鉄道ホビートレイン(車内編)

「鉄道ホビートレイン(外観編)」のつづきです・・・

窪川方
窪川からは、JR四国の新名物(?)、なんちゃって0系新幹線こと「鉄道ホビートレイン」の旅です。
外観もたいがいスゴイのですが、中もスゴイんです・・・(笑)

全景
とりあえず“青い”!!

床
床は蒸気機関車(JR予讃線・土讃線の一部区間となった讃岐鉄道の機関車?)の形式図をイメージしています。

モケット
基本的にはキハ32形のお約束に従いロングシートですが、そのロングシートのモケットもごらんのありさまの特注品。

カーテン
カーテンも特注品。

青一色
運賃箱や整理券発行機も真っ青です・・・。

天井
青くないのは天井くらいでは?
(つり革のある“新幹線”って何?・・・というツッコミどころも、無きにしも非ず・・・)

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座席的な意味で一番の目玉になるのが・・・

転クロ
0系新幹線登場時の“転換クロスシート”!!
2組4席分しかありませんが、存在感は抜群です
(ついでに言うと、定期列車に充当される車両としては、予土線唯一の“クロスシート”となります・・・(何せ、予土線はオールロングシートのキハ32と54の天下ですからね・・・))。

0系転クロ
ちなみに、先日「赤い青春18きっぷ」を使って名古屋に行った際に、ねんがん(?)の「リニア・鉄道館」にも当然行ってきたのですが、同館の保存車である「21-86」に備え付けられた原形の転換クロスシートの画像を、参考までに挙げておきます。
保存車の座席と比べても、この再現度です
(「鉄道ホビートレイン」の座席は、ちょっと青みが強すぎる・・・という気もしますが、レストアを受けての結果と思えば、そこは納得のできるところです(だいたい、新製時は“真っ青”だったのでしょうし・・・))。

転換します
扉側の座席は、自由に転換させることができます。

転換機構
転換機構。

クロスシート
センターアームレストが存在することはもちろんのこと、さすがに新幹線用だけあって、並みの転換クロスシートとは異なり、座面が別々になっているというのが、地味にポイントです。

クロスシート
ちなみに、しばらくの間普通車はこの転換クロスシートであった0系新幹線ですが、昭和50年代から徐々に普通車のリクライニングシート化が進み、撤去されたこのタイプの転換クロスシートが、全国各地の在来線車両のアコモ改善のために流用されたということがありました。
四国でも国鉄時代末期~JR時代初期にかけて、急行形気動車の一部車両が0系新幹線の発生品である転換クロスシートに取り替えられて、団体用車両として運用されていたことがありました(塗色変更されたので、外観から一発でわかったものです)。

よく残っていたよな・・・と思ったら、この座席、JR北海道で使用されていたものの譲渡を受けて、整備したという事情なのだそうです
(そりゃ、団体用車両が廃車されてから25年近いのですから、四国に残っているわけがないか・・・)。

北の大地で活躍していた座席が四国に安住の地を得た・・・というところでしょうか
(以前旭川にいた、「しまんトロッコ」用のトラ45000形を思い出させるような数奇さです・・・)。

こちらは固定
ちなみに、奥の座席は、スペースとか何とかの都合上、転換機構をロックしている模様です。

収納式テーブル
さて、転換クロスシート車には、当たり前ですが背面テーブルを設置することはできません。
このため、肘掛けに小型のテーブルを収納していました。

当然出てきます
徹底的に整備されただけあって、テーブルは当然可動状態です。
もっとも、この大きさで何の役に立つのかは大いに疑問です・・・(苦笑)

記念撮影スペース
ちなみに、この転換クロスシートは、乗車記念写真の撮影スペースとして使われることも意図されています。

自由席
もっとも、「自由席」とあるように、別に誰が座っていても、居座っていても問題のあるものではありません。
何だかんだ言っても、キハ32のロングシートよりは、こちらの方が居住性も上ですしね・・・。

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さて、「鉄道ホビートレイン」のもう一つの目玉が、

車内の至る所に展示された鉄道模型

です。

ショーケース
メインになるのは、宇和島方のロングシートを撤去して設置された大型のショーケースです。
このショーケースの使い方は、先代のホビートレイン(・・・といっても、リニューアルされて今も走っていますが・・・)である「海洋堂ホビートレイン」ゆずりのものです。ショーケースの中身は全然違うけどな・・・。

テーマ別
四国の鉄道の歴史を彩る車両群の、HOゲージ模型(1/80スケール)が、テーマ別に収められています。

キハ181系
四国初の特急列車として一時代を築いたキハ181系。

キハ58
気動車王国・四国を象徴する急行形気動車。

貨物列車
蒸気機関車牽引の雑多な旧客列車。
ただし、四国は無煙化が比較的早かった地域であったため、蒸気機関車の廃止も比較的早かった(昭和40年代の初めには全廃)だったはずです。

レッドトレイン
むしろ、私のような中途半端なオッサンにとっては、DE10形ディーゼル機関車が牽引する50系客車の普通列車(レッドトレイン)の方が、まだ記憶に残っていたりもします。

ちなみに、このショーケースのHOゲージ模型群、運転当初は“脱線しまくり”とか“大惨事”とか、いろいろと揶揄されるような状況だったようですが、固定方法を改善したのか、私の見る限りではとくに脱線している車両は見受けられませんでした。

8000系
鉄道模型といえば、窓と窓の間のスペースには、四国で活躍する車両のNゲージ(1/150)スケールの模型が収められていました。
これはリニューアルされた8000系電車ですが、ほかにも2000系気動車、キハ185系気動車(トロッコ車両キクハ32形を含む)、113系電車・・・といったところが展示されていました。

新幹線
そして、忘れてはいけないのが「新幹線」の模型群です。
上から「0系」「100系」「500系」「N700系」「E5系」と、5系列の新幹線車両の先頭車の模型が、窪川方のドア横のショーケースに収められていました。

0系in0系
“なんちゃって0系新幹線”の中に、“0系新幹線の模型”。

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運賃表
こだわりといえば、ワンマン運転のための設備である運賃表もただものではありません・・・。
上段にはふつうに予土線の各駅名が記されていますが、よくよく下のを方を見てみると・・・

東海道新幹線開業当時の駅名が書かれていたりもします・・・

運転室
運転室は・・・さすがに新幹線仕様ではありません(苦笑)
(ATCを搭載して、マスコンとブレーキハンドルが左右逆にでもなっていると面白いところですが、そこまでは無理か・・・)。

スタンプラリー
ちなみに、窪川方の先頭部には、現在絶賛実施中の「予土線3兄弟スタンプラリー」のスタンプノートとスタンプが設置されていました。
私もスタンプを押しておいたことはいうまでもありません・・・。

そうして車内外をウロウロしているうちに、発車時間が近づいてきたようです。
せっかくなので、転換クロスシートの座り心地をしばらくは堪能するべく、転換クロスシートに身を委ねることにします。

「鉄道ホビートレイン(行程編)」につづく・・・
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No title

0系の転換クロスですが、座面が分割になったのは14次車以降となります。
それ以前はこの通り、一体型でした。
http://imgur.com/KLM16R7.jpg
(画像は青梅鉄道公園の22-75、10次車)

この転換クロスは全国で再利用となりました。
国鉄盛岡局は三陸鉄道乗り入れ用のキハ58に装備させましたが、客室ヒーターの関係で冬場はボックスシートに戻していたという逸話も。
またS52年ごろだったか、2人掛け3000円、3人掛け4000円で東京駅で売り出していたのを見たことありますw

ところで別件、管理人さんは18きっぷでお出掛けなんぞなさいませんか?

0系の転クロ

ねるねるさん、コメントありがとうございます。
0系の転換クロスシート、確かに、初期形は座面が一体になっていましたね
(世代的に私は微妙なところで、座面一体型の転換クロスシートを装備した0系に乗車したことがないもので・・・)。

それはともかくとして、0系の転換クロスシート、在来線のアコモ改善車によく使われていました。特に、急行形車両で多用され、四国のキハ58系にも一部で使われていたことはぼんやりと覚えています。
もっとも、盛岡では冬期に外されていたというのは、全く知りませんでしたが・・・。

また、18きっぷについては、近日中に購入する予定です(これを購入しないと、「バースデイきっぷの旅」が成り立ちませんので・・・)。
ただ、バースデイきっぷの旅と、業務で(交通費浮かせがてら)2回ずつ使うと、残りは1回分。
例年どおり、その1回で名古屋界隈をウロウロしたら「きっちり使い切る」ことになりそうです・・・。
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キモプアの紙

Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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