松山・広島割引きっぷの旅(その⑤)

「その④」のつづきです・・・

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時は18時過ぎ。
「大和ミュージアム」は閉館時間を迎え、隣接する「てつのくじら館」は17時で閉館していることもあり・・・ということで、夕闇迫る呉港(「大和ひろば」)に出かけることにしました。
この「大和ひろば」は、戦艦大和の左舷前方を実物大で体感できる・・・というのがウリで(さすがに艦橋、主砲、高角砲、機銃といった装備はありませんが、「甲板の広さ」は実物大らしいです)、一部はこの通り木張りになっています。

「大和ミュージアム」で閉館直前まで粘らなければ、呉港17:53発のスーパージェット(超高速船)にも乗船できたのですが、微妙なタイミングで乗り逃し・・・というか、最初から乗り逃す気だったんですけどね・・・(苦笑)。

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背後には、閉館したばかりの「大和ミュージアム」と、呉港ターミナル。
ご覧の通り、こちらもまた「隣接」しています。

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カメラを西に向けると、「てつのくじら館」の象徴、潜水艦“あきしお”が望見できます。

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広場の傍らには、かすれた浮輪。
「大和ミュージアム」開館と同時に整備された「大和ひろば」も、当然“10年”経っていることになるわけでして、この浮輪も10年にわたって瀬戸内海の潮風を浴び続けたのでしょうか・・・。

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広場の先端には、モニュメントと錨。

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夕凪そよぐ港内には、とても穏やかな空気と時間が流れていました・・・。
遠き“海”に日は落ちて・・・

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一方、カメラを東に向けると、かつての「呉海軍工廠」・・・現在の「ジャパンマリンユナイテッド呉事業所」の設備が広がっています。

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同じアングルですが、“便利ズーム(18-140mm)から、”望遠ズーム(70-300mm)”に換装してみました。
かつて「大和」が建造された乾ドックも、その偉容を今に伝えています。
「大和のふるさと」とは、よく言ったものです。

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そんななか、松山観光港からの「クルーズフェリー」が入港です。
呉港18:45発の8便ですね。

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19時前ともなると、9月といえどもすっかり夕闇です。
夕闇の中、「クルーズフェリー」が広島港へ向けて出港していきました・・・。




さて、港近くのショッピングセンターで夕食めいたものを調達して、呉港のターミナルビルに戻ってきました。
同時に、港のコインロッカーに放り込んでいた荷物を取り出します。

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さて、「松山・広島割引きっぷ」において、呉~松山間は、「スーパージェット」(超高速船)の利用が指定されています。
この手の割引きっぷにおいては、速度が遅く安価なフェリーに限定されるか、あるいはスーパージェットとフェリーの選択利用となりそうなところですが、「松山・広島割引きっぷ」では、スーパージェットの利用が“指定”されています

なお、私自身の過去の呉経由の帰省は、すべて「フェリー」の利用です。
何せ、呉~松山間の所定運賃基準(平成27年9月現在)で

フェリー 2670円
スーパージェット 5550円


と、ほとんど倍額の違いがあるため、スーパージェットにはおいそれと乗船できないのです・・・orz
(あとは、距離が短いので所詮1時間程度の所要時間の違いしかないということも、ありますしね・・・)。

・・・ということで、こういう企画きっぷでも使わなければとても手が届かないスーパージェットですが、今回は堂々と乗船です
(どうでもいい話ですが、発売額15000円の「広島・松山割引きっぷ」において、船会社の取り分っていくらくらいなんでしょう・・・正規運賃から大幅に割り引いていることだけは間違いなさそうですが・・・)。

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窓口で「高速船スーパージェット引換券」を出して、乗船券の発券を受けます。

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乗船案内のアナウンスを受けて、乗り場へ向かいます。
フェリーとは乗り場が違うので、微妙に戸惑うことも、無きにしも非ず・・・。

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19:50頃、広島港からの「スーパージェット」のお出ましです。

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呉港寄港便としては、本日最終便です。
石崎汽船(松山市)の「祥光」が充当されていました。

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(松山観光港到着後の画像。以下、船内画像は全て同様)
1階は普通客室。
とりあえず小型のリクライニングシートが整然と並んでいます・・・。

なお、下画像の左側には、売店が設置されていました(結局、利用せずじまいでしたけどね・・・)。
2階には上級クラスとなる「スーパーシート」が設置されていますが、クラス変更についても、売店での対応となる模様です。
どのみち「500円」なのですから、思い切って上級クラスに変更しておいてもよかったのでは・・・というのは、後から思ったこと(苦笑)。

それにしても、何というか、

ヒコーキっぽい?
(いや、ヒコーキなんてそんなに乗ったことないけどな!)

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とにかく、鉄道やバスに馴染んでいると、

横に座席が広がるのが、無駄に新鮮です・・・(苦笑)

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少し華奢なような気もしますし、登場から20年以上経っているためかだいぶへたりつつもありますが、1時間程度の乗船であれば可も不可もないリクライニングシート。

広島港からの乗客で窓側席はほぼ埋まっていましたが、辛うじて窓側席を確保して、腰をおろします
(なお、船内は自由席です。バスであれば「座席定員制」的な扱いなのでしょう・・・)。
9月の平日にして、全体としては3割程度の入りという印象でしたが、“思ったよりも乗っている”ととるべきか、“ガラガラ”ととるべきか・・・
(かつて何度かフェリーに乗っていたときよりは空いているという印象ですが、フェリーは客室設備が多様(座席だけではなく、ソファーやカーペット室もあるため)で、利用客がばらけるため、単純な比較は困難かもしれません・・・)。

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前方のモニターでは、某パリーグチームの試合が延々と流れていました。
昼間であれば前方の窓も開放なのかもしれませんが、夜間ということもあってカーテンがかかっているのは、致し方ないところでしょうか・・・。

19:53、ほぼ定刻に出航。
港内を出ると、ぐんぐん加速していきます。
とりあえず、背後のガスタービンが唸り、うるさいのはうるさいです・・・。

また、ガスタービンの大出力を活かして、フェリーや並みの高速船とは比較にならない速度でぶっ飛ばしているはずなのですが・・・

夜なのでよくわからん・・・orz

という、残念なオチがついていたりもします
(船外に出ることのできるデッキがあるわけでもありませんからね・・・)。

難所・音戸の瀬戸ではさすがに一旦減速した後、再加速。
後は、ほぼ一定の速度で淡々と航行です。

そういえば、かつての「超高速船」といえば水中翼船で、この松山~広島・呉航路で一度だけ乗船したことがあるのですが、速いのは速いものの、あまりの振動に辟易したことは、幼心ながらに未だに覚えています。
さて、スーパージェットやいかに・・・と思っていたのですが・・・

高速航行時は快適なもの

でして、むしろ、低速航行時の方が揺れや振動が気になったくらいでした
(まあ、晴天で穏やかな海だったこともあるのでしょうが・・・)。

すでに20年選手とはいえ、

技術の進歩すげぇ(小並感)

と、なります。

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一応、各座席には「安全のしおり」に加えて、エチケット袋(ゲ※袋)も備え付けられていますが、このスーパージェットで酔うようならば、並みの高速船には乗れん罠。




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さて、快調に航行していたように思っていたのですが、実際には微妙にそうでもなかったようで、終点の松山観光港には、10分ほど遅れての到着となりました(その分、少しでも長く乗ることができたという考え方もできますけどね)。
それにしても1時間ちょっと。フェリーのほぼ半分の所要時間なのですから、高速性という点では圧倒的ですね
「海の新幹線」とは、よく言ったものです。

あと、フェリーで降りると連絡通路をやたらと歩かされるのですが、「スーパージェット」の場合はターミナルビルに隣接した桟橋に着くため、歩く距離が短いというのも、微妙に新鮮でした。

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次に乗る機会があったら、500円はたいて2階の「スーパーシート」を試してみたいものです・・・(ただし、いつになるかは不明)。

多くの乗客が、市街地に直行するリムジンバスや伊予鉄道の電車に接続する連絡バスに乗り換えるなか、私は実家に向けて帰ります(ホント、本末転倒な「松山・広島割引きっぷ」の使い方だよな・・・(苦笑))。

「その⑥」につづく・・・
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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