全但特急バス(大阪城崎線;2014年10月)

去る10月某日、山陰本線沿線に出かけていたのですが、帰りは381系1000番台に乗車して、“どこでどう振子が動いているのかわからない”・・・と、ボヤキながら帰ってきました

そして、私のだいたいの基本パターンですが、

往復で同じルートを使うことが基本的に“ない”

・・・と、いうことがあります。

行きと帰りで同じ車両・同じ風景では面白くなかろう

・・・というのは、鉄ヲタ・バスヲタ・旅ヲタを兼ねる(兼ねてなくてもいいですが・・・)立場でなければ、わかるまい・・・(誰に言っているのやら・・・orz)。




バス
・・・ということで、往路に乗車したのは、JR特急「こうのとり」号(&「はまかぜ」号)の直接のライバルとなる、全但特急バスです。
乗車したのは梅田9:20発の便です。

ちなみに、6月にも同じ便に乗車していますが、そのときには養父市の誇る(?)ゆるキャラ、“やっぷー”のラッピングバスにあたっています
(今回はどうか・・・と思ったら、ふつうのエアロエースでした。側面展望的な意味では、こっちが“アタリ”ですけどね・・・)。

やって来たのは3番街バスターミナル
・・・ということで、京都くんだりから阪急に揺られてやってまいりましたのは、阪急高速バスのターミナルこと、「三番街バスターミナル」です。
阪急梅田駅の直下にある、割と高さもスペースも狭隘なバスターミナルです。
が、待合室は数年前に改装され、わりと立派です。
利用者の割にはスペースが不足しているという説もありますが・・・。

6月の乗車時には、「発車オーライネット」でインターネット予約して乗車しましたが、

帰省ラッシュやかにシーズンでなければ多分ガラガラ

・・・という、適当な見通しにより、このときは阪急バスの窓口で発券を受けました。
この「大阪城崎線」は全但バスの単独運行ですが、大阪方の発券業務については阪急バスが担当しています
(阪急バスのターミナルを利用していることと、大阪湯村線では子会社の阪急観光バスと共同運行している関係でしょう・・・)。

窓口のおねいさんは、座席希望についてきちんと聞いてくれましたので、私としてはポイントの高いところです。
ネット予約で座席指定までできれば、文句なしにネット予約にするのですが、全但バスはそこまで対応していません・・・。

で、埋まり具合について聞いてみたところ、「前の方が埋まっています」とのことでしたので、

「じゃ、後ろの方でお願いします」

と、発券依頼を出しました。

回送で到着
そうこうするうちに、全但バスのエアロエースが回送されてきました。

車内
改札を受けて、車内に入ります。

4列シート40人乗り、後方トイレ

・・・まあ、“中距離昼行高速バスのお約束”ですね。
時間帯によっては、トイレが拡大され、座席が豪華になった“ラグリア”が充当されている便もありますが、この便には縁がありません・・・。

座席
座席。乗り通して3時間程度の路線の設備としては、可もなく不可もなし・・・。

トイレ
後方にはトイレがあります。

トイレ
少々狭いのはしかたありません。

リクライニング
リクライニングレバー。

リクライニング角度は深い
地味にリクライニング角度は深いです。

カーテン
カーテン。

背面
座席背面。

座席番号
ちなみに、全但バスの場合、座席番号は1番からの“通し番号”となります(「○-A/B」といった振り方ではない)。
この時は、前から7列目の窓側にあてがわれました(「7-A」相当)。

通路
通路とか。
地味に座席はハイデッキ構造です。

おしぼり
乗り通しても所要3時間程度の路線ということもあって、付帯設備はそれほどありません。
まあ、中距離路線でドリンクサービスだとか映画上映だとかオーディオサービスだとか、求める方が間違いなのでしょう。

そんな中で、入口には“おしぼり”が設置されていました。
観光需要が比較的多いこの路線においては、割とありがたいサービスなのかもしれません。

他方で、コンセントや車内Wi-Fiについては、乗車した車両では見当たりませんでした。
6月に乗車した「やっぷー号」(←適当に命名)では、車内Wi-Fiサービスが提供されていることを示すステッカーがあったのですが、このバスには“なし”。
ステッカーがないだけでサービス自体はあったのかもしれませんが、仮に「あったりなかったり」なのであれば、そのあたりはできるだけ早く統一した方がよいような気も・・・。

予備席
本来は“展望席”となる1-A/B相当席は、残念ながら“予備席”扱い・・・。
ブランケットが置いてあるのはいいのですが、通常はこの席を指定することはできません(他の席が埋まったら開放されるのでしょうか・・・)。




車内観察しているうちに、三々五々乗客も集まってきて、結局10人ばかりの乗客を乗せて、三番街バスターミナルを出発です。

面白いのが・・・

前3列に集まる他の乗客

---(無人の区画)---

ポツンと後方に1人だけいる俺


・・・という構図になっていることでして、他の乗客は皆、「発車オーライネット」あたりのインターネット予約による乗客だったのかも、しれませんね(前から機械的に埋めているだけ・・・と)。

おかげで後方は静かで助かりました・・・

・・・いやホント。

何せ、山陰地方の主要都市(朝来、養父、豊岡等々・・・)にこまめに停まっていくとはいっても、城崎温泉に行く利用者が主体の路線。

いつ乗っても、グループ客がじゃかましい!!

ですから、こうして1人だけポツリと離れたところにいると、騒音が軽減されて助かるのです。いやホント・・・。

同時発車の有馬温泉に向かう阪急観光バスに続いて、新大阪駅の阪急バスターミナルへ向かいます。
乗客が増えることなく新大阪を発車・・・

並走
地下鉄御堂筋線~北大阪急行線と並走しつつ、北上します。

千里NT
千里ニュータウンにて乗車扱いも、乗客なし・・・。

高速へ
なおも一般道を走り、伊丹空港にほど近い中国池田ICより、高速道路に入ります。

西宮北
中国道に入ってからも、宝塚IC、西宮北ICと乗車扱いをしますが、特に増えることもなく・・・

乗客10人(ほど・・・記録がどこか行った・・・orz)という、やや寂しい状況で城崎温泉を目指します・・・。

北上中
吉川JCTで中国道に別れを告げ、舞鶴若狭道を北上します。
ほぼJR福知山線と並行していますが、さすがに“世代が違う”だけあって、走りは高速道路の方が快適です・・・。
山の中を、淡々と北へ・・・。

田園地帯
春日ICにて舞鶴若狭道に別れを告げ、北近畿豊岡道に入ります。
ちょうど、その春日ICから降車扱いが始まりますが、まだまだ降りる乗客はいません。
田園地帯を高架で突っ切っていきます・・・。

加古川上流
加古川に沿って並走。
上流域では川幅も狭いですね・・・。

**********

サイド
青垣ICで一旦高速を降りて、「道の駅青垣」にて開放休憩です。
所要3時間程度の路線であれば、開放休憩がないことも多いのですが、やはり“あるならあるに越したことがない”のが、開放休憩というものです。

トイレを済ませた後、撮りバスのお時間(笑)。

正面
正面前。

リア
正面リア。

後ろ
同じエアロエースでも、当たり前ですがラッピングがあるとないとでは“別物”もいいところです。
車内の造りはいっしょなんですけどね・・・。

10分ほどで休憩を終えて、バスは再び北近畿豊岡道に戻ります。
遠坂トンネル(北近畿豊岡道で、ここだけが有料区間)を抜けてしばらく走ると、

高速降りた
和田山ICで、高速道路ともお別れです。
あとはひたすら、終点の城崎温泉まで一般道を走ります。

城崎温泉までの所要時間短縮ということを考えると、走ることができる限りは高速を走行した方が望ましいのでしょうが、

この路線は和田山~城崎温泉間で、一般道上のバス停にこまめに停車していくことで利便性を確保している
(高速開業以前からの“特急バス”の伝統を引き継いでいるわけです・・・)

という側面もありますので、このあたりが落としどころなのでしょう。

播但線
(寺前以北では)非電化の播但線を渡ると、和田山駅はすぐそこです・・・
(ちなみに、終点までは乗り通さず、どこか途中で降りています・・・)。
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No title

はじめまして。
当方、今週末に宝塚から和田山まで湯村温泉行きを平日利用予定です。
ネットで乗車券購入しましたが、座席が勝手に割り振られるのか前方の通路側となりました。
(いまだにネットでは十分空席ありとなっていますが…)

さて、ご体験記からするに後方は比較的空いていそうですね。
当日朝羽田を発ってからの乗り継ぎで参りますゆえ、トイレが近くてゆったりできる環境に移れると良いのですが…。

よい旅を

ねるねるさん、コメントありがとうございます。
湯村温泉行きについては、私自身乗車したことがないので細かいことは言えないのですが(私が年に数度乗車するのは、城崎温泉行きの方につき・・・)、大枠としては仕様やグレードは変わらないのではないかと思われます。

また、全但バスの場合、ネット予約しますと座席は自動配席となりまして、利用者が画面上で決めることはできません。
バス会社によっては、電話で予約センターに前もって連絡したうえで座席の割り当てを受けた後でネット上で購入することにより、希望の座席を指定することもできることがありますが、全但バスについては試したことがないので何とも・・・。

湯村温泉行きについては乗車経験がないので、城崎温泉行きの乗車経験からの“類推”となりますが、自動配席で前方席ということは、(少なくとも今の時点では)それほど予約は入っていないものと思われます。
おそらくは、自動配席の場合、前方から機械的に埋めていると思われますので(もちろん、グループ客でなければ、閑散期は隣が空くように配席されるようです)、(このときの私のように、あえて窓口で購入して)後方席を希望している乗客がいなければ、後方はボチボチ空いているのではないかと思います
(ただし、温泉地へ向かう路線のこと、これからご乗車までに予約が集まって、混雑状態になっている可能性も、もちろん排除はできません)。

当日の乗務員の判断にもよるでしょうが、西宮北ICの発車後に空席になっている席であれば、移動することができるかもしれませんね(あくまでも、乗務員の判断によりますが・・・)。

ともあれ、当日はよい旅を!
(航空機からの乗り継ぎであれば、確かにJR特急よりもバスの方が、まだ便利かもしれません。但馬空港がもう少し充実していて、羽田便でもあればまた事情が変わるという説もありますが・・・)。

No title

墓参にて訪れました、かの地より戻ってきました。
今回往復とも初のバス利用ということで、御ブログ参考にさせていただきました。
往路は朝来市内下車、復路は養父市内乗車と異なりましていずれもJR駅からは離れています。

・往路 阪急観光バス大阪梅田発湯村温泉行
http://imgur.com/cv7KBRF.jpg
管理人さん仰せの通り、乗車率は10名程度で座席も自由に選べました。
(と言っても所定の席には変な親子連れが陣取っていたのですが…)
よそ様のサイトにもありますが、主に充当される車輌は観光車からの転用で後方座席の一部に回転自在のシートもあり、座席前後間隔も広い乗り得なバスでした。

・復路 全但バス城崎温泉発大阪梅田行き
http://imgur.com/iOBLd49.jpg
発車オーライでは1号車が満席表示となっていて、同時刻に2号車の運行ありとなり必然的に後者の利用となりました。
ちなみに当日の1号車はやっぷーラッピング車です。
予約時点では十分空席ありとなっていたので往路と同じく快適な環境を期待したのですが、結果は×。
貸切車を庸車した車内はほぼ満席、オマケにトランクに荷物預かってもらえず固まった姿勢のまま大阪へ向かうこととなりました。
平日とは言え中国道の鬼門宝塚渋滞でノロノロ運転に遭遇し、そのサミット通過で後はスムーズに行くかと思いきや千里中央手前から新御堂筋の渋滞にはまりました。
所定1h遅れ発生しても千里NTすら到着できず、急に催してきたこともありましたので何とか桃山台まで我慢して残り区間は放棄いたしました。
余談ながらわき道を日交バスが先行していったのを見ると、余計に焦り生じまして生理現象が早まった可能性もございますw

おつかれさまでした・・・

ねるねるさん、コメントありがとうございます。
湯村温泉線/城崎温泉線の旅、おつかれさまでした。
両路線とも、(前身の)特急バス時代の経路を部分的に活かすことで、JR特急のライバル路線でありながら、朝来市、養父市、豊岡市、新温泉町といったところの市街地(JR駅から離れている)に直行するのが、ポイントかもしれません
(事実、年に数度利用する私も、そのメリットに微妙に助けられています)。

往路の阪急観光バス便は、基本的には“当たり”だったようですね。
私自身は阪急観光バス便への乗車経験は(時間帯が合わないため)ないのですが、比較的空いていたようで何よりでした。
他方で、仮にも全席指定制を採るのであれば、最終の乗車停留所を出るまでは勝手に座席を移動するのはどうかとも思います(乗務員の許可なく勝手に移っていたのであれば、移る方が非常識・・・ですが・・・)。

他方で、復路の全但バス便では、大変な目に遭われたようで・・・。
正直なところ、城崎温泉線については「下り1便」に、閑散期(平日)にしか利用したことがないので、上り便の、しかも繁忙期の混雑については全くわからないのですが、増車されたのみならず、増車された貸切車がびっちり満席と来た日には、想像するだに恐ろしい・・・。
もともとバスのトランクは広いわけではないのですが、温泉地からの観光帰りの乗客(当然荷物は多い)が大挙して荷物を預けた日には、確かにトランクは埋まりそうです。
気がつけば今日まで“三連休”だったそうですから(会社勤めではない私にはあまり実感できないのですが)、観光客が大挙していたのでしょうね。
貸切車で詰め込み仕様、シートピッチが狭い上にトイレもないときたうえに、さらに遅延となると、終点まで乗っていられないというのは、わかるような気はします。そうして考えると、千里NT停車というのは(乗り換えとなると梅田方面に出る際の運賃が余計にかかることはあるとしても)、繁忙期・混雑期の救済策としては、ありといえばありなのかもしれません・・・。

ともあれ、おつかれさまでした。

Re:おつかれさまでした・・・

管理人さん、ご回答ありがとうございます。
以前全但が特急バスで使用していた車両(いすゞスパクル等)はトイレなしが通常でしたので、サービス的には改善されつつある方かと思われます。
また、今月末には増発との報にて阪急車の運用も増えるのではないでしょうか。

ただ、渋滞に対する多少なりともの備えもあると更に安心感が増すかと。
管理人さんのご指摘に相当しますが、東京では首都高3号線の渋滞時に用賀で降り、東急田園都市線への迂回乗車を呼び掛けるサービスを京王の高速バスなどで行っています。
もちろん鉄道代金は乗客負担ですが、割引券も配布するのだとか。
会社は違えど協定・協力で遅れ対策講じる策が普及すると良いですね。

まさかの城崎大阪線大増発・・・

ねるねるさん、コメントありがとうございます。
確かに、一昔前に国道を延々と走っていた「特急バス」といえば、トイレなし車で、途中にトイレ休憩があるのがお約束でしたね。個人的には、四国の「なんごく」号で、久万と引地橋の2箇所にて途中トイレ休憩を5分ずつとっていたことを、懐かしく思い出します
(全但バスが道の駅あおがきで開放休憩を取っているのも、今から考えると、特急バス時代のトイレ休憩の名残なのかもしれません(あとは、大阪線と神戸線の相互乗り換えの便を図るという事情もありますが・・・))。

また、まさかの城崎大阪線の大増発。
コメントでご教示いただいて全但バスのHPを見て初めて知りました(情報収集不足で情けない・・・)。
「倍増」とは思いきったことをしてくるというのが半分、私の利用用途ではほとんど使い勝手に変わりがない(下りは新102便(現在の1便)しか使えないということに変わりがなく、上りは増発便がいずれも中途半端な時間・・・)ということで、結局なんだかなぁ・・・
(もっとも、用務客よりは観光客を相手にする路線ですから、下り便を午後に集中するというのは、設定としてはそのとおりなのですが・・・)。
なお、阪急バス/阪急観光バスのHPでは、城崎大阪線の増発についての告知が全くないので、同路線については、全但バス単独であることに変わりはなさそうです。増車で対応するのか、予備車フル動員にするのか、増発後の運用は興味深いところです
(下り、新103便にラグリアが入ってくれないかと、ひそかに期待・・・)。

また、東の用賀といえば、高速バス→鉄道の乗り換えポイントとして有名ですが、割引券まで配布しているとすれば、それは興味深い試みですね。西の千里NT/桃山台駅を私が使わないのは、結局のところ運賃の問題(しかも、北大阪急行線~地下鉄御堂筋線という二社局乗り入れなので、運賃がかさむんですよね・・・)だったりもします。
まあ、上り便の高速バスを使うときは、私にとってすなわち“帰り”なので、急ぐことがないという事情もありますが・・・。
プロフィール

キモプアの紙

Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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