京都水族館探訪記(その②)

「その①」のつづきです・・・

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3階を先へ進みますと、テーブルと椅子が並ぶ空間が広がります。
基本的には供食スペースというか、カフェというか・・・リアルが充実している人たちがワイワイやっているスペースですが、実は壁に設置された水槽群の方も、何気に充実した展示スペースだったりもします

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題して、“山紫水明ゾーン”
1階にオオサンショウウオを筆頭として、京都の淡水に生息する水棲生物を展示したうえで、まだこんなスペースがあるという次第(←誉めています)。

内陸型の水族館という時点で、海棲生物の展示という面では海に面した水族館と勝負はできないわけですから、淡水生物の展示を充実させるというのは、水族館の特色を出すという意味では、至極ごもっともな方向性かと思われます。

あとは、ここ京都水族館の展示においては

手描きイラストによる説明が多用されている


・・・というのも、独特の“味”を感じさせるところですね・・・。

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(私は京都育ちでは全くありませんが・・・)クソガキだった時代に、近所のため池から流れ出る用水路に出かけては、網で魚をすくい回していた時代に、こんな魚もいたっけな・・・と思うと、感慨深いところが無きにしも非ず・・・。

そして、

あの頃はそれなりに“充実”していたような気がするのに、どうして今はこんなオワっとる人生を送っているのだろうか

・・・と思うのも、まあお約束(失笑)。

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ウナギ先生。

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カエル先生(正式名称は“ナゴヤダルマガエル”なのだそうで・・・)。

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イシガメ先生。
かつてはその辺の池や川でよく見かけられたようですが、今となってはミドリガメに駆逐されてしまって・・・。

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タガメ先生。
小学生の頃に“幻の水棲昆虫”として、用水路をひたすら追いかけていたものですが、結局(約30年前の段階の松山市内某所の時点で)すでに、現物を見ることはできずじまいでした。
こうして水槽越しに眺めると感慨深いものはあります
(タイコウチやミズカマキリは捕獲したことがあるんですけどね・・・。なお、この水槽群にもタイコウチやゲンゴロウの展示はありましたが、水槽の影に隠れていてどちらも観察することはできず・・・orz)。

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用水路といえば、かつては“メダカの学校”が開校されていたものですが、約30年前の段階で、

メダカと思ったらカダヤシだった

・・・状態になっていたことを、なんとなく思い出しました。
今となっては、水田も用水路も大分減ってしまって、“カダヤシの学校”が開校されているかどうかも怪しいところです・・・
(無駄に調べてみたら、カダヤシはいつの間にか特定外来生物に指定されているそうで・・・。ブラックバスやブルーギルと同じ扱いかよ・・・)。

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こっち見んな ( ゚д゚ )。




さて、川の生物たちに癒やされた(?)あとは、階段を降りて・・・

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“京の里山ゾーン”にやってきました。
古き良き(?)里山の光景を再現した空間・・・というウリですが、

ここって“水族館”だよな・・・


という不思議な心境になるとも、いいます・・・。

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蕪や菜の花が植えられ・・・

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滝(?)が流れ落ち・・・
(なお、この滝の下にあるのが、1階から眺めることのできる淡水魚水槽の模様)

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咲き誇る菜の花
(ちょうど、菜の花の季節でしたからね・・・)。

・・・って、ここ水族館ですよね・・・

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人工的に造り出されたものとはいえ、小川を水がさらさらと流れていく様を流れていくと、小汚い精神が浄化される・・・ような気がするのは、私が単に荒みすぎているからか・・・orz。

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ベンチを取り巻く池(?)には、鯉たちが優雅に泳いでいました・・・。

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全景としては、こんな感じとなります。




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さて、12時過ぎにやってきてこれで約2時間というところですが、最後の締め(?)に、水族館名物(?)イルカショーを眺めてから帰ることにします。
平日については、2回のイルカショーが開催されています(週末や祝日は3回になるようです)。
2回目が14時半開始とのことですので、階段を上がって会場へ移動します
(階段の手すりが“波”をモチーフにしているのはさすがに水族館というところですが、“使い勝手”という意味ではどうなのだろうという気も、無きにしも非ず・・・)。

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では、会場へ・・・。

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この時点で、開始20分前というところでした。
出番を待つイルカたちが、悠々と泳いでおります。

ここ京都水族館のイルカショーは、“観客参加型”を売りにしておりまして、希望者にはストローをカットして製作された笛が配布されていました。
そんな家族連れやカップルにグループ客がワイワイやっている中を抜けて、最後列の隅っこに陣取ります
(デジイチ抱えて観客席に座った日には、“邪魔”以外の何ものにもなりませんしね・・・)。

この日は平日ということもあってか、最終的には4割程度の入りというところでした。
いや、平日でもそれだけ人を集めるのは大したものだ・・・と、評価するべきところでしょうかね・・・。

なお、ショー会場は1000人収容だそうですが、(他の水族館にあるイルカショー会場と比べて)こぢんまりとしていて、イルカとの距離が比較的近いという印象を受けました。
・・・もっとも、私が行ったことのあるイルカショー会場が、日本最大級を誇る名古屋港水族館(3000人収容)と、歴史を誇る須磨海浜水族園(1700人収容)と、比較的規模の大きいところばかりですから、比べる方が間違っているのかもしれません・・・。

なお、比較的規模が小さいがゆえに、

あまり大物の望遠レンズでなくても対応できるという説もあり
(このときはタムロンA011(150-600mm)を担いでいきましたが、あきらかに“過剰”。どんなアングルで狙うかにもよりますが、(35mm判換算で)300-400mm程度の望遠レンズがあれば対応できるのではないかと思われます・・・)

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それにしても、“東寺を背後にイルカショー”というのも、妙な光景ですね・・・。
タイミングが合えば、“東海道新幹線を背後にイルカショー”にもなります。




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定刻になりまして、イルカショーの始まりです。

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一口に“イルカショー”といいましても、

エンターテインメント型
学習型


・・・と、大きく分かれるのではないかと勝手に思っているのですが、ここ京都は“学習型”に近いでしょうか
(私が見た限りでは、名古屋港水族館はエンターテインメント型、須磨海浜水族園は学習型に近いですね・・・。もっと東の方のイルカショーも積極的に見にいきたいところですが、なかなか・・・)。

言うまでもありませんが、どんなタイプにせよイルカショーに見応えや学びどころがあることに、変わりはありません(優劣の問題ではなく、方向性の違いの問題です・・・)。

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イルカの心臓の音を聞いてみる・・・というコーナーは、その最たるあらわれかもしれません。
また、全体としてはトレーナーや飼育員の方々による“手作り感”が前面に出されているという印象でした。

なお、開始前に配布されたストロー製の笛・・・どこでどう使うのだろうと思っておりましたら、ショーの最後の方で、観客が鳴らした回数に応じてイルカが鳴いてくれる・・・というしかけでした。
回数が少ないときはイルカたちの鳴き声が調和していたところ、回数が増えるとバラバラになっていくのは・・・まあしかたのないところでしょうか・・・。

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あとは、飼育されているイルカの全てがショーに参加するわけではなく、ショーに加わらないイルカたちはサブプールにいるのですが、ショーが聞こえてくるとテンションが上がるのか(?)、サブプールのイルカたちもジャンプしておりまして、これが微妙に気になったりもします・・・
(なかなか決定的瞬間を押さえることができない・・・orz)。

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イルカショーの“華”といえば、何を差し置いてもジャンプ

・・・イルカたちは頑張っていましたが、どうしても内陸型水族館としての“プールの狭さ”からくる制約は・・・否めないところですね。
まあ、お子様やカップルにグループ客は歓声を上げていましたが・・・
(あと、猛烈にカシャカシャやっていた割には、初めての訪問で勝手がわからないこともあってか、イマイチな画像を量産し続けるという、この現実・・・orz)。

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そうこうするうちにショーは終わりを告げまして、観客も三々五々会場を後にしていきます・・・。
私もそれにあわせて退出して、これで展示をひととおり眺めたことになりますので、退館して帰ることにしました・・・
(余談ながら、一日乗車券カードを利用している癖に、結局京都駅まで歩いて出てしまいました・・・。10分程度で着く距離なので、下手にバスに乗るよりも歩く方が早いという説もありますが・・・)。




・・・ということで、開業から5周年を迎えた京都水族館を、今更のように訪ねてきました。
内陸型水族館ゆえにふんだんに海水を使用することもできないためか(?)、規模としては比較的小さいです。

他方で、内陸型であるからこそ(?)淡水生物の展示は、比較的充実しているのではないかと思われます。
特に、オオサンショウウオをこれだけ飼育する水族館は、少なくとも日本には他にないのではないでしょうか(私が無知で、他にあったらあしからず・・・)。

その一方で、こぢんまりとしている割には利用者が割といて--京都駅から歩いて10~15分程度と、立地条件が抜群であることもあるのでしょうが・・・--、平日に訪問した割には、あまりゆっくりと眺めることができなかったのも確かです。
水族館としては、その方がありがたいのでしょうが・・・。


あとは、忌憚のないところをいうならば、海棲生物の展示は、あまり充実しているとはいえないと思われます。
内陸型で、人工海水でやりくりをせざるを得ない以上、“しかたない”ところもあるのですけれどもね。

また、内陸型だからこそ、海に面した水族館よりも経費がかかるという側面もあるのでしょうが、展示内容を踏まえて考えてみると、一回限りの入館料が2050円するというのは、海遊館や須磨海浜水族園といった京阪神圏の他の水族館とのバランスを考えると、正直“割高”という印象も拭えません。
いろいろと“しかたのないところ”があることは、理解するんですけれどもね・・・。

そういう声もあるからこそ、2回分の入館料で1年間何回でも入館できるという「年間パスポート」制度が設けられているのでしょうが、これまた忌憚のないところをいうならば、

年に何回も訪れたいかというと、うーん・・・
(市バスの乗り継ぎで、その気になればホイホイと行くことのできる立場からして、これですからね・・・)。


まあ、そんなことを宣っておきながら、

しれっとまた出かけて絶賛し出す可能性もないとはいえませんけれどもね・・・orz

(探訪記終わり)
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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