リニア・鉄道館探訪記④(27年9月)

「その③」のつづきです・・・

さて、新幹線車両群の隣には、国鉄在来線を彩った車両群が展示されています。
そのなかでも、四国出身者として最も思い入れがあるのが・・・

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キハ181形特急形気動車のトップナンバー、1号車です。
1年ぶりの再会です。

とりあえず、車内に入ります。

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新製配置は名古屋で、特急「しなの」号に投入されたキハ181-1ですが、中央本線が電化された後は四国・高松運転所に転配されて、四国で現役生活を全うしました。
四国時代末期の車内の姿を、廃車後20年以上経てもなお、今に伝えています。

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この赤モケットのリクライニングシート、バブルな時代に換装されたからか(換装されたのは1987年から1989年にかけて・・・だったと、記憶しています。当初はベージュ系のモケットでしたが、この赤モケットに換装されたのは1990年のことだったかと・・・)、

側面が全てモケットで覆われている
背面テーブルにもモケットが張られている


・・・という、無駄に(失礼)豪華な仕様です。

四国のキハ181系は、瀬戸大橋の開業前後に全車リクライニングシートに交換されましたが、キハ185系(こちらは新製時から(キロハ186形の普通室を除き)全車リクライニングシート)の座席よりも掛け心地が重厚で柔らかかったことを、よく覚えています。
私自身、JR四国発足直後に販売されていた「四国島内フリーパス」(1日あたり3000円(5日間有効で15000円)でJR四国内の特急自由席乗り放題という、大概おかしなコストパフォーマンスを誇ったきっぷ)で何度か無駄に乗り回したものです・・・。

なお、形状が他の鉄道車両では見受けられないものであることもあり、船舶用のリクライニングシートを転用した・・・という説もありますが、真偽は定かではありません
(同じくJR四国の作品である、かつての50系改造車「アイランドエクスプレス四国」のグリーン車座席も、よく似たタイプの座席でした・・・。今でも、キロ186形「アイランドエクスプレス四国II」で拝めるとかなんとか・・・)。

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テーブルの穴は、たぶん当時の車内販売のコーヒー用か何かだと思われます・・・
(平成初頭には、まだまだペットボトルは一般的ではなかったですしね・・・)。

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何気にごつい座席です。
なお、キハ185系のモケット換装車は、同じ模様で青系のモケットをまとっていました(今でも一部の車両に残存していますが・・・)。

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乗降扉、デッキ。
戸袋を必要としない折戸も、昭和40年代に製造された国鉄特急車両の特徴なのかも、しれません・・・
(581・583系電車然り、14・24系客車然り・・・。183系や381系は・・・引戸でしたね・・・)。

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きれいに再塗装されていますが、よく見るとガタガタになっているところに、この車両が過ごしてきた年月の重みが示されているのかも、しれませんね・・・。

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みんな大好き(?)DML30形ディーゼルエンジン。
500馬力の働き者です・・・。

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キハ82形のスタイルを引き継ぐ貫通型。
キハ181系の(ひとつの)後継者である8200形電車のやる気のない貫通型とは大違いです。
特急形には特急形の品位と風格を・・・ということを、国鉄は大事にしていた模様。

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テールライトと警笛。

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三本の矢(?)の醸し出す“気品”と“スピード感”こそが、国鉄特急形を国鉄形たらしめているのでしょう。
JR四国に継承されてから廃車までの間は、コーポレートカラーをベースとしたライトブルーの帯をまとっていましたが、あれはあれで「新生JR」をアピールする効果はあったのでしょうが、


国鉄形には国鉄色

・・・これもまた、永遠の真理なのでしょうね・・・。

「その⑤」につづく・・・
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車体色

181系の車内、懐かしいですね。
亡くなってなくなってもう22年半以上たったのかというくらい、最近のことのように思えます。
内子の新線での高速走行でも2000系ほどにはうるさくなかったような・・・

車体塗色といえば、私の地元の「フレッシュバリュー」某店舗が、国道56号の4車線化時に店舗縮小等をして大リニューアルした際、見事に外壁の塗り分けが国鉄特急色になってます(爆)
国道56号が予讃線をまたいでいるすぐ近くですので、Googleマップで一度確認していただければと思います

Re: 車体色

KAZさん、コメントありがとうございます。
JR四国のキハ181系、四国に新製投入されたグループ(昭和47(1972)年製)は車齢21年で(平成5(1993)年に)廃車になりましたが、四国のキハ181系が過ごした年月と同じ年月が、廃車から今までに過ぎ去ったのかと思うと、時の流れの速さを痛感するばかりです(ついでに、年を食ったことも痛感する・・・と)。
他方で、四国のキハ181系がリクライニングシートになったのは最晩年の5年ほど、ベージュ系からこの赤系のモケットになってから廃車まで2~3年・・・。
回転クロスシートからリクライニングシートへの換装は理解できるとしても、一体なんのために(2~3年ばかりのために)モケットまで換えたのやら・・・(ただし、廃車までベージュモケットの車両も一部いましたが・・・)。それだけJR四国も景気がよかったのでしょうかね・・・。

また、(俗称)内山線でもキハ181系には何度か乗車しているはずなのですが、私はうるさかったような記憶があります。
もっとも、2000系と比べると絶対的に速度が出ていなかったので、2000系に比べるとそうでもなかったのでしょうか・・・(9月にひさびさに内山線を松山→伊予大洲と2000系で走破しましたが、とりあえずトンネルの中では非常にうるさかったです・・・)。

「フレッシュバリュー」・・・そういえば、そんなローカルなスーパーがありました(ただし、私の実家の近所にはありませんが・・・)。
グーグルマップで眺めてみましたが・・・なるほど“それっぽい”(笑)。
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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