剣山10号・リニューアルゆうゆうアンパンマンカー

「ごめん・なはり線 快速5837D~後免駅~南風20号」の、つづきです・・・)

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「南風20号」で四国山地を駆け抜けて、阿波池田駅に着きました。

次に乗り継ぎますは・・・





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コイツだ!

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(逆サイドは、前日に乗車した「剣山7号」乗車時に徳島駅で撮影)

昨年の秋にリニューアルされて、ただでさえ派手な車両が・・・


真っ黄色+デカデカと描かれたアンパンマン&ばいきんまん


・・・となりました、“ゆうゆうアンパンマンカー”で、ございます。

もともと存在感があるというか、目立つ車両ではありましたが、ベースカラーが青色から黄色に変わったことによって、さらに“インパクト”が増しました

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前日に「剣山7号」に乗車したときには、先頭展望席が自由席でしたので、少し早めに並んで展望席の旅としました
他方で、上りとなる「剣山10号」では、先頭展望席は指定席となります。

それ以前に、前の日に眺めた前面展望を--下り列車と上り列車では、また“見え方”が変わってくることも否定はしませんが--続けて・・・というのも、些か芸のないところです。

・・・というわけで、本日は親子連れに混じって・・・

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腐れ中年おひとりさま、ゆうゆうアンパンマンカーに突撃す
(このときは、ひとりで乗っていたのは私だけで、あとはすべて親子連れ(時折祖父母)でした・・・場違い感が半端ない・・・orz)。

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もっとも、場違いであることを承知でこの車両を指定することには、きちんと理由があります。
この“ゆうゆうアンパンマンカー”・・・車両表記は“キハ186-2”

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(普通車扱いの割には)堂々たる座席、

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シートピッチも広いです。

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フットレストは回転式。

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アームレストにはモケット張り(普通車ではまずあり得ない)・・・。



・・・ということで、普通車指定席扱いとはいうものの、キロハのグリーン室の座席をそのまま利用した“隠れグリーン車”なのです。

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(前日の「剣山7号」にて撮影)
ちなみに、普通室部分は座席がすべて撤去され、プレイルームとなっています。

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プレイルームとデッキの境界。

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もと・グリーン車といえども、キハ185系の特徴である個別空調は抜かりなく装備しています。
酷暑の夏の旅のこと・・・ありがたいです。

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実際に、(同じ横四列とはいうものの)前後を固めるキハ185形の座席とは、一味もふた味も違う掛け心地を提供してくれます。
横幅の狭さを除けば、この座席、国鉄時代のグリーン車の“集大成”だけあって、案外完成度の高い座席なのではないかと、常々思うところです。

周りの親子連れからすれば、“場違い”極まりないのでしょうが、「四国グリーン紀行」の正当な権利として事前に指定券の発券を受けて乗っているのですから、堂々としていればいいだけです
(まあ、周りのおとうさまおかあさま方--この人たちの方が自分よりも若いであろうことに、寄る年波を痛感せずにはいられない・・・orz--からすれば、我が子が喜んでいるのが一番であって、誰が客室にいようと知ったことではないのかも、しれません・・・)。

実際、走行中は多くの親たちがプレイルームの方に行ってしまうので、座席に座っている限りは案外平和なものだったりもします。

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それにしても、“元・グリーン車”--今でも座席そのものはグリーン車のものですが--とはいうものの、ここまで徹底的に改装されてしまうと形無しです・・・。
背面テーブルを出すと、ばいきんまんとドキンちゃんが“こんにちわ”。

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天井には、“ゆうゆうアンパンマンカー”が走行する徳島線と高徳線の主要駅が記載されています。

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日よけも“ごらんのありさま”です・・・。

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床もにぎやかです。

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分別する気などさらさらないゴミ箱が、国鉄くおりちーです。


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そして、忘れてはいけない“やなせたかし氏の直筆サイン”
16年前のサインとはいうものの、保存状態は良好です。




さて、昨年秋のリニューアルにより、外観が激変したことに加えて、車内販売スペースができていました
(画像はありません。あしからず・・・)。

どこにつくるのだろう・・・と思っていたのですが、順当に(?)それまでのベビーカースペースが撤去されて、売店スペースに化けていました(位置的には、やなせたかし氏の直筆サインの反対サイドになります)。

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車端(デッキ上)の乗務員室か多目的室--かつての車掌室--を売店スペースにするかとも思ったのですが、こちらは変わっていませんでした。

とはいえ、スペースにかなり限りがあるため、“瀬戸大橋アンパンマントロッコ”号の売店に比べると、かなり大人しいという印象でした。


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そうこうするうちに発車時間となったようで、16:32に列車は動き始めました。
国鉄時代は割とよく見かけた折戸ですが、JR世代の特急形では採用例がほとんどありませんね・・・。


さて、ふだんは土日祝日に限って運転される“ゆうゆうアンパンマンカー”ですが、夏休み中は平日も含めて毎日のように運転されます。

高松駅から乗車できる「うずしお9号」の“ゆうゆうアンパンマンカー”が年間を通してもっとも混雑率が高いようですが、徳島線の「剣山」号でいうと、昼下がりで時間が早めの「剣山5号~8号」が混んでいることが多いようです。
逆に、“ゆうゆうアンパンマンカー”としては最終となるこの「剣山10号」は、夕方の半端な時間ということもあってか、“ゆうゆうアンパンマンカー”としては比較的空いていることが多いのですが、この日は妙に混んでいました
(JR四国公式の空席情報で“△”表示)。

まあ、そういうこともあるのでしょう。
実際に、車内の座席は7割方“荷物”で埋まっていた--要するに、荷物だけ置いて、プレイルームに親子ともども出かけているだけ--くらいですし。

もっとも、子どもたちの喧噪は仕切越しにプレイルームから聞こえてくるくらいなのですが・・・




“洗脳”しにかかっている、大音量で流れるアンパンマンソング



・・・が、(車内放送をしている時以外は)常時車内に流れているという、この現実・・・。

まあ、この車両は“そういう”車両ですからね・・・。

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そんな“主流”の親子連れとは無関係に、優雅な(?)独り旅の身は、座席に身を委ねて時を過ごします。
天井からはアンパンマンソングが絶え間無く流れてくるけどな!

そうこうしているうちに、車内検札を兼ねて、車掌氏が乗車記念証を配布しにきました。
自席に戻った親たちに、「お連れのお子様は何人でしょうか?」と聞いて回り、子どもの人数分の乗車記念証を配布していくのですが・・・さて、私の場合…

「お連れのお子様は何人でしょうか?」
「・・・いませんよ」






あっ・・・(察し)



・・・と、車掌氏が思われたかどうかは定かではありませんが、ヲタが“おひとりさま”で乗っているのも珍しくないのでしょう。


「よろしければどうぞ」


・・・と、記念乗車証を私にも配布してくれました。ありがとう!
(もちろん、抜かりなく車端のスタンプ台でスタンプを押して帰りましたよ!)




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さて、ところどころでは吉野川を眺めることができる「剣山」号ですが、指定券の発券を受ける際に私が間違って思い込んでいたおかげで、山側の席にアサインされてしまったという、この現実。

吉野川を眺めることのできる区間は短く、吉野川が見えなければ車窓に大差はありませんので、まあいいんですけどね・・・。

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そんな“ゆうゆうアンパンマンカー”の旅も、実は1時間ちょっとでおしまいです。
最後の停車駅となる蔵本駅を出ると、徳島の市街地に入ります。

アンパンマン(の中の人)による車内放送に送られて・・・

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17:44、終点の徳島駅に着きました。
ちなみに、夕ラッシュ時ということもあってホームに余裕がないからか、乗客を降ろすと“すぐに”--冗談抜きで、到着したと思ったら数分で--徳島運転所に引き上げていきます。

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器用に転線して、徳島運転所に入庫。

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ここで、前後を固めていたキハ185形から切り離されます。
やがて、別のキハ185形と連結されて、高徳線最終の上り特急となる「うずしお32号」で、高松へと回送されていく、という次第です。

このような事情により、“ゆうゆうアンパンマンカー”の運転日の「うずしお32号」にはキロハ186-2が連結されているのですが、営業の対象とはなりません。

わざわざ徳島運転所でキハ185形の入れ替えを行っているのは、「うずしお32号」が、(事実上は)徳島を拠点に運用されるキハ185系の(所属区となる)高松運転所への入庫を兼ねているから・・・と思われます。

それにしても、かつては四国で特急車両が配置されていたのは高松運転所だけだったのですが、2000系の登場以降、運用の利便性も踏まえて松山・高知両運転所にも特急車両が配置されるようになりました。
しかし、徳島運転所には頑なに特急車両が配置されませんね・・・。
“どうして”なのかまでは、よくわかりませんが・・・。

「徳島駅~うずしお26号」に、つづく・・・)
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No title

同じ185の形式を持つ、185系電車と造作が似た部分もありますね。
網棚とか、くずもの入れ周りなど。
久々特急電車として三島から東京まで乗車しましたが、モーター音の雄叫びは国電そのものですw

ところでキロハの座席ですが、蹴込部分が空いているのとそうでないのが混在していますね。
シートピッチが狭い車輌だと前席下まで足伸ばすのに有難い存在なのですが、G車ならフットレストで全て足りますでしょうか?

キハ185系

ねるねるさん、コメントありがとうございます。
東の185も西の185も、「急行列車の格上げ用(急行形車両の運用を引き継ぐ)」、「(運用によっては)普通列車に入ることもある」といった共通点がありました(極端になると、キハ185系3100番台のように、普通列車専用に化けてしまったのもいました。また、今ではなくなりましたが、185系電車の普通運用に、東京→横浜間という短区間ながら、昔一度だけ乗ったことがあります。朝の下り列車だったので、空いていて優雅なものでした・・・)。

もっとも、東の185が(同時期に登場した117系との)あまりの格差の“なさ”に総スカンを食らったこともあってか、西の185は、2扉とはいうものの、一応は「特急形」として相応しい設備を備えて登場したものでした(逆に、特急シンボルマークは省略されましたが・・・)。

東西ともに、長きにわたって全車が健在であった185系ですが、東では急速に廃車と置き換えが進んでいるようで、最後の砦となっている「踊り子」号も、E257系による置き換えが発表されました。
どうやら、東の185の方が、先にみられなくなるようです。

他方で、西の185は・・・2000系に比べると酷使されていないこともあってか、なんだかんだいってもしばらくは現役であるような気がして、なりません(四国では、中途半端な位置づけであったキロハ186-1が廃車されたことを除けば、まだ全車現役です)。譲渡された九州でも、置き換えは後回しにされそうですね・・・。

> ところでキロハの座席ですが、蹴込部分が空いているのとそうでないのが混在していますね。
全然気がつきませんでした・・・(そこまで意識して記録していなかった・・・orz)。
もとキロハのロザである“ゆうゆうアンパンマンカー”の場合、もともとのシートピッチが広いので、私個人としては別に足元は気になりませんでした。他方で、普通車でシートピッチが狭い場合は、足元が広い方が確かにありがたいですね。
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Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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