番外編⑤:SHIKOKU ICOCA

「エピローグ②--“赤い18きっぷ”の旅はつづく」の、つづきです・・・

いったい何回に分けたのか自分でもよくわからない、今年の「バースデイきっぷの旅」の記録ですが、もうひとつこれにかかわるネタがありましたので、ついでにまとめておきます。

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さて、昨年の春から、全国に戦国時代か何かの如く乱立している主要な交通系ICカードの“相互利用”が始まりました
ポイントがどうしたとか、割引がどうしたとかいうことはまあ致し方ないとしても、出先であっても1枚のICカードで最低限のことは(交通機関に関しては)こなせるようになるというのは、便利といえば便利なものです。

これだけ交通系ICカードが普及しているのですから、当然のことながら

天下のJRは、すべて独自のICカードサービスを実施している

・・・はずなのです。
約一社を除いて・・・orz。

その約一社とは・・・

われらが(?)JR四国です・・・

・・・ということで、

SHIKOKU ICOCA
SHIKOKU “ICOCA”だ!

外観(カードのデザイン)は、標準のICOCA(青地に文字だけ)と異なりますが・・・
(ちなみに、(特別仕様でない)JR系ICカードで、車両を描いているのは意外にもこの“SHIKOKU ICOCA”だけです・・・)

裏
裏側に燦然と輝く“JR西日本”の文字・・・
(「JR四国においてデザインした、四国限定発売のカードです」とはあるものの、発行元は“JR西日本”です

裏面の注意書きも、ICOCAと特に変わることはありません
(JR四国内では常時発売されているものであるにもかかわらず、「ICOCA(記念デザインカード)」って、何なんだろうとは割と思いますが・・・)。

ちなみに、私が所持しているICOCAは、JR西日本の某駅の券売機で購入したもの(確か、なぜかJR難波駅の券売機だったと思いますが、数年前のことにつきうろ覚え・・・)ですが、SHIKOKU ICOCAについては、駅窓口のみでの販売となります。

今年の「バースデイきっぷ」の旅に当たって、高松に着いた日(旅行開始前日)に、「バースデイきっぷ」の発券を受けるついでに、高松駅のみどりの窓口で購入したものですが、カードを有効にする手続きを駅員氏がしているさまを目の当たりにしました。

また、JR西日本の場合ともう一つ異なることとして・・・

パンフ
割としっかりした「ガイドブック」を同時に渡されました
(この「ガイドブック」は四国オリジナルのものです)。

エリア
「ガイドブック」の裏側は利用可能エリアです。
JR四国内では、高松エリアでのみ利用可能です(よって、松山、高知、徳島等ではそもそも発売さえされていません)。
また、会社境界を越えて岡山エリアでもそのまま使えますが、四国内で入場した場合、京阪神や広島エリアへとそのまま利用することはできません
(試したわけではありませんが、自動改札で出ようとしたらエラーを返されるのでしょう・・・。まあ、ICカードは基本的には「短距離用」ですからね(新幹線用のEX-ICカードの類を除く・・・))。




だいたいお察しの通りですが、JR東日本やJR西日本がさっさとICカードサービスを開始し(もう10年経つのですから早いものです)、追ってJR東海や、地方のJR北海道やJR九州にも広がっていったわけですが、JR四国は最後までICカードを導入しませんでした(必要性が低かったということもあるでしょう)。
他方で、岡山エリアとは密接な乗客の行き来があり(快速「マリンライナー」号が象徴的です)、岡山エリアでそれなりにICカードが普及すると、直通客の利便性・・・というか、岡山エリアでICカードで入場した乗客への対応という意味で、四国としてもICカードを導入することに踏み切ったのでしょうが、独自開発すると何かとゼニがかかります。

それ以前に、

岡山との距離が近い=岡山エリアからICOCA利用で流入する乗客が多い
(北海道や九州のように、他社との境界と拠点エリアの距離が離れているわけではない=孤立・独立したICカードシステムを構築する必要性が低い)

ということもあって、

じゃあ、JR西日本に協力してもらってICOCAそのまま入れたらよくね?
(前段階として、高松や坂出といった主要駅に、「ICOCA対応の改札口」が設置されたことがありました(当初は「対応」するだけで、JR四国としてはICカードを販売していなかった))

ということで、こういうことになったのでしょう。

「合理的」といえばその通りですが、仮にも“JR”がそれでいいのか・・・という気も、しないでもありません
(現状は高松エリアのみでの展開ですので、そのために「独立のシステムを構築する」費用や手間はもったいないのでしょうかね・・・)。


ともあれ、外観の独自性“だけ”が“SHIKOKU”を象徴しており、中身はICOCAにほかなりませんので、私のように京阪神住まいの人間でも、普通に“ICOCA”として使うには使えたりします(それ以前に、「交通系ICカード相互利用」の対象エリアであれば、どこに行っても、少なくとも乗車券の代わりにはなります・・・)。

ということで、別に購入したところで無駄になることはないので(デポジット相当の500円を、JR四国に預けていることにはなりますが・・・)、それはそれでいいのですが、今後の要望というか課題になるであろうことが、

四国各地に点在する民鉄系ICカードとの相互利用

でしょうね。

松山:ICいーカード(伊予鉄道)
高松:IruCa(高松琴平電気鉄道)
高知:ですか(とさでん交通)

(徳島にはまだなかったはず・・・)

と、四国では各事業者がそれぞれに独自のICカードを導入しており、しかも「交通系ICカード全国相互利用」から、微妙に取り残されたりもしています(私の地元は松山ですが、おかげさまで微妙に不便です。まあ、相互利用では運賃割引の恩恵に与ることはできないため、どちらにしてもICいーカードとの併用は避けられないのですが・・・)。

微妙に規格が違っているのも、相互利用にとってネックになるのでしょうが、利用者の利便性という意味では、実現するには越したことはないという思いが半分、「四国内でICカードを共通化して、投資に見合う効果が得られるのか」という思いが半分。
なかなかに、ままなりません・・・。

(今度こそ、「まとめ」につづく・・・
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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