しおかぜ30号(8600系グリーン車①)

「宇和島駅~宇和海24号」のつづきです・・・

さて、地元である松山に戻りましたが、引き続き先へ進みます
(翌日の行程的な意味で・・・)。

DSC07423_R.jpg
松山駅では、長大な1番乗り場を活用して、岡山・高松方と宇和島方に、特急列車を縦に並べて停車させるのがデフォルトです
(時間帯によっては、跨線橋を介した乗り換えとなる場合もあります・・・)。

「宇和海」号の指定席が3号車に変わった影響もあって、

指定席←→指定席(グリーン車含む)の乗り換えは、確かにスムーズになりました。
(代わりに、自由席どうしの乗り継ぎは、少し面倒になりましたか・・・。また、「宇和海」号と「いしづち」号の乗り換えは、どっちにしても面倒です・・・)。

ともあれ、「宇和海24号」が少し遅れてヒヤヒヤしたところですが、同一ホームということもあって、まずは何事もなく乗り換え。

DSC07445_R.jpg
さて、乗り継ぐ先の特急「しおかぜ30号」は、8600系量産車が充当される列車です。
報道公開や他の方の乗車記で眺めては、

期待感が高まるばかりだった、8600系グリーン車に、いざ乗車!
(ちなみに、今回の“バースデイきっぷの旅”は、この8600系グリーン車への乗車をメインイベントとしています。2日目にももう1回乗っていますよ・・・)

DSC07428_R.jpg

DSC07439_R.jpg
どうよ、この“重厚”きわまりないグリーン車
ただの3列シートではありません、“重厚さ”を兼ね備えた3列シートです
(ちなみに、“重厚さのない”3列シートの代表格が、8000系のグリーン車(苦笑))。

DSC07450_R.jpg
堂々たるサイズ。

DSC07487_R.jpg
8600系専用の枕カバーが用意されているという、この“気合い”。

DSC07434_R_201608081219579f6.jpg
左上:リクライニングボタン(手動)
中:レッグレスト操作スイッチ(電動)
右:読書灯スイッチ


充実の付帯設備です

DSC07488_R_20160808122018a9e.jpg
ギミックの説明については、背面テーブルの裏側にあります
(近年の新幹線と同じパターンですね)。

DSC07432_R.jpg
読書灯。
近鉄21000系、21020系あたりに端を発する(?)LED照明、座席に固定されたタイプですが、近鉄バージョンほど“破綻したこと”にはなっていない模様(照らす位置がピンズレだとか、照度が残念なことになっているとか・・・)。
ただ、読書灯については、どこに配置されているにしても可動式の方がありがたいでしょうか・・・。

DSC07453_R.jpg
地味にポイントなのが、電動レッグレスト。
(独立シートではそんなにレッグレストが珍しくない)高速バスでもある程度は実感していたつもりですが、鉄道車両では少数派だけに、

あるとありがたさ倍増

しかも、

レッグレストを上げると、それに応じて座面がせり上がってきて“ゆりかご”状態になる

このギミックは、大いに賞賛されて然るべきでしょう。座っている間の“安楽さ”確保という点で。

事実、四国内の他形式のグリーン車では、そんなに深くリクライニングさせる人はあまりいない・・・というか、それ以前にリクライニング角度が浅いのですが、

8600系では、みんなして深く倒している
(よって、前の乗客が深く倒していると、圧迫感がバカにならない)

というのが、印象的でした。まあ、気持ちはわかりますけどね
(なお、このときは最後列の1-C席を指名買いしましたので、私は遠慮なく倒しまくっていましたよ・・・)。

DSC07513_R.jpg

DSC07511_R.jpg
また、現代の特急車両らしく、全席にコンセントを装備します
(ただし、位置としては少しわかりにくい?)。

もっとも、8600系の場合は“普通車も全席コンセント装備”につき、グリーン車ならでは・・・とは、なりませんか。

DSC07489_R.jpg
枕は可動式で、上下します。
なお、固すぎず柔らかすぎず、で、個人的にはこれくらいの固さがありがたいでしょうか・・・。

DSC07500_R.jpg
“キノコ”もあるよ(笑)。

まあ、冗談抜きで振子式の8000系と同じ速度で曲線に突っ込んでいきますので、手を掴むところはほしいところ・・・。

DSC07569_R_201608081221320cc.jpg
C席については、座席と通路の間にも、ちょっとした荷物を置くことができます
(また、普通室との仕切に、デッドスペースを無理矢理転用した(?)と思われる荷物置き場もあります・・・)。

DSC07568_R.jpg
それにしても、サイズも堂々としていれば、掛け心地もさすが。
一説によると、東日本のE5系新幹線のグリーン車と同等の座席とのことですが、

気分だけ新幹線
(速度・・・は、まあ・・・。あと、1人掛け席は仕様を合わせてあえて作っているのでしょうね・・・)

本家東日本の在来線グリーン車は、(一部の例外を除いて)4列のアレな車両しかない癖に、離れた四国の地で、在来線最強クラスのグリーン車として君臨するという、微妙な現実・・・

そう、この座席、


とにかくスバラシイ

何がスバラシイって、

レッグレストを上げて“ゆりかご”状態にしてリクライニングを効かせると、まあ安楽なこと・・・

もちろん、空気バネ車体傾斜式で曲線通過速度が高いため、曲線の乗り心地は微妙に残念なことにはなるのですが、そんな少々のデメリットを吹き飛ばす、圧倒的なグリーン車

正直、私自身西日本、九州、四国のグリーン車にしか乗車した試しはないのですが、私がかつて乗車した中では、

ぶっちぎりの座席

でした。

いやホント、並走している8000系のダメグリーン車座席は、さっさと8600系と仕様を合わせるべきですよ・・・
(無茶言うな・・・。もっとも、両系列のグリーン料金が“同じ”というのは、割と残念な現実では・・・)。

DSC07470_R_20160808122021edf.jpg
夕暮れ時、列車は東へ向けてひた走ります。

そして夜を迎えていくわけですが、2年ぶりに8600系に乗車してみて、

意外に乗り心地が改善されていた

ことが、印象に残りました。

もちろん、グリーン車は制御車・床面カーペット敷きであるため、静粛性という観点で、2年前に乗車した制御電動車と比較にならないことは確かなのですが、

曲線通過時の乗り心地がだいぶ“マシ”になっている
(もちろん、振子車ほどスムーズな重心移動ではなく、ときどき外に振られるような遠心力を感じる場面はありましたが、頻度と程度が2年前よりも遙かにマシ・・・)

ことに、正直ちょっと驚き。

量産先行車の“お試し運転”から、量産車の登場までに、いろいろとプログラムを改良したり、設備を改良したりしたのでしょうか
(VVVF装置の爆音を何とかするために、制御プログラムを改良したという話はそれとなく聞き及んでいますが・・・足回りも? あるいは、鉄道総研の誇る、論文化までされた“センタリングシリンダ”のなせる技か?)。

まあ、乗り心地が改善されようと、やはり

振子式特急と全く同じ速度で曲線を突っ走るのはどうなのだろう?

・・・という感想に、変わりはないんですけどね・・・(傾斜角2度と5度の差は、バカになりません・・・)。



そんなことを考えていると、宇多津駅での“分割”を告げるアナウンスが流れてきました。

DSC_3489_R_20160809135942849.jpg
(画像は別乗車時のもの・・・)
“分割”される前に、「いしづち30号」の編成に移動しておかないと、児島に連れて行かれますので、車内を大荷物抱えて移動です・・・
(宇多津駅の“停車時間2分”というのは、せわしないですね・・・)。

「いしづち30号(8600系普通車)」につづく・・・
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

8000系と8600系のグリーン車の落差すごいですね。
当方、両親宅が愛媛県なんで帰省時に奮発して8600系グリーン車といきたいところなんですが、繁忙期のしおかぜは全て8000系の運用なんですねorz
2000系のしおかぜ運用が健在だったらグリーン車使いたいところですが8000系のそれはその気分にはなりませんね。

同じ“グリーン車”なんですけどね・・・

コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、あまりにも“落差”が激しすぎる、予讃線のグリーン車事情です。
私がグリーン車に乗っているのは「バースデイきっぷ」の利用時くらいのものですから、8000系でも文句を言う方が間違いなのでしょうが、正規料金を払ってまで8000系のグリーン車には絶対に乗りたくないですね。

まして、リニューアル前の8000系に装備されていたのは、2000系と同等の重厚感ある座席。
それをわざわざ大枚をはたいて“ダメ座席”に交換しているのですから、何を考えているのやら。
2000系のように、モケットの張り替えだけにとどめておけば、ここまで酷評されることもなかったでしょうに・・・(むしろ、8000系グリーン車の酷評に直面して、2000系グリーン車のリニューアルではモケットの張り替えにとどめた?(単にゼニをかけていないだけという説もあり))。

また、8600系は、編成が1両少ない(8000系の基本8連に対して8600系は基本7連)ことに加えて、先頭車の比率が高く、特に基本編成の定員が少ないため、結果的に「輸送力が小さい」ことになり、繁忙期には充当しにくいということも否めません。
そうして考えると、新系列を設計する際に定員を絶対に変えないJR東海(と、付き合わされる(?)西日本)の新幹線車両は、偉大なのか依怙地なのか・・・。
プロフィール

キモプアの紙

Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ