リニア・鉄道館探訪記⑨(27年9月)

「その⑧」のつづきです・・・

これまでに整理したもので、「館内の実車展示」については、だいたい網羅したのではないかと思われます。
他方で、館外には・・・

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国鉄末期から名古屋圏の新快速・快速列車の主力として活躍してきた117系電車が、3連に短縮されたうえで静態保存されています。

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非貫通型の全室運転台は、(「リニア・鉄道館」の展示車両としては)どことなくEF58形電気機関車を想起させないでもありません。
なお、JR東海では全廃された117系ですが、JR西日本ではまだまだ現役です(さすが、“物持ちいい西日本”・・・)。

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休憩室がわりに室内も公開されていますので、立ち入ってみました。
ちょうどお昼時だったからか、家族連れがお弁当を食している傍らを、オッサン一匹が華麗に通過です(苦笑)。

それはともかくとして、全席クロスシートで、ロングシートが一切ない2扉車というのも、壮観です。
それゆえにラッシュ時の対応には困難も多く、西日本には一部ロングシートに改造されたグループもいます。

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転換機構は基本的に生きていますので、利用者が適当に転換させることができます
(もともと固定である一部の席を除く・・・)。

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微妙に座面が傾いているのが、ポイント・・・。

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茶色系のクロスシートが並ぶのは、同世代の東の185系特急形電車(登場時)と同じ仕様ですが、

関東圏では特急料金が必要
中京・関西圏では特急料金不要

・・・というところに、涙した利用者も多かったとか・・・(涙の意味が違うという説もありますが・・・)。

もっとも、現役の185系電車は、普通車の全車が原形の転換クロスシートから、回転式リクライニングシートに換装されましたので、今では「特急形」にふさわしい座席になりました(グリーン車はもともと回転式リクライニングシートでしたが、座席自体は交換されているとか・・・)。

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床。
こちらは特に飾りっ気もないですね・・・。

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0番台車(ここの保存車であれば、クハ117-30とモハ117-59の2両)は、国鉄末期に流行ったユニット窓を装備しています。
この「田の字型」の窓、美観的にはどうかと思うのですが、取り付けは容易だったとか・・・。

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扉の横と車端部については、固定クロスシートです。
もっとも、かけごこちは転換クロスシートと遜色ありません。
また、車端部に平気でデッドスペースがあるのが、国鉄形の国鉄形たるゆえんですね・・・。

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他方で、最も海側にいるクハ116-209は、国鉄最晩年に増備されたグループで、快速用でありながら、特急形の185系と同様の1段下降式の窓を装備します
(追記:185系電車は“1段上昇式”の窓でした・・・見かけはそっくりなんですけどね・・・orz)。

外から眺めた場合は勿論、車内からの眺めも、やはりこちらの方がすぐれていますね・・・。

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この車両だけ、転換クロスシートはバケットタイプとなっています。
料金不要の車両とは思えないハイグレードです。
そして、東海では311系、西日本では221系という、JR発足後に新造された車両の“スタイル”をつくりあげていくことになりました(ただし、乗降の用意さを考慮して後継系列は片側3扉になりましたけどね・・・)。

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この車両だけ、昭和61(1986)年の製造です。
西日本ならば絶対に廃車にならない車齢ですが、東海では容赦なく313系に置き換えられてしまいました・・・。
他方で、同世代の211系電車はまだまだ東海でも現役ですが、あちらは3扉ロングシート。2扉クロスシートで使い勝手の悪い117系はお先にお役御免・・・となった模様です・・・。

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先頭の運転室の背後にやってきました。
国鉄形としては異例の、前面展望にも考慮が払われた窓配置です。

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非貫通型で運転室が広いことに加えて、視界も良好で、乗務員にとってはありがたい運転室だったのではないでしょうか・・・。

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こんな感じで、線路の上にのっています。
もっとも、屋根もなければ海のそばということもあり、徐々に劣化が進みつつあるという説もあり。
定期的に塗り直されるといいのですけどね・・・。

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背後には、伊勢湾岸自動車道の橋梁が鎮座しています・・・。

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ちなみに、「リニア・鉄道館」の外壁だけを拡大投影してみましたた。
規則的といえば規則的ですが・・・。

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また、117系の傍らには大昔の太多線(東濃軽便鉄道)で活躍した蒸機であるケ90形も静態保存されています。

(「その⑩」へつづく・・・)
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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