宿毛線上り618D~あしずり6号

「宿毛線下り613D~宿毛駅」のつづきです・・・

DSC_1790_R.jpg
2時間少々の間合いを経て、ふたたび宿毛駅のホームにやって来ました
(なお、宿毛駅は有人駅ですが、発車の10分ほど前にアナウンスがあるまで、改札は締め切られています。そのため、アナウンスがあるまでは待合室等で待機しておく必要があります(空調がよく効いていましたので、待合室は快適でした・・・))。

DSC_1780_R.jpg
宿毛線を往復して戻ってきた、下り615DのTKT8000形(左側)と並びます。
これから乗車する上り618Dは、先程乗車してきた下り613Dの折り返しとなります(右側)。
2両のTKT8000形が行き来しているのが、データイムの宿毛線です
(特急列車はデータイムには宿毛駅まで乗り入れてくることがありません)。

DSC_1787_R.jpg
中村へと延びる線路を、戻りますよ・・・。

DSC_1786_R.jpg
行先表示板は、当然のことながら「中村ゆき」に差し替えられていました。

DSC_1785_R_20160805195209db1.jpg
TKT8000形は、中村線がJR四国から土佐くろしお鉄道に移管された(=土佐くろしお鉄道が発足した)際に設計・新製された車両です。
当時流行の“軽快気動車”(車長16~17m級)に準じたスタイル(扉や空調吹出し口を初めとして、バス用部品も多用)ですが、中央の転換クロスシート部が“大窓”になっているのが、ポイントです。
中村線では太平洋に沿って走り、風光明媚な路線であることも踏まえての仕様でしょうか。

DSC07329_R.jpg
(画像は中村駅到着後のもの)
転換クロスシートを主体としたセミクロスシート。
第三セクターの普通用気動車のなかでも、比較的上級の方に属するのではないでしょうか。
ホント、窪川駅で遭遇するキハ32形と・・・(比べてやるなよ・・・(苦笑))

なお、全車トイレ装備ですので、緊急時(?)も安心です
(だから、キハ(・・・以下略))。

DSC07299_R_20160805195114286.jpg
この転換クロスシート・・・

DSC07306_R.jpg
単なる“板”ではなく、地味に凝った形状です。

DSC_1800_R.jpg
バス用部品が転用された空調吹出し口。
四国ではキハ185系でもおなじみの設備ですが、空調の効きをダイレクトに微調整できるため、個人的には非常に重宝する設備です(特に夏期)。

DSC_1793_R_20160805195223948.jpg
このとき宿毛線でお世話になったのは、TKT8011号です。
平成9年製というプレートがあることからもうかがえるように、宿毛線の開業時に増備されたグループですね。
宿毛線に乗車していることを思えば、“ふさわしい”車両に当たったのかもしれません。

・・・あれ、3年前に宿毛線に乗ったときにも、同じ車に乗っていた・・・
(宿毛線専用車にでもされているのでしょうか・・・)。

さて、10人ほどの乗客を宿毛駅から乗せて、12:50、列車は定刻に発車しました。
途中の駅で少しずつ乗客を増やしながら、黄金の稲穂輝く宿毛路をのんびりと走ります
(この高規格の宿毛線で、2000系がどんな吹っ飛んだ走りをするのかを体感してみたいものだという思いも、ふつふつと・・・)。

DSC07332_R.jpg
・・・ということで、列車は特にトラブルなく進み、13:20に中村駅に着きました。
例によって同一ホームで、わずかな時間での乗り継ぎです。

そういえば、

現在の中村駅の改札の外に出たことがない
(先代中村駅には、平成初頭に、「四国島内フリーパス」の旅の途中で自腹で土佐くろしお鉄道線に乗ったときに、一度だけ改札の外に出たことはありますが・・・)

・・・という現実。“今後の検討課題”というやつですね・・・。

DSC07333_R.jpg

DSC07339_R.jpg
おや、隣の側線には・・・

DSC07341_R.jpg
先程宿毛線内ですれ違った“ドクターウエスト”こと、キヤ141系がいました。
定期列車の合間を縫って検測するためか、割と余裕のあるダイヤなのですね・・・
(2時間経っているので、とっくに東に行っていると思いきや・・・)。

DSC07335_R.jpg
検測台車。

昭和の時代(→マヤ検)は、遠くになりにけり・・・です
(JR化後しばらくは、JR四国も自前のマヤ34形を所有していましたが、廃車されて久しいです・・・。マヤ車の廃車後は、(JR四国・土佐くろしお鉄道とも)こうしてJR西日本から検測車を借用して検測を行っています・・・)。


さて、中村駅からは、特急「あしずり6号」の乗客となります。
残念ながら、モノクラス2連のため・・・

DSC07349_R.jpg
青い枕カバーの半室指定席の乗客となります。
モノクラス2連でもらくらく座れる程度の乗客しか集められないのが、土佐くろしお鉄道~土讃線高知以西の、“残念な現実”なのかもしれません。

DSC_1802_R.jpg
「あしずり6号」は、特にトラブルなく、14時ちょうどに窪川駅に着きました。
さて、ここからは予土線名物の“アレ”に乗り継ぎます。

「しまんトロッコ1号(行程編)」につづく・・・
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

そりゃ飛ばしますよ

こんばんは。
恒例のバースディきっぷの旅、連載楽しみにしてますよ。
宿毛線区間を特急で前面展望すると120キロでぶっ飛んでいきます。感覚としては予讃線の内子~向井原に近い。ただ宿毛線は経費節減のためかトンネルを掘らずに切通と勾配を組み合わせている区間があり意外とアップダウンがあるのでジェットコースターみたいな感じも(ちょっとオーバーかな?)
相当減便された時期より1往復増えてはいますが宿毛線区間の特急利用は狙わないと難しいですね~無料の高規格道路が中村~平田まで来ていて車のほうが走りやすいし(実際走ったことあります)、宿毛まで用地買収も進んでいるのでそのうち開通したら・・・ごめんなはり線も夜須付近しかなかった無料高規格道路がのいちの南で国道につながっただけで乗客が減りました。のいち~空港の区間がまったくメド立ってないとはいえ開通済の空港から先とつながったら想像が容易な現象になりそうです。

中村駅観光

またまたコメント失礼します。
私は3日目予土線のあと中村に来ましてレンタカーで足摺岬観光に行っておりました。正直公共交通機関だけでは厳しいところだとは思います。車で足を伸ばせば、足摺岬に足摺温泉、土佐清水港のサバにカツオ節、とても良いところでしたのでまた行く機会あればお試しください(宿毛から柏島も行きたかったんですが断念)

計算したら意外に出ていない?

暇人寮監さん、コメントありがとうございます。
昨年はあえなく断念しましたが、今年は半ば無理矢理都合をつけて、“バースデイきっぷの旅”を敢行してきました。その分、旅の前後のスケジュール(採点とか何とか)がアレなことになっていますが・・・。

さて、宿毛線ですが、さすがに1990年代後半の建設・開業だけあって線形はいいですね。アップダウンが割とあるというのは、TKT8000形から眺めていてもそれとなく感じたところです。

他方で、いったい“ダイヤ上”はどの程度の表定速度になるのだろうと計算してみたところ、宿毛線区間の2000系特急(中村~宿毛間17分運転の場合)の表定速度は、83.3km/hと出ました。そうして考えると、意外に出ていない?
(「宇和海」号が遠慮なく全力疾走する松山~内子間の場合、最速がたしか24分運転で、駅間距離が37.6kmですから、表定速度93.5km/hという“おかしなこと”になります)。

それにしても、宿毛線を“特急で行く”のは、難易度が高いですね。1日に1往復半というのは、なんともかんとも・・・。
並走する自動車道(中村宿毛道路)のことは、車を所持しない私には全く意識できないところでしたが、まあ影響はあるでしょうね。そして青少年(高校生まで)や高齢者だけが列車には残された・・・というのは、高知に限らず全国的な傾向なのでしょう。

遙かなる足摺岬

さんちゅさん、コメントありがとうございました。
3日目は足摺岬に行かれていましたか。
正直、“岬の絶景度”という点では、室戸岬よりは足摺岬の方がすぐれていることは日の目を見るよりも明らか(そして、“高所恐怖症”の人間にとって、どちらに行く方がエラいことになるのかも明らか)なのですが、何せ、足摺岬は公共交通機関でアクセスすることが極めて困難です。
中村駅からのバスの本数自体は2時間に1本程度あるので、その意味では甲浦~室戸岬間と大して事情は変わらないのですが、室戸岬は四国一周の“途中”に組み込むことができるのに対して、足摺岬は“そこだけに行く行程を組む必要がある”のが、決定的な違いです(時間の限られる“バースデイきっぷの旅”で組み込むことには、相当の躊躇を覚えます。足摺岬に行くのだ!と、あえて丸一日を使う旅程を組まないと難しそうです・・・)。
まあ、足摺岬へのバス路線自体が、盲腸線のような地理的条件ですからね・・・。

このような背景を踏まえれば、「レンタカー」というさんちゅさんのご判断は、至極当然のものでしょう。
なお、私自身は普通免許を持たずに生きている(都市部在住であれば、それで何とかなる)ため、自分でレンタカーを運転するという手は使えません・・・orz。

また、高知と言えば“カツオ”ですね。一大漁港である土佐清水の地で食べるカツオは・・・たぶん違うのだろう・・・とは思いますが、私には残念ながら想像の域を出ません。
なお、せっかく高知に来たのだから、せめて高知市内のちゃんとした店でカツオくらい食べてこよう・・・と思いつつ、結局乗ってばかりいたため、今回は名物駅弁の「カツオのたたき弁当」でお茶を濁してきました・・・orz
(もっとも、「駅弁」のカテゴリーで考えれば“とんでもない逸品”で、これは名物になるわけだわ・・・と、密かに感じ入りました)。
プロフィール

キモプアの紙

Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ