2000系“しおかぜ”号(本当の個人的乗り納め・・・)

昨年末の帰省時に、予讃線名物(?)2000系“しおかぜ”号(21号)に、あえて乗車したことがありました
その段階で、すでに平成28年3月ダイヤ改正における引退が報じられており、“乗り納め”のつもりで、堪能してきたのでした。


・・・ところが、何のかんのとありまして、例年ならば春のお彼岸あたりに、お墓参りも兼ねて地元に戻ることが多いのですが、今年は諸般の事情によりそのスケジュールでまとまった休みが取れそうになかったため、2月末から3月上旬にかけて・・・つまり、“今”、1週間ほど地元にこもっております。
つまり、図らずもダイヤ改正前(お彼岸前後でも改正前ですが、お名残乗車が大挙していそうで・・・)に、今一度2000系“しおかぜ”号に乗車する機会をつくることができた・・・ということで、岡山で5時間ほど無駄に時間をつぶして、再び「しおかぜ21号」の乗客となりました
(ちなみに、岡山までは、久々に500系「こだま」に乗車してきました・・・)。

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・・・ということで、やってまいりましたのは、四国特急専用乗り場の観を呈する、岡山駅8番乗り場です。
狙うはもちろん、1日に1本のみの「宇和島行き」である、「しおかぜ21号」です。

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毎度おなじみ自由席ですが、今回は繁忙期増結期間から外れた通常期(むしろ、閑散期?)。
自由席は3号車と4号車の2両のみです。
このうち、宇和島まで直通する自由席は3号車のみ・・・。
ということで、3号車の自由席車を選択することにしました
(なお、松山以西では、2号車も自由席に化けます)。

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待つことしばし、松山発の「しおかぜ22号」が到着です。
通常期の5両編成ですが、先頭にいたのは「しょくぱんまん号」こと、2109号でした。
この車、私が年末に乗車した時には8号車に入っていましたよ。
気動車らしく、自由自在な運用をやらかしていますね・・・。

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しょくぱんまん。
どうでもいいですが、私の今朝の朝食も“しょくぱん”でした・・・(だから何?)。

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他方で、1号車は「ドキンちゃん号」こと、2005号でした。
松山の2000形量産車も、次のダイヤ改正をもって全撤退ですから、「2000形充当の“しおかぜ”号」というのも、貴重な記録になっていくのでしょう・・・(先行車TSEの2001号はどうなるのでしょうね・・・)。

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側面はごらんのありさまです。

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さて、アンパンマン列車といえば無駄に派手なラッピングですが・・・何だこの1両だけ一般車なのは・・・。

この、1両だけの一般車(2117号)が・・・

3号車自由席でした・・・orz

予讃線のアンパンマン列車仕様の2000系は、ダイヤ改正までに、3両を残してラッピングを剥がすことが決まっておりまして、少しずつ差し替えが始まっているのでしょうか・・・。
今更4号車自由席に並び直すのもどうなのよ・・・ということで、最後の2000系アンパンマン“しおかぜ”号への乗車は、“一般車への乗車”という、アレなことになりましたとさ・・・orz

さて、乗客が降りてきて、しばらく車内清掃が行われると、車内に立ち入ることができます。
少なくとも、新大阪駅20番線で折り返す山陽新幹線よりは、早く車内に入ることができますね(笑)。

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一般車なので、当たり前ですが内装のどこにもアンパンマンの影も形もありません。
他方で、興味深いのが、車両中程の天井からつり下がっている物体・・・。

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微妙に拡大するとこんなの。
四国名物(?)、半室指定席のための掲示板です。
ダイヤ改正後、松山運転所の2000系は、原則として「宇和海」号に専従となりますが、半室指定席の位置が、下り方先頭の1号車から、上り方先頭の3号車に移るということで、3号車の2100形に、この掲示板を装着した車両を優先的に充当するよう、編成を組み替えているというところでしょうか。
おそらく、それに関連しての、「3号車が一般車状態」ということになるのではないかと、推定しています。

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この3号車は、貫通型先頭車の2100形につき、編成の途中に入る岡山~松山間においては、貫通路が開放された状態となります。
混雑時であれば乗客が時折座っている(混んでいなくとも鉄ヲタやお子様が時折座っている)という助士席。
児島以南(JR四国エリア)では、車掌氏の業務スペースと化していました。

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2000系の愛称表示器に「しおかぜ」が表示されるのも、あと少しです・・・。

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隣の4号車の天井。
天井がこうでないと、アンパンマン列車に乗車している気にならないのは、なぜでしょう・・・。

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「アンパンマン列車」らしいのは、広告の代わりにアンパンマンのイラストが差し込まれていることですが、このときは、後継となる「8000系アンパンマン列車」のイメージイラストが差し込まれていました。




さて、車内外をウロウロしているうちにボチボチと乗客も増え、発車です。
岡山駅の時点では、3号車は窓側がほぼ埋まり、通路側もボチボチ埋まる程度の混雑になっていました。

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さて、2000系に関連する最近の話題として、交通新聞社新書から、『振子気動車に懸けた男たち』と題した、2000系開発物語ともいうべき本が出版されたことがあります。

最初は地元に帰ってからamazonででもポチろうかと思ったのですが、せっかくなので、

どうせなら2000系の車内で読んでみよう

・・・と、思い立ちまして、岡山市内の書店で急遽調達しました
(この本の印象については、改めて記事を立てようと思います。全体としては読み応えがありましたが、ところどころ根本的な誤植や事実誤認があったのが残念・・・)。

児島駅で乗務員が交代し、夕闇迫る瀬戸大橋を渡ると、宇多津駅に到着です。

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普段は多客期にばかり乗車していますので「ただ単に長時間停まる駅」という印象の方が強かったりもするのですが、本来は、高松からの「いしづち21号」との併結作業が実施されます。
併結作業のため、貫通扉が開きました。

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隣の乗り場には、同じように併結作業を終えた(ただし、向かう先は逆)「南風・うずしお」号の2000系が停車中でした。

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さて、併結作業ともなると、鉄ヲタやお子様が集まってくるのも、毎度毎度の光景です。
2000系どうしの併結作業自体は、今後も「南風・うずしお/しまんと」号の間で展開されますが、2000系「しおかぜ・いしづち」号の併結作業は、あとわずかで見納めとなります。

高松からの「いしづち21号」が一旦停止して、同じように貫通扉を開けます。

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「いしづち」号の2両編成が微速前進(?)して、連結。

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幌をつなげば、併結作業は完了です。

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編成は「いしづち」号の方が圧倒的に短いのですが、短い「いしづち」号の方が空席が多いという、この現実・・・。

ともあれ、宇多津以西は「7連」の堂々たる編成となって、一路松山を目指します。
このときは、なぜか多度津駅からまとまった乗車があって、しばらくは座席がほぼ埋まる程度の混雑だったのですが、少しずつ降りていきまして、今治駅でもそれほどの乗車はなく、最終的には3割程度の入りで・・・

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20:28、定刻通り松山駅に着きました。

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松山以西は、1~3号車のみの身軽な3連になって、終点の宇和島駅を目指します。
それはいいのですが・・・

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4号車は2200形のため、運転台が無い状態・・・。
4~8号車(通常期は6号車が欠車)の4両については、この後「宇和海31号」で宇和島に下り、翌朝には「宇和海29号」で下ってきた編成と一体になって、7両編成で「しおかぜ・いしづち10号」として上ってくるという運用(のはず)です(「しおかぜ21号」の1~3号車は、翌朝の「宇和海2号」に入って、一旦松山に戻る運用(のはず))。

まさか、2200形が先頭になって「宇和海31号」になるわけでもないでしょうから、一体どんな器用な方転をやらかしているのか、よくよく考えてみると謎ですね・・・(苦笑)
(まあ、誰か詳しい方が、どこかでひっそりとカラクリを解き明かしているのかもしれませんが、私にはよくわからない・・・。もっとも単純な策としては、「いしづち」号に入る「2150+2100」の2連が、松山運転所や宇和島運転区の入れ替え線を行きつ戻りつして前にいったり後ろにいったりしている・・・ということですが、はてさて・・・)。

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解結作業を眺めていると、いつしか「しおかぜ21号」の発車時間が近づいていました。

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1番乗り場の掲示板を眺めてみると、ダイヤ改正のPRがデカデカと・・・。
平成2年11月改正以来、25年以上にわたり活躍してきた2000系「しおかぜ」号ですが、思えば長い活躍でした。
四半世紀も走り続けたとなれば、立派に一時代を画したといえますが、松山以東の電化区間ではその役割を新鋭8600系電車に譲り、2000系は原則として撤退します(「ミッドナイト/モーニングEXP高松」号は例外として・・・)。

私自身、2000系「しおかぜ」号には何度も何度もお世話になってきましたが、これでもう乗車することもないのかと思うと、少しは感慨深くなります。
もちろん、今後も松山以西の「宇和海」号には当面の間2000系が残りますし、土讃・高徳線では今後もしばらくは主力です。
他方で、8600系の空気バネ傾斜式をベースとした気動車の開発も構想されているようで、それが現実化したら、2000系自体も急速に勢力を縮小することになるのでしょう。

長い間に渡る活躍に感謝を。
そして、これからも(走り続ける線区では)快走あれ、2000系。

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たとえ、「しおかぜ」の表示が、

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そして、しおかぜ号の「宇和島」への行先表示が、過去のものになるとしても・・・
(2000系の「宇和島」行きは、今後も当面は「宇和海」号で健在ですが・・・)。
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
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