松山エクスプレス大阪号の旅(“グランドリーム”仕様車)・その①

今年になって突如西日本JRバスから発表された・・・

「松山エクスプレス大阪」号の一部便への“グランドリーム仕様車”投入


やや長い距離を走る高速バスとはいえ、“昼行便”に、夜行便仕様の車両を導入するのはどうなのか?・・・という説もありますが、グランドリーム仕様車は、現在では西日本JRバスの新規に導入される3列独立シート車の“標準仕様”となりつつありますので、こうして昼行便にも投入した方が“何かと合理的”なのでしょうね・・・
(「北陸道昼特急」号のように、一気にグランドリーム仕様車に置き換えてしまうような例もありますしね・・・)。


・・・ということで、先月(平成29年4月)から“グランドリーム仕様車”が導入されている「松山エクスプレス大阪」16号に、連休中に乗車してきましたので、そのときの記録です。




やってまいりましたのは15時過ぎのJR松山駅。
連休中ということもあって、鉄道利用者と高速バス利用者で賑やかです・・・。

待つことしばし・・・

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所定どおり、真っ白な“グランドリーム仕様車”が、始発のJR四国バス松山支店からやってきました

前回この便に乗車したときは、15年選手のエアロバスでしたので、エラい違いです
(そして、代走にぶち当たることもなく所定の車両がやってきてくれて、やれやれ・・・)。


まずは改札を受けて荷物をトランクに放り込んでから、手土産を買いに駅構内のコンビニへ。
手早く用事を済ませて、車内に入ります。

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“グランドリーム仕様車”ということで、改良型のクレイドルシートが鎮座しています。
クレイドルシートといえば、きわめて大柄の座席

車内の見通しが悪いというか、圧迫感があるというか・・・。

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通常であれば、“いちばんええ席”のような最前列なり、トイレ前でリクライニングし放題の3-C席なりを“指名買い”するところですが、あいにく連休真っ盛り。
(JRバスで)発売初日となる1ヶ月1日前の朝9時にパソコン上で予約したのですが、その段階で上記の席はすべて売り切れていました・・・



・・・と、いうことで、今回指名買いしたのは・・・。

6-C席

です。

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この席にした一番の理由は、前に座席が“ない”こと
大柄のクレイドルシートはどうしても圧迫感がありますが、前に座席がなければ圧迫感も何もありません。

確かに目の前は“壁”というか“仕切”ですが、



仕切は倒れてきません(笑)
(前はトイレなので、トイレへの人の出入りはやや気になりますが・・・)。

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ちなみに、足元に蹴り込みが入っていたことは、ポイントの高いところです
(この蹴り込みがあるかないかで、足元の窮屈感が全然違います・・・)。

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何かと噂の“新型クレイドルシート”

グランドリーム仕様車の象徴にして、移行組と正面からやり合う老舗・JRバスの誇る最新型の(ノーマル)座席です。

座ってみて・・・

新型だから飛躍的に改善された・・・という印象は、特に受けず


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まあ、従来型のクレイドルシートもそれなりに完成度の高い座席でしたので、包み込むような--“ゆりかご=クレイドル”の名は伊達ではありません・・・--柔らかい掛け心地に変わりはない・・・と


他方で、ソフト面は何かと改良されています。

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無料のWi-Fiサービスのごあんない。
手元に然るべき端末があれば試してみるところですが、何せこのときは・・・

ポータブック先生が轟沈した直後で、適当な端末がない

・・・ため、試すことはできず・・・orz
(なお、西日本JRバスが担当する「松山エクスプレス大阪」号であれば、グランドリーム仕様車でなくとも、無料Wi-Fiサービスは実施されるそうです)。


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もちろん、コンセントも従来型のクレイドルシートと同様に装備。
コンセントのないWi-Fiサービスほど、意味のないものもありませんからね・・・。

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また、最近は夜行バスを中心に普及している“座席カーテン”。
仮にこれを装備していても、昼行便では使用中止になっていることが多いところ、


グランドリーム仕様車の場合、昼行便でも乗客の好みに応じて“どんどん使え!”というスタンス。




・・・これは実に“新しい”


今まで、昼行便で座席カーテンを使ったことなどありませんからね・・・。

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カーテンを引くと、そこはプライベート空間
(いや、後方の7-C席との間には仕切はないけど・・・。前後の仕切は、ハイバックなクレイドルシートが兼ねるということでしょう・・・)。

今回選択した6-C席は、前にあるトイレとの間にも仕切カーテンがあるため、(後ろを振り返りさえしなければ)最も“プライベート感”の高い座席なのかも、しれません(これは乗るまではわからなかった、意外なサプライズでした)。

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この日は連休中ということもあって“満席”でしたので、どの席の乗客も仕切カーテンを絶賛活用中。
中央のB席にあるカーテンがことごとく閉まると、自席の仕切カーテンを開けても、見える景色はこれです

まあ、寝顔だとかアホ面(失笑)だとかを“容易に見られない”という意味では、人気が出ることもうなずける装備です。


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あまりの“プライベート感”に、徳島道の走行中、無駄に手元の3DSを引っ張り出して、しばらく“ファミスタクライマックス”をやっていました・・・(笑)
(なんという“オッサンホイホイ”(笑))。



他方で、乗客が自由に仕切カーテンを使うことができることで、開放休憩時の人数確認が困難という問題も。
この問題に対してJRバスの編み出した回答が・・・


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開放休憩時の人数確認を“しません”


・・・という、これまでの高速バスの開放休憩の“常識”をぶち破る対応
実際、この注意書きは、各座席の“座面”に出発時から備え付けられており、イヤでも視界に入って、手に取るようになっていました。

さらに、発車後も乗務員氏は何度もこの点についてアナウンスしていました。



そして、実際に

予告された発車時間が来たら、人数確認なしに発車するバス


・・・年に何人かは、SAやPAに置いてきぼりになる乗客が出そう・・・
(まあ、発車時刻を予告する以上、その時間に戻ってきていない乗客は置いてきぼりにされても本来は文句を言えないのですが)。




全体としては改善されている新型クレイドルシート・・・。

他方で、新型になったことで“残念”なところも

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カップホルダー/ペットボトルホルダーが、従来型の“前席の背面”から、“アームレストの先端”に移されました。


ところが、このことによって、

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左右のアームレストの長さが違う

(カップホルダーのある側の方が、その分“短い”)

・・・ことになってしまい、どうにも落ち着きませんでした・・・orz




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ともあれ、定刻通り15:30にバスはJR松山駅を発車します。
座席カーテンのため、車内の状況をきちんと見通すことができたわけではありませんが、半分程度の入りというところでしょうか。

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伊予鉄道大手町駅の平面交差を傍らに・・・

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松山城のお堀に沿って東進。
こちらは伊予鉄道の路面電車(市内電車)の南堀端電停です。

15:38、3名が乗車して松山市の中心部にある大街道バス停を発車。

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伊予鉄道の松山市駅を15:30に出た、京都線のセレガに続行して、松山市内を走ります
(なお、伊予鉄道・京阪バスの京都線は「4列座席」であることがネックとなり、私はあまり使うことがありません。直近では今年の2月に、京阪バスの担当便に乗車しています)。

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15:56、松山インター口バス停を発車。
ここからの乗客が割と多く、改札や荷物の預け入れ等で、5分ほど停まっていました(その間に伊予鉄バスはさっさと先行)。

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松山ICから高速道路に入った・・・と思いきや

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川内ICで一旦流出し、川内インターバス停で乗車扱い。
16:09に発車します。

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再び高速道路に戻りまして、山岳地帯を抜け・・・

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山の中腹を東へひた走り・・・

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16:57、三島川之江ICを発車。
きれいに“定刻通り”です。

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川之江東JCTを抜けて、德島道へ・・・。
対面通行でまったりした走りになったこともあってか、あるいは、快適なクレイドルシートに身を委ねていたためか・・・









気がつけば、最初の開放休憩地となる「吉野川SA」への到着アナウンスが流れていました・・・orz

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「高知エクスプレス大阪」号と思われるJR四国バスのエアロエースの隣に停車です。

「その②」につづく・・・
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No title

D号初代車輌のふそうB906Rや日野RA900Pを体験した身からすると、なんとも進化した車内だと映ります。
ところで窓際のカーテンは使用可能でしょうが、通路に面するそれは昼行便でも使ってよいものでしょうか??

こんにちは。乗車おめでとうございます✨
プライベートカーテンはJRは東海道でも使用可能でした画像にも有ります人数確認はしませんを貰いました
ドリンクホルダー個人的には有りかなとwリクライニングしてても起きずに手を伸ばせば届く見たいな感じです
ねるねるさん
昼特急でも使用okとNGが有ります基本的に放送されるかと思いますが乗車される前に乗務員に確認するのがベストです。ただグランドリーム車を使用中の北陸道、東海道、高知エクスプレス、松山エクスプレスは使用は出来ると思います。

思えば遠くに来たものです

グランドリーム仕様車、追加料金不要(路線によっては微妙に値上がりするのですが、松山EXP号については他の便と同じ運賃で利用可)であることを考えると、なおのことよくできていると思います。
また、金山さんからのコメントにもあるとおり、グランドリーム仕様車に限定すれば、通路側も含めて座席カーテン(プライベートカーテン)の使用は自由です(他路線でも車両が同じならば、同様の扱いになるようです。だからこそ、開放休憩時の人数確認も省略されるのですが・・・)。

他方で、グランドリーム仕様車以外のJRバス、あるいは、他社の座席カーテン(プライベートカーテン)については、基本的には「夜行便のみ使用可能」であることが多いです。
たとえば、同じ松山~大阪線でも、民鉄系の「オレンジライナーえひめ」号の場合、プライベートカーテンが装備されていても、昼行便では使わないようにアナウンスがされ、警告表示も各カーテンに設置されています。
開放休憩時の人数確認のことを踏まえると、やむを得ないところでしょうか。

やっと乗ることができました

金山さん、コメントありがとうございます。
おかげさまで(?)、代走にぶち当たることもなく、今更のように「グランドリーム仕様車」を体験できました。
この路線に限らず、どの路線に入るときも、昼行/夜行を問わず、グランドリーム仕様車におけるプライベートカーテンの使用は自由なようですね。

また、ドリンクホルダー、私はかなり否定的な印象を抱いたのですが、「リクライニングしていてもそのまま使うことができる」と指摘されて、目からいろいろと落ちてきました(笑)。
このときはびっちり満席で、フルリクライニングどころではまったくなかったため、気がつきませんでした。
JRバスはJRバスで、いろいろと考えているんですね・・・。

こんにちは自分も東海道のグラン昼特急乗車時はフルリクライニングは出来なかったのですが自分の身長178ですとリクライニングしたとき手を伸ばすと届いた感じでした
後は足柄で買った、塩辛ご飯は失敗でしたw
後はプライベートカーテンは昼特急ですと仙台ー新宿線や宮城交通の石巻ー新宿線の乗車時は使えました東海道系統も青春除けば無印昼特急でも使えるみたいです
確かに人数確認も有りますし難しい所です

背が高いのがうらやましい(笑)

金山さん、コメントありがとうございます。
身長178cmですか・・・身長170cmの胴長短足で見苦しい私からすると、うらやましい・・・。

・・・というのはともかくとして、プライベートカーテン、昼便でも使用を認める場合もあるのですね。
松山~京阪神間の路線では使用可能なところに遭遇したことがないので、驚きです(「使用禁止」と明言されていないJRバスであれば、申告すれば使用できるのかもしれませんが、それにしても、松山エクスプレス大阪号の場合、昼便のプライベートカーテンは荷物棚に収容されているのがデフォルトです)。
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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