リニア・鉄道館探訪記⑧(27年9月)

「その⑦」のつづきです・・・

交通系の博物館といえば、

体験型施設
(“シミュレータ”ともいう)


もまた、目玉になっていることが多いです。

かつての交通科学博物館(大阪)でも、221系シミュレータを無駄に何度か試したものです。
駅間だろうと何だろうと、2分経ったら容赦なく交代させられる仕様でしたけどね・・・(お子様主体なので、そのへんはしかたなかったのかもしれません・・・)。

さて、「リニア・鉄道館」には、三つのシミュレータがあります。

新幹線運転シミュレータ
在来線車掌シミュレータ
在来線運転シミュレータ


このうち、最も台数が多く競争率が低いのが「在来線運転シミュレータ」で、昨年度の訪問時に試すことができたのも、この「在来線運転シミュレータ」だけでした

さて、今回の訪問でも当然のごとく、すべてのシミュレータの応募券を館内所定の箱に放り込んでおいたわけですが、まあ、1年ぶりに在来線シミュレータができれば上等だろう・・・と、思っていたわけですよ。

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そんなこんなで、館内を見て回っているうちに、1日に「4枠」あるうちの2枠目(12:00~14:00)の抽選結果が発表される時間となりました
だいたい10時半頃に応募券を放り込んでいるため、この2枠目が対象という次第。

この「数」を見ても、「新幹線運転シミュレータ」と「在来線車掌シミュレータ」(どちらも1台ずつしかない)の競争率の高さはうかがえるというものでしょう・・・。
さてさて、私の投入した応募券の番号は・・・










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在来線車掌シミュレータ・ご当選!

・・・ということで、所定のカウンターで料金を支払いまして、意気揚々と利用券を購入です
(なお、抽選に当選することで「シミュレータ利用券を“購入する権利”が得られる」というしくみです。つまり、利用料を別途支払う必要があるわけで、それゆえに、当選しても権利を行使しない人も時々出てくるらしいのですが・・・。これが、このエントリーの後段につながってきます・・・)。

抽選結果の発表と同時にさっさと利用券を購入したら、2枠目のトップバッターになりましたよ。

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・・・ということで、やってきたのは「在来線車掌シミュレータ」
313系を忠実に再現した本格派で、シミュレータ本体自体は、JR東海の研修施設にあるものと全く同形とか。

・・・ということで、いい年した鉄ヲタのオッサンが、車掌体験に臨みますよ。

「在来線運転シミュレータ」と同様に、見習い編/練習編/達人編の三ランクから選べますが、無難に

練習編(真ん中の難易度)

を、選択。

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同行者でもいれば、同行者を乗客役にゆかいなシミュレーター体験となったのかもしれませんが、あいにくぼっち非コミュのオッサン一匹
よって、乗客のいない無人の列車を淡々と目的地までご案内したのでありましたとさ(苦笑)

なお、扉の開け閉め、運転士への合図、車内放送・・・と、頭の中ではわかっていてもやることはそれなりにあって(練習編なので、モニターにやるべきことは表示されますけどね・・・)、最初の駅間では係のおにいさん(・・・といっても、私よりははるかに若そうでしたが・・・)に、ツッコミを入れられることもありましたとさ。
二駅目以降は慣れましたが、慣れたと思ったらシミュレーター体験はおしまいという、この現実・・・。

まあ、競争率の高いシミュレータを体験できたという点では、満足満足でした
(少なくとも、このシミュレータに立っている間に限れば、“エア車掌”の汚名は被らずに済む罠(失笑))。




さて、入館券に付属する「シミュレータ抽選券」は、各シミュレータにつき1枚ずつです
原則として、仮に当選するとしても「いずれかひとつのシミュレータだけ」となるのが現実ですので(よほどガラガラならば変わってくるのかもしれませんが、平日であっても人いますからね・・・)、再度入場券を購入→抽選券を入手という荒技を使わない限りは、1人が1日にできるシミュレータは“ひとつだけ”なのが原則です

ところが、前述のように、抽選に当選することは「シミュレータ利用券の“購入権の確保”」を意味しますので、ときどき、権利を行使しないまま帰る人もいるわけです。
特に、当選数が多い在来線シミュレータでは、時折空きも出るとか・・・

そんなわけで、空きが出ると“追加募集”することがあります
この“追加募集”、館内放送でアナウンスがなされ、“先着順”で受け付けられます。

このときも、比較的人の少ない平日だったからか、ボチボチ帰ろうかという15時過ぎに、追加募集のアナウンスが流されました。
・・・ということで、「締めに在来線シミュレータを体験してから帰るか・・・」ということで、アナウンスが流れたら並びに行ったのですよ。
そうしたら、私が列の先頭なんですよ。

・・・ということで、一応カウンターのおねいさんに聞いてみたんですよ、「どのシミュレータが空いているのでしょうか?」・・・って。














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新幹線運転シミュレーターが空いていた・・・。

・・・ということで、まさかの、

1日で新幹線運転&在来線車掌シミュレータ体験・・・。
(乏しい運を無駄に使い果たしていなければいいのだが・・・orz)

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・・・ということで、昨年の来館時、この日の午前中に羨望のまなざしで眺めていた「新幹線運転シミュレータ」に・・・

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キモい鉄ヲタ、堂 々 着 席

こちらも「車掌シミュレータ」と同様、JR東海の研修施設にあるものと同形だそうです。
0系とは比較にならないほどしっかりとした運転席(ハイバックタイプで掛け心地はよかったです・・・)に腰をおろします。

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係のおねいさんの説明を拝聴し、いざ、東京駅を出発して、名古屋駅へと、10分ちょっとの旅路です。
加速はATCの指示する速度を超えないようにマスコンを調整するだけですが、東海道新幹線270km/h時代に制作されたシミュレーターだからか、ATC制限速度が(現行の最高速度と同様の)285km/hを表示しても、270km/hを越えないように・・・との指示でした。
実際に、270km/hをだいたい保つことで定時運行できるような設定になっていました。
なお、油断していると速度がじりじりと下がっていったり、下り勾配で速度が上がりすぎたりしますので、巡行運転のためには華麗なマスコン捌き(?)が必要です。
なお、私の定速運転は・・・あまり誉められたものではなかった模様・・・orz(運転曲線を後で振り返ったら、ガタガタやん・・・orz)。

これが、

○ノッチに投入していれば270km/hを維持
(「定速運転機能」ともいう)

とでもなっていた暁には、ほんとうに運転席に座っていても景色を眺めていただけになったのかもしれません。
それだけでも貴重な体験ですけどね・・・。

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さて、オッサンの常識としては、駅が近づいてくるとATC信号(許容される最高速度)が“階段状”に現示されて、ブレーキ→惰行→ブレーキの繰り返しだとばかり思っていたのですが(昔プレイした「電GO山陽新幹線」もそうでしたし・・・)、実際には駅構内にさしかかる30km/h信号まではATC制御により自動的に、かつスムーズに減速されていきました。
これも、“デジタルATC”の御利益なのでしょうかね・・・???

私やることないやん・・・orz
(それでも、ブレーキハンドルを握るだけは握って、緊張してたんだけどな!)


・・・そうして、名古屋駅の構内に進入すると、最後の大仕事・・・“停車”です。
電GOや(昨年体験した)在来線運転シミュレータでも思うことですが、

鉄道の運転において、実は停車が一番難しい

・・・と、いつものことながら思うことしきりです。

ちなみに、例によってぬるく“練習編”を選択していますので、停止位置の表示は目立つように点滅していましたが、それでも電GOなどと違って「残り距離」が出るわけではないので、そこは慎重に・・・。

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到着。
最後が階段ブレーキになったとか(ようするに、ブレーキノッチをガチャガチャやらかすという、見習い運転士がやらかした日には指導運転士からこっぴどく怒られるダメブレーキ)、微妙に定時から外れたとか・・・ありましたけど、

何とか体裁を整える程度の停止位置は確保できたか・・・

と、思うことしきりでした・・・。

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ともあれ、「練習編」は無事修了いたしました





・・・しかし、重ね重ね

停車させるのは難しい
(停止位置、時刻、衝動のどれかひとつを満たすだけでも難儀なのに、二つ、三つ同時に満たすとなると・・・まさに“プロの仕事”です罠)。

「その⑨」につづく・・・
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No title

いつのことだったかは定かではないのですが、たぶん中学時代、家族でわざわざJR四国を使ってこんぴらさんに行ったとき、JR琴平駅に別館があり、213系の運転室を模した瀬戸大橋区間のシミュレータを発見し、以後何度か遊んだのを覚えています。
(自動車を運転するようになってから再訪したところ、建物自体がなくなっていましたが)

音好きの私としては、2000系の運転シミュレータがあればぜひ一回やってみたいものですが、速度に合わせたエンジン音の演出等、電車と違って再現はやはり難しいでしょうか・・

Re: No title

KAZさん、コメントありがとうございます。
コメントされているのは、琴平駅の一角にあった「鉄道資料館」のことですね。

入館無料で、四国にかかわる鉄道部品の展示に加えて、「瀬戸大橋博88」のJR四国館の目玉であった「213系シミュレータ」が移設されていたのを、よく覚えています(「瀬戸大橋博88」も、小学生の頃に無駄に行ったことを覚えています。シミュレータには行列ができていたものです。琴平に移ってからは、たしか、シミュレータは1回100円だったかと・・・)。
もっとも、コメントいただいた通り、いつの間にやらなくなってしまい、今となっては213系シミュレータはどうなっているのでしょうか。展示品の一部については、伊予西条駅隣接の四国鉄道文化館の北館で見たような気がします。

また、2000系の本格的なシミュレータの存在は聞いたことがありませんが、たとえばフリーの運転シミュレーションソフトであるBVEのアドオン(追加車両・路線)で、2000系を製作されている方はいたはずです。
また、一世を風靡した「電車でGO」の「プロフェッショナル2」でも、瀬戸大橋線で2000系を運転はできまして、昔プレイしましたが、まあ、実車とはかけ離れたものですね、いろいろな意味で(あの手のシミュレータの運転曲線は電車準拠で、気動車は適当な再現でしかない・・・とよく言われますが、わかるような気はします・・・)。
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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