スーパーまつかぜ13号乗車記(簡易)

先月出雲大社に参拝してきた際の往路、鳥取駅→米子駅間で、

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(画像は米子駅到着時のもの・・・)

山陰本線の誇る「スーパーまつかぜ」号に乗車してきました

ので、そのときの記録です・・・。




・・・ということで、山陰本線を延々とキハ40系に揺られることしばし・・・

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夜の鳥取駅に着きました。

実際には、乗車してきた快速列車(鳥取駅19:04着の“なんちゃって”快速1543D(途中、居組駅一駅のみを通過))から、スムーズに快速「とっとりライナー」(19:09発の3431D)に接続する、なかなか効率的なダイヤではあるのですが、このときは18きっぷではなく、“連続乗車券”を使用していたため、特急料金を払ってキハ187系の初乗車としてみました。

今まで、18きっぷで何回かやってきては、ことごとく“外から見ている”だけでしたからね・・・orz

乗車したのは、米子への最終特急となる「スーパーまつかぜ13号」です
(鳥取駅20:49発)。




・・・乗り継ぎ待ち時間が100分ばかりありましたので、いったん改札を出て、腹ごしらえをしてきます。
駅前の商店街にある某店で腹ごしらえを済ませるも・・・まだ発車時間まで1時間以上あります。

さりとて、夜になって観光に行くところもありませんので、おとなしく改札をくぐって、ホーム上で待つことにしました。
なお、始発駅から無駄に早くから並びますので、自由席でも(ただ座るだけであれば)問題ないと言えばないのですが、



指定席なら多分ガラガラ
(車内画像も走行音も集め放題だワッホイ!)

・・・という、アホな理由により、みどりの券売機で空席状況--事実、私を含めて指定席の乗客は5人と、“ガラガラ”でした--を確認したうえで、最後列の指定席を押さえました。
このときは閑散期に該当する日だったので、どうせ差額320円ですしね・・・。

なお、最前列はロックでもかかっているのか、(発車1時間前の)みどりの券売機では、購入できませんでした。
まあ、夜ですから前面展望もへったくれもないか・・・
(なお、このときは結局添乗(?)の乗務員氏がいたため、展望席を無理に確保していても、きっと涙目になっていたことでしょう・・・)。

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・・・ということで、座席を押さえているので無駄に並ぶこともなく、ホームのベンチで時間つぶし・・・。
どこの世界でも、指定席車両の乗車位置から我先に自由席車に流れ込むアホって居るんですね・・・
(そういえば、今日、市バスに乗ったときに、繁華街のバス停なので明確な列も何もなかったとはいえ、BBA2匹がしれっと目の前に入ってきやがってウザかった・・・(怒))。

また、全国最短となる2連の特急--四国では“あるある”すぎて、全国最短ということを往々にして忘れますが・・・--ですが、四国とはだいぶ事情が違いまして・・・

指定席:1号車全室
自由席:2号車全室


・・・と、鳥取→米子間を乗り通しても100kmに満たない短距離特急、しかも、帰宅需要を踏まえた時間設定の特急でありながら、指定席車の割合が高いことがポイントとなります(だから、あえて指定席を押さえているんですけどね・・・)。

四国であれば、枕カバーが変わって、1号車の1番席から×番席までが指定席、残りは自由席・・・となっているところでしょうね(「うずしお」、「いしづち」、「しまんと」、「あしずり」号のように・・・)。

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ちなみに、山陰本線では快速列車や普通列車に対しても、乗車位置の表記があります
これはありがたいですね・・・
(四国で普通列車に乗るときは、どこに並んだらいいのか時々わからなくなることを思うにつけ・・・(「ワンマン列車の乗車位置」をホームにペイントしてあるからいいだろ!・・・という考え方か?))。

なお、山陰本線の中でも鳥取~米子~出雲市間は比較的需要のある区間と見えて、特急列車と快速列車による高速輸送ネットワークが割と充実しています
(こちらの「快速」列車は、華麗に通過しまくるガチの快速列車(区間によっては普通列車状態ですが・・・))。




しばらく、ホームを行き来する列車を眺めているうちに、「スーパーまつかぜ13号」の入線時間となったようです。

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基地(鳥取鉄道部西鳥取車両支部)から、キハ187系の2両編成が回送されてきました。
扉が開くのを待って、乗り込みます。

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「スーパーまつかぜ」号は、西の益田駅まで足を延ばす列車もありますが、この「13号」は、鳥取県内で完結する米子行きです。

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1号車車内。
ひたすらに座席が並ぶ、

The・実用性上等

・・・といわんばかりの車内は、四国のキハ185系や2000系にも通じる仕様です。
他方で、JR西日本らしい暖色の車内照明が、温かい雰囲気をかもし出しています。

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キハ187系は、沿線自治体からの“お布施”で製造された車両です。

外観というか前面形状の“やる気の無さ”は、われらがJR四国の8000系貫通型先頭車(8200形と8400形)といい勝負をしています(笑)
あまりにも垂直すぎて、高規格路線である智頭急行線のトンネルで130km/h運転ができないとか、アレな伝説を残している一方で、車内の造りや座席の掛け心地は、割とまともでした・・・。

この座席、薄っぺらそうに見えるというか、寸法的には薄っぺらいのでしょうが、詰め物ケチりまくりの煎餅座席だとか、詰め物スカスカのウレタン座席(どこかの“S”シートのことだよ!(笑))とは違って、見た目に反して(?)しっかりとした掛け心地だったのが印象的でした。

リクライニングも、ごらんの通り特急普通車としては十分な角度が設定されています。

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乗車したのは“キハ187-7”・・・。
ラッキー?

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トイレ・洗面所を眺めてみます。

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トイレと洗面所は一体型となっていますが、スペースとしては、まあ十分なものが確保されています。

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デッキと客室の間の扉は、近年のトレンドとなっているタッチセンサー式です。
不用意に開かないのがいいですね・・・。

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それにしても、飾りっ気のない床と室内です。
まあ、座席は思ったより上等だったので、いいんですけどね・・・。

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荷棚。
指定席車はガラガラだったので、隣の席を荷物置き場としており、使わずじまいでした・・・。

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フットレストやコンセントといった付帯設備は特にありません。
前席の下が空間になっているので、足を伸ばそうと思えば伸ばせます
(席にもよるのでしょうが・・・)。




そんなこんなで、車内観察をしているうちに発車時間となったようで、動き出しました・・・が、













加速がおかしなことになっとる!


さすがに、450馬力機関を1両に2台搭載するという、無茶ぶりをやらかした高性能車両だけのことはあります
(それにしては、同じ無茶ぶりをしているはずのキハ189系は、なんであんなに大人しい走りなのやら・・・。まあ、山陰本線の東側も播但線も、軌道は昔のままだから・・・ですかね・・・)。

もっとも、動き出したと思ったら鳥取大学前駅に停車(20:53発)。
この駅を出てからが本領発揮・・・と思ったら、地元自治体の“お布施”で高速化対応工事を行っている割には、1線スルー構造になっていない駅が残っているという、この現実・・・。

まあ、駅間ではふつうにぶっ飛ばしています。
あと、この形式は制御つき振子式車両のはずなのですが、最後列にいても

あまり車体傾斜を実感できなかった


のは、なぜだろう???
翌日に乗車した381系はふつうに左右に傾いていたことがわかりましたので、それだけスムーズに傾斜制御しているということでしょうか。

そんなことを考えていると、次の停車駅である倉吉駅に到着(21:21着)。
自由席車からはそれなりに降車がありました。
なお、このときの自由席車(2号車)には、鳥取駅に入線した段階で20人ほどが並んでいましたので、最終的には半分弱くらいの座席が埋まっていた模様です。

倉吉駅を発車すると、いよいよ本領発揮・・・。
両開き分岐器の残る駅はなくなり、通過駅はすべて1線スルー構造・・・。








何この減速のない連続高速走行???


かつて、

“高速特急気道車”といえば北海道の専売特許でしたが、いろいろと残念なことがあって大幅にスピードダウンしてしまい、現在では日本最速の気動車特急の称号は、この山陰のキハ187系が所持しているはずです
(米子発鳥取行きの「スーパーまつかぜ14号」の全区間表定速度が、92.7km/h・・・ごくわずかに、北海道最速の「スーパー北斗2号」よりも速かった・・・はず)。

なお、減速のない連続高速走行をぶちかましてくれた、この「スーパーまつかぜ13号」の倉吉→伯耆大山間の表定速度は、

驚愕の99.5km/h
(48.1kmを29分で走破)

全区間で見ても

83.0km/h
(鳥取→米子間92.7kmを67分で走破・・・。途中3駅停車+運転停車1回でこれですからね・・・。なお、最速列車は鳥取~米子間を60分走行(14号ほか)ですから、区間表定速度92.7km/hというおかしなことになります・・・)。

・・・ということで・・・


速い!(小並感)


高性能車両+良好な線形(鳥取→米子間には、大した曲線区間もなければ、勾配区間もない)+少ない停車駅

の、なせる技でして、今の四国には無理だ罠・・・

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そんなことを考えているうちに、列車は終着の米子駅に到着しました。
鳥取駅から67分、普通列車や快速列車とは次元の違う走りでした
(快速「とっとりライナー」号も、速い列車はキハ181系時代の特急列車と遜色の無い時間で走るんですけどね(停車駅多いのに・・・)・・・比べる相手が悪いか・・・)。

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スタイルはやる気がないのに、走りは一級品でしたとさ・・・。
まあ、全体的にコストを抑えていることもあって、うるさいといえばうるさかったのですが、


気動車ヲタにはエンジンの轟音はご褒美です(苦笑)
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JR四国

Youtube動画(鳥取→出雲市 スーパーまつかぜ5号 前面展望)
https://www.youtube.com/watch?v=BXleb0ZimUY
を視聴するとその性能には感嘆するばかりですが、我らがJR四国2000系「宇和海」も途中無停車の一区間の平均速度では決して負けていませんで、
伊予市~内子の25.6kmを16分の96km/h、(どうせ秒の切り下げ切り上げのマジックでしょうが)15分で走る102.4km/hの列車もいくつかあります(^^)
しかしこの0.6kmオーバーで、自由席特急料金が跳ね上がることと(ある件で何度か内子の病院に通院していたことがありまして)、内子から先は宇和盆地以外一気に鈍足化するのがなんとも・・。

ワンマン列車以外の乗車位置を知るには、枕木や柱に立てられている運転士のための停止位置で推測するしか方法がないのは確かですね。

No title

毎回楽しく読まさせていただいています。
この187系、以前に倉吉-米子間に乗車したことがありまして、確かに左右の揺れは少なかったのですが縦揺れがすごくたまにフルボトムしている様な感じだったと記憶しています。ご乗車のおりはいかがだったでしょうか?

Re: JR四国

KAZさん、コメントありがとうございます。
ご指摘のとおり、予讃線の一部区間(内山線区間)は、踏切もなければ急勾配や急曲線もない高規格路線で、われらが2000系も車体を膨らませたり縮めたりしながら(笑)ぶっ飛ばしてはいます(松山~伊予市間も含めてもいいかもしれないところですが、いまは松山運転所の移設工事絡みで、速度制限がかかることも多いので・・・)。

ただ、

ぶっ飛ばしている距離が短い

・・・ということで、延々90km以上にわたって遠慮なくぶっ飛ばしているところに驚嘆してきたという次第です。停車駅の数って重要ですね(小並感)
(まあ、キハ187系で驚嘆していたら、絶頂期のキハ281/283系なんて、どんなことになっていたのやら・・・)。

また、0.6km差で特急料金が上がる・・・確かに微妙なところですが、西日本のように50kmが特急料金の最低単位だとそんな悩みもないわけで、四国ならではの贅沢な悩みというのが半分、特急を使わざるを得ないダイヤにしておいてその仕打ちかよ・・・というのが半分です。もどかしい・・・(そう考えると、松山~今治間の49.5kmというのは、(偶然の恩恵とはいえ)逆の意味で絶妙なのかも・・・)。

381系が衝撃的すぎて・・・

急行いよさん、コメントありがとうございます。
倉吉~米子間といえば、まさにキハ187系が本領を発揮する区間ですね(余談ながら、18きっぷで「とっとりライナー」号に乗車したときは、“これが気動車版新快速か”と、妙に感心しました(東海の「みえ」号の方がさらに逝かれていますが・・・(笑)))。

さて、私が乗ったときは、揺れというよりはあまりに“やかましい”--われらが2000系も静かではありませんが、それとも比較にならない--ことに意識をとられて、揺れにまで意識がいきませんでした。まあ、揺れは2000系と大して変わらない程度・・・というところでしょうか。車両の当たり外れにもよるのでしょうが・・・。
そう考えると、同系統の機関を搭載するキハ189系はなんであんなに大人しい走りなのか・・・とも思うのですが(年に数回乗る機会があります)、多分全く飛ばしていないからでしょう(笑)。

そう考えると、キハ187系の翌日に乗車した381系・・・特に伯備線区間は・・・ところによっては“地震”状態でした。
しかも、曲線区間よりも直線区間の方が揺れるというのが、振子車のお約束なのでしょうか・・・(そういえば、山陰・福知山路の381系1000番台車が現役だったときも、よく揺れてましたっけ・・・)。
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キモプアの紙

Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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