予讃線海まわり・普通913D

「しおかぜ23号(8600系グリーン車②)」のつづきです・・・

明けて8月2日(火)。
3日間にわたる“バースデイきっぷの旅”も、ついに最終日です

朝っぱらから実家を発ちまして(旅行中でもなければこんな“無茶行程”できやしない・・・orz)、やってまいりましたのは早朝6時前の松山駅。

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(画像は伊予市駅に停車中のもの)
過去の“バースデイきっぷの旅”でも毎回お世話になっている、予讃線海まわり(伊予長浜経由)の始発列車となる下り普通913Dです。

なお、

3年前の乗車記録はこちら
2年前の乗車記録はこちら

松山運転所にしか在籍しない“レア車両”こと、キハ185系の一般型改造車、キハ185系3100番台が長きにわたり充当されている列車として、知る人ぞ知る存在です。

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外観も座席も“特急”と見せかけた普通列車です。

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“一般型改造車”とはいうものの、座席自体は特急仕様車と全く同等のものが存置されています。

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座席だけを見れば特急仕様車との違いがわからない--まあ、“座席はそのまま”なので、当然といえば当然か・・・--“乗りドク列車”ということもあってか、すでに10人ほどが車内に乗り込んでいました。

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“暑い日も安心”の個別空調も存置されていますよ。

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空調の動作状況のパネル。
The・シンプル

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ゴミ箱は特急仕様車と同じですね。


そう、今回は列車に乗り込んだのが発車の直前(だいたい5分前)ということもあって

展望席は別の乗り鉄に押さえられていました
(案の定、途中で降りることはなかった模様(少なくとも、北宇和島駅で確認した段階では・・・))

まあ、“自由席”であるからには早い者勝ちですから、そこは致し方なしですか・・・。

しょうがないので、人が少なめだった2両目の中程に居座ることにしました。
なお、座席の方向転換の手間を省くためか、出発の段階で座席は向かい合わせに配置されていますが、座席の方向転換自体は自由に可能です(わかっている乗客は、適当に方向を変えています)。

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背面テーブルは撤去され、シートカバーは交換のないビニール製、そして、

リクライニング機構は無効化されています・・・
(まあ、これでリクライニング機構が生きていたら、“特急仕様車の存在って何?”・・・と、なりますからね・・・)

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あとは、今回初めて気がついたのですが、3100番台車には“非常用ハシゴ”がないんですね・・・。

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(参考:キハ185系特急仕様車の“非常用ハシゴ”)




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さて、列車は定刻通り6:04に松山駅を発車します。
特急形気動車とはいえ、そこは普通列車、しかも非力なキハ32形あたりと同じようなダイヤということもあって、のんびりとした走りです。

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松山駅の高架化事業にあわせて、現在は駅の西に広がる松山運転所は移転します。
移転に備えてか、予讃線の松山~市坪間では、一部複線化工事が進行中。

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松山駅の隣の市坪駅に着きました。
四国最強(?)の野球場こと、“坊っちゃんスタジアム”の偉容を眺めながら・・・

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重信川を渡ると、松山市に別れを告げます
(重信川橋梁も、複線化の対象なのでしょうかね・・・?)。

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新・松山運転所の建設も、地味に少しずつ進んではいる模様です・・・。

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6:21、松山から17分もかけて、伊予市駅に着きました。
上り列車と交換して・・・なかなか発車しない・・・orz。
交換を終えた後も、延々7分も停車しています。
こうした“長時間停車が多い”のが、この913Dの大きな特徴です
(キハ185系3100番台車にはトイレがないため、トイレ休憩を兼ねているという説もあり・・・)。

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伊予市駅の次の向井原駅の先で、内子経由の線路と伊予長浜経由の線路が分かれます。

しばし山の中を走ると、高野川駅の先は・・・

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伊予灘のパノラマ!

予讃線のなかでは最も景色のよい区間ですが、早朝夜間の一部列車を除けば、ロングシート車しか来ないというこの現実
(「伊予灘ものがたり」号を除く・・・)。

伊予長浜経由で西へ南へ向かう18きっぱーやバースデイきっぱーが、首をひねらなくとも伊予灘の景色を堪能できるこの列車に集中するのも、無理なからぬところかもしれません
(事実、18きっぷのシーズンになると微妙に長距離客が増えるんですよね、この列車・・・)。

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6:47頃、伊予上灘駅に着きました。
上り912Dとの交換のため、8分ほど停車します。
松山運転所にキハ47形一般型在りし頃には、数少ないキハ47形充当列車として知られていた912Dも、今となってはキハ32とキハ54の混成という、何の変哲もない編成になってしまいました・・・。

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運転室。
廃車発生品も活用された、“国鉄形らしい”運転室
(ある意味、キハ181系よりも“国鉄形らしい→一般型気動車に近い”とも、いえるのかもしれません・・・)。

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後方展望・・・。

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伊予上灘駅を出ると、次はみんな大好き(?)下灘駅です。
朝7時でありながらすでに(地元利用者でなさそうな)人間がいるのが、恐ろしくもあり・・・。

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30分ほど伊予灘に沿って走ってきましたが、伊予長浜駅の手前で伊予灘に別れを告げます。

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伊予長浜駅に着きました。
上り4914Dと交換です。
キハ54形のラッピング車“南予キャラクター列車”が充当されていました。
2年前の乗車時にはキハ185系3100番台車が投入されていた列車ですが、運用が変わってしまった模様・・・。

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伊予長浜駅から先は、伊予灘に別れを告げます・・・が、代わりに(?)肱川に沿って進みます
結局、伊予長浜経由の予讃線の方が風光明媚であることに違いはありません(まあ、内子経由はトンネルと高架と盛り土で突っ切る、“高速走行してナンボ”の線路ですから、性格がそもそも違いますね・・・)。

また、この列車の場合、伊予長浜以西の各駅でちょこちょこと高校生が乗り込んできて、車内はにぎやか・・・を通り抜けてやかましくなるのも、もはやお約束です。

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伊予長浜~伊予出石間では、ブルーシートがかけられて、徐行している区間がありました。
今年の6月下旬に土砂災害に遭った区間のようです・・・。
“風光明媚”ということは、裏を返せば地形的には厳しいところを走っていることになるわけでして、“災害に弱い”という側面もありますね・・・
(このときの土砂災害はそれほど深刻な事態にはならず、比較的早期に復旧はしたようですが・・・)。

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肱川の傍らに広がる水田地帯を抜けて・・・

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五郎駅に着きました。
いわゆる“内山線”の開業までは、ここから内子線が分岐していたそうですが、今では分岐駅の名残はほとんど残っていません。
他方で、“伊予灘ものがたり”号の運転開始を契機としてか、“狸の里”として売り出している模様。

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助役の狸らしい・・・。

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“伊予灘ものがたり”号の運転日には、リアル狸(着ぐるみともいう)が、ホームでお出迎えしてくれるとか・・・。

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伊予若宮信号所で内子線と合流し、7:44、伊予大洲駅に着きました。8分停車と、またも長時間停車
この駅で交換する上り626D(宇和島→松山(内子経由))は、従来通りキハ185系3100番台車が充当されていました。
余談ながら、松山6:22発の普通627Dからこの列車に乗り継ぐこともできるダイヤになっていて、内子方面から八幡浜方面の高校に通う学生の需要にも対応しています(そしてまた長時間停車が増える・・・)。

大洲市内の高校に通うであろう高校生が大挙して降りていき、代わりに、八幡浜市内の高校に通うであろう高校生が乗ってきたため、車内の状況は大して変わらず・・・と。

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伊予大洲駅を出ると、肱川を渡って、肱川に別れを告げます。

淡々と各駅に停まりながら西に向かい・・・

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8:10、松山駅から2時間ほどで、八幡浜駅に着きました。
実に22分停まっています。

列車はこの先も宇和島駅まで向かうのですが、どうせ先頭展望席も取れなかったことですので、ここで降車して、特急列車に乗り換えることにします(“18きっぱー”には真似できない芸当(笑))。

「八幡浜駅~宇和海5号」につづく・・・
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
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