四国鉄道文化館探訪記(平成27年夏)・その②

「その①」のつづきです・・・

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まずは「南館」から訪れています。

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「南館」の“ヌシ”といえば、全国でもここにしか保存されていない、キハ65形(34号車)です。
JR四国時代の最晩年に国鉄色に塗り戻され、そのまま四国鉄道文化館で静態保存されています。

キハ65といえば・・・

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同世代の急行形電車・客車に準じたユニット窓と

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パノラミックウィンドウ装備の高運転台です。

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台車は何気に空気ばね。

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ディスクブレーキ装備。

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機関は特急形気動車キハ181系と同形のDML30系。
他に、冷房などの電源に使うための発電機関を装備しています。
このキハ65形なくして、四国をはじめとした暖地の気動車急行列車の冷房化はなかった・・・とさえ、いわれています。

もっとも、その代わりに水タンクやトイレを設置することができなくなったため、トイレはありません。

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折戸。
このあたりも、キハ181系と同じ構造ですね。
このように、「足回り」については特急形のキハ181系と共通しているところが少なくなく、

製造にカネかかったんだろうな・・・

という、どうでもいい無粋な心配をしてみたくもなります・・・。

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特急形とは決定的に違うのが、連結器まわりの複雑な構造です。
国鉄世代の急行形気動車は、汎用性が確保できてナンボ・・・ということで、世代の違う一般形気動車とも連結・総括制御ができるよう、こんな複雑なことになっています。

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それにしても、“展示車両との距離が近い”というのは、すばらしいことですね・・・。




このキハ65形については、客室も公開されています。

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ステップを越えて・・・

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昨年に引き続いて、無駄に立ち入ってみましたよ。

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デッキ付きの車内と、延々と続くボックスシートが、“国鉄急行形”の証です。
JR四国に限らず、JRになって急行列車が縮減されると、急行形車両は普通列車に転用され、デッキとの仕切りを撤去したり、ロングシートを設置してみたり・・・といった近郊化改造を受けることが多かったのですが(四国でも、キハ58・28形の多くが対象になりました)、四国のキハ65形については、最後までオールクロスシートの姿を保ちました
キハ58・28形よりも改造が難しいというか、めんどくさかったんでしょうかね?

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ご覧のとおり、端までクロスシートです。
デッキ寄りの端の席が、少し幅の狭いことがうかがえます。

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運転室側の端は、俗称“ぼっち席”こと2人掛け席です。
「S席」と言われるとスペシャルな気もしないでもありませんが、実際には座席幅がやや狭いハズレ席とか・・・
(その割には、キハ65に昔乗った時は、私はよくこのS席のお世話になったような気も・・・ぼっち非コミュだからか??)。

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窓側にもアームレストがあるのも、急行形の証です。

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もうひとつ、国鉄急行型車両と言えば、「センヌキ」。
栓を抜かなければならない瓶の飲み物も、すっかり少数派になってしまいました。

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飾りっ気のない床も、国鉄くおりちーです(笑)。

・・・なお、このキハ65形の座席は、特に着席が禁止されているわけではありませんので、ゆったりと腰かけることができます。
もはや外の景色が動くことはありませんが、ゆったりとしたボックスシートに身をゆだね、目を閉じれば、現役時代をしのぶことができます。
正直なところ、私が四国島内をフラフラするようになったころには急行列車は下火で(かろうじて少数残存していましたが・・・)、キハ65形にせよ、キハ58形にせよ、普通列車として乗車することの方が多かったのですが、それでもキハ40系列あたりとは“オーラ”が全然違っていた(ついでに、加速と登坂速度も違っていた(笑))ことは、よく覚えています
(キハ32や54?・・・比べる方が失礼ですがな・・・)。

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運転室。
残念ながら、普段は非公開です(イベント時のみ公開)。

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サボ受けと号車札受け。
これもまた、すっかり過去の遺物になりつつあります・・・。




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・・・ということで、駆け足で南館の展示車両を眺めてきました。
なお、建物の入り口にはジオラマが展示されているのですが、時間が遅かったためかすでにこの日の運転は終わっていましたので、この探訪記では端折っておきます。

「南館」を出た後は、跨線橋を渡って、「北館」に出かけます。

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ちなみに、DE10形やキハ65形が載っている線路は、伊予西条駅の構内を介して、予讃線につながっています
(事実、キハ65形とDE10形は、多度津工場から予讃線経由で運ばれてきて、搬入されています)。

今後、車両の入れ替えをしようと思えばできる構造になっているわけですが、さて入れ替えはあるのでしょうか?
(個人的には、ここ数年のうちに廃車になるであろう、2000系の試作車(TSE)の保存・公開を期待しているところですが・・・)

「その③」につづく・・・
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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