岡山電気軌道探訪記(29年年末・その②)

「その①」のつづきです・・・

東山線をMOMO第二編成で往復して、ふたたびスタート地点の岡山駅前電停にやってきました。
次は、非冷房のため夏期を“除いて”、しかも、午前中から昼下がりという限られた時間帯にのみ限定運用されている“KURO”(3007号)に乗車することにします。

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7201号

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8501号

・・・と、KUROの到着まで、電停にやってくる一般車のプチ撮影会
(どうでもいいのですが、どうして強制的に横倒しになってアップロードされるのだろう?)。

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待つことしばし、この日の最終運用となる、岡山駅前13:38発のKUROが到着しました。
早速乗り込みますよ。

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最後尾に居座って、後方展望といきましょうか・・・。
それはともかくとして、前回の訪問時には存在しなかった「業務用携帯搭載車」のステッカーが目立ちます。
鉄道事業者においても、乗務中に運行管理者とやりとりする等々の理由により携帯電話を備えること自体は珍しいことではないのですが、こんなステッカーをしておかないと、「乗務員が乗務中に携帯/スマホいじっていやがる」と苦言を呈するチクリ魔でもいるんですかね・・・
(もっとも、業務に関係なくいじっている場合もありうるので、そのあたりの見極めも難しそうですが・・・)。

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レトロななかにもスッキリとした天井周り。
スッキリしているのも当然で、冷房装置を搭載していません(だからこそ、夏期は走らないのですが、いっそのこと窓全開で風鈴でも鳴らしながら走らせてみれば・・・とも、思わないでもありません)。

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使い込まれたマスコン。
何人の運転士が、このマスコンを手にしたことでしょうか。

なお、この3007号、もともとは東武電鉄の日光軌道線で活躍していた車両で--今でも、同僚の3005号は“東武日光軌道復元号”として、夏期を除く毎月第一土曜日に二往復だけ東山線を走っています--、車齢としては堂々の還暦超え(昭和28(1953)年製)の“おじいちゃん電車”だったりもします。

もっとも、地元伊予鉄道のモハ50形の初期車も同じような世代--昭和26(1951)年製--で、運用を限定されることなくバリバリ走っていることを考えると、限定運用で走行距離も抑えるように運用されている3007号・・・路面電車業界ではそれほど驚くにも値しないのかも・・・。

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とはいえ、岡山電気軌道では随一の存在感を誇る車両であることも確かです。
全面にわたって木のぬくもりにあふれ、座席も天然木になっています(もちろん、水戸岡デザインによるリニューアル)。
掛け心地?--どうせ全線乗り通しても17分ですからね・・・。

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背もたれと窓。
足元からガンガンと振動が伝わってきて、何のクッションもないのもまた“よし”・・・。

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窓周り。
積み重ねてきた年月を、沈黙のうちに物語っているようです。

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床面ももちろん“木”です(これはリニューアル前からもともと・・・のはず)。

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2枚扉と見せかけて、メカニズムとしては片開き扉と同等です。
停留所ごとにゴロゴロと音を立てて開いたり閉じたりするのも、また一興かな・・・。

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中納言電停を出て、90度ターン中。
このあたりまで来ると、車内も閑散としてきます。
とはいえ、この“KURO”目的で乗り通している乗客、私の他にもチラホラと・・・。

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終点の東山電停に着きました。
それにしても、リニューアルされてからだいぶ年数を経てきたためか、屋根周りを中心に塗装の乱れも見受けられるところのようで・・・。

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KUROの定期運用は、14時前に東山電停に到着するとおしまいです。
車庫に引き上げるまで、一休み・・・。

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8201号と入れ替わるようです
(8201号についても、後で乗車しています)。

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やがて、車庫に引き上げていきました。

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(車庫を見下ろせる高台より撮影)
翌日の運用まで、車庫の一番奥で、一晩ゆっくりとお休みです・・・。




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さて、この日二度目の東山電停です。

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いつの間にやら、電停名が

東山・おかでんミュージアム


に、改められていました。

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社屋の反対側が車庫兼工場です。
この工場の一角に、「おかでんミュージアム」が設置されています。

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・・・ということで(?)、その“おかでんミュージアム”を訪ねてみることにします
(毎週火曜日、お盆・年末年始は休館となりますので、訪問時にはご注意を・・・)。

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2年前(平成27(2015)年末)に訪ねたときには“ソフトオープン”と題して、いわば“仮開業”状態だったからか、一日乗車券なり定期券なりを所持していれば無料で入ることができましたが、本格オープンとともに入館料が設定されました。

それはいいのですが、


所定入館料1000円はないだろ・・・
(設置母体が異なるということも考慮しなければなりませんが、「リニア・鉄道館」と同じ価格と考えると・・・無理がありすぎるだろ・・・。なお、「四国鉄道文化館」は300円ですね・・・(いずれも大人価格))

・・・もっとも、一日乗車券か定期券の所持者は半額扱いとなりますので、「500円」(大人価格)。
・・・さらに、なぜかカウンターに行くと半額になる割引券をいただけたので「250円」・・・まあ、これならアリでしょうか・・・
(岡電側も、いくらなんでも1000円はないだろ・・・と、設定しておいて思ってはいるのでは?)。

ただし、割引券の配布がいつまで続くのかについては、何とも言えません。
ともあれ、入館料を払いまして中に入ることにしますよ。


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「鉄道会社のミュージアム」ということで、ヲタ向けと思われるかもしれませんが、実際にはお子様向けという側面が非常に強い施設です

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階段を上がると、2階はプラレールルームとなっています(1階の受付兼売店に加えて、2階のプラレールルームにも係員のおねいさんが配置されているので、入館料の設定自体は必要なのでしょうね。人件費的な意味でも・・・)。

間違っても単身不審中年が紛れ込んでいい場所ではないですね!
(1階のチャギントンが延々と上映されているビデオルームも含めて・・・)

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ちょうど、企画展として「水戸岡鋭次プロデュースのキャラクターたち」という展示が行われていましたので、眺めてきました。

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企画展会場の全景。

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水戸岡デザインの鉄道車両が全国各地に増殖していることはよく承知していますが(そういえば、東北や北海道にはいませんが・・・)、キャラクターまで・・・

こんなにいたのかよ!!


たま・ニタマ・くろ(九州のワンコの方)・・・あたりは全国区なのでしょうが、それ以外は知らなかった・・・(無知)。

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こんなパネルもありました。

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椅子やテーブルはお子様サイズです・・・。
このあたりも、このミュージアムが主にターゲットとしている“客層”をうかがわせます
(もちろん、“大きなお友達”も観覧できるんですけどね)。

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愛らしい“たま”と“ニタマ”が迎えてくれます。




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もっとも、このミュージアムでヲタを最もときめかせる(?)のは、車庫の一角に堂々と立ち入ることができることなのだと(私個人としては)思っています
(私としては、車庫見学の対価として入館料を払っているようなものですし・・・)。

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チェーンの中まで・・・という限られた空間ではありますが、堂々と車庫の空気を味わうことができるのは、いいものですね・・・。

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ちょうど、もう1両の3000形こと、“東武日光軌道復元号”(3005号)が収容されていました

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月に一度、第一土曜日の午前中の2往復のみ--しかも、非冷房のため夏期の運行はない--という、走行シーンに巡り会うことができればラッキー(?)な車両です。
この位置に在線しているのも、ミュージアム訪問者に向けての“サービス”なのでしょうかね?
(実際には、あまり動かないので屋根のあるスペースに収容しているという面が大きいのでしょうが・・・)

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検査中と思われる車両が、ピット上に在線していました。

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・・・ということで、だいたい20分ほど--ショップでお土産を見繕っていた時間も含む--でミュージアムを退館。
このように鉄道と触れ合う施設を自前で建設しようという心意気は大いに評価できるところですが、もうひとつふたつ“インパクトのある何か”もほしいところでしょうかね・・・。

たとえば、(岡電の広報担当者が(あまりの可愛さに)手放すのを嫌がった結果、岡山に残ることになった)“SUNたまたま”に会える場所にしてみるとか・・・。


そうか、“SUNたまたま館長”にすればええやんけ!
(・・・って、その程度のこと、すでに考えていそうですけどね・・・。あるいは、すでにミュージアムの一角で堂々としている子猫--「撮影はご遠慮ください」という掲示がありましたので、画像はありません--の成長を待って“館長”にするか・・・)。


「その③」につづく・・・
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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