宇和島駅~宇和海24号

「しまんトロッコ号(外観・車内編)」のつづきです・・・

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「しまんトロッコ1号」に揺られて、夕方の宇和島駅に着きました。
ここからは、特急「宇和海24号」に乗り換えて、松山に抜けます。

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宇和島駅は終着駅。
高松駅から延々と続いてきた線路は、ここで途切れています。
“計画上”は、線路が宿毛駅まで延びることになっていたのですが、今となってはここから先に鉄路が延びる可能性はなさそうです
(なお、宇和島と宿毛の間は、宇和島自動車の路線バスが運行されていますので、都市間の移動自体は公共交通機関でも可能です・・・)。

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少し時間が空きましたので、改札の外に出てみました。

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旧暦の七夕を控えた時期であったためか、構内には七夕飾り・・・。

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そして、愛媛県南予地方の中心都市にふさわしい堂々たる駅舎

・・・って、大半がホテル(ホテルクレメント宇和島)なんですけどね・・・
(駅関連施設は1階だけ・・・。ちなみに、徳島駅も同じパターンです・・・)。




そうこうするうちに、松山駅からの下り特急「宇和海19号」の到着時刻になりました。
この列車がそのまま「宇和海24号」として折り返します。

・・・ということで、ふたたび改札をくぐってホームへ。

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2000系モノクラスの3連が、ホームに停車中。

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ホームの一角に、こんなものがありました・・・。

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3号車の2100形には、こんなマーク。

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種明かしはこちら。
JR四国では、2100形の洗面所を撤去して、喫煙室に改装した時期がありました。
ところが、その後喫煙室を廃止して全面禁煙化し(非常によいことです)、携帯電話スペースというか、デッドスペースと化していたのですが、「宇和海」号では、自転車を持ち込むための専用スペースに改装されました。

通常の列車でも、折りたたんだ自転車を無理矢理・・・という利用法もないわけではなさそうですが(混雑時には勘弁してくれ状態になることはともかくとして)、折りたたまなくともそのまま持ち込むことができるのが、“サイクル宇和海”サービスの大きな特徴のようです。
また、指定席特急券を所持していれば、追加の料金を必要としないというのも、地味に太っ腹?

ただし、乗降に手間がかかることもあって、現状では松山駅と宇和島駅のみでの取り扱いとなっているとか。




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さて、整備も終わったようですので、車内に入ることにしましょう。

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四国特急では、国鉄時代以来の伝統として、

下り方に指定席車をまとめる

という慣習があります。

ところが、「宇和海」号と「しおかぜ・いしづち」号の大半の列車は、松山駅の1番乗り場で“同一ホーム上の乗り換え”を実現しています(跨線橋を上り下りせずに済ませる的な意味で・・・)。
それはよいのですが、両列車が“下り方”に指定席を固めていると、指定席の利用者が歩く距離が長くなるという、この現実
(他方で、かつて、分割併合時間短縮のために、8000系編成で「しおかぜ」号が上り方に連結されていた時代は、それはもう“嫌がらせ”だったことでしょう)。

そのような事情もあって、今年3月の改正から、

「宇和海」号の指定席を“上り方”(3号車)に移した

ということが、ありました。

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・・・ということで、「宇和海」号に限っては、上り方(松山・高松方)の7番席から13番席が、指定席となります

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・・・ということで、13番A席を事前に押さえておいたのですが・・・

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上り方になるから、展望席になるのは13番“D席”だった・・・

つうこんのミス・・・orz


なお、夕方の列車、しかも「宇和海」号の走る線区はトンネルだらけ・・・ということもあって、運転室後ろのスクリーンは常時下がっていて、A席からでは展望もへったくれもありません。

下り方と上り方の違いを見落とすという、“初歩的なミス”に、もはや失笑するしかない・・・




さて、私自身のミスであるためどこに言っていく先もなく、前の見えない13-A席に居座って、松山へ向かいます。
定刻通り17:08に発車、一路松山を目指します。

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伊予吉田駅を発車すると、予讃線最大の難所である“法華津峠越え”・・・。
連続33‰勾配ともなると、さすがの2000系であっても“踊るように軽やかな走り”とはいきません
(それでも、普通列車とは比較にならない走りであることも確かですが・・・)。

チラリと見える法華津湾が、夕闇に照らされています。

卯之町駅では、「宇和海21号」と交換です。
それはいいのですが、

2005号、オマエはなぜ“しれっと”1号車を務めている

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こちらは今回の“バースデイきっぷの旅”の最終日となる8月2日(火)に八幡浜駅で見かけた「上り宇和海号の編成表」です。
よく見てみると、

2号、20号、26号、32号の4本に、グリーン車連結の表記があります
(つまり、この日の上り列車に関しては、これら4本の列車に2005号が連結されている)。

今年3月の改正後、「宇和海」号は原則として全列車モノクラス編成となりましたが、松山運転所では振子制御装置搭載の普通車である2150形に予備車がないカツカツ運用をしているため、高知運転所との“共通予備車”として、グリーン/普通合造車となる2000形の2005号ただ1両のみが、今もなお松山運転所の配置となっています。

そして、2150形が足りなくなると、こうして2005号が登場し、

“時刻表上に掲載されていない即席グリーン車”が登場する

・・・という次第
(なお、さすがに“グリーン室を普通車として開放”という暴挙(?)はない模様・・・)。

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卯之町駅の前後だけ、宇和盆地の平坦線ですが、盆地を抜けると、今度は下り勾配が待っています。
車体をくねらせながら、2000系といえどもそれほど速度を出すことができない状況で、八幡浜駅に向かいます。

八幡浜駅では、自由席車にまとまった乗車がありました。
宇和島~松山間には高速バス(宇和島自動車の特急バス)が充実しているのに対して、八幡浜~松山間のバスは非常に貧弱(そもそも、高速道路は八幡浜市を通らない)ことも、「宇和海」号の需要がある程度あることの背景にはある模様です・・・。

外は少しずつ暗くなってきましたが、伊予大洲駅から先は、国鉄末期に鉄道建設公団が建設した、非常に線路規格の高い線路となります。
高速道路ははるか頭上を貫いていますので、高速道路のクルマとどんな“勝負”になるのかはわかりませんが(この区間の高速道路は対面通行なので、十分張り合うことができるはず・・・)、眼下の国道56号線のクルマに対しては、

圧倒的ではないか、我が軍は・・・

状態となります(だから何?)。
そして、快適な走りに・・・ウトウト。

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気がつけば列車は向井原駅を通過し、伊予市駅に着きました。
“こんなの”と交換

土讃線で「絶景!土讃線秘境トロッコ号」として活躍することの多い、トロッコ車両キクハ32形が、夏期の臨時アルバイト(?)として、予讃線海線(伊予長浜経由)の、納涼ビール列車として運行されていた模様。
まあ、私自身はビールを飲むことも何もできませんが、確かに伊予灘沿いをトロッコ列車で優雅に行くというのは、(「伊予灘ものがたり」号とは違った意味で)大いに惹かれるところですね・・・。

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平野部を一気に抜けて・・・といきたかったところですが、信号制限に引っかかってしまい、遅れが生じました。
とはいえ、重信川を渡ると、松山駅はすぐそこです。
・・・とはいえ、すでに「しおかぜ・いしづち」号が停車している1番乗り場に到着するため、到着前には信号待ち、しかも信号の都合上微速前進(?)で、誘導員の手旗信号に従って到着するため、制限のない下り列車よりも時間がかかるのが、もどかしいところです。

結局、5分ほどのおくれをもって、「宇和海24号」は松山駅に到着です。
私の地元は松山。
よって、ここで本日の旅を終えて、実家に籠もっても悪くはないのですが、翌日の行程の都合上、さらに先へ進みます

「しおかぜ30号(8600系グリーン車)」につづく・・・
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2005

予讃線宇和島口の特急グリーン車が全滅かとおもいきや、こんな抜け道があったとは。
しかし狙って乗車するのは難易度が高すぎ。今回のようにガチガチの計画で偶然見かけたら「しれっと」の感想さもありなん…。
卯之町で交換なら宇和島で1本遅らせていたらカンタンに乗車(あとの記事が狂いますが)できましたね。
※別記事ですが「髙松から先にまだ行くんかい!」と突っ込んでしまいました。

Re: 2005

暇人寮監さん、コメントありがとうございます。
抜け道というか裏道というか、“狙って乗車できない”という意味では、非常に難易度が高い、「宇和海」号のグリーン車です(マルスに収められているのかどうかも怪しい・・・。GWに代走したときには、急遽マルスに収められていたという報告も某巨大掲示板ではありましたが・・・)。

他方で、一旦代走に入れば(限られた編成数でまかなう「宇和海」号のこと)、その日は割と頻繁に見ることができるようです。
3日目に八幡浜駅で途中下車した際に、「当日の上り宇和海号の編成表」が改札前に掲出されていたので眺めてみたところ、その日は、「2号、20号、26号、32号」と、4往復に入っていたようです。
グリーン車はまずガラガラでしょうから(だいたい、定期運行時代の「宇和海」号のグリーン車がガラガラでしたし)、座席画像集めから録り鉄まで、その手の願望を持っている方にとって、ある意味“楽園”になるのかもしれませんね・・・。

また、ご指摘の通り、このときは卯之町駅で下車して「宇和海26号」に乗車すれば、久々の2005号・グリーン車の旅を敢行することもできたのですが、今回は「しおかぜ30号」で8600系グリーン車に乗車することが至上命題(?)だったため、あえなく断念しました・・・。
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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