほど--といっても、数十センチは“ずれて”いたのでしょうが--なるも、カックンブレーキ。

自動空気ブレーキで衝動なく停車するためには、ブレーキの抜き方にコツがあるのでしょうが・・・最初からうまくできたら苦労しませんか・・・。


体験運転線の1往復を終えると、もう1人の参加者の方に交代です。
やはり、カックンブレーキ・・・と、苦労していました。




そして、再度交代しまして3回目(2往復目の行き)。

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出発・・・進行!

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ノッチオフ。

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ブレーキ開始。

今度は衝動を抑えて停めよう・・・って、


停止位置のはるか手前で停まってもうた・・・。

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再度エンドを交換しまして、最後の運転となる4回目(2往復目の戻り)。



・・・停止位置の前で停まったうえに、カックンブレーキ
(どっちもダメになったではないか・・・)




GAME OVER
(・・・と、“電車でGO!”ならなっているところ・・・orz)




いやまあ、凡人に最初の挑戦から完璧にできれば誰も苦労しないのでしょうが、1回とて“決まった!(ドヤァ)”・・・という運転は“なし”・・・

それが、“現実”なのかもしれません・・・。

ちなみに、以前某鉄道誌に連載されていた運転士さんの回顧録で、

定時運転
停止位置への停車
衝動なしの停車


・・・の、

どれか一つだけならば容易である。
二つ同時となると難易度が一気に上がる
三つ同時となると神業が要求される


・・・という(趣旨の)ことが書かれていた記憶がありますが、なるほどごもっとも・・・
(いや、素人にとっては“ひとつだけ”でも十分に難易度が高いのですが・・・。そして、この体験運転ではふだんは運転時刻の計測はないわけで、そこまで計測されていると、もっとガタガタだったことでしょう・・・)。

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ともあれ、夢のような体験は、あっさりと終わりを迎えます
(ちなみに、どんなコースで申し込んでも、基本的には体験運転線を4回運転(2往復分)となります)。

最後の車庫への戻りは、もう1人のアテンダントさん--この方は今回が最初の体験だそうで--が運転しましたが、手前で止まっていましたので、やっぱり最初からはうまくいかない・・・のでしょうね。





全員の体験運転が終わりますと、参加者、講師、アテンダントさんが集まってデハニ53号の前で記念撮影のお時間です。
やっぱり、“撮られる”側には慣れない・・・と思う私なのでした・・・。

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記念撮影後は、デハニを自由に撮影していいですよ・・・ということでしたので、急に元気になって(?)撮影のお時間です。

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銘板。
上の製造プレートは字が薄れていますが、昭和4(1929)年製です。
なお、同型車のデハニ52号(出雲大社前駅で静態保存)は、1年古い昭和3年製です。

下の改造プレートは、荷物電車化された際のものでしょうか・・・。


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車体こそ鋼製ですが、内装は木材が多用されています。
よくある“木目調”ではなく、“リアル木製”というのが、古き良き時代の名残です。

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床も木製です。
しみこんだ油のにおいが、“生きている車両”であることをこれでもかと語りかけてきます。

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現役時代晩年はお座敷電車となっていたそうですが、引退して体験運転用になった際--厳密に言うと、映画“Railways”に登場した際--に、ロングシート化されたそうです。

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吊り手。
そういえば、何気に照明は“蛍光灯”なんですね・・・
(現代のご時世では、白熱灯を集めてくることも難しいのか・・・)。




結局、この日は参加者が少なかった・・・ということで、予定の15時よりも大幅に早く、13時半過ぎには終了となりました(ちなみに、土日祝日に比べると、やはり金曜日の参加者は少なめだそうです・・・)。
おそらく、15時終了というのは満席の参加者が集まることを想定しての時間なのではないかと思われます。

時間に余裕があるなら、追加料金を払ってさらに運転をさせてくれると・・・と、一瞬思わないでもありませんでしたが(そういう追加料金なら喜んで出しますよ!)、それを認めてしまうと「ブルーリボン快速プラン/エバーグリーン快速プラン」(2泊3日でひたすら運転を重ねる特別プラン)の存在意義が怪しくなるので、「1回の体験運転で体験運転線2往復(4回運転)」という基準は厳守されているのでしょうね・・・。

・・・ということで、図らずもその後の予定が空きました。
手元には、体験運転参加者に対する特典である「1日フリー乗車券」がありますので、せっかくここまで来たことですし、昨年はお参りできなかった出雲大社にお参りして帰ることにしました
(後から振り返ると、この判断がその後の運命を大きく変えてしまうのですが・・・)。

とはいえ、データイムの一畑電車は“1時間に1本”ですので、次に乗車する電車までしばらく間隔が空きました。

その間は--外は雨模様ですし--待合室で待っているしかないのですが、同じ参加者の方と「なかなか難しいもので・・・」といった世間話をしているうちに、電鉄出雲市行きの7000系がやってきました。

アテンダントさんに見送られて、雲州平田駅を旅立ったのでありました・・・。




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・・・ということで、昨年来の“宿願”であった、デハニ50形体験運転の記録でした

まずは、

(参加費さえ支払えば)誰にでも広く体験運転の機会を提供する

ことは、絶賛に値すると思います。
もちろん、全国各地の鉄道イベントで“実車の体験運転”が行われること自体は珍しくないのですが、

日程的に著しく機会が限られる
(仮に開催されても大人に用はないといわんばかりに)子供に限定される


・・・というパターンが多いのです。



それを思うと、

(空きがある限りで)参加費を支払えば“誰でも”体験運転ができる
毎週金・土・日(+祝日)と、開催日が多い

(年末年始等、開催除外となる日も稀にありますが・・・)

・・・という、デハニ50形体験運転の“ありがたみ”は際立っています。


もちろん、経営の苦しい一畑電車のこと、“増収策”という側面もあるのでしょうが、


一畑電車:増収につながる
体験運転希望者:実車を運転するという得がたい経験ができる


・・・と考えると、これを“Win-Winの関係”と言わずして何という・・・というものですね。


初回(講習必須)については、総費用13,000円と、端から見れば“お安くはない”のかもしれませんが、“実車を自分の手で運転できる体験=プライスレス”というのが、私としての実感です。


他方で、出雲地方はそれなりに遠くて、そう気軽に行くことができるわけではないので、2回目・・・3回目・・・となると、大変であることも事実です・・・
(実際に、複数回の体験運転をするとデハニの車庫にネームプレートが掲示されるのですが、私が体験運転24xx人目・・・ということを思うと、2回目以上の参加者(リピーター)は、1~2割程度というところでした・・・。ちなみに、回数のトップを突っ走る方は1000回を超えたそうですが、体験運転とばたでんに惚れ込んで出雲に拠点を移したのだそうでして、それくらいしないと回数は重ねられませんよね・・・)。


私としては、是非に2回目・・・といいたいところですが、さて次はいつになるのでしょうか・・・。

そして、動態保存状態で体験運転のみに使用されているといっても、デハニ53号は還暦はおろか古稀、喜寿、米寿を超えて、“卒寿”を控えた車両です(昭和4(1929)年製)。
したがって、状態の維持や保守には相当の苦労が生じているわけで、いつまでも元気でいてほしい・・・と、願うばかりです

また、これからもしばらくは、多くの“運転士になれなかった大人たち”(いや、中学生や高校生も参加できますが・・・)の“夢”を叶えるべく、走り続けてほしいものだ・・・と
(せめて、私が2回目の体験運転に行くときくらいまでは・・・)、


雲州平田駅から川跡駅へと向かう7001号の車内で、そんなことをつらつらと思っていたのでありました・・・。

「その⑧」に、つづきます・・・)
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No title

体験運転とはうらやましい限りです。
吊り掛け電車自体が僅かな存在ですので、その音も楽しまれたのではないでしょうか。

ところで車内写真見ますと、バス用と思しきつり手が付いているのですね。
また蛍光灯は直流電源によるものかと思われますので、LED化など到底ムリ。
斯様な小物類、応用利くものは流用したり長年のストックで対応しているのでしょうね。

旧型電車

この電車の正面からの写真を見て、90年ごろまでの伊予鉄道を思い出しました。
特に夏、駅に向かってくるのが正面が3枚窓の電車だと遠目に分かるとガッカリしたものです。303番だけは外観と走行音が異常に不釣り合いで、不気味な電車だと子どもながらに思ってました。
(逆に正面に「冷房電車」のボードがある800型だと嬉しかったですね)
しかし今となっては懐かしいもので、車内の映像や走行音がYoutubeにアップされてないか見てみたのですが、今ほどには録音機器を誰でも手軽に持てる時代ではなかったためか、あいにく存在していないのが残念です。
ちなみに内装はこの一畑の電車に勝るとも劣らない、今なお健在な市内電車の51~60番あたりと同じ木造だったような・・

体験運転

ねるねるさん、コメントありがとうございます。
やはり「実車を自分の手で動かす」というのは、たとえ本線から切り離された体験運転線という限られた場面であるとしても、格別でした。
吊りかけ電車については、路面電車では割と残っていますので(地元の伊予鉄道にしても、京都の嵐電にしても)そこまでレア・・・とも個人的には思わないのですが、「本線仕様の車両」となりますと、確かに全国レベルでもごく限られてくるのかもしれません。実際に、一畑電車でも現役で本線を走る車両には吊りかけ電車、いませんからね・・・。

(都市部からは)少し遠いのが難点ですが、近くに行かれることがありましたら、ねるねるさんも是非体験してみてください。

> ところで車内写真見ますと、バス用と思しきつり手が付いているのですね。
バス用かどうかまでは確認しませんでしたが、吊り手については製造時のものではなく、後付けだそうです(ロングシート化と軌を一にして取り付けられたとか・・・)。本線車両の廃車発生品でも使っていたのか・・・と何気なく思っていたのですが、新しさや形状からすると、確かに「バス用の転用」という見方も、できそうです。

> また蛍光灯は直流電源によるものかと思われますので、LED化など到底ムリ。
確かに、そうかもしれません。むしろ、デハニの照明がLEDだと、却って“引いて”しまいますね
(欲を言うならば白熱灯であれば・・・というところですが、入手が難しいのでしょうね・・・)。

Re: 旧型電車

KAZさん、コメントありがとうございます。
そうでしたね、京王から中古車を大々的に導入するまでの伊予鉄(郊外線)は、旧型電車の楽園でした。

他方で、ご指摘の伊予鉄300系は、半鋼製のレトロな車体でありながら、足元からはつりかけサウンドが聞こえて“こない”珍車で、(原理についてよくわからなかった子供時代であっても)「コイツは何か違う」と思っていたものでした。
そういう特殊な車両だったからか、足回りだけは近代化されていたからか、他の旧型車が廃車になった後もしばらく生き残り、運用を終えた後も、長きにわたって古町駅に隣接する車庫に留置されていたことを、今もぼんやりと覚えています
(Wikipediaで調べてみたところ、運用されていたのが2000年頃までで、2008年までは留置されていたようです。案外遅くまで生きのこっていたんですね・・・)。

> (逆に正面に「冷房電車」のボードがある800型だと嬉しかったですね)
これまた懐かしい・・・。初めて“冷房電車”に乗ったときは、これがこの世の天国か・・・と、勝手なことを思ったものでした。そして、エアコンがうるさいことと、走行音が静かなことにも衝撃を受けたものです(今となってはつりかけサウンドのウンガーが懐かしいのですが・・・)。

> しかし今となっては懐かしいもので、車内の映像や走行音がYoutubeにアップされてないか見てみたのですが、今ほどには録音機器を誰でも手軽に持てる時代ではなかったためか、あいにく存在していないのが残念です。
300系の走行音、youtubeに挙げている人がいるようです。ご参考までに(全区間ではなくて少し短いですが・・・)。

https://www.youtube.com/watch?v=nG5Idl0ILYE

「そうそう、旧型電車からこの音というミスマッチ!」・・・と、懐かしくなりました。

乗り物の運転体験、クーラーのなかったころ

運転させてもらえる電車は昭和4年製造とのことで現在は定期列車として運用されていないようです(そういえば、松山市内の古い路面電車やバスも木の床ですね、外側だけは色を塗り替えてますが)が、本物の電車ということで、ショッピングセンターの遊具とは比べ物にならない体感ができたのだろうと思います。

■古い車両の運転体験
個人的にはせっかく運転するなら新しめの車両を、という気がしますが、新しい車両は本来の目的に使うのでこういった体験運転に供するわけにはいかないのでしょうね。
普段日常の足として利用する分には新型のほうが良いですが、ここまで古いとそれはそれで客寄せ効果があるのでしょうね。ここまで維持管理するのも大変だろうと思います。

■大型車両の運転体験
電車だけでなく、バス・トラック・パワーショベル・移動式クレーンとかの大型車両の運転体験もないのだろうかと思い調べてみました。免許不要なケースもあるものの、所定の免許が必要なケースがけっこうあるようでした。そういう意味では一畑電車の体験運転は、資格面でのハードルが低いのは注目するところかと思われます。

■クーラーのない電車
皆さんのコメントより、かつては電車やバスにクーラーがなかったころを思い出しました。
私が関西に昭和60年代に引っ越ししたときに、引っ越す前の地域(一応県庁所在地でした)の国鉄は在来線のほとんどの列車にクーラーがなかったことと、京阪神の国鉄にはクーラーがほぼ完備されているうえに快速電車ですら2種類(新快速と快速、どちらも速いですが追加料金は不要)、普通電車を入れたら3種類もあり本数も多いことを知り、当時は幼稚園児でしたが都会はそれまで住んでいた地域と全く違うところだと思い知らされたのを思い出しました。

Re: 乗り物の運転体験、クーラーのなかったころ

KTさん、コメントありがとうございます。
このデハニ53号、私が乗ってみた限りでは、その気になれば本線を走らせることもできそうなものですが、現代の保安基準に適合しないということが、大きなネックになる(実際に、講師役の運転士さんから「デハニ本線引退」の理由として説明されたのはこの点でした)ようにも思われます。

ちなみに、伊予鉄市内電車で最古参となる“51号”は、大元をたどれば昭和26(1951)年製です。
冷房化改造されているとはいえ、木の香り漂う車内の雰囲気はいいものです。他方で、より車齢の新しい--といっても、半世紀レベルですが--モハ50形の後期車から(2100形や5000形に置き換えられて)廃車されているのは、軽量車体ゆえに劣化が早く来ているから・・・という説もあります(真偽は定かではありません)。たしかに、モハ50形の初期形、いかにも頑丈そうではあります。

> 個人的にはせっかく運転するなら新しめの車両を、という気がしますが、新しい車両は本来の目的に使うのでこういった体験運転に供するわけにはいかないのでしょうね。
それが、現用車両(ふだんは本線を走行している車両)を体験運転できる機会もあるのですよ(一畑電車では「プレミアム体験運転」と銘打っています)。ただ、人気は極めて高く、(平成30年度であれば)4回開催されますが、私が見た限りでは毎回盛況(おそらく、抽選までしている)なようです。
個人的には、一畑2100系(もと京王5000系)の運転をしてみたいところですが・・・。

> ■大型車両の運転体験
一畑電車の場合は、本線から切り離された体験運転線を整備しているということが、参加のハードルを下げるうえで大きな意味を持っているものと思われます(逆に、バスや大型車両では、公道から切り離された場所を確保するというのが、ハードルが高いところなのかもしれません(所定の免許の所持者に限定すれば、問題にならないのでしょうが・・・))。
ちなみに、一畑電車の体験運転が開始されるまでには、運輸局との面倒極まりないやりとりがあったそうですが、鉄道の場合は「免許を所持していない人が“絶対に運転してはいけない”という記述が法令や省令にない(もちろん、構内や工場等で鉄道会社の作業員が運転することを想定してのことなのでしょうが)」ことから、突破口を見出していったそうです。

> ■クーラーのない電車
冷房化は、大手私鉄>国鉄(もちろん、都市部が早く後から地方部に波及)>地方私鉄・・・という順序で進んでいったものですから、地方住まいであると「夏には窓が開いた列車が当然」だったものでした。
昭和から平成に変わる頃がひとつの分水嶺で、今では地方私鉄や第三セクターでも、「非冷房車」の方が稀になってしまいました(北日本を除く)。
私もはじめて関西圏に出てきたときには(記憶のある限りでは小学生の頃?)、本数も多ければアコモデーションのレベルも高ければ、(松山と比べると)人が多かったことに、衝撃を受けたものでした・・・
(今では、松山に戻って伊予鉄に乗ると、「この距離でこの運賃かよ+ICOCA使えないのかよ」ということに、驚かされますが・・・)。
プロフィール

キモプアの紙

Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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