しまんと1号(高松→高知)

「プロローグ②」のつづきです・・・

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平成29年7月30日(日曜日)の朝が明けました。
いよいよ、「平成29年・バースデイきっぷの旅」のスタートです
(7月生まれの私ですが、バイト講師業とか副業とかの関係上、7月の末期にならないと動けないという、この現実・・・orz)。

早朝から宿泊していた某ビジネスホテルをチェックアウトして(朝っぱらからお手数おかけしました・・・)、高松駅に向かいます。

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そういえば、相変わらず“スマイル”している高松駅に向かう途中の駅前広場で見かけた“親切な青鬼くん”。

“青”鬼???

・・・というツッコミは、たぶんヤボというものです(苦笑)。


さて、自動改札化されている高松駅では、“バースデイきっぷ”も自動改札機に投入することができる・・・といえばできるのですが、そこは“気分の問題”。入鋏・・・ならぬ、スタンプ押印の儀式を受けます
(あと、有人改札を通れば、無粋な“穴”が開くこともありませんしね・・・)。




さて、この日のメインイベントは「四国まんなか千年ものがたり・しあわせの郷紀行」(上り列車)への乗車です。
同列車が始発の大歩危駅を出るのは、14:20。

ゆとりをもって高松を出て、悠々と大歩危駅に向かうのが、“普通の人”のやること。
あるいは、大歩危周辺の観光に朝っぱらから出かける・・・というパターンもあるでしょうか。

他方で、この私が“そんなひねりのないこと”をやることもなかろう・・・(←誰にいっているんだよ・・・orz)。


行程を立てる際に、手元の時刻表をパラパラとめくって脳内シミュレートをしてみたところ、

高松→(しまんと1号)→中村→(あしずり4号)→高知→(南風16号)→大歩危

・・・と乗り継ぐと、ちょうど「四国まんなか千年ものがたり・しあわせの郷紀行」に都合良く接続することがわかりましたので、そのパターンで中村往復を敢行することにしました
(まあ、“バースデイきっぷ”=乗り放題・・・ですしね)。




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・・・ということで、やってまいりましたのは、(昨年と全く同じ)特急「しまんと1号」が発車する6番乗り場です。

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すでに、「しまんと1号」と、その直前に発車する「いしづち103号」が入線済でした。
予讃線・土讃線特急揃い踏み・・・となるのも、高松駅では早朝深夜に限られる光景となってしまいました
(高速道路に追われて、「しまんと」号は壊滅状態になっているため・・・。グリーン車連結の「しまんと」号に至っては、1日に1往復しかありませんし・・・)。

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さて、この「いしづち103号」は、本来はモノクラス編成です
(付属編成を2本併結した4連。オール自由席)。

ところが、この日は運用の都合か何なのか、“グリーン車”つきの基本編成が連結された7連フル編成が充当されていました
イレギュラーでしょうから、1ヶ月前からグリーン券を購入・・・は当然できないのでしょうが、だからこそ、乗車可能であれば貸し切り同然であることも確定。
「いしづち103号」で松山に行っても、折り返して大歩危駅に(「~千年ものがたり」に間に合うように)着くこともできるところですが、すでに「2000系グリーン車を堪能する旅」のグリーン車指定券の発券を受けている立場ですから、ここは予定通り、「しまんと1号」のグリーン車に乗り込みます
(そもそも、(本来の「いしづち103号」の編成ではない)基本編成の3連は、客扱いをせずに回送扱いとなっている可能性もありまして、そうなるとどうしようもありませんし(時間がなかったので、基本編成が客扱いしていたかどうかは確認せず・・・。乗降扉は基本編成も開いていたので、おそらく“客扱いあり”なのでしょうが・・・))。


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昨年同様、「しまんと1号」のグリーン車に乗り込んで、中村駅まで一気に抜けることにしました。

延々4時間ちょうどの、グリーン車の旅
(高松6:04→中村10:04)


と、なります。


この“堂々たるグリーン車座席”に偉そうにふんぞり返ることができるのも、“バースデイきっぷの旅”を敢行している間くらいのものです・・・(苦笑)。

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・・・と、いうことで、やってまいりましたのは先頭1号車のグリーン車・・・もとい、半室“グリーン室”です。
図らずも、昨年同じ“リニューアル車”に当たりました
(ただし、昨年は2010号、今年は2003号。もっとも、2010号にもこの日のうちに乗車することになります・・・)。

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リニューアル車なので、コンセントもあります。
例によって、全く存在がPRされていない・・・という、アレな現実はありますが・・・。

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さて、居座るは、だいたい3週間前に“ワーププラザ梅田”にて確保しておきました

いちばんええ席(1-A席)

です。

グリーン車というだけでもテンションが上がるのに、“展望席”ですよ、ワッホイ!


昨年は同じく「バースデイきっぷ」利用者の方に声をかけられてドモったとか(←さすが“エリートボッチ非コミュ”(苦笑))、なんで朝っぱらからこんなにグリーン車が埋まっているのだとか、いろいろとありましたが、今年は「グリーン車の乗客わずか“2名”」という、閑散たる状況--いや、朝イチの「しまんと」号のグリーン車の利用状況としては、たぶんこちらの方がデフォルト--でした。

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“いちばんええ席”の名に恥じない、見事な展望を誇ります(ただし、下り列車に乗車する場合のみ・・・)。

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こちら、2号車自由席。
「南風」号や「あしずり」号の3連編成では一部指定席になる2号車ですが、この「しまんと1号」に限っては、全車自由席となります(言い換えると、「しまんと1号」の普通車指定席は、2000形の普通室部分の16席しかありません)。
高松駅の時点ではガラガラですが、だんだん人は増えていきます。

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圧倒的に絞られた裾が、振子車の証です。
もっとも、後継の2600系気動車の量産先行車が登場した今となっては、さていつまで眺めることができるものか・・・
(N2000系まで含めれば、10年単位で2000系も残るのでしょうけれどもね・・・。JR四国の体力では一気に2000系の置き換えともいかないでしょうし・・・)。




さて、そうこうするうちに、隣の7番乗り場から6時ちょうどに「いしづち103号」が発車し、こちらの「しまんと1号」もそれを追って定刻通りに発車です。

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JR四国本社を傍らに、床下のSA6D-125-Hエンジンが軽快なうなりとターボサウンドを奏でます
2000系量産車の登場(平成2年)から早27年となりますが、四半世紀を越えているとは思えない圧倒的な出足と走りは、未だ健在なり
直接の後継車となる2600系気動車が登場しましたが、今もなお2000系の走りに色あせるところは全くありません。

圧倒的な加速と、床下から響くターボサウンド、安定して身体を受け止めてくれる完成度の高いグリーン車座席に身を委ねると「バースデイきっぱー」となった喜びを全身で感じる次第・・・




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早朝で列車密度の低い予讃線高松口を、軽快に疾走していきます。
端岡駅通過。

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坂出駅を出ると、宇多津デルタ線にさしかかります。

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宇多津駅通過。
かつては通過列車がゴロゴロ存在した宇多津駅ですが、今となっては--特急列車の分割併合の拠点になっているということもありますが--通過する列車の方が“少数派”となっています。

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多度津駅を出ると、予讃線(右側)と分かれて、土讃線に進路をとります。

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琴平駅までは讃岐平野の平坦線ですが、琴平駅を出て、非電化区間に突入すると、2000系の本領発揮です
“秘境駅”として名高い坪尻駅--スイッチバック駅--を、華麗に通過。

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山岳地帯、しかも早朝ということもあってか、外はうっすらと靄がかかっていました・・・。

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徳島線が合流してくる佃駅を通過すると、阿波池田駅はすぐそこです。

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7:04、高松駅からちょうど1時間で、阿波池田駅に着きました。
ここまで“乗客2名”で走ってきた「しまんと1号」のグリーン車ですが、もう1人の乗客がここで降りていきまして・・・

The・貸切

“いちばんええ席”に居座っていることに加えて、グリーン車は貸切。
後方の指定席セクションも、2~3号車の自由席車もそれなりに乗降があることと比べると、ここはまさに“別世界”

展望席は我のもの
グリーン車も我のもの

(内心無駄に高笑い・・・表には出さないけどな・・・)

・・・と、勝手にご満悦状態で、引き続き先へ進みます
(JR側からすると、貸切でグリーン車をバースデイきっぱーに使われた日には、たまったものではないのかも、しれませんけどね・・・)。




阿波池田駅を出ると、列車はふたたび、四国山地に突っ込んでいきます。

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小歩危峡の渓谷美を車窓左手に眺めつつ、吉野川を鉄橋で渡ると・・・

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7:23、大歩危駅に着きました。
結局はこの駅に戻ることになるのですが、

ただいま、2000系グリーン車祭り絶賛開催中(謎)

・・・ということで、先へ進みます。

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吉野川に沿って、靄のかかる山岳地帯を、車体を左右に傾斜させながらひた走ります。
まさに、2000系の本領発揮。

左右に傾く車体と床下から響くエンジン音を、グリーン車の座席にふんぞりかえりながら堪能する・・・

このために、1年雌伏している・・・というと、大げさというものでしょうか・・・(きっと“大げさ”です・・・(失笑))

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途中の大田口駅で運転停車。
上り特急「南風4号・しまんと4号」の行き違い待ちです。

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橋梁上の駅こと、土佐北川駅を通過。

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次の停車駅である土佐山田駅へ向けて、下り勾配をエンジンブレーキを効かせつつ、ひたひたと下って行きます。
エンジンブレーキのサウンドもまた、2000系の魅力です・・・。

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土佐山田駅を発車すると、高知平野をすっ飛ばしていきます。
こんな“高速走行”もまた、2000系の本領発揮です。

こうして振り返ってみると、

2000系は土讃線のために生み出された車両

・・・であることを、登場から四半世紀以上経って、改めて実感させられるという次第。

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8:09、後免駅に到着。
自由席車には通学客や通勤客も乗り込んできますが、グリーン車は平和なものです。

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高知運転所の傍らを高速で通過すると・・・

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8:17、定刻通り、列車は高知駅に到着しました。

「しまんと1号(高知→中村)、中村駅」につづく・・・
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
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