京阪8000系ダブルデッカー(階下席)の現在(平成29年11月)

先日、所用で大阪某所に出かけることがあったのですが、帰りに、最近何かと話題の

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(画像は出町柳駅到着時のもの)
京阪8000系ダブルデッカー車の“階下席”

に、しばらくぶりに乗車してきましたので、そのときの記録です。

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さて、あえて階下席に乗車しているのは、先日来各所で話題になっている、

ダブルデッカー階下席の補助席に座っていた乗客が酔客に直撃されて後遺障害を負ったので、酔客に加えて(なぜか)京阪まで訴えた

・・・という、“あの裁判報道”を受けてのことです
(以下、画像については車内が空いてきた三条駅停車中および出町柳駅到着後の撮影となります)。

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2階席と階下席を隔てる階段。
実は、2階席の階段横にも収納式の補助席があるのですが、そちらは現在も使用可能な状態になっていました。

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乗車扉付近から階下席を望みます。

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すでに各所で報じられているとおり、階下席の補助席については、カバーで覆われて使用不能とされていました。
なるほど、高さがそれなりにあることに加えて、階下の補助席と平屋部分の間に遮るものは特になく、人が落ちてきたら直撃ですね・・・。




“まともな”乗客であればそもそも落下することはない

・・・ということはともかくとして・・・。

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過去記事より再掲
ちなみに、こちらが“補助席在りし頃の姿”です。




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一応、階段に対して注意を促す掲示はありますが・・・。

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このときに座っていた席から、かつての補助席跡を眺めてみました。
確かに、人が降ってくるとただごとでは済まなさそうですが、そもそも“まともな”・・・(以下略)。

なお、ごらんのとおり階下の補助席は塞がれていたわけですが、他方で、混雑時(このときであれば、京橋→枚方市間)には、階下の補助席跡にも普通に人が立っているような状況でした。

座っている場合と立っている場合では、人が落下してきた際の影響も変わってくるとは思われますが、補助席を使用停止にしたようなエリアで立っていて大丈夫なのか・・・という気も、なきにしもあらず
(なお、乗車したのは日曜日の夕方の列車でしたから、最混雑列車とはいえませんが、京橋~枚方市間は年がら年中混んでいますね・・・)。

まあ、まともな乗客はそもそも階段の上から降ってこないのですが・・・


・・・ということで、別に訴訟対策というわけでもないのでしょうが、現に事故が起こったという現実--どう考えても、京阪は“とばっちりを受けただけ”であって、「一人でも多くの乗客に座ってもらおう」という善意が仇になったとしか思えないのですが・・・--の前には、このような対策もやむを得ないところかもしれません。

裏を返すと、混雑時であってもあと“2人”--階下席の補助席は2席あったため--座ることができたところが減った・・・という見方もできるのかもしれませんし、こと8000系については、プレミアムカーの連結にともない普通車(便宜上このように呼称)の定員が丸々1両分減っているわけで、普通車に関しては混雑率が上がっているように思われました。

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ちなみに、いつの間にやらダブルデッカー車--通常の特急では“自由席”扱い--にも座席番号が振られていましたが、第一義的には(全車指定席となる)「ライナー列車」向けの設備と思われますが、将来的にはダブルデッカー車の座席指定扱いも、想定されているのかもしれませんね・・・。

そもそも、ダブルデッカー車は定員乗車(着席乗車)を想定している車両であるともいえますし・・・(その割には、首都圏のJR普通列車のグリーン車のように、「自由席」扱いで立席乗車--もちろん、立っていても料金は一丁前に取られる--を認める例もありますが・・・)。
実際、旧3000系のダブルデッカー車を譲受した富山地方鉄道では、ダブルデッカー車を指定席扱いで運用しているそうです(未だに乗りに行く機会がなくて、残念なところですが・・・)。)

あるいは、高齢者や幼児、車椅子の乗客等であれば、通常の平屋建て車両に誘導するくらいのことも、検討されてよいのかもしれません。なかなか、難しいところでしょうが・・・。




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・・・ということで、久しぶりの階下席の旅でしたが、相変わらず「料金不要で乗っていていいのか」という高いレベルの車両です
首都圏であれば、間違いなく料金徴収対象でしょうね(ロング/クロス転換シートで料金を取るのですから・・・)。

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テーブルこそないものの、窓枠にペットボトルを置いて外を眺めていると、これはこれで十分“非日常”空間です。
視線の高い2階席もいいのですが、たまには視線の低い階下席もいいものです・・・。

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また、階下席はハイデッキ構造となっているのは昔からのことですが、何気に--料金不要の車両でありながら--通路がカーペット敷きということを、今更のように“再”確認。

これでは、料金を取るために「プレミアムカー」のアコモデーションレベルが必要になるのも、当然なのかもしれません。
正直なところ、隣に人がいなければ--現実問題として、現在の京阪特急の状況では難しいのですが(特に、最混雑区間となる枚方市~京橋間)--プレミアムカーじゃなくても普通車でもいいじゃない・・・と、思ってしまうというこの現実
(プレミアムカーはアコモデーションもさることながら、空間や乗客の人口密度を含めての“ゆとり”に投資するものでもあることを、改めて痛感した次第)。

京阪としては、痛し痒しかもしれませんけれどもね・・・。
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こんにちは。何か被害者のわがままな感じもする今回の事例ですが同じダブルデッカーで補助席ある引退がささやかれているE4系MAXでは無かったんでちょっとなんかなーと
あ‼️昨日(21日)に北陸グラン昼特急で大阪向かってたら名神高速の多賀SA付近の事故で通行止めを初めて経験しましたねー運よく彦根インターで出ること出来たんで良かったですが大変な1日でした!(その後のインターネットカフェで火災報知器がなると言う事も有りましてでw)

MAXにも補助席がありました

金山さん、コメントありがとうございます。
京阪ダブルデッカーの訴訟問題、酔客を訴えること自体は当然だと思いますが、京阪まで訴えるのは・・・どうなのだろうと思う今日この頃です。
それはともかくとして、東日本にはあまり縁がないのですっかり忘れていましたが、確かにE4系MAX(の平屋デッキ)にも補助席がありましたね。もっとも、さすがに階段の真下には設置されていないようですが・・・(そもそも、E4系の階段は螺旋状でしたね)。

また、北陸道グラン昼特急号での通行止め、大変でしたね。
すぐに抜けることができたようで何よりでしたが、トラブルがあるときにはトラブルは重なるというべきか何と言うべきか・・・。
「グランドリーム仕様車」といえば、先日、「山陽道昼特急広島」号への導入が発表されました。
これでまた(「北陸道昼特急」号と同様に)エアロキングがグランドリーム仕様車に置き換えられるわけで、ますますエアロキングに乗るのも難しくなりそうです(何気に、中国JRバスでは初の「グランドリーム仕様車」導入にもなるかと・・・)。
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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