京都鉄道博物館探訪記(その⑧)

「その⑦」のつづきです・・・

さて、鉄道系博物館の“目玉”のひとつといえば・・・

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運転シミュレータ


・・・もちろん、京都鉄道博物館にもございます。
このシミュレータにつきましては、2階の一角にある整理券配布スペース(運転シミュレータ室の一角)に出かけて、入館した際の入館券を提示して抽選券を受け取り、抽選をくぐり抜けた“選ばれし者”(←苦笑)しか、体験することはできません

なお、抽選券を受け取る際に、入館券の裏面にスタンプが押されます。

つまり、

1枚の入館券につき1枚の抽選券しか得られない

・・・という、システムです。

このあたりは、中の「リニア・鉄道館」のシミュレータと同じようなシステムですが、あちらは入館券の一部にある抽選券を切り離して専用の箱に投函するというシステムでしたね・・・。
「リニア・鉄道館」の場合のように、当選するまで何度も出たり入ったり(もちろん、入館券については買い直す必要がある)猛者がいるのかいないのかは、定かではありません・・・。

ちなみに、抽選は1日につき5回の時間帯に分かれておりますが、いつ抽選券を受け取りにいってもかまわないシステムとなっています。
身も蓋もないことをいうならば、午後遅い方が競争率は低いように思われる・・・と言いたいところですが、博物館側もそれを見越しているのか、

午後遅い枠の方が当選者数が少ない

・・・というシステムです
(最初3枠の当選者が各60名に対して、後2枠の当選者は各40名)。




さて、私自身は1階と2階の展示をあらかた見終わった“第4回”の抽選枠(14:30に結果発表)に挑んでみました。

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抽選結果は、2階にある「昔の駅」の一角にあるモニターに表示されます。
このときは、番号から推定するに110人ばかりの希望者に対して、40人の当選ということで、倍率3倍弱というところでした。

平日なのにこんな倍率かよ


・・・というべきか、

平日だからこんなもので済んでいる


・・・というべきか(多分後者)。

・・・なお、普段の行いにもかかわらずというべきか、たまたまというべきか、

めでたく当選しましたので、腐れ中年もお子様に混じってシミュレータに挑みますよ(笑)

モニターに隣接する「昔の駅」の出札窓口にて、当選番号の記された抽選券を差し出しますと・・・

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このように、“整理券”に引き換えられます
(“点呼開始時刻”という表示に無駄にニヤリ・・・)。

なお、運転シミュレータは在来線(223系)と新幹線(N700系)がありますが、利用者がどちらかを希望することは残念ながらできません

また、中の「リニア・鉄道館」では別途料金を必要としますが、京都鉄道博物館では料金不要となっています。




さて、整理券を忍ばせて展示をウロウロすることしばし・・・

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“点呼開始時刻”が近づいたので、運転シミュレータ室にやってまいりました。
“小さなお子様”から“大きなお友達”まで、みなさん真剣です。

整理券と引き換えに説明板を渡されるのですが、

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裏面が“時刻表”になっているのは、さすがというべきか・・・。
他方で、この携帯時刻表を運転台に刺すことができないのは、画竜点睛を欠くというところか・・・
(そんなところにうるさいのは、大きなお友達だけだよ・・・orz)

係員のおねいさんの説明を聞いておりますと、

“アルコールチェック”のコーナー


が、ありました。

つまり、運転士たるもの、酔っぱらった状態で運転などされた日にはたまらないので、点呼の段階でアルコールチェックを受けるという次第です。
もっとも、時間にも測定機器の台数にも制限がありますので、希望者一人だけがアルコールチェックを受けるわけですが、

まあ“小さなお友達”の独壇場だわな・・・
(いい歳したオッサンが「ハイハーイ」などと手を挙げた日には、おねいさんも周りもドン引きだろ・・・orz)。

もっとも、小さなお子様の息では機器が反応せず、親が結局体験しているという、この現実・・・。
そうか、オッサンはオッサンでも、ぼっち非コミュの気色悪い独身者だから悪いのか・・・orz




・・・とまあ、それはいいのですが、そんな“セレモニー”を経て、いよいよ開始時刻です。

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さて、私が指定された5番シミュレータは、在来線シミュレータです。
椅子は汎用品、計器類はモニター表示ですが、マスコン、ブレーキといった部品は実車と同じもの・・・のはずです。

なお、このシミュレータプログラム、運転士の研修用に使われているものと同じ・・・だったはずです。
その意味では“本格派”といえば“本格派”でしょうか・・・。

ちなみに、中の「リニア・鉄道館」の運転シミュレータには三段階の難易度設定機能がありますが、ここの運転シミュレータには難易度設定機能はありません。
かわりに、「自動運転モード(オートモード)」が搭載されています。
“小さなお子様”にも安心の仕様というところでしょうか・・・。

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では、着席。
割と作り込んでいるようで、時刻表立てがないというのは、個人的に物足りないところです
(しょうがないので、パネルの右にこんなふうに置くしかなかった・・・)。

また、実車では状態表示モニターとなっている部分は、操作説明となっていました。
操作説明については各自に説明板が渡されているのですから、ここは状態表示モニターにしようよ・・・

・・・などと、

“大きなお友達”が、脳内で難癖を垂れていてもしかたありません・・・orz。


・・・では、もちろん自力で運転しますので、パネルをタッチして、始発駅へすっ飛んでいくことにします。
なお、説明板裏面に表示されている運転時刻表のダイヤの全区間を運転できるわけではなく(体験時間“10分”では、まあ無理ですね・・・)、運転開始駅、天候、時間帯等がランダムに決定される・・・という仕様です

さて、それでは、エアプレイ・・・ではなく、

“リアル”プレイな腐れシミュレータ運転士、いざ223系の運転に挑戦

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播磨駅~備前駅間を華麗に走行中。
全面的にCGで描かれているというのは--だからこそ、条件をランダムに決定できるのですが--、中の「リニア・鉄道館」の運転シミュレータと同じですね。

さて、

かつて、“電車でGO!”や“Train Simulater”で無駄にウデを鍛え

「リニア・鉄道館」在来線シミュレータ、その日の運転士トップの成績を叩き出した
(まあ、その日に真ん中の難易度で運転をまがりなりにも終えた30ウン人中のデータなので、全体で見ればショボショボなのでしょうが・・・)

私の実力を、見せてやろうではないか!
(誰に?同行者もいないのに・・・)


・・・と、粋がっていたんですよ。




そうしたら、最初の備前駅の停車の段階で、

9mもオーバーランしてもうた・・・(笑えよ!)

・・・ということで、


此奴、手強い・・・
(↑オマエがヘボいだけだよ!)

・・・どうにかこうにか備前駅は出発しましたが、次の安芸駅では、慎重にホームに進入して、1m手前で停車・・・まあ、これなら許容範囲か・・・と思ったら、


“運転打ち切り”の刑に処されました(失笑)
(上手く運転していると、時間の許す限り先へ先へ進むことができるというシステムらしい・・・)



なにが、「私の実力を・・・」だよ・・・。



・・・打ち切りの刑に呆然としておりましたら、係員のおねいさんから

「残り時間が無くなるまででしたら、もう一度運転していただけますよ」

・・・と声をかけていただきましたので、改めてコンティニューいたしまして(コインを入れる必要はない(笑))、今度は最初の停車駅にプラス1mで停車でしたから、まあ許容範囲というところでしょうが、時すでに遅し・・・

コンティニュー後2駅目に向かう途中で、あえなく時間切れとなりましたとさ・・・
(さらにいうならば、実車では“タブー”である“込め直し”をしまくっている段階で、停車位置がまともだろうが定着だろうが“運転士失格”です・・・)。


・・・ということで、“京都鉄道博物館・はじめてのシミュレータ体験”は、惨憺たるありさまに終わりました

さて、“リベンジ”の機会はあるのか・・・
(“返り討ち”に遭いそうというか、“抽選落ち”を食らわされそう・・・orz)。

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ちなみに、こちらは7番と8番のN700系(厳密にいうとJR西日本所属の7000番台車)シミュレータ。
「リニア・鉄道館」のN700系シミュレータは構体からして実物同様の超本格派ですが、こちらは在来線用と大差ない造りとなっていました。




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さて、そんな“アレ”なこともありましたが、2階の端にある“企画展示室”にやってきました。
定期的に展示内容は変わるそうですが、このときは“鉄道ワンダートリックアート展”と題して、トリックアートを体験できる空間になっていました。

画像では十分に伝わらないかもしれないところですが、その場にいると確かに立体的に見えるわけでして、

人間の目って偉大だな・・・
(錯覚って奥深いよな・・・ともいう)

・・・という、小学生並の感想を抱いてきた次第。




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さて、そんなこんなで時刻は15時半を回りました。
11時過ぎの訪問からすでに4時間以上ウロウロしているわけで、いい歳してようやるわというべきか、それだけ見所盛りだくさんというべきか・・・見解は分かれるところですが、少し遅い昼食にすることにしました。
かつて時刻表で使われていた「食堂車マーク」が掲出されているのは“さすがにわかっている”というべきところでしょうか・・・。

では、券売機で食券を購入して、カウンターに食券を出して座席確保に・・・。

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・・・ということで、南の端にある、京都貨物駅(JR貨物)の構内や、東海道本線や東海道新幹線を見下ろすことのできる窓際の席を押さえました
(平日のこの時間となると、「これから食事しよう」という人も、まあそうはいません罠・・・)。

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ちょうど、北陸方面に向かうEF510形牽引の貨物列車が停車中でした。
昨年3月のダイヤ改正で富山のEF81形は遂に定期運用を失ったそうで、これからは“EF510形ばかり”という時代に、日本海縦貫線の貨物列車はなっていくのでしょうね・・・。

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“食堂車”だからというわけではないですが、ハチクマライスを注文してみました。

かつての食堂車全盛期に、乗務員の“まかない”として親しまれていたハチクマライスを再現したものだそうですが、

お値段は本格派
(800円)



・・・というのが、博物館レストランの博物館たる所以か・・・
(他方で、博物館の中で温かい料理が食べられると考えれば、良心的という見方もできますか・・・。まあ、長屋住まいの八っつあんと熊さんに手が届くかどうか・・・は謎ですが・・・)。


なお、(ジャンクフードに舌慣らされた腐れ中年基準なのであまり当てにならないという説もありますが)個人的には“おいしく”いただきました
(目玉焼き、ハンバーグ、ごはんの組み合わせって、“大きなお友達”にとってはドンピシャかも・・・(嗜好が小さなお子様と変わらないという説もあり・・・))。




さて、腹もふくれたというか、燃料補給(?)も終えたということで、階段を上がりまして、3階にやってきました。

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梅小路界隈を一望できる“スカイテラス”です。

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京都貨物駅/梅小路運転区界隈の線路群。

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東寺方向を眺めてみる。

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テラスの一角には、“列車位置情報システム”の表示パネル。
テキトーなダミーデータを表示しているように見せかけて、実はリアルデータが表示されていたりもします
どんな列車がどこにいるのかを一望できますので、撮り鉄や見物に際しては極めて便利ですね
(ただし、表示されるのは在来線列車のみです)。

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そんなことを思っていると、残り少なくなった700系新幹線電車が駆け抜けていきました・・・。
京都駅の発車直後/到着直前につき、新幹線といえど低速走行ですので、撮影は容易かと思われます
(ただ、このときは荷物をケチって望遠レンズを持ち歩いていなかったので、こんな“小さな”画像しかありませんけどね・・・)。




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テラスから館内に戻りました。
建物内の3階部分は、資料室やホール(どちらも、通常は立ち入ることができない模様)がありますが、通路からは1階の展示車両を見下ろすことができます。

通路の中から見ると“ただの窓”と見せかけておいて・・・

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外から見ると、新幹線の車体をイメージした構造になっていたりもします。

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そういえば、トイレのピクトグラムもごらんのありさまでして、


ここは“鉄道博物館”である

・・・ことを、至るところで実感することになったりもします。

「その⑨」につづく・・・
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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