リニア・鉄道館探訪記②(26年9月)

「その①」のつづきです・・・

並ぶ新幹線
“シンボル展示”室を抜けると、いよいよ実車が並ぶメイン展示室(・・・と、いうのか?)です。
JR東海ご自慢の新幹線車両が並んでいるのは、さすがに壮観です。
東海道新幹線で活躍してきた、0系、100系、300系、700系新幹線がそれぞれ展示されています。

カモノハシ
一番端に鎮座しているのが、未だに仲間は現役である700系の量産先行車の先頭車、“723-9001”です。
初期車から続々と廃車が続く700系ですが、そうはいってもまだまだ現役バリバリの車両だけに、よく展示されている罠・・・と、思うことしきりです。

量産先行車
9000番台のナンバーが、量産先行車の証です。

700系
この“リニア・鉄道館”で最も評価するべきところは、

原則として展示車両の車内が公開されている

ことではないかと、個人的には割と思っています。
こうして車内に入ると、東海道・山陽新幹線を疾走していた頃の記録が蘇ってきそうです・・・って、まだ仲間は走ってるけどな(笑)

どうでもいい話ですが、私個人にとっては、同じ700系新幹線でも、

山陽新幹線専用の“レールスター”の方が、よほど馴染んでいたりもします(苦笑)
(さすがに、東海の博物館に展示されるはずはありませんが・・・)。

座席
座席や室内は現役時代のままです。
できうるならば優雅に座って往時を偲びたいところですが、原則として展示車両の座席への着席は禁止です。
まあ、壊れたら代わりもないでしょうから、そこは致し方ないところでしょう。

くさび形
隣にはすでに全車が引退した300系の、こちらも同じく量産先行車である先頭車、“322-9001”が展示されています。
登場したのは平成2(1990)年、気がつけば25年も前のことですが、0系や100系しかいなかった東海道・山陽新幹線に燦然と登場したときには、「とりあえず速そう」という印象を受けたものです(実際速かったのですが・・・)。

300系
室内に入ってみました。
もっとも、外観や性能はともかく、この300系に乗車して、あまりいい思い出はなかったりもします・・・。

とりあえず華奢
何せ、座席がこの薄っぺらさと軽薄さ(実際軽いのですが・・・)ですからね・・・。
長時間・・・どころか、1時間乗っているだけでも勘弁してくれ・・・と言いたくなる仕様です(館内の各所で休憩用の座席として設置されているグリーン車の座席は、まだそれほどでもありませんが・・・)。

車両の軽量化をつうじて最高速度を高めるためには必要なことだったのでしょうが、先代がバブリーな100系だっただけに、それと比べられると、ねぇ・・・

また、最高速度270km/hはよいのですが、後の車両のようにアクティブだとかセミアクティヴなサスペンションを搭載していたわけでもなかったので、乗っていたときにとりあえず揺れまくったことは覚えています(20年ほど前、はじめて“のぞみ”号に乗ったときがこの300系だったのですが、(当時主力の0系や100系と比べて)速度も違えば揺れも違っていたものです・・・orz)。

“はじめに速度ありき”の車両でしたので、乗り心地がどうしたとかいったところは、のちの車両に持ち越された課題だった・・・ということでしょう。

半間接照明
他方で、何気に半間接照明だったりもします。

ちなみに、現在では723-9001が展示されている線路には、かつては300系の量産車(323-20)が展示されていました。
この300系、量産先行車と量産車では微妙に形状が異なっており(特に先頭部)、実車を目の当たりにしながらその違いを実感することができたのですが、723-9001の展示とともに323-20は撤去され、現在では解体されてしまったそうです。




ドクターイエロー
建物の奥には、みんな大好き(?)“しあわせの黄色い新幹線”こと、“ドクターイエロー”(先代)が展示されています。

室内
室内。
職員の待機スペースも兼ねていたからか、同時期の0系新幹線と同様の転換クロスシートが設置されています。
室内のモニターでは、保線作業についての映像資料が延々と流されていました。

観測窓
観測用のカメラ窓があるのが、営業用車両との違いですね。

編成
編成のごあんない。




さて、“シンボル展示”室だけではなく、このメイン展示室も、2階から見下ろすことができる構造です。
訪問の後半では2階をウロウロしております。

見下ろしてみた
2階から見下ろした歴代の東海道新幹線。
これだけ“実車”が並んでいるのは、さすがに壮観です

ところで、登場したときから(まあ、今もか・・・)“カモノハシ”だとか“スリッパ”だとかと、口の悪い鉄ヲタが揶揄してやまない700系の先頭形状ですが、上から見下ろしてみたらだいぶ印象が変わりました

結構複雑な形なのです
300系の直線的な形状と異なり、わりと複雑な形状をしているんですね・・・。

どことなく愛嬌も?
どことなく“愛嬌”が感じられなくもありません・・・。


(おまけ)
2階には休憩用のテーブルスペースもあるのですが・・・

グリーン車をモチーフに
4つ集めると“グリーン車”になりそうなテーブルでした。

「その③」につづく・・・
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たしかに揺れました…

300系は結構揺れた覚えがあります。
1時間1本の博多のぞみが300系の時代に両親と岡山⇒名古屋で乗車した際、両親からこの車両は二度と乗りたくない宣言を出されてしまいました。
盆の混雑する時期で完売間際(購入は早朝から並んで10時発売と同時でしたが…)だったのか車端部なのも影響したかと思いますが、それ以降鉄道を知らない親の指定は2階建てのついた新幹線つまり100系のみ。
いまのN700系と比較するのは酷でしょうが、実はN700系も親にしてみれば揺れる車両だそうです。でも座っている分には問題ないとのこと。
一度くらいは窓際に座って圧迫感のあった500系に乗せて感想聞きたかったです(さすがに山陽こだまでわざわざは無理がありますので)
九州新幹線は新八代時代に乗せたことがあるのですが車内デザインとあまりのトンネルだらけと空席の多さに驚く親でした(笑)

Re: たしかに揺れました…

暇人寮監さん、コメントありがとうございます。
「300系には二度と乗りたくない」・・・非テツの一般人からすれば、そうなるのもわからないでもありません。“のぞみ”号で岡山→京都(せいぜい1時間ほど)乗ったときでさえ、もう勘弁・・・というか、地震でも起こってるのか?と思ったものです。
他方で、後年の“(岡山)ひかり”・・・要するに山陽新幹線内各停の俗称“ひだま”に乗車したときにはそれほど乗り心地に悪い印象を持たなかったことも確かです(座席はもう勘弁してくれ・・・でしたが)。結局、トップスピードの270km/h前後での揺れが大きいのであって、飛ばしていなければ0系や100系と比べてそれほど乗り心地が劣っていたわけではなかったのかも、しれません。
もっとも、今や300系は全廃となりましたので、確かめる術はもうありませんけどね。

N700(A)系は、同じように俗称“ひだま”にて昨年末に乗ってきましたが、相生通過前後に(おそらくは300km/hで)飛ばしていても、特に違和感のない乗り心地でした。アクティヴサス(だけでもないのでしょうが)すげぇ・・・と、感嘆するばかりでした(“のぞみ”時代の500系には一度しか乗ったことがないのですが、そのときも乗り心地が悪いとは全く思いませんでした)。

九州新幹線にはそのうち乗りにいきたいのですが、さていつになることやら・・・(ラッシュ時を外した“つばめ”号を選んだら、全線開業した今でもガラガラのような気も、しないでもありません。もっとも、山陽直通列車を新大阪で眺める限りは、いつ見てもよく乗ってる罠・・・としか思えませんが・・・)。

300系

やはり300系は全速力の場合はよく揺れた様子ですね。
もっともこだま時代の300系には乗り合わせたことがないのでいまさらどうなのか分かりませんが、300系登場初期ののぞみが数往復しかなかった頃(下り朝便で名古屋・京都通過の時代)夜の新大阪→名古屋に乗車した父親は早く移動する手段であって楽しむものではないとのコメントを残しました。
もちろん当時の技術水準での最高作品なのでその後700系列へ技術を進める一歩であったことは確かです。ビジネスへの流れを押し進めた件のみ自分は評価できませんが。
100系へのコメントは③で。

Re: 300系

暇人寮監さん、コメントありがとうございます。
あくまでも個人的な所見ですが、飛ばしていなければ(=0系や100系と同じような速度であれば)、300系といえど酷評されるような乗り心地ではなかったと思います。見方を変えるならば、300系の量産車が登場した平成5年の段階で、270km/hというのがいかに速かったのか、ということなのかもしれません(あとは、サスペンションの改良というのも、高速走行時の乗り心地を決定的に変えたのではないかと思います)。

なお、実は東海道新幹線にはほとんど乗ったことがない(特に、京都から東の東海道新幹線に乗ったのは、40年近く生きてきているのに、実は高校の修学旅行のときただ一度だけです。東京自体には何度か行ってはいますが、夜行バスだったり、北陸を回ってみたり、今は亡き「銀河」のハネに乗ってみたり・・・と、新幹線を避けてばかりいます)のですが、お高い(早さと安全性を考慮すれば、目くじらを立てるほどでもないのでしょうが)ことに加えて、味気ないというのが、理由としては大きいです。「楽しむものではない」というご意見も--鉄な人種は、乗っていれば面白がっているのですが--一般人の立場からすると、そうなるものなのでしょうね・・・。
特に、(一時期ほどではないにしても)4列車を積極的に投入する山陽新幹線に慣れていると、詰め込み仕様の東海道新幹線は、どうしても敬遠してしまいます。もっとも、建設時には否定的な意見が少なくなかった東海道新幹線は、もはや「なくてはならない」ものになっていることも確か。気がつけば半世紀の時を刻んでいるわけですが、しばらくは日本の動脈であり続けることでしょう(リニアがどうなるかもわかったものではありませんしね・・・)。
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キモプアの紙

Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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