京阪間“ガチ”大回り

去る4月に、大阪→京都間を、微妙に大回りして帰ったことがありました
(新今宮→天王寺→(関西本線)→奈良→(奈良線)→京都)。

今度は、思うところがありまして、その場の思いつきにより

“ガチ”大回り


・・・を、敢行してきましたので、そのときの記録です
(なお、6月18日に発生した「大阪北部地震」の直前の週末でした・・・)。




P6163648_R.jpg
・・・ということで、(ポンバシをフラフラして)新今宮から大和路快速に乗り込み・・・って、


前4両・奈良方面加茂行き/後4両・和歌山線五条行き


・・・とは、これいかに?


・・・近年のダイヤ改正によって、大阪環状線に直通する大和路快速が15分ごとに増発されたことは承知していましたが、そのためかJR難波始発の和歌山線直通快速列車が削減され、このように奈良方面へ向かう快速列車と併結されるようになったようで・・・。


・・・あれ・・・?



(分割される)王寺から先は、“わずか4連の大和路快速”



・・・ということで、6連や8連であれば王寺からだいたい座ることができるのですが、4連という嫌がらせのような編成のため、王寺を出ても車内は混雑・・・

法隆寺、大和小泉、郡山・・・と停まっても座ることができず、結局奈良駅に着くまで立ちっぱなしでした
奈良まで通しで乗車する立場からすると、4連大和路快速は“嫌がらせ”以外の何ものでもありません
(王寺駅で分割するにしても、せめて6+2連にできないものか・・・奈良所属の221系ならその編成も組めるでしょうに・・・)。

そんななか、しきりに“この列車は終点の加茂で関西線に接続します”・・・という趣旨のアナウンス。
さらに、奈良駅では奈良線の快速に接続するのはいいのですが、インバウンド客だとかなんだとかで、この快速が始発の奈良駅の時点で割と混んでいるわけですよ(それこそ、下手したら窓側席を確保できないレベルで・・・)。

そんなこんなで、奈良まで立ちっぱなしだったので自棄になった・・・というわけでもありませんが(あるのか?)、関西本線→草津線と、“ガチ・大回り”を敢行することにしました
どうせこの日は急ぎの用事も無く、後は帰るだけでしたし・・・。


P6163653_R.jpg
・・・ということで、さすがに奈良駅で大量に降りて座席にありつける程度の混雑になった“4連”大和路快速に揺られて、加茂駅に着きました。

P6163657_R.jpg
乗ってきた221系の4連は「奈良行きの普通列車」になるようです。
さすがに車庫に回送でしょうか・・・。

P6163658_R.jpg
時間帯も時間帯だからか、加茂駅からの乗客はごくわずかでした。
同じ編成が大量の立ち客をさっきまで乗せていたのが、ウソみたいですね・・・。




P6163659_R.jpg
さて、向かいの2番乗り場にて、関西本線の気動車を待ちます。




そう、気動車
ディーゼルカー。
唸るエンジンサウンド!!



・・・ということで、関西本線の加茂以遠は、大阪都市圏に残された“オアシス”なのかもしれません
(実際に、大阪都市圏というか、大阪近郊区間において、非電化で残されているのはここ関西本線の加茂以遠だけですね・・・)。

P6163666_R.jpg
待つこと数分、これから乗り継ぐキハ120形が到着しました。
この列車の折り返しとなる、普通256D(加茂19:24発、亀山行き)に乗り込みます。

P6163665_R.jpg
キハ120-306が充当されていました。
300番台車ということで・・・

P6163676_R.jpg
セミクロスシート車です。
大回り乗車の人間がエラそうなことを言ってもしかたないのですが、どうせ乗るならクロスシートですよね

・・・ということで、運良くクロスシート(ボックスシート)が確保できました
(なお、キハ120形のボックスシートは4組16名分のみの設置。あとはロングシート)。

正直なところ、詰め物も薄ければ背もたれの角度も誉められたものではない--忌憚なくいうならば、キハ40系の方が、ボックスシートの出来は上--のですが、ボックスシートが“あるだけマシ”です

これが運が悪いと0番台車のオールロングシートですからね・・・
(他方で、オールロングシートでも“トイレがあるだけマシ”という説もあり。ホント、四国のキハ32と比べると・・・(失笑))。

P6163664_R.jpg
それにしても、照明が中央に1列しかないので、先程まで乗っていた221系と比べると、車内がエラく暗く感じます・・・。

まあ、


それが電車と気動車の差だ

・・・と言われると、それまでなのかもしれません・・・。




P6163669_R.jpg
だいたい30名ほどの乗客を乗せて、256Dは定刻通りに加茂駅を発車しました。
関西本線の気動車列車というと、キハ120形の2連というイメージでいたのですが、この列車は単行。

週末で帰宅の高校生が少ないということもあるのでしょうが、単行で立ち客が出ない程度の混雑というところに、関西本線非電化区間の厳しい状況を見たような気がします。

夕闇が消えゆくなか、笠置駅・・・

P6163672_R.jpg
月ヶ瀬口駅、

P6163681_R.jpg
島ヶ原駅、・・・と、各駅に停まっていきます。

今となっては定期列車は2連か単行なのですが、かつての“本線の栄華”を偲ばせるような長大な駅ホームが、誇らしくもあり、もの悲しくもあり・・・。

P6163683_R.jpg
単線とはいえ30分~1時間ごとに普通列車が運行されていることもあってか、列車交換の機会もそれなりにありました。

P6163689_R.jpg
19:59、途中の中心駅ともいえる伊賀上野駅に着きました。
無人駅が続く関西本線非電化区間にあって、稀少な有人駅です。

さすがに乗降とも多く、帰宅の高校生で車内が賑わいます。

P6163696_R.jpg
小型のテーブルを時折見下ろしつつ、夜の関西本線を気動車がひた走ります。
なお、床下からは

“どこかで聞いたようなエンジンサウンド”が響いてきますが、それもそのはず。
我らが(?)JR四国2000系に端を発する、コマツ製SA6D125-Hエンジンが搭載されています(ただし、一般形気動車ということもあって、エンジンは1台のみの搭載)。

したがって、車体が傾くことも無ければ安っぽいボックスシートでもありますが、眼を閉じれば気分(だけ)は2000系気動車です。

P6163702_R.jpg
もっとも、気動車の旅は長くなく・・・。
20:17、柘植駅に到着です。

加茂駅から53分の旅路でした。
列車は引き続き亀山駅に向かいますが、ここから先は「大阪近郊区間」を外れてしまいますので、ここで降車します。

構内は非常に大きな駅なのですが、早朝夜間は駅員がいなくなりますので、運転士氏に乗車券を提示して降車です。
「大回りで草津線に乗り継ぎます」と申告すると、運転士氏も勝手知ったるもので、スムーズに通してもらえます。

P6163713_R.jpg
ちなみに、このときは紙の乗車券を購入しています
(“プチ”か“ガチ”かはともかく、大回り乗車をすることを想定して)。

なお、大回り乗車をする際にはICOCA等のICカードについては、利用しない方が賢明です。自動改札機にはねられたり、説明がめんどくさかったりしますのでね・・・。
そういえば、大昔のJスルーカード(磁気カード)の時代にカードで大回り乗車したら、自動改札機にはねられて説明がめんどくさかったことがありました・・・(入場から不自然に時間が経っている・・・ということではねたのでしょう。もちろん、事情を説明したら事なきを得ましたが・・・)。

P6163699_R.jpg
柘植駅では、同一ホームで草津線列車に乗り換えです。

P6163703_R.jpg
・・・って、また221系ですか・・・
(どうせなら、違う系列の方が・・・)。




P6163735_R.jpg
(画像は、途中の貴生川駅で停車中のもの)

さて、柘植駅では“3分”の接続時間で、普通5389M(柘植20:20発)に乗り継ぎます。

P6163705_R.jpg
乗車した4号車は、柘植駅の時点では私以外誰もいませんでした。
列車全体でみても、10人いるかいないかでは?

P6163704_R.jpg
クモハ221-74に当たりました。
かつては113系と117系の天国だった草津線ですが、221系や223系もずいぶん増えてきたようで・・・。

P6163709_R.jpg
ほぼリニューアルを終えた221系ですが、座席数がかなり減少したのは、どうなのかと思わずにはいられません。
車椅子スペースのように、時代のニーズに合わせることも必要なのでしょうし、ラッシュ時の対応を考えると扉周りのスペースを広げることも必要なのでしょうが・・・。

P6163714_R.jpg
まあ、座ることさえできれば、相変わらず転換クロスシートは良好な掛け心地を提供してはくれるのですが・・・。

P6163727_R.jpg
かつて存在した窓側のアームレストは、あえなく消滅しています。

P6163722_R.jpg
これも(両数的には最多勢力である)223系と、座席や部品を共通化させるためなのでしょうか・・・。

P6163731_R.jpg
柘植駅から17分で、貴生川駅に着きました。
行き違いのため6分停車ということで・・・

P6163732_R.jpg
いったん車外に出てみます。
なお、長時間停車が多いこともあってか、半自動ドアが有効に活用されています。

P6163737_R.jpg
線内で完結する草津行きです。
タイミングが合えば京都まで直通する列車も走っていて、乗り換えいらずで便利なのですが・・・。

長時間停車・・・といいますと、この草津線、全線単線の割には毎時1~3本(特に、朝夕夜は列車密度が高くなる)走ることもあって、時間帯によっては待避停車が多い上に長いです。
乗車した列車でいいますと、柘植→草津間で実に“55分”を要しますが、うち15~20分くらいは停車時間が占めているような気も・・・。

P6163742_R.jpg
停車時間が長いから・・・でもないのですが、昼間にコンビニで調達した

コーヒーと煎茶のコラボレーションドリンク

・・・を、チビチビやっていました。

身も蓋もないことをいうと、


不協和音



・・・です。

誰だよ「コーヒーとお茶混ぜようぜ!」なんて提案したのは・・・
(そんなものを“ネタ”で買ってきて飲んでいる私も、人のこと言えないか・・・)。

P6163747_R.jpg
草津が近づくにつれて少しずつ乗客は増えてくるものの、夜の下り列車ということもあってか全般としてはまったりとした状況で、列車は21:15に終点の草津駅に着きました。
草津駅から(折り返しとなる上り列車に)乗り込んでくる乗客は、週末といえどさすがに多かったですね・・・。

P6163745_R.jpg
跨線橋を渡りまして、普通列車に乗り継ぎますと
(後続の新快速に乗るよりも、普通列車の方が京都駅に先着するのであれば、普通列車に乗って帰ります)、

P6163748_R.jpg
草津21:18発の普通839Tに揺られて、21:42に京都駅に着きました。
結局、新今宮駅を出たのが18時過ぎでしたから、だいたい3時間半ほどの旅路というところでしょうか。

行程の大半が夜だったので景色もへったくれもなかったのですが、ただ列車に揺られるだけの旅路も、それもまたよし・・・

P6163756_R.jpg
京都タワーに見送られながら、市バスに乗り継いで帰ったのでありました。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

管理人さんが先の地震でご無事だったようで何よりです。

・大和路快速の混雑
確か、昼間でゆめ咲線が15分おきの時間帯は、大阪駅方面への/からの接続は大和路快速だったように記憶しています。3月までのダイヤですが(おそらく現在のダイヤも)、一部(感覚的に2~3割程度)に6両編成が残っており、個人的には「地雷」だと思ってました。

・草津線の退避時間が長い
ほとんどの区間が単線の四国と似たような感じですね。便にもよりますが、普通列車だと観音寺とか伊予西条で30分近い停車をするのを思い出しました。ほかのエリアでも似たような感じなのかと想像します。

こんばんは地震大丈夫だったですか?岡山でも緊急地震速報でてたまげましたが
大回り乗車は奈良線木津経由以外にもあったとは(;´∀`)まあ昼特で使えないので遠回りルールが未経験なのですが
西は遠回りだと尼崎まで行けますね一度やってみたいです(´ω`)バスでは良くやるんですがねw
岡山ー三ノ宮を瀬戸大橋と明石海峡経由でなんてwしかも松山や高知行っちゃうんで片道10000円掛かりますw通常4倍ww高いです

大和路快速と草津線

KTさん、コメントありがとうございます。

京都では地震の影響はほとんどなかったところですが、高槻や茨木、さらにはその周辺では、最初に地震を感じたときよりも被害が大きかったようで、直下型地震の恐ろしさを実感させられました。
思ったより、鉄道の復旧にも時間がかかりましたし・・・。

> ・大和路快速の混雑
現在の需要からすると、一部に残る「通し6連」は、とりわけ大阪環状線内では輸送力不足になりがちなのかもしれませんね
(「地雷」というのも、言い得て妙かと・・・)。
他方で、吹田総合車両所奈良支区の車両数で、全列車8連にできるかというと・・・。

> ・草津線の退避時間が長い
私も、四国内の普通列車の待避連発を思い出しました。草津線には優等列車こそ走りませんが、(データイムはともかく)朝夕夜の列車密度は比較的高いので、なおのことそうなるのでしょう。

なお、四国の普通列車の長時間停車は、「トイレ休憩を兼ねる」という側面もあるものと思われます。予讃線では6000系と113系を除けば全車トイレなしで、長時間停車の際に済ませるしかありませんので・・・(18きっぷの旅では、割と悩まされるところです・・・)。

大回り

金山さん、コメントありがとうございます。
京都では地震は何程のこともありませんでしたが、大阪の北の方ではかなり大変なことになったようですし、鉄道の運休も、思ったより長引きました。
それにしても、岡山でまで緊急地震速報が出たんですね・・・。

大回りといいますと、いろいろなルートが考えられるのですが、京阪間の「真正ガチ」は、阪和線→和歌山線→桜井線→関西本線→草津線→東海道本線・・・なのだろうと思います。
他方で、これをやると「一日仕事」になることに加えて、乗車時間の長い和歌山線と桜井線がほぼロングシートの105系というのも、実行を躊躇するところです。
ところが、近い将来に両線に227系が入ることになりましたので、大回りでも快適に移動できるようになりそうです。
そうなったら一度やってみようかと思うところです(どうせ長時間乗るなら、クロスシートに限ります・・・)。

バスの大回りは・・・昼間に景色を眺めながらだと、車窓にバラエティがあって面白そうですね
(運賃は所定通りかかるので、割高になるのはしかたないとして・・・)。
プロフィール

キモプアの紙

Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ