砂の美術館

先日巨大スナバ・・・もとい鳥取砂丘に出かけてきました
もちろん、砂丘本体(?)がメインスポットですが、砂丘の近くには、砂でできた像だけを集めた異色の美術館である“砂の美術館”がありますので、これまたベタなスポットですが、観光客やリア充どもの群れに紛れて出かけてきました。
・・・オッサン一匹で(←もうええっちゅうねん!)。

裏口
・・・ということで、砂丘の一角にあるリフト乗り場から、展望台とか何とかのある「砂丘センター」に、エラそうにゼニを払ってリフトで登って、センターの展望台から砂丘を俯瞰した後で、やってきたのは砂の美術館の“サブゲート”です。

別にメインゲートから入ってもよかったのですが、思いつきでリフトで高いところにのぼってしまったので、砂丘センターから容易に歩いていけるサブゲートから入ることにします。

砂像
入館料を払ってサブゲートからパンフレットをもらって入館すると、さっそく砂像がお出迎えです。
テントで覆われているとはいえ、屋外に置いておいて大丈夫なんでしょうかね・・・。

眼下は砂丘
ちょうどサブゲートの付近は標高の高いところとなっており、眼下には砂丘のパノラマが広がっていました。

大きなかぶ
順路をたどって下っていくと、童話「おおきなかぶ」をモチーフとした砂像が展示されていました。
テントで覆われているとはいえ、屋外に置いておいて・・・(略)。

ちなみに、毎年展示テーマ・内容が変わるのが、この「砂の美術館」の売りだそうですが、今年は「ロシア」がテーマなのだそうです。
この「おおきなかぶ」って、もともとはロシア民話だったんですね・・・(この歳になって初めて知った・・・orz)。

建物
できた当初は屋外でテントに覆われていただけの状態だったそうですが、すっかり有名スポットになり、来場者が増えたこともあってか、2年前からは建物内での展示となったのだそうです(その分、入場料も上がったのだそうですが・・・)。

まあ、せっかく来たのですから、建物の中に入るのが礼儀というものでしょう
(何せ、600円払っているのですし・・・)。

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毎年変わるそうです
入口に入ると、砂像の作り方、今年の企画展で制作を担当した方々の一覧、そして、開館してから過去に制作・展示されてきた砂像についてのパネル展示です。

階段を上がると、メインの展示フロア(一応「2階」相当ですが、傾斜地に建っている建物ですから、ねぇ・・・)です。
すべての砂像について逐一ここでご紹介するわけにもいきませんが、主な砂像というか、私にとって印象的だった砂像について、いくつかピックアップしてご紹介します(ヘボい画像ではあまり伝わらないかもしれませんが、あしからず・・・)。

マンモス
展示スペースに入って目の前に鎮座しているのが、マンモスとそれを狩るみなさまです。
立体的・写実的ですが・・・

全部“砂”です!

繰り返す。

全部“砂”です!!

正直、全部砂だけでここまで表現できるのか・・・という意味では、終始感嘆させられっぱなしでした。
砂でできていなければ、「レプリカ乙」としかならないところですが、砂だけでここまで表現できることを目の当たりにさせてくれるところに、この「砂の美術館」を訪れる意味もあるというものでしょう。

以下、順路にたどって進んでいくと、“ロシアのたどってきた歴史を振り返ることができる”という構成になっています。

建国の英雄
リューリクと仲間達。
リューリクによって、「国」としてのロシアは始まります。
昔、世界史で覚えさせられましたっけ・・・。

キリスト教
キリスト教の受容。

マトリョーシカ
ロシアを代表する“人形”といえばマトリョーシカ。

ハンター
マトリョーシカの隣には、ハンターと猟犬の像。
砂だけでここまで質感が出るのですから、砂おそるべし・・・です。

コサック
ロシアと言えば“コサック”。
どうでもいいことですが、コサックと言えば、昔某格闘ゲームのエンディングでコサックダンスを踊っていた人もいましたっけ・・・(←その程度のイメージしかないアホ)。

質感のある袋
ただの革袋と箱・・・ということで、多くの訪問者がスルーしているところですが、「砂で表現されている」となると、私には気になってしかたありませんでした。

イコン
いわゆるロシア正教会(東方教会)においては、「聖像禁止令何それおいしいの?(聖像禁止令って、ビザンティン帝国の皇帝が出したはずなのですが・・・)」と言わんばかりに、布教や信仰に際して聖像画(イコン)の果たした役割が大きかったことが特徴です。
イコンもご覧の通り砂で再現されています。

宮殿とか
そして、建物の一番奥で、一番堂々と鎮座しているのが、エカテリーナ2世を中心とした帝政ロシアの宮殿内部と、現在でもロシアの政治の中心となっているクレムリン等々の砂像です。
高さがあるだけあって、存在感抜群でした。

砂です
もちろん“砂”です。

ナポレオン
さらに、ロシア音楽・バレリーナや、ロシア文学をテーマとした砂像が続いた後で、ナポレオンの砂像です。
ナポレオンと言えば、とりあえず乗馬に振り落とされそうなあの絵の人ですが、ロシアにとっては撃退すべき外敵。
これはモスクワを前にして(主に)冬将軍閣下に撤退させられてとぼとぼと帰るナポレオンをイメージした砂像だそうですが、どんな視点で見るかによって、同じ人物でもだいぶ違って見えてくるものですね・・・。

地下鉄にある像らしいです
モスクワの地下鉄にある像を再現したものだそうです。砂で・・・。

シベリア鉄道
鉄道つながりなのか、その隣にはシベリア鉄道をイメージした砂像。

シベリア鉄道
蒸気機関車の煙も“砂”です。

人工衛星

ガガーリン
間にソ連建国をテーマにした砂像や、前衛芸術な砂像があった後で、締めはロシア(ソ連)と科学です。
そういえば、最初に人工衛星の打ち上げに成功したのも、有人宇宙飛行に成功したのも旧ソ連でした。

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全景
さらに階段を上がると、上から砂像群を見下ろすことができます。

さすがに三連休の初日だけあって、人は多かったです。
また、こうして見ると建物全体の規模はそれほどでもない(小中高校の「体育館」レベル?)ことがわかりますが、何せ

砂像しかないという一点特化型の美術館

だけあって、建物が少々小さいなどというのは、別に気になりませんでした。

終始

砂だけでこれだけた際で質感のある表現ができるってスゲェなぁ・・・(小並感)


と圧倒させられていただけですからね・・・。

三階から
上からメインのクレムリン像を眺めると、こんな感じになります。

上から見るとこんな感じ
ナポレオン像とシベリア鉄道像を上から眺めてみました。
両面有効活用?

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メインゲート
退館の際には、メインゲートから出てみました(別にサブゲートから出てもよかったのですが、何となく・・・)。

ここも砂像
メインゲートにも砂像がありますが、こちらはテントも何もない、完全なる露天状態。
いくら毎年造り替えるからといって、これで1年保つのか・・・とも思わないでもありませんでしたが、保つから露天なんでしょうね。
砂丘では流れゆく砂も、水と混ぜて固めた上で砂像にすると、そう簡単には浸食されないのかも、しれません・・・
(もちろん、中長期的には“砂に還る”のでしょうが・・・)。

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ということで、「砂の美術館」に出かけてきたときの記録でした。
何といっても、そして、繰り返しになりますが、

砂だけでこれだけ表現できるのってスゲェなぁ・・・(小並感)

というところに尽きます。

また、砂像の劣化に対応するため・・・という側面もあるとは思われますが、毎年テーマが変わり、砂像も造り替えられるので、(ヘビーなリピーターは知りませんが)年に一度、あるいは数年に一度来る程度の観光客であれば、毎回違った側面を見せてくれる・・・ということも、あるのかもしれません。

もっとも、私自身が次に鳥取砂丘を、そして、この砂の美術館を訪れるのがいつになるのか・・・は、わかりませんけどね。
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Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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