英語併記の乗車券・特急券

世間では案外知られていませんが、マルス(JRグループが利用する予約・発券システム)では、通常の日本語オンリーの特急券・乗車券等に加えて、英語併記の特急券・乗車券を発券することができます(英語以外は・・・今のところ無理だったはず・・・)。

知識としては知っていたのですが、先日お越しになった外国人の先生が

(日本での講演後)城崎に行きたいんだけど、どうやってきっぷ買うの?
今の時期さっさと買わないと満席で買えないことはないの?
日本に着く前にアメリカで買っておいた方がいいの?

(という趣旨の英語)の意向をメールで事前に送ってこられましたので、ここは鉄ヲタの出番(?)

・・・と勝手に意気込みまして、無駄な知識を駆使して手配したことがありました
(実際には私のところに指名できっぷ類の手配依頼が来ただけですが・・・)。

P3247421_R.jpg
・・・ということで、こちら往路の特急券。

京都~城崎温泉間、ほぼ1時間ごとに特急列車は走っているのですが、実は大半の時間帯において福知山駅での乗り換えが必須です
(京都発の特急列車は、福知山止まりだったり天橋立に行ったりしますので・・・)。

よくよく調べてみると、乗り換えなしで京都から城崎温泉に向かうことのできる列車は1日3本のみ(下り基準では、「きのさき」1, 5, 7号の3本のみ)。
・・・ということで、その3本の列車を挙げて、「どれにしますか?」と英語でお尋ねするという手順を踏みました。

乗り換え自体は同一ホームで可能なのではありますが、日本の鉄道に不慣れな外国人にとっては、乗り換え自体がストレスになるでしょうからね・・・
(だいたいの時間帯において287系→289系の乗り換え(時間帯によっては287系どうしになったり、KTR8000系からの乗り換えになることもありますが・・・)ですが、この両系列、素人ではまず識別がつきませんしね・・・)。

なお、英語表記といいますが、実際には英語“併記”という方が、実情には近いかと思われます。
主な項目については日本語でも表記され、英語が苦手な日本人駅員や車掌でも何のことか分るようになっている・・・というところでしょうか。


P3247427_R.jpg
いっぽう、こちらはお帰りのための乗車券です。
お帰りに際しては京都にいちいち寄らずに直接関空から帰国するで・・・ということでしたので、関空まで通しの乗車券としてあります。

経由線区については英語で表記しても意味があまりないからか、日本語だけです。

余談ながら、「城崎温泉」駅・・・

Kinosaki-Onsen

の表記で、何のことか通じるのでしょうかね・・・
(一応、Onsen=Hotspring・・・と、お渡しするときに怪しい英語で説明しておきましたが・・・。ついでに、(列車名の)「こうのとり」を“Kounotori”と表記しても何のこっちゃら・・・なので、「KounotoriはStorkでKinosakiを含むTajima Areaで有名な鳥ですよ」と、これまた怪しい英語で説明しておきましたが、通じたのでしょうかね・・・)。

まあ、日本で当たり前のように見受けられる英語表記、実は

ただアルファベットにしただけ

・・・というアレな表記も多々ありますので、限界もいくらでもあるのかも、しれません。

P3247424_R.jpg
余談ながら、山陰本線(浜坂まで)も福知山線も、いわゆる“B特急料金”の適用区間となり、A特急料金区間(通常の特急料金が適用される区間)よりも若干割安です。

・・・ということで、“B”の表記があるのですが、

「Bってなんやねん」

・・・と聞かれたらどうしようと、微妙に身構えていたことがありました。

・・・が、鉄道にもきっぷにも興味の無い普通の外国人からすると、当たり前にスルーする事柄だったようで、事前準備は無駄になったのでありましたとさ
(代わりに、“Shin-Osaka”の“Shin”って何?・・・と聞かれましたので、Osaka駅の隣に新幹線ができるときに“新しく”できたので、“New”って意味ですよ。できてから半世紀以上経ってるのに“New”ってなんやねん・・・ということを、これまた怪しい英語で説明したのでありました・・・)。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

大阪や神戸からですと全但や阪急によるバスが古くから存在しますが、京都と城崎を結ぶバス路線だけは未だにありません。
鉄道優位なのかと思いきや、現状の直通状況では僅かな本数なのですね。
道路状況が良くなれば、ウィラーあたりが参入するでしょうか?
https://imgur.com/fkBAXex.jpg

意外に京都と福知山や但馬地方を結ぶバスはありません・・・

ねるねるさん、コメントありがとうございます。
コメントいただいた通り、京都から城崎をはじめとして、但馬地方を直通するバスは存在しません。
さらにいうならば、同じ京都府内で、北部の要衝ともいえる福知山へ向かうバスも存在しません(舞鶴には比較的本数の多い路線があることと比べると、著しく対照的です。天橋立を中心として、丹後半島に向かうバスは、本数が少ないですね・・・)。

福知山については、京都縦貫道が完成した今であっても、とりわけ京都市内の渋滞なり郊外のインターまでのタイムロスなりを考えると、在来線特急列車に対して十分な競争力が確保できないことが一因としてはありうるかと思われます
(また、舞鶴は京都駅から100kmを越えることにより、宮津・天橋立をはじめとした丹後半島へは京都丹後鉄道への乗り入れになることにより運賃・料金が割高になるのに対して、福知山駅は京都駅から100km未満で、高速バスが価格競争力を発揮しにくいのも、大きいのでしょう)。

他方で、京都と有馬温泉を結ぶ高速バス(西日本JRバスが細々と運行していたところ、先月から阪急・京阪バスが1日8往復の大盤振る舞い(?)で参入し、ダブルトラック状態です)が頻発するにもかかわらず、世界レベルの観光地である京都から、全国でも有数の温泉街である城崎へのバスが存在しないのは、意外といえば意外です(インバウンド客もいそうなものですが・・・)。
京都縦貫道の開業前であれば所要時間的に在来線特急に太刀打ちできなかったことは明らかですが、今であれば(運賃設定にもよりますが)十分特急列車と競争できそうなものですが、そこまでの需要はないと(たとえば全但バスあたりから)判断されているのでしょうかね。

むしろ、京都丹後鉄道との相乗効果も狙いつつウィラーあたりが参入する可能性の方が現実的・・・というのも、わかる気はします(結局、但馬地方に入ってからどの程度「下道」を走るかによっても、所要時間に大きな影響が出そうなところです・・・)。
プロフィール

キモプアの紙

Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ