普通5550D~普通4552D~特急むろと4号

「普通4537D~阿佐海岸鉄道普通5549D」のつづきです・・・

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牟岐線~阿佐海岸鉄道線を乗り継いでまいりまして、甲浦駅に着きました。
ご覧の通り、甲浦駅のホームは1面1線ですが・・・。

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地元産の木材を使っているであろう、立派な待合室が、高架の下に控えています。
ちなみに、室戸岬方面への高知東部交通バスのバス停も、この待合室に隣接しています。

過去の“バースデイきっぷの旅”では、すべて甲浦駅から高知東部交通バスに乗り換え、室戸岬を抜けて土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線に乗り継ぐというパターンを取っていました。

・・・とはいえ、高知東部交通バスの運賃は自腹、しかも、距離がかさむこともあって2500円ほど支払う必要があります(甲浦駅前→奈半利駅前の運賃が、だいたいそれくらい・・・)。
(そして、今年の“バースデイきっぷの旅”では、「四国まんなか千年ものがたり」号に乗車して食事券に支出しているので、あまり無理な支出もできないという、この現実・・・orz)。

・・・ということで、今年は室戸岬と土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線乗車を断念して、来た道を折り返すことにしました・・・

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毎年乗っていた高知東部交通バスを見送るというのも、不思議な気分になるもので・・・
(なお、普通列車でやって来た乗客のうち、2~3人はこのバスに乗り継いだ模様です・・・)。

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折り返し待ちの時間が40分ほどありましたので、いったん駅の外に出て、駅前の神社にお参り・・・。

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神社からホームを見上げると、こんな感じです・・・。

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地方線区の終端駅の悲しき性か、駅前には何もありません
(駅前だから食料を調達できるところや食事をとることができるところがあると思ったら大間違い・・・。国道55号線沿いまで出ると、また事情が違ってくるのでしょうが、40分ほどの折り返し時間ではちょっと厳しいですね・・・orz)。

・・・ということで、神社にお参りして自動販売機で飲み物を補充したら、さっさとホームに戻ります。
何かと経営が厳しい・・・といわれる割には、本数がこれだけ確保されているのは“立派”というべきなのでしょうか・・・
(この本数をみれば、“秘境駅”という気分にはなりませんね・・・)。

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40分ほどの折り返し時間の間、ASA-101形はずっとホームに据え付けられていました。
扉も開きますので、これ幸いと、冷房の効いた車内で一休み・・・。

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それにしても、人がいない・・・orz。

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この駅を起点とする線路は、徳島へ、そして高松へと続いています・・・。

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冷房の効いた車内が開放されているのは、地味にありがたいです。
車両がホームに据え付けられているのに、発車の直前まで扉が開かない・・・などという嫌がらせを食らわされることもあることを思うにつけ、なおのこと・・・。

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いろいろと“増収策”を工夫しているようですが、なかなか“ままならない”ようですね・・・。

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ロングシートを望む・・・。




そうこうするうちに、発車時間が近づいてくると何だかんだいっても人は集まってきます。
相変わらず“一桁”ですが・・・。
しかも、先ほどの下り列車で見かけた、トランクを抱えた外国人観光客・・・どこで時間をつぶしていたのか定かではありませんが、私と同じように来た道を戻るようです・・・。

そういえば、外国人限定で四国内のJR・三セク、さらに民鉄線も乗り放題となる“ALL SHIKOKU Rail Pass”が地味に好評なようですので、それでも使っていたのでしょうかね・・・
(そういえば、初日の「しまんと1号」に乗車する際に、“ALL SHIKOKU~”を提示されて「ここに乗ってていいの?」と英語で聞かれたので、「ここはファーストクラス(グリーン車)だからアカンで」と、ヘボい英語で返しておいたのですが、(京都や大阪ならまだしも)四国に外国人が大挙してやってくる時代なのですから、変われば変わるものですね・・・)。

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そんなこんなで、甲浦駅を12:19に発車。
宍喰駅で2人さらに乗客を増やすも、やっぱり1ケタのままで、普通5550Dは終点の海部駅に着きました。
ときにちょうど12時半。やはり11分の旅路でした。




そして、構内踏切を渡りまして、JR乗り場に移動します。
先ほどお世話になった1551号が充当されている、普通4552Dに乗り継ぎです。
海部駅を12:33に発車・・・。

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今度は山側の席に座って帰りました。

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往路の海側席とは全く違った景色を望めるのが、面白いところです・・・
(“来た道を戻る”からといって、“等しきものの繰り返し”になるとは限らない・・・と)




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終点の牟岐駅には12:47に着きました。
そして、先ほどお世話になったキハ185系の2連が折り返していく「むろと4号」に乗り継ぎます。
いつの間にやら転線して、到着時とは反対の乗り場に停車していました・・・。

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往路の「むろと1号」では、展望席を確保するため指定券の発券を受けましたが、上り列車では指定席は最後列になることに加え、牟岐線特急は基本的にガラガラ・・・ということもありまして、帰路については2号車の自由席に乗車することにします。

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日和佐駅発車後の車内ですが、パラパラと座席が埋まる程度の混雑にとどまるのが、牟岐線特急の“日常”というものでしょう。
お盆や年末年始といった超繁忙期は、また事情が異なるのでしょうけれどもね・・・。

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さて、往路で前面展望を堪能したので、帰路は適当な席を・・・と思って乗り込んでみたところ、お誂え向きに(?)16-A席が空いていましたので、「むろと4号」でも展望席の旅としました・・・
(なお、このときの2号車はキハ185形1000番台(トイレなし)のため、1号車の0番台よりは1列座席が多いのです・・・。だから“16番”席が展望席になるという次第・・・)。

なお、「むろと1号~普通列車」の乗り継ぎで線路監視をされていた保線要員の方も、「普通列車~むろと4号」の乗り継ぎでお帰りになるようで・・・。
そして、往路と同様に貫通席に立っておられたので(「またコイツ最前列にいるがな・・・」と思われたかどうかは、定かではありませんが・・・)、帰路でも存分に展望席の旅を堪能することができました。ありがたや・・・。

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12:52、定刻通り牟岐駅を発車しました。
相変わらず“阿波室戸シーサイドライン”の愛称名に反する山の中を、しずしずと走っていきます。

なお、全体としては人の少ない車内だったのですが、普通列車から乗り継いできたばーさん2人組が著しく“やかましい”・・・
あなた方は耳が遠いから大声で話さないと聞こえないのかもしれませんが、聞きたくもない世間話を強制的に聞かされる方の身にもなってくれ・・・。しかも、ガラガラだからといってご丁寧に通路をまたいで座っていやがるので、よけいにうるさい!(怒)

結局、地獄から開放されたのは、終点手前の南小松島駅に着いてからでしたとさ・・・orz。

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そんな“アレ”な状況ではありますが、列車は日和佐城を望みつつ・・・

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日和佐駅に着きました。
阿南~牟岐間の途中停車駅では、間違いなくここでの乗降が最も多いと思われます。
薬王寺(四国八十八か所霊場、第二十三番札所)の最寄り駅という事情も、大きいのかもしれません。

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下りの普通列車と交換。
それにしても、四半世紀前に初めて訪れたときにはキハ40系の天国だった牟岐線も、今では1500形&1200形の天国です(キハ40系も、ラッシュ時を主体に入りはしますが・・・)。

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しばらく走ると、牟岐線で数少ない“海の傍の駅”こと、田井ノ浜駅です。
下りの「むろと1号」と並んで、この「むろと4号」も臨時停車していました。

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青い海。
海水浴場の環境としては悪くないのでしょうが、徳島の市街地から結構距離があるからか、あるいは平日だったからか、あまり人の姿は見受けられず・・・。
ときは7月31日・・・海水浴をするには悪くない日程なのですが・・・。

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四国で“海に近い駅”というと、予讃線・下灘駅が何かと有名にすぎますが、海との距離だけいうならば、この田井ノ浜駅の方が近そうです・・・
(もっとも、国道が改修されて駅と海の間に国道が通るようになった今の下灘駅ならばまだしも、国道の改良前はもっと海に近かった・・・らしいですが、そんな昔の姿を知らなかったりもします・・・orz)。

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13:35、阿南駅を出発しました。
勾配を上り、曲線を曲がり・・・

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那珂川を渡ると、列車は幾分スピードを上げます。

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吉野川ほどではないにしても、那賀川もなかなかの大河ですね・・・(ただし、四国基準)。

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ちなみに、コスト削減に一生懸命で、当然のことながら振子機構など装備しないキハ185系ですが、それ以前の気動車に比べれば、これでも曲線走行性能は上がっている・・・らしいですが、今では比較対象が2000系というのが、キハ185系の“不幸”だったのかもしれません。
JR四国のフラッグトレインとして輝いていた時期は、わずか5年ほどだったのでは?
(それでも、德島エリアを中心に細々と、しかし黙々と特急運用に充当され続けていますが・・・。そして、普通列車用になった仲間もいれば、“四国まんなか千年ものがたり”号にコンバートされた仲間もあり、トロッコを牽引していたり、ジョイフルトレインに化けたり・・・と、“何気に使い勝手はよかった”のかも、しれませんね・・・(だぶついていたから何かと“種車”にしやすかっただけという説もあり・・・))。

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飾りっ気のないデッキ。

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ゴミ箱。
国鉄形につき、分別の概念はありません・・・。

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そういえば、キハ185系は、JR世代になって以降、特急形車両ではめっきり採用例のなくなった折戸を装備しています。
折戸といっても、同世代のキハ32形やキハ54形(0番台)車のようなバス部品流用とは異なり、そこは一応“特急形”の模様。

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戸袋窓のスペースが不要になることで一時期好まれた--キハ181系や14系座席車を思い出しますね・・・--特急形車両の折戸・・・いつしか、絶滅危惧種になろうとしています・・・。

この“バッタン”・・・と閉まるのも、これはこれで“味”はあるんですけどね・・・。

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さて、徳島運転所の気動車群が見えてくると、終点の徳島駅はすぐそこです。

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14:01、朝の「むろと1号」での出発から約4時間ぶりに、徳島駅に戻ってきました。

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隣の乗り場に“1515”号がいたので、思わず撮影
(14:17発の、板野行き普通4342Dですね)。

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跨線橋に続く階段が“ごらんのありさま”になっていました・・・。

「剣山7号」につづく・・・
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No title

キモプアさんの四日後に田井ノ浜に行きました
「みぎしたきっぷ」です
台風の影響か遊泳禁止で誰もいませんでした(^^;

一泊だけだったので安芸まででしたが、宍喰駅、ドルフィンセンター、室戸岬とか観光出来て満足でした
バスのお金を用意しなくていいのは楽ちんです
高知東部交通さんがバースデイきっぷにも協力してくれたらさらに無敵ですね

それと室戸岬の観光案内所は海側に移転していました
アイス最中を食べたかったけど17時を過ぎていて閉店時間でした 残念!(>_<)

みぎしたきっぷ

またたびさん、コメントありがとうございます。
室戸岬周辺をまわることに特化するならば、たしかに「みぎしたきっぷ」は大いに使い出がありますね。
特に、正規運賃ではそこそこする--過疎路線で補助金でどうにか保っているのでしょうから、致し方ないところもあるのでしょうが・・・--高知東部交通バスの甲浦~室戸岬~安芸線の運賃を含むというのが、ポイントの高いところです。

もっとも、私の場合はだいたい(“バースデイきっぷの旅”に限らず)「乗り鉄」パターンの行程を組んで乗ってばかりいるので、「みぎしたきっぷ」を使う機会がなかったりもします・・・。

それはともかくとして、一泊されて「みぎしたきっぷ」を存分に活用されたようで、何よりでした。
室戸岬・・・実は、岬本体も見応えがあるものの、周辺の施設(またたびさんが訪問されたドルフィンセンターはもちろんのこと、ジオパークセンター、室戸岬灯台、アクアファーム・・・等々と、見所はいくつかあるのですが、なにせ腰を据えて訪れないと・・・)も“なかなか”なのですが、乗り鉄/乗りバス通過タイプの行程しか組まないもので・・・(苦笑)。
今のバースデイきっぷの価格からすると、JR四国バスの一般路線バス以外のバス路線に適用範囲を拡大・・・というのは、難しそうです(ALL SHIKOKU Rail Passを発展させて、四国全体の公共交通機関が一丸になってフリーきっぷを・・・って、旗振り役がいなさそう・・・)。

また、室戸岬の観光案内所、移転していたんですね。
海洋深層水モナカ自体は、全国いろいろなところで食することはできそうですが、炎天下の室戸岬を歩いた後だと格別なのですが、営業時間は、如何ともしがたいですね・・・。
プロフィール

キモプアの紙

Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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