バスコレ・西日本JRバス30周年記念セット

今年は「青函トンネル&瀬戸大橋開通30周年」ということで、JR北海道やJR四国が(“ひっそりと”ではありますが)記念事業を展開しています。

それと軌を一にして・・・でもないのでしょうが、JR本州三社からバス事業が分社されてからも“30周年”ということで、これまた“ひっそりと”記念事業が展開されています
あまりに“ひっそり”すぎて、気がついたら記念事業、終わっていそうですけれどもね・・・
(思えば、10年前の“20周年”のときには、全国のJR高速バスが2万円で6日間乗り放題になるという、かなり“とんでもない”(←褒め言葉)きっぷが販売されたことがありましたが、そのときとはエラい違いで・・・)。

・・・ということで、JRバス本体の30周年記念事業は、正直なところ“低調”の一言に尽きるわけですが、これも時代の流れなのか、JRバスの勢いというか体力が(競争激化で)殺がれているからなのか・・・。




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そんななか、JRバスが公式グッズとしているわけではないのですが、トミーテックの誇る「バスコレクション」シリーズから、JRバス発足30周年記念セットとして、JRバス東北、JRバス関東、JR東海バス、西日本JRバス、中国JRバスの車両を製品化したセットが発売されましたので、「西日本JRバス」のセットだけ、無駄に捕獲してきました
(全部揃える財力は・・・ないぞ(苦笑)。また、昨年末に、別に30周年でも何でもない三島のJRバスの車両もひっくるめた「豪華8台セット」も発売されたものの、高価だったので見送りました・・・orz)。

なお、西日本JRバスだけは、30周年を記念して“専用のロゴマーク”を作成しており、バスコレのパッケージにも採用されています(JRバスの中では、まだ“30周年記念事業”に積極的に取り組んでいる方・・・となりましょうか)。

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さて、今回のJRバス発足30周年記念セット、西日本JRバス版は3台セットです。

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ヲタ的に最大のトピックは、

バスコレにおいてはじめて製品化されたエアロキング
(ただし、もともとキングを所有しないJRバス東北のセットを除く)

ですね。
むしろ、バスコレの大々的な展開を思うと、今までキングが製品化されていなかったことの方が驚きだったりもするのですが、ようやくコレクションに加わりました。

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製品化されたのは、大阪高速管理所に所属していた「744-1975」です。
車両番号から推定できるように2001年式の車両で、現在ではお役御免になっています
(どうせなら現役のうちに製品化してやれよ・・・とも、思わないでもない)。

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ダブルデッカーの“ボリューム感”がよく伝わってきます。

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ボリューム感をまといながらも、スマートな塗装のエアロキング・・・。
メーカーが製造をやめてから10年近くになり、JRバスではハイデッカーのガーラやセレガで置き換えているため、急速に勢力を縮小させています。

この“圧倒的な存在感”は、ダブルデッカーでないと出ないんですけどね・・・。

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非常口が後方にあるのも、キングのお約束です。

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キングの最前列というと、圧倒的な展望性を誇っていたものです。
ワイパー機器の関係で足もとは狭かったですが、そんなものは些末なもの・・・と。

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(画像は一昨年に乗車した「舞鶴若狭エクスプレス」号のキング最前列からのもの。なお、同路線からはすでにキングは撤退済)

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スケールの関係か字がつぶれているところもありますが、「東海道昼特急」号でも再現しているのでしょうか。
この車両は大阪高速管理所の所属車ということで主として首都圏路線に充当されていたようですので、おそらく私自身は乗車したことがないかと思われます。

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私が最近にキングに乗ったのは、一昨年(平成28年)6月の「舞鶴若狭エクスプレス京都1号」でしたが、キングの急速な退潮傾向を見ていると、結局はこれが最後のキング乗車になってしまいそうです・・・。

昔は「松山エクスプレス大阪」号にさえキング充当便が存在していたのが、嘘みたいな話ですね・・・。




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他方で、こちらは高級ブランドバスとして西日本JRバスの“フラッグシップバス”に君臨する、「ドリームルリエ」仕様の日野セレガです
(平成30年4月14日時点で、トミーテックの公式HPで「いすゞガーラ」と書かれているのは、間違いですね・・・(この車両の番号は「647-11905」ですが、前3ケタの末尾「7」は、日野製を意味します。いすゞ製ならば該当する数字が「1」でなければなりません・・・))。

どうせ西日本JRバスのガーラを製品化するのであれば、急速に勢力を増している「グランドリーム仕様車」でも入れてくれると(個人的ななじみという意味では)大変ありがたいのですが、西日本JRバスのグランドリーム仕様車は、すでに発売された「JRバス30周年記念 8社セット」でネタとして使ったためか、今回は外されてしまいました・・・。


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特徴的なロゴは(キングとは別の意味で)存在感抜群ですが、私にはご縁がなさそうで・・・(苦笑)。

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塗装は割と頑張っているかと・・・。
なお、意外や意外ですが、西日本JRバスの「ドリームルリエ」仕様車、実は改造車です。
そのことを示すかのように、モデルとなった車両の番号は「647-11905」と、2011年度導入車両です。

これを見て、

なんか変だ?

・・・と思った方は鋭いというかレベルの高いヲタというか・・・。

西日本JRバスの車両が、導入年度を“2ケタ”で表記するようになったのは、(私の記憶の限りでは)2015年度導入車からです。
つまり、西日本JRバスが導入した2011年度の車両であれば、「647-19xx」でなければおかしいのに、そうなっていないのは、この車両がJRバス関東からの転属車だからだそうで・・・。

経年車をブランドバスに改造したのは、保安基準絡みという説がネット上で囁かれていますが、そのあたり疎い私には、正直よくわかりません。
一般車を「~ルリエ」仕様にするためにはかなり大規模な改造が必要なはずですから、新車で導入する方が手っ取り早そうなものですが、それ以上の“メリット”が、改造車を導入することにあるのでしょうが・・・
(しかし、乗ったこともないバスにとやかくコメントしてもしかたない・・・か)。

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ともあれ、長きにわたりエアロキングの牙城であった京阪神~首都圏路線も、ここ数年で代替わりが進んでいます。

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あと、こうして並べてみると、ハイデッカーのセレガ(ガーラも同じ)とダブルデッカーのキングの“ボリューム感の違い”が一目瞭然です。




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さて、最後の一台は、近年すっかり“縮小傾向”の一般路線バスから。
富士重工業ボディ、日産ディーゼル車台の、車両番号「538-5473」です。

前面のエンブレムがJRマークになっていないことからも推察されるように、かなり古い車両(・・・というか、とっくの昔に廃車になった車両)です。
「狼煙」とは聞き慣れない行先表示・・・と思って調べてみましたら、かつて能登半島にあったJRバスのバス停だそうで、なるほど私が聞き慣れていないのも当然ですか・・・(現在では北鉄奥能登バスに移管されているそうです)。

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ノンステップバスが席巻する現代から振り返ると、“The・昭和”というべきところでしょうか。




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ついでなので、先日入手した「全国バスコレクション・西日本JRバス」のいすゞエルガと並べてみました。

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ダブルデッカーのキングとノンステップなエルガ・・・“大人と子ども”状態ですね・・・。
もっとも、京都駅バスターミナル界隈で(今なら辛うじて)見られるであろうこんな並び・・・いったいいつまで見ることができるのでしょうか(キングの寿命的な意味で・・・)。




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・・・ということで、西日本JRバスの発足30周年を記念した3台セットの記録でした。
終焉へとひた走るエアロキングが--ようやく・・・--製品化されたという面では、記念碑的な存在になるかと思われます。

あとは、ここまでやったのであれば、(30周年でも何でもないことは承知しているのですが)


JR四国バスセット

・・・を、個人的に強く希望しておきます
(出たら絶対に買いますよ・・・。全国レベルの需要がどれくらいあるかは知らないけど・・・)。

いや、JR四国バスがバスコレで製品化されたのは、結局「JRバス30周年記念 8社セット」に、高松所属のエアロエースが1台入っているだけなんですよね・・・。
これが松山所属のエースでも製品化されていたのならば、無理をしてでも買ったのかもしれませんが、なにせ「8台セット」ともなるとお高いので・・・。
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No title

エアロキング数減らしつつありますが、斯様にプレミアム塗装の車輌もいるのですね。
いずれはJRバス高速車輌の標準にでもなるのでしょうか。
https://imgur.com/kuHy6tB.jpg
こちらは模型化の恩恵もないJRバス。アウトレット発を沼津発京王バスがブチ抜く様を何度も目にしますw
https://imgur.com/sYVzH3c.jpg
いずれもバスタで収めました。

バステックはバスコレ化されていない!

ねるねるさん、コメントありがとうございます。

そういえば、JRバス(関東と西日本)には、プレミアムドリーム塗装車もまだいましたね。
もっとも、いつまで現役であり続けるかは“?”ですが(あと、真っ白なのでメンテナンスが大変そう・・・)。

また、JRバステックの車両、Nゲージスケールで模型化されていたのを見たような・・・と思って調べてみたところ、バスコレシリーズでは意外にも“まだ”でした。
京商製(ポポンデッタブランド)の1/150スケール・ダイキャストバスでバステックのエースが製品化されていたものと混同していたようです・・・。
もっとも、JRバステックはJRバス関東の子会社にして、比較的近距離の路線ばかり担当していることもあって、関西では見かけないので「なじみがない」ことも、事実として否定できません。

No title

そのドリームルリエですが、新車両を導入し、それが主体?となるようですね。
(西日本JRバスのHPに掲載されていました。)
日時によっては新幹線のグリーン車に相当する金額になりそうですが、
それでも好調なのも時間の有効活用という側面もあるのでしょう。

昼特急で回送しないのは、渋滞対策や、昼間の場合2列シートは1万円を
超える価格設定におそらくなり、ぷらっとこだまグリーン車やEX早割との
差が見えにくいってのもあるのでしょうか。

ドリームルリエ

イコやんさん、コメントありがとうございます。
「ドリームルリエ」への新車導入は確かに報じられていましたが、増車するだけでなく増便もあわせて行うそうですから、現行車両と新車の「併用」になるのでしょう(もっとも、2往復になるのは多客期のみのようですので、通常期には2台でまわるのでしょうが・・・)。
予備車がなくてトラブル時には仕様の違う車両で代走しなければならないという状況を、通常期や閑散期だけでも「避ける」ということ、運用にゆとりを持たせることが、この増車の大きな目的であるように思われます。
昼特急を設定してフル活用しないのも、「虎の子」なればこそ余裕をもたせたいのだろうというのが私個人の推測ですが、価格設定が難しい・・・というイコやんさんのご指摘も、わかるような気がします。

それにしても、横2列のプレシャスクラスになると、新幹線普通車・・・を越えて、繁忙期にはグリーン車レベルの運賃になりますが、時間を有効活用できる夜行バスの話ですので、利用する人は利用するのでしょう。
もっとも、席数を限定することによって、事業者としてのリスクを軽減しているのは、さすがJRバスというべきなのでしょうか・・・(これと対照的なのが、両備バスと関東バスの「ドリームスリーパー」となるわけですが、さすがに1台全部上級クラス・・・というのは、集客的に難しかったようで・・・)。
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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