「大和ミュージアム」探訪記②(「松山・広島割引きっぷの旅」④)

「その③」のつづきです・・・

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「1/10大和」以外にも、大和ミュージアムには見所がたくさんあります。

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1階の東側は、題して「呉の歴史」展示室。
呉鎮守府が開設され、大日本帝國海軍の一大拠点となった軍港・呉の歴史を振り返る展示です。

画像を紹介していたらきりがありませんのでごく一部だけ挙げますが、こちらはかつて存在した「呉市電」の模型展示。
現在では路面電車が走る街も数えるほどになりましたが、かつては全国至るところで走っていました。
第二次大戦後もしばらくは走っていましたが、ご多分に漏れず高度経済成長期のモータリゼーションの波に呑み込まれて、昭和42(1967)年に全廃されました。
廃止後に一部車両が対岸の伊予鉄道(松山市)に譲渡され、10年ほど前まで活躍していたことをよく覚えています
(松山から里帰りした1001号が呉市内に保存されているそうですが、そういえば見にいったことがなかった・・・)。

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軍港の歴史や、呉海軍工廠の歴史を振り返る展示室の中で、最も存在感があるのが

蒸気ボイラー(カマ)の実物大模型

金剛型戦艦のボイラーを再現しているものだそうです。

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展示室を進むと、「大和」に使われた技術と、建造時の資料等々が展示されています。

大東亜戦争時代の展示を経ると・・・
(「撮影はご遠慮ください」という資料が相当含まれていますが、資料の醸し出す雰囲気を前にしては、言われなくともおいそれとカメラを向けることはできませんね・・・)

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展示室の締めは、「戦後の呉」にかかわる展示です。
チャリンコがいい味を出してます・・・。

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大日本帝國の軍事技術は、戦後に民生転用されていき、戦後日本の繁栄の基礎になった・・・といいますが(大和の建造技術が造船大国としての日本をつくりあげたように・・・)「鉄道技術への影響」も大きかったといえます。

今年になって出版された、東海道新幹線の生みの親でもある、十河信二(第四代国鉄総裁)の伝記『新幹線を走らせた男』を先日読んだのですが、そこでも、旧海軍の航空機技術者が鉄道技術研究所に集まり、新幹線につながるさまざまな技術開発に従事したことが言及されていました。
かつては呉にも、鉄道技術研究所の組織としての「鋼構造実験所」があったことが偲ばれる展示です(今はない模様・・・)。




1階の西側は、実物兵器(一部模型)を集めた展示室となります。

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魚雷いろいろ。

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甲標的(小型潜水艇)の実物大模型。

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特殊潜航艇「海龍」。
人が乗り込んで操作し、敵艦に体当たりするという大戦末期の特攻兵器のひとつですが、「人を人と思わない」(モノか兵器と同一視する)ような時代には、戻してはいけませんね・・・。

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砲弾いろいろ。
もちろん、左側の最も巨大な砲弾が、「大和」の46cm主砲用の砲弾です。

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この展示室で最も存在感があるのは、やはり「零式艦上戦闘機」(零戦)でしょう。
日本国内はおろか、世界に広がる零戦の保存機のうち、ここの機体だけが、大戦末期にわずかに製造された「62型」です。

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当初は7.7mm機銃と20mm機関砲の組み合わせだった零戦も、連合軍戦闘機の大型化・重装備化が進んでくると7.7mm機銃では太刀打ちできなくなり、7.7mm機銃に代えて13mm機銃が搭載されました(左が13mm機銃、右が20mm機関砲)。
時既に遅し・・・という感も、無きにしも非ずですが。

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機関も換装されましたが、2000馬力級の機体がゴロゴロしているアメリカ軍戦闘機相手には・・・。

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尾翼と尾輪。

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「ノルナ」表示と「足踏」表示。細かいです・・・。

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展示室を取り巻くように、2階へのスロープがありますので、上から眺めることも可能です。

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1階西側展示室の全景。




2階の展示室はごく狭く、艦船模型が並んでいるだけですのでざっと眺めるにとどめて、エスカレーターで3階に上がります。
1/10大和を高みから見下ろすのは、壮観です(画像については「探訪記①」ですでに出していますので、ここでは端折ります)。

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3階のメインになるのは、「船の仕組み」について学ぼうという、お子様向け体験型展示です。
いつもはお子様やカップルがきゃいきゃいやっているのですが、このときには閉館直前で、ロクに人がいませんでした
(誰も写っていないでしょ?)。

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誰もいないのをいいことに、「操船シミュレーター」をやってみましたよ。

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この後は「スーパージェット」(超高速船)に乗って松山に帰りますので、

「スーパージェット」を操船して音戸の瀬戸を抜けよう!

というコースをプレイしてみました。

調子に乗って加速していたら、開始早々航路上に侵入してくる船・・・。

減速!転舵!!後退!!!

しかし、“船は急に止まれない”・・・。












あえなく激突してしまいましたとさ!(失笑)

なお、基本的にはお子様向けですので、激突しても怒られるだけで、何事もなかったかのようにリプレイできますが、残り時間は残酷にも減っていくため、最後は“タイムアップ”という残念なオチになりましたとさ。

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ちなみに、展示室の一角にあった「ロープの結び方いろいろ」。
奥が深いです・・・。




・・・ということで、1/10大和を中心にいつもどおりに悠々と眺めていたら、いつの間にか18時の閉館時間直前

結局、順路の最後にある「大和シアター」は、今回は眺めることができずじまいでした。
それどころか、ミュージアムショップで優雅におみやげを選ぶ時間も十分に無し・・・。

「時間が足りないだろう」と、隣接する「てつのくじら館」はスルーしたのですが、


それでも時間が足りない
(結局、15時過ぎの入館から3時間近く丸々居座っていた)

という、残念なオチになりましたとさ。


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なお、今回のおみやげは、「1/2000大和」シリーズの「捷一号作戦時」モデルです。
甲板の色が妙に濃いのが特徴でしょうか・・・。
すでに、「オフィシャルモデル(ミュージアムの展示室を再現)」、「竣工時モデル」は所有していますので、あとは「天一号作戦時モデル」を入手すれば、無駄にコンプリートですね・・・


(「大和ミュージアム探訪記」はおしまい。「松山・広島割引きっぷの旅⑤」につづく・・・
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
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