データイムの“ひだま”(「ひかり467号」の旅)

さて、世間では大型連休でも何でもないのですが、

“京都マラソン”なる迷惑イベントの悪影響を免れるために、地元に10日ほど引きこもっています。



毎年毎年、あの“迷惑イベント”からどうやって京都くんだりを脱出するのかは思案のしどころですが、今年は思い切って前後の期間もひっくるめて逃亡です(苦笑)。





さて、2月の平日ともなると、関西~松山間の交通機関は基本的に“閑散期”に属します。
したがって、鉄道だろうが高速バスだろうが航空機だろうが選びたい放題であるわけですが、“閑散期”・・・ということで思ったのですよ・・・。



8600系が普通に岡山まで乗り入れている


・・・ということに
(なにせ、年末年始、お盆、GWといった繁忙期には、定員の少ない8600系は四国島内に閉じ込められて岡山まで来ないもので・・・)。


・・・ということで、山陽新幹線~8600系「しおかぜ」号を乗り継いで地元に戻りましたので、その時の記録です。




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・・・ということで、京都~新大阪間は例によって在来線に揺られまして--新幹線特急料金が一段階上がると800円ばかり違ってくるもので・・・--、やってまいりましたのは昼下がりの新大阪駅です。

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乗り込みますは、13:02発の「ひかり467号」です
号数からお察しいただけるかと思いますが、

新大阪~岡山間の各駅に停車する、俗称“ひだま”の一員です


なんで時間のかかる各駅停車に乗るのか・・・というツッコミごもっともですが、


空いているから


・・・という、身も蓋もない理由です。

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早めに着いたので、先発の「のぞみ105号」(新大阪12:25発)でも乗ろうと思えば乗れましたし、自由席車でも座ろうと思えば座れたようですが、華麗に見送ります

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ホームで待っていると、隣の20番乗り場(事実上は、山陽新幹線の新大阪始発列車御用達ホーム)に、鹿児島中央行きの「さくら557号」になる編成がやって来ました。

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いつもは20番線から出発する「こだま」号に乗ることが多いので、N700系7000番台車を隣のホームから眺めるのも、ある意味新鮮なもので・・・。




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(画像は西明石駅で待避停車中のもの)
待つことしばし、東京駅から3時間ほどの旅路を駆け抜けてきた「ひかり467号」が到着しました。
しばらく前までは前世代の700系電車の“牙城”だった「ひかり」号ですが、今では定期列車については全列車がN700系化されています。
N700系はアコモデーションレベルとしては高い車両なのですが--特に、三層バネ構造による座席の掛け心地のよさはお見事!--、猫も杓子も・・・となると、たまに700系に乗ってみたくなるのが、不思議なものでして・・・
(その意味でも、700系と500系が多数を占める山陽「こだま」には乗り甲斐がある・・・と)。

なお、そんな「こだま」御用達の私があえて「ひかり」に乗っているのは、



データイムの新大阪~岡山間に「こだま」号は走っていない


・・・という、身も蓋もない理由によります。
要するに、「ひだま」が各駅に停まることで、「こだま」の機能を肩代わりしている・・・という次第。

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さて、新大阪駅ではそこそこ降車があることもありまして、5号車の最後列となる18番列のA席(3人掛席・窓側)をおさえました。
新大阪駅の時点での5号車の状況は、窓側席については7割方埋まっているものの、車内全体の混雑としては3割くらい・・・という印象でした。
要するにガラガラ・・・。

かつてはデータイムの新大阪~岡山間にも「こだま」号が走っていた--要するに、1時間に2本の各駅停車が走っていた--のですが、これは削減されるわけですわ・・・

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背面テーブルには“スマートEX”サービスのごあんない。
発車チャイムからしても・・・ということで、

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JR東海所属編成に当たりました。
どうも私が山陽新幹線の16連編成に乗るときは、JR西日本所属編成に当たることが多いのですが、今回は違った模様・・・。

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ともあれ、座席も確保できましたので、駅弁にてお昼としましょう。
“牛すき膳”というチョイスに、深い意味はありません。

あえていえば、

ブランド肉を使った駅弁よりも安かった&どうせ冷めていればブランド肉のありがたみもへったくれもない


・・・というところです。

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ところが、ブランド肉を使った駅弁--だいたい、お肉にコストを取られておかずまで手が回らない--に比べると、おかずが充実している分、こちらのほうが“食べ応え”があるのですから、世の中わからないものです。

もちろん、ブランド肉を使った駅弁を加熱するのがベスト・・・ということは確かなのですが、新大阪駅の駅弁売り場の忙しさを目の当たりにすると、いろいろと無理そうです。

他方で、

温かい駅弁を食べたいんや!

・・・という“熱い要望”に応えるためか、時折加熱機構つきのブランド肉駅弁を見受けるのですが、加熱機構の分お高いこともさることながら、



車内で食べると割と“飯テロ”なのではないか・・・

・・・という気も、しないでもありません(“駅弁”を車内で食べて何の文句があるのか・・・という言い分もありますが・・・)。
一度くらい無駄に実験してみたいとは思っているのですが、さて機会はあるのか?




お弁当を食べ終わる頃には、列車は新神戸駅を発車し、新神戸トンネルに入っていきます。

全体としてはセミアクティブサスペンションの“御利益”で安定した乗り心地のN700系ですが、トンネルの中の揺れの大きさは、少し残念なところ。
そういえば、先頃、次世代車両となるN700S系の量産先行車(確認試験車)が落成したことが報じられていましたが、トンネル内での乗り心地、どの程度改善されているのでしょうかね・・・。

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さて、新大阪駅から20分・・・、13:22に、西明石駅に着きました。
後続の「のぞみ」号と「さくら」号--先ほど新大阪駅で見かけた「さくら557号」--に立て続けに抜かれるために、9分停車します。

・・・ということで、ホームに出て観察のお時間です。

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「こだま」号の利用時であればホームの中程に“こぢんまり”と停車するのですが、そこは圧倒的な16連。

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5号車から1号車まで、約125m歩いて、先頭1号車にやって来ました
例によって先頭部を記録撮影して、5号車に戻ります。

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乗車した編成は、いわゆる“ラージA”編成でした。

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ステップレスの新幹線電車とはいえ、実際にはホームとの間にこの程度の段差はあります。

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在来線ではすっかり影の薄くなったカード式公衆電話。
台数こそ減ったものの、新幹線ではまだまだ現役です。


・・・立て続けに「のぞみ」号と「さくら」号に道を譲りまして、西明石駅を発車した・・・と思ったら、姫路駅で4分、相生駅で9分・・・と、


どんだけ停まってんだよ!

・・・となるのが、“ひだま”くおりちーです。
しかも、不定期列車のスジも待避しますので、

長時間停まっているのに何も抜かれない

・・・という、謎な現象が生じることもあります
(なお、西明石駅でホームに出たので、姫路駅や相生駅では外に出ませんでした・・・)。

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かくして、新大阪から1時間17分--といっても、長時間停車の合計が“22分”あるので、実際に走っている時間は1時間未満--で、終点の岡山駅に着きました。

乗客を降ろすと回送列車になりますが、16連の車内点検も--清掃員が実際に車内を巡回するので--それなりに時間がかかります。・・・ということで、最後に降りることにして車内画像全景。

まあ、三層バネ構造の座席はしっかりと体重を受けとめてくれる“ありがたい”座席ですが、他方で、横5列ということもあって少し幅が狭いことも確か・・・
いや、山陽新幹線では横4列の普通車が当たり前のように走っていますので、それと比べると分が悪いのでしょうね・・・。

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ちなみに、岡山駅からは「こだま745号」(14:22発)に、わずかな接続時間で接続します。
こうすることで、山陽新幹線相互駅間の利用機会を確保しようとしていることは事実なのですが、さらに西へ向かう乗客からすると

「乗り換えめんどくせ」


・・・というのが、実感なのでしょうね(たとえ同一ホームの乗り換えのため、“平面移動”で済むとしても・・・)。

私のように岡山駅で降りる身からすると、終点なのでまったり降りることができてありがたいのですが・・・
(これが上り列車になると、確実に座れるのでありがたい・・・となります)。

「しおかぜ17号(8600系)の旅(その①)」に、つづく
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No title

東海道区間のこだま号、駅間では車輌性能を目いっぱいに活用し後続列車に影響出ないようダイヤ上も工夫されているかと思われます。
なんせ新幹線開業当時の名古屋・京都停車のひかり号4時間10分よりも早いのですから。
https://imgur.com/Yd0sz0e.jpg

また自由席でも空席が多い各駅停車ゆえ、隣がいないと席を立つのにも気楽なもの。
アームレスト上げていれば寝台車にもなるのではないでしょうかw

こだまいろいろ・・・

ねるねるさん、コメントありがとうございます。
東海道区間のこだま、各駅に停車することに加えて、おっしゃるとおりほとんどの停車駅で--列車密度が高すぎですから・・・--待避を繰り返しますが、それでもご指摘の通り東京~新大阪間を4時間で走り抜けます(とはいえ、実際に乗ったことはないのですが・・・)。
N700系の高加速性能もあってのことでしょうが、あれだけ停車して、あれだけ待避して・・・ということを考えると“驚異的”といえるのかもしれません。

他方で、山陽こだま(今回乗車した「ひだま」も含む)の場合、駅間を流して走ってもいれば、待避にも余裕をもたせており、(東京~新大阪間と)距離が大して変わらない新大阪~博多間を、所要時間の長い列車に至っては実に“5時間オーバー”です。
まあ、だからこそ東海道区間のこだま以上に、山陽こだまは空いていて、まったりと乗車できるというメリットもあるのですが、普通車指定席については近年の格安企画乗車券の充実によって、「まったり」とはいかなくなってきているのも、もどかしいところです・・・。

とはいえ、自由席利用であればよほどの繁忙期でもなければ隣に人はいませんので、その意味での「余裕」、確かにありますね。
ただ、アームレストを上げても・・・“C寝台”にも至らないほど“狭い”ことも否定できません(さすがに、実際にやってみようとは思いませんが・・・(苦笑))。
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
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