山陰路短距離グリーン車の旅(クロハ288編)

先日、京都→福知山間“のみ”、特急列車のグリーン車に乗車してくるという暴挙(?)を敢行してまいりました

往路がグリーン車ならば、復路もグリーン車であるべきだろう

・・・という、“謎”ルールに則りまして、帰りもグリーン車の旅を、やはり福知山→京都間“のみ”敢行してきましたので、そのときの記録です。




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さて、“グリーン車の旅”とはいうものの、料金節約のため福知山までは(往路と同様に)普通列車の旅です
(画像は福知山駅到着後のもの)。

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以前も乗車した上り普通442Mです
毎度のことですが、高校生が大挙して降りていく和田山駅、わずかに降りていく梁瀬駅を越えて、兵庫県から京都府に入る頃には・・・

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車内はガラガラです・・・。
ガラガラになってボックス席を1人で占拠できるのであれば、113系の旅も決して悪いものではないのかも・・・。

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終点の福知山駅に着きました。
以前乗車したときには、福知山駅前を19:10に出る日本交通の神戸行き高速バスに乗り継ぎましたが、今回は福知山で1時間ほど待ち時間をとりました
(なお、山陰本線の特急列車への乗り継ぎという意味では、「はしだて8号」にスムーズに接続しますが、同列車は京都丹後鉄道KTR8000形充当のため、モノクラス編成なのです・・・)。

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19時を回ると、さすがに夕暮れ時ですね・・・。




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さて、一旦改札の外に出て、みどりの券売機にて「はしだて10号」の特急券・グリーン券を購入して、ホームに戻ってきました。
なお、このときはe5489による指名買いではなく、当日購入です。
もちろん、前日まで予約状況を観察し、前日の段階ではほかに予約されていないことを確認しています。

さて、下りの「はしだて1号」では直前購入があったようですが、今回はどうなるか・・・。

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上りの最終特急となる「はしだて10号」の到着を待ちます。




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待つことしばし、天橋立から京都丹後鉄道線を走ってきた「はしだて10号」の到着です。
ダイヤ改正前は287系の運用でしたが、今年(平成30年)3月の改正で運用に変更があり、289系が充当されることになりました。

思い返せば、かつて381系が引退した直後には381系のダイヤを289系がトレースしていたものですが、その後289系は福知山線に集約され、山陰本線(京都口)には入らなくなりましたので、しばらくぶりの“山陰路の289系”となりました

もちろん、この列車に289系が充当されることを承知のうえで、復路の利用列車に選んでいます。

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そうこうするうちに、城崎温泉から山陰本線を走ってきた「こうのとり28号」(画面右側)がやってきて、289系どうしの相互乗り換えとなります。
乗り換える客は間違えないのでしょうが、ここ福知山から乗車する乗客にとっては、

同じ車両で行先が違う


・・・というのは、割と“トラップ”かも・・・。

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さて、それでは“グリーン車のお時間”です(笑)




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ひさしぶりの289系グリーン車。
287系のグリーン車も“いい出来”でしたが、重厚感や落ち着きという意味では、こちらの方が上かもしれません。

なお、もともとは全室グリーン車(クロ288形)だった車両ですが、同じ線路を走る287系と仕様を揃えるためか、山陰・福地山路で全室グリーン車は過剰であるためか、半室化改造が着々と進められています

もっとも、まだ全車が改造されているわけではないようで、全室グリーン車の固定運用も、「こうのとり」号の一部に存在します。

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2人掛席。
ガラガラなのは承知のうえなので、中間の3-A席を指定してみました
(なぜか、“いちばんええせき”をみどりの券売機経由で購入することはできません・・・。予備席か調整席か何か?)。

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リクライニング角度は、クモロハ287と同様に控えめです。
まあ、比較的短距離を走る列車なので、これで十分なのでしょう。

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可動式枕も抜かりなく装備します。
枕はいいのですが、枕については少し詰め物をケチり気味?

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単線区間ではそれなりに揺れることもあってか、“キノコ”も生えています(苦笑)。
もっとも、揺れるといってもかつての381系時代の「地震かよ!」状態に比べると、ずいぶんと乗り心地は改善されました(これは、287系についても同様)。

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287系との違いといえば、読書灯が装備されていることがあります。

もっとも、289系の場合は、

グリーン車にも普通車にも(要するに、全席に)読書灯がある

わけでして、要は287系よりも“ゼニをかけて造っている”ということになりそうです
(実際に、289系はもと683系2000番台。つまり、JR西日本のドル箱ともいえる北陸特急で活躍していたわけですから・・・)。

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荷棚下の照明--こちらは、グリーン車限定--が、夜にはムーディーです。
乗っているのはキモいプアおひとりさまだけどな!

・・・ということで、帰りはめでたく“貸切”でございました
(JRとしては勘弁してほしいでしょうけれども・・・)。

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1人掛席。
こちらも堂々としたものです。

また、こうして見ると背もたれの上は“幅が広くなっている”ことがわかります。
子会社(西日本JRバス)の誇る“クレイドルシート”と、同じようなしくみですね・・・。

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当然のことながら、グリーン車は全席にコンセントが装備されています。

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床面もさすがのカーペット敷き
心なしか、騒音も控えめです。

きちんと“上級クラスのアコモデーション”を提供しているのは、どこぞやの普通車と区別のつかないような・・・(以下略)。

ただ単に“大きいだけ”の座席というわけではなく--実際に“大きい”のですが--、ふんわりと体重を受けとめてくれるような、私の貧困な語彙を駆使するならば“ソファのような掛け心地”を提供してくれる座席・・・といえましょうか。

287系のやや固め基調、カジュアル基調の座席とは違う重厚感は、さすがのグリーン車です。
これならグリーン料金を払うことにも納得ですよ。

・・・いや、グリーン料金といっても、例によって100km未満に押さえ込んだので、1,280円しか余計に払っていませんけどね(自由席との比較)。

それでも、乗っている1時間ちょっとだけは“気分だけエグゼクティヴ”でございます。

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フットレストは反転式です。
地味に、高さ調節が“できない”のは、ご先祖様--クロ381形--と比べると、落ちるところですかね・・・。

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そういえば、テーブルは出さずじまいでしたが、“こんなの”がありました。

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ペットボトルホルダーというか、カップホルダー。
高速バスではよく見かける装備なのですが、そういえば鉄道車両では少数派ですね・・・。




さて、福知山を20:03に出ると、綾部、園部、亀岡、二条の途中4駅のみに停車しつつ、京都へひた走ります
(運転停車を除く)。

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往路が“グリーン車のくせにしゃべり声に苦しめられた”ことを思えば、貸切のグリーン車は別世界もいいところ
半室化されたことで、普通室には何人かの乗客もいたようですが、仕切壁の向こうは別世界・・・ということで、夜の山陰本線をジョイント音を肴に進む旅は、やはり料金を払っただけのことはあります
(“肴”といっても、アルコールなんて一滴も飲めないけどな!)。

代わりに、外にカメラを向けても写るのはカメラ自身をアレな物体--オマエの顔だよ!--ということで、往路と違って沿線画像はございません。


身も蓋もないことをいうと、この「はしだて10号」、繁忙期はともかくとして、普段は普通車でも空いているんですけどね・・・。

・・・とはいえ、“空いているが他の客がボチボチいる”のと“(グリーン室だけとはいえ)貸切”のあいだには、天地の差があるわけでして・・・。

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列車は亀岡駅に着きました。
普通車は途中駅でもチラホラと乗降があるようですが、ここは別世界のグリーン車




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福知山から76分の旅路を終え、列車は定刻通り21:19に京都駅に着きました。
思えば京都駅から289系が消えて(?)2年ほど、ひさしぶりに“京都駅31番乗り場の289系”を眺めることになりました。

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やはり流線形・非貫通の先頭車の方が“特急らしい”ですね。

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乗客を降ろすと、折り返しのための車内整理がはじまります。

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こちらは、4号車側の貫通型先頭車。
やはり、“格”という意味では非貫通先頭車に負けるでしょうか。

もっとも、貫通型といっても、どこぞやの四国を走る電車特急の貫通型先頭車とは違って、特急としての品位は保っている模様。


かくして、車内整理の光景を見送りつつ、烏丸口バスターミナルで市バスに乗り換えて、帰っていったのでありました。
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No title

管理人さんがお帰りになられたのと同時刻くらいでしょうか、昔福知山から大阪まで直通の113系乗り通しました。
各駅停車ですので停車駅毎に集客するのですが、ボックス席は結局一人のままでした。
陽も落ち冷房車の車内は涼しすぎるほどでしたが、人間以外に羽虫が乗り込んできますのでもう大変。
車内で食事なんてとてもムリな状況でしたw

大阪で食事とったのかは覚えておりませんが、そのままD号の客になって東京へ戻った記憶あります。

113系

ねるねるさん、コメントありがとうございます。
昔の福知山線は、北も南も113系の天下だったものですね。
今では福知山の113系は北の方に閉じ込められており、どちらかといえば山陰本線や舞鶴線を主体に運行されているようです。

狭いボックスシート、223系の“味”を知ってしまうと「居住性に劣る」の一言しか出てこないのですが、たまに遭遇すると勝手にノスタルジーを感じているのですから、人間勝手なものです。
それにしても、今では福知山線を走破する列車は朝夕の丹波路快速(実質は区間快速)に限定されてしまい、本数も少なくなってしまいました。
篠山口での系統分割は、輸送量に段差がある以上理解はできるところなのですが、乗り換えはやはり面倒です(これは、山陰本線における園部での系統分割についてもいえることでしょう)。

冷房化とともに113系の窓も開けることが少なくなりましたが、扉が開いているときの「虫」は、どうしようもありませんね。
半自動扉の導入には、冷気が逃げることを避けることに加えて、虫除けの意味もあったのかもしれません・・・。
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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