剣山10号・ゆうゆうアンパンマンカー

「窪川駅~あしずり6号~南風20号」のつづきです・・・

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土讃線を窪川駅から阿波池田駅まで一気に--って、高知駅で強制乗り換えがありましたが・・・--抜けて、夕方の阿波池田駅に着きました。
ここから先は、(第2日に続いて、またも)徳島線特急の「剣山」号に乗車します。
ただし、第2日においては下り列車(7号)を利用したところ、この日は上り列車(10号)を利用するという違いが、一応あるにはあります・・・。


・・・さて、前日(第2日)は、少し早めに徳島駅に着いて無駄に乗車口の先頭に並んで、3号車自由席の展望席に乗ってまいりましたが、2日続けて同じことをしても芸がありません・・・(苦笑)
それ以前に、「剣山10号」の先頭展望席は“通常の”指定席・・・つまり、指定券争奪戦に勝利しないと獲得できないわけです。

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(画像は「剣山10号」の到着後、徳島運転所に引き上げてからのもの)
ヘッドマークの画像からもお察しいただけるかと思いますが、夏休み期間中の一部「剣山」号には、お子様大好き「ゆうゆうアンパンマンカー」が連結されております・・・

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・・・ということで、この日乗り込みましたのは・・・

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お子様御用達・ゆうゆうアンパンマンカー!!
(このスペースは、かつての普通室の座席を全撤去して設置されたものです)



・・・えっ?!、いい年したオッサンが“こんなの”に乗り込んで恥ずかしくないのかって?





恥も外聞も、とっくの昔に放り捨ててきたわ!(爆笑)




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・・・いえ、実際には微妙な“いたたまれなさ”くらいは感じていますよ(アンパンマンはこんなに“つぶらな瞳”なのに、腐れ中年の目の何と“濁って”いることよ・・・)。
なにせ、この日のこの列車の他の乗客はすべて“親子連れ”ですからね(祖父母が孫を連れて乗るという事例もありますが・・・)。

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間違えても、まともな(?)ぼってぃ非コミュ、嫁も子ども(娘限定)もモニターから出てこない(失笑)な人種が乗る車両ではないんですよ・・・
(いや、子ども同伴でないと発券しないといったルールはありませんので、有効な乗車券・特急券を所持している限りは、誰でも乗ることはできますけどね・・・(もちろん、バースデイきっぷ(グリーン車用)であれば、(事前に座席指定を受ける限りにおいて)何の問題もありません))。



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それでも“あえて”この車を指定して乗車する理由は、客室部分が“隠れグリーン車”であるからにほかなりません。

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今でこそ“普通車指定席”として扱われる“ゆうゆうアンパンマンカー”ですが、その正体は「キロハ186-2」、つまり、半室グリーン車。
そして、この堂々たる座席は、キロハ時代のグリーン車のものにほかなりません。

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圧倒的なシートピッチ(いや、グリーン車標準の1160mmですが・・・)

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反転式フットレスト
(普通車扱いでこき使われることに加えて、あまりまともなメンテナンスも受けていないのか、だいぶ汚れてるけど・・・)

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枕カバーこそビニール製になりましたが、座席自体は紛うことなき“グリーン車仕様”

あたかも、国鉄末期~JR初期の四国で“超乗りドク車”として名声をとどろかせたキハ28形5200番台車(キロ28形を座席ごとそのまま転用して普通車指定席扱いとした伝説の車両)の“再来”ともいうべき車両です。





エンドレスでアンパンマンソングが流れ、お子様が騒いでいることを除けば・・・orz。
(なお、この車はお子様が騒ぐための車ですから、「静かにしろやゴルァ」などと言うことはできません・・・(イヤなら前後の普通車に乗れという世界・・・))

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客室側の車端には、アンパンマンの原作者であるやなせたかし氏の直筆サインとイラストが、(ゆうゆうアンパンマンカーの)登場から15年を経た今もなお、綺麗な状態で残されています。

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もとグリーン車ですが、個別空調は普通車と同様です。
特に夏場は、これがあるとないとでは大違いですからね・・・。

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天井には、ゆうゆうアンパンマンカーが定期的に走行する高徳線と徳島線の停車駅名が書かれています。




さて、発車前のひととき、外に・・・って、

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よく見れば前後を固めるキハ185形、2両とも「アイランドエクスプレス四国II」仕様車ではありませんか・・・

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いや、「アイランド~」仕様といっても、トイレ側の車端に(「アイランド~」本体のキロ186形に合わせた)ラッピングが貼られているだけで、その他の点では一般車と何の違いもないんですけどね・・・
(座席が高級とか、トイレや洗面所がリニューアルされているとかいったオチも、全くありません・・・)。

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(こちら、德島方の1号車)
したがって、前から見ただけでは全くわからない・・・
(そういえば、どっちがキハ185-11で、どっちがキハ185-12か、控えてくるのを忘れた・・・orz)。




そうして車内外を観察しているうちに、下りの「南風15号」(阿波池田16:29着)が到着しました。
前日(第2日)に、阿波池田~大歩危間にのみ乗車した列車だったりもします。

この「南風15号」から2組の親子連れ、そして、どこからか乗り込んできた親子連れ・・・と、



3組の親子連れ+1人のキモいぼってぃ非コミュ
(@ゆうゆうアンパンマンカー)


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・・・という、端から見たらこの車内の取り合わせ何なんだよ・・・と言わんばかりの状況で、16:37、定刻通り「剣山10号」は、阿波池田駅を発車しました
(意外にもというか何というか、下り「南風」号でやってくるというパターンが多いんですね・・・。なお、前後の“ふつうの”キハ185形は、阿波池田駅の時点で、ぱっと見それぞれ2~3割程度の入りでした)。

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前日に展望しながら通った道を戻っていくわけですが、展望席は吉野川側(北側)に対して、このとき指定された「1-D」席は山側(南側)、向きが違えば見える景色も変わってくるものです・・・。

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「ゆうゆうアンパンマンカー」に限らず、「アンパンマン列車」に乗車した場合、車内検札用のスタンプも特製品となります
(これは、「ゆうゆうアンパンマンカー」や「アンパンマンシート」に限らず、列車全体で共通)。
さらに、「ゆうゆうアンパンマンカー」については、車掌に加えて(お子様への対応もあってか)ゆうゆうアンパンマンカー専属のスタッフも乗務します。
基本的には、「ゆうゆうアンパンマンルーム」(遊びスペース)では、同伴の保護者が管理監督すること・・・となっていますが、列車の性格が性格ですから、子どもの対応に慣れたスタッフを専属で配置しているのでしょう。




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そんなこんなで、わずか69分で--いや、徳島線の路線延長自体が長くないだけですが--、終点の徳島駅に到着です。

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乗客を降ろすとさっさと徳島運転所に引き上げて、器用に(?)入れ替えして、キハ185形--“アイランドエクスプレス四国II”仕様車--だけの2連に組み替えられました。

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そして“ぽつん”と佇むキロハ186-2。
別のキハ185系に挟まれて、夜の最終うずしお号(32号)で高松に引き上げるまで一休み・・・。

実はこの「ゆうゆうアンパンマンカー」、運転日には“毎日”高松運転所と德島エリアを行き来しているのですが(送り込みは「うずしお7号」(営業運転)、返しは「うずしお32号」(回送扱い))、前後を挟むキハ185形は、適当に入れ替わっているようです(まあ、そうでなければ高松所属のキハ185系の送り込みと返しができなくなりますからね・・・)。




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・・・ということで、3年ぶりの「ゆうゆうアンパンマンカー」の旅でした
(参考:前回・平成26年の乗車記録)。

座席まわりは紛うことなき“グリーン車”なのですが、内実はお子様の楽園。
エンドレスに流れるアンパンマンソングに洗脳されそうというかクラクラきそうですが、この“グリーン席”、4列とはいえ割としっかりした造りです。

何より、キハ185系の登場直後に“輝いて見えた”グリーン車--当時は小学生でしたから、グリーン車なんて雲の上もいいところ--に、(恥と外聞を捨てれば)身を委ねることができるのは、ありがたいものですね・・・。


なお、この「ゆうゆうアンパンマンカー」、登場15周年を記念してか、今年(平成29年)にリニューアルされることが発表されています。
黄色ベースへの塗装変更に加えて、お弁当やグッズの販売スペースも新設されるそうで(おそらく、現在の授乳室やスタッフ室(かつての車掌室)あたりを改装するのでしょうが)、「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」号のように“商売っ気”が前面に出されることになりそうです。

そうなると個人的には「ますます乗りにくくなる」ような気もしますが、“お子様や利用者のニーズに応える”という見方もできるわけで(あとは、“JRの増収につながる”という見方もできるわけで)、あちらを立てればこちらが立たず・・・ですね。

まあ、“隠れグリーン車に乗るため”に、あえて“ゆうゆうアンパンマンカー”を指定しているような、“例外状態”の乗客なんて、最初からターゲットになっていないと言われれば、まあそれまでなんですけどね・・・orz。


「徳島駅の夕方~うずしお26号」につづく・・・
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No title

車端部の直筆イラスト、事情を知らない客から「ヘタな落書きが描かれている」とクレームあったそうです。
集客UPを求めるなら、SLマン模したものでも終着駅に置くなど達成感得られる工夫が欲しいところでしょうか。
張りぼてよりは、大井川で過去やりました本物に装飾が望ましいのですが「はいドーゾ」と提供できる所もないのでしょうね。

原作者の貴重なイラストとサインなのですが・・・

ねるねるさん、コメントありがとうございます。
「ヘタな落書き」ですか・・・、やなせたかし先生に対して何と失礼な・・・。
とはいえ、アニメのアンパンマンと原作のアンパンマンの絵柄がかなり違うので、無知な客であれば、しかたないのかもしれませんね・・・。

また、個人的には、「ゆうゆうアンパンマンカー」の集客状況(平均乗車率は6割程度だそうです。もちろん、土日祝日は混んでいて、夏休み中の平日は比較的空いているので、この「平均」値がどこまで実感と近いかはともかくとして・・・)、夏休みの平日に乗る側としては、今くらいがちょうどいいような気がします。
まあ、今回のリニューアルで物販スペースが増設されるので、少しは増えそうですが、根本的な問題として(高松発の「うずしお」号を除けば)今一つアクセスが難しい(特に、阿波池田発の「剣山」号に乗車するのはなかなかに厄介)ということはあるでしょう。
既存のアンパンマン・列車キャラクターになぞらえるのは無理そうですから--大井川のSLマンは“奇跡”のレベルでハマっていましたが--「ゆうゆうアンパンマン」や「アンパンマン列車」といったオリジナルキャラクターでも作ってアニメに登場させた方が早そうですね(苦笑)。

No title

はじめまして
美しい写真と味わい深い記事をいつも楽しみにしております
このたびもわかりやすくH29四国をまとめてくださり
ありがとうございます!

コメントありがとうございます

百万遍菊門さん、コメントありがとうございます。
世の中に「バースデイきっぷの旅行記」を書かれる方は多いですが、無駄な細かさと執拗さという点では、負けてない・・・と、思いたい(苦笑)。
それはともかくとして、こんなの(苦笑)でもごらんいただいて、ありがとうございます。
機会があれば、ぜひ「バースデイきっぷの旅」を!
(「青春18きっぷ」あたりと違って、大半がJR四国の収入にもなりますし・・・(いったい、土佐くろしお鉄道や阿佐海岸鉄道(そして、一般路線だけ利用可能なJR四国バス)にどれくらい配分されているのかは謎ですが・・・))。
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Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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