松山・広島割引きっぷの旅(その⑥)

「その⑤」のつづきです・・・

京都~(東海道本線)~新大阪~(山陽新幹線)~広島~(呉線)~呉~(スーパージェット(超高速船))~松山

・・・と、まわりくどいにもほどがあるようなルートで、地元に戻ってきました。
というか、こうして書いてみるとまわりくどそうに見えますが、実は・・・

山陽新幹線+在来線特急「しおかぜ」と大して所要時間が変わらない

という、意外なオチがついていたりもします
(もちろん、広島や呉で途中下車せずに無駄なく乗り継げば・・・という条件つきですが・・・)。

新幹線+スーパージェットの高速性が偉大なのか

はたまた、

四国特急があまりに“遅すぎる”だけなのか
(これでも振子式車両の投入前よりは遙かにマシになっているのですが・・・)

・・・(苦笑)。


そういえば、国鉄末期~JR初期に、愛媛県各所と京阪神や首都圏を、山陽新幹線に航路を介して接続する企画乗車券がいくつかありましたが(“Qきっぷ”などと言われてピンとくる世代はもうオッサン(失笑))、結局は宇高連絡船を介するよりも圧倒的に航路の方が早かった(水中翼船や高速船は当然のこと、下手をしたらフェリーでも・・・)からでしたね
(瀬戸大橋線が開業し、四国内に振子特急網が確立することと軌を一にするかのように、いつのまにやら航路を介した企画乗車券は姿を消していきました・・・)。

そんな、かつての時代を思い起こさせるのが(趣旨は全然変わっていますが)「松山・広島割引きっぷ」なのかもしれません・・・。




さて、この「松山・広島割引きっぷ」、広島エリアに加えて松山エリアでも「自由周遊区間」が設定されています。
具体的には、松山駅・・・ではなく、隣の三津浜駅~伊予大洲駅間の普通列車が期間内乗り放題となります
(三津浜駅が起点になっているのは、「スーパージェット」が発着する松山観光港の最寄り駅なのでしょうが、現実問題として「スーパージェット」を降りて三津浜駅からJRに乗る人はほとんどいないでしょう・・・(港から4kmほど離れているため・・・))。

ともあれ、松山に戻った翌日は特に用事がない日でしたので、せっかくの自由周遊区間・・・“無駄に乗り鉄”しにいくことにしました
(本来の趣旨は、沿線の内子や大洲の街並み散策や、予讃海線(伊予長浜経由)の景色でも堪能してくれ・・・と観光目的なのでしょうけれどもね・・・)。

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・・・ということで、やってまいりましたのは朝の松山駅です。
自由周遊区間の端となる伊予大洲駅まで、特急「宇和海」号で一気に抜けてみたいと思います。
データイムの「宇和海」号は、「しおかぜ・いしづち」号との同一ホーム乗り換えを可能にするため、1番乗り場の南側から発車します。
松山駅は1往復のみの貨物列車が行き交うという、“辛うじて”の貨物取扱駅ですが、今では稀少品になりつつあるEF65形が乗り入れています
(この松山・四国運用があるために、新鶴見のEF65形を東海道・山陽本線で見かけることができるとか・・・)。

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こんな感じで、駅の南東の一角が貨物駅となっています。

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1番乗り場の南方から、駅本屋側を望む。

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さて、このときは松山10:14発の「宇和海9号」に乗車することにしました。

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なお、「松山・広島割引きっぷ」の自由周遊区間における特急列車の乗車は、別途特急券を購入することにより可能です。
他の方の乗車記等で、特急券追加による特急乗車が可能であることは確認していましたが、念のため窓口で確認してみました。
「可能」とのことでしたので、ついでに窓口で特急券(JR四国の50kmまでの自由席特急券は特定料金のため、「特定特急券」)を購入しています。
これができるという点では、「18きっぷ」あたりよりも(エリアは限定されますが)使い勝手はいいですね・・・。

なお、松山~伊予大洲間は、営業キロ48.8kmという“絶妙な距離”で、特急料金は辛うじて50km以内の料金となります
(細かいことをいうと、内子線区間は地方交通線扱いになるので、その分を「擬制キロ」で計算しなければならないのですが、どちらにしても50km以内・・・)。

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さて、10:07に、宇和島からの特急「宇和海6号」が到着です。
この列車がそのまま折り返し、「宇和海9号」になります。
「しおかぜ・いしづち」号への乗り換え客が大挙して降車してきて、車内整理のためいったん扉が閉まります。

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さて、簡単な折り返し整備が終わり、発車の3分ほど前に、ようやく扉が開きました
(毎度毎度のことながら、“カツカツ”運用です罠・・・)。

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最も座席が多い、中間車の2200形が入る2号車自由席に乗り込みます。
もっとも、中途半端な時間帯ということもあってか、2号車は3割程度の入りで、定刻通りに松山駅を動き出しました。

いつ乗っても・・・

2000系のターボサウンドといかにも高速で走っていますといわんばかりの振動にはwktkしかしません
(“大きなお子様”かよ・・・いや、その通りだけどな!)

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今日も制御つき自然振子は快調に作動中。
松山~伊予市間は、勾配もほとんどなく、松山平野を南へ突っ切る区間ですので、基本的にはぶっ飛ばしています。

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重信川を渡ると、松山市に一旦別れを告げます。

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北伊予駅を通過すると、松山駅高架化にともない移転計画が進む新・松山運転所の建設工事現場の傍らを通過。
このような移転工事と、部分複線化工事の影響もあってか、ところどころ減速運転ということもあり、以前のような胸の空くような走りは減退している模様・・・(それでも、出しているところでは120km/h近く出しているようでしたが・・・)。

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ほとんど乗客の変動がないまま伊予市駅を発車。
隣の向井原駅では、内子経由の線路と伊予長浜経由の線路が分かれます。
伊予長浜経由の海線を傍らに、国鉄末期に建設された線路規格の高い区間(俗称「内山線」)を、車体をくねらせながら突っ走ります。
もっとも、トンネルが非常に多く(四国最長の犬寄トンネルもこの区間内)、沿線風景という意味では海回り線よりも一段劣るのは、致し方ないところですね・・・。

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松山駅からわずか33分で、伊予大洲駅に着きました
(区間表定速度88.7km/h!これが、途中で1回運転停車して、上り特急を先行させてのものであることに、ここまでの線路規格の高さがよくわかろうというものです)。

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少しばかりの乗客を降ろして、「宇和海9号」は宇和島へ向けて発車していきました・・・。
向かいの3番乗り場には・・・

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「伊予灘ものがたり号・双海編」が停車中でした。

指定券(グリーン券)さえ確保できれば、この列車に乗車して折り返したいところでしたが、あえなく満席(JR四国HPによる)だったため、断念・・・
(当日のキャンセルでも狙ってみたら、また変わったのかもしれませんが・・・)。
なお、全席グリーン席の「伊予灘ものがたり」号ですが、普通列車用グリーン券を別途購入すれば、「松山・広島割引きっぷ」でも乗車できます(もちろん伊予大洲以北に限定されますが)。

それにしても、外から見る限りでは“冗談抜きで満席”であり、四国の僻地(←失礼)を走る観光列車としては思えないほど、大健闘している模様です(いつになったら私は乗ることができるのだろう(苦笑))。




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さて、「伊予灘ものがたり」号の発車を見送ってから、改札を出てみました。
こぢんまりとした駅舎ですが、何気に全列車が停車する重要な駅です。

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駅前にはJR四国バスのバス停。
かつては大洲にも自動車営業所があり、伊予大洲駅を拠点として国鉄~JRバスのネットワークが張り巡らされていましたが、過疎化・モータリゼーション等々によりあえなく全廃され・・・

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「松山エクスプレス大阪号」の夜行便が発着するのみ・・・だそうです。
もっとも、民間バス事業者が運行する路線バスの発着は続けられています。

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駅前のロータリーには噴水とオブジェ。
大洲は肱川のほとりに開けた街で、「鵜飼」や(河川敷での)「いもたき」等で知られていますが、そういった「水都」であることをアピールするためのものでしょうか・・・。

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シャータースピード優先オートで、シャッタースピードを切り替えて遊んでみた(笑)。

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せっかく来たので、駅の周辺をウロウロ彷徨ってみました。
巨大な鳥居があります。
もっとも、駅の周辺に、この鳥居に見合うような立派な神社は見当たりませんが・・・。

なお、大洲といえば「伊予の小京都」とも言われるように、古くからの街並みも知られていますし、復元天主ながらも木造の天守閣を備える大洲城なども見所になるのですが、

いずれも駅から歩いて行くには少々遠い

こともあり、結局は駅周辺をウロウロしただけでUターンという、地元にとっては何のありがたみもない訪問者にとどまるのでありましたとさ
(まあ、“乗り鉄”目的だし・・・)。

「その⑦」につづく・・・
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
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