鳴門線普通4981D~徳島駅

「鳴門駅」のつづきです・・・

1500型到着
人のいない鳴門駅のホームで待つこと20分ほど・・・20:58に、徳島からの普通4978Dが2番乗り場に到着しました。
1500形(「1509」)の単行です。
この列車の折り返しが、これから乗車する普通4981D(下りの最終列車)となります。

21時前とはいえ、何だかんだいって2ケタの人数は降りてきて、運転士氏が折り返し整備を行った後で、扉が開きます。
取りあえず車内へ・・・。

ステップはない
1500形はJR四国の一般型気動車としては最新鋭の車両となりますが、トップナンバーを含む初期車の投入は平成18(2006)年といいますから、気がつけば10年選手一歩手前です。
もっとも、一挙に大量投入されるというよりは、JR四国の経営体力的な意味でも、毎年数両ずつチマチマと増備されている(現在も増備は進行中)ため、地味にバラエティーに富んでいたりもします。
なお、1500形や先代の1000形が投入される線区においてはホームのかさ上げが実施されているため、ステップはありません。

車内
車内は充実のオールクロスシートです。
座れれば天国ですが、立席スペースが少ないため立たされると災難という説もあります・・・(もっとも、JR四国内では、高校生等の通学・帰宅ラッシュの時間帯を除けば「座れない」という事態はあまりないではないか・・・という説もありますが・・・)。

この1500形が主力になっている德島エリアの気動車普通列車のレベルは、間違いなく四国一高いと思います(全国的に見ても、割と高レベルでは?)。1500形を補完する1200形もセミクロス、ラッシュ時に脇を固めるキハ40系列もセミクロス・・・と、オールロングシートの車両が一両も存在しないのが、德島エリアです
(データイムにはキハ32と54が主力の松山以西エリアとは大違いです・・・orz)。

クロスシート
扉そばのクロスシートは固定です。

配管はない
気動車でありながら足もとに配管が走っていないというのは、地味に居住性に貢献していたりもします
(前席の下に足を伸ばすことも可能です)。

天井
もっとも、座席は高級ですが、天井はシンプルです。
先代の1000形(→1200形)では、クロスシート(ボックスシート)部には吊り手が存在しなかったのですが、この1500形の場合は、天井全体にわたって吊り手がたくさん用意されています。
また、照明はカバーさえない無機質な蛍光灯の羅列です。このあたりが、この車両があくまでも「普通用」(一般形)であることをアピールしているところなのかもしれません。

半自動扉
昨今の流行に合わせて・・・というか、四国内の普通列車は行き違い待ちや追い越し待ち等々で途中駅で長時間停車することが割と多いこともあってか、半自動スイッチが標準装備されています。
以前は夏期と冬期の車内保温のために使われていましたが、最近では年がら年中使われているようです。
地元民は慣れたもので、駅に到着するとスイッチを押して勝手に出入りするのですが、慣れていない人間が時折扉の前で立ちすくんでいる様子に遭遇することがあります(都市部の鉄道に慣れていたら、「自分でボタンを押して扉を開ける」という発想がないのも、当然といえば当然なのかもしれませんが・・・)。

トイレ
バリアフリーがうるさく言われるようになってからの車両だけに、トイレもバリアフリー対応の大型のものです。
トイレの前は車椅子スペースになっています。
もっとも、それゆえに座席定員が減っているという側面も無きにしも非ずですが、こればかりは時代の要請ですからね・・・。

押しボタン
トイレの扉もボタン一つで開閉します。

並ぶ新旧僚友
1番線に留置中のキハ40形と並びました
新旧僚友の競演・・・というところでしょうか(というか、この場合キハ40形は“演じて”いるのか??)。

**********

車内外の観察に耽っていると、いつの間にやら発車時間となりました。
私を含めてわずか“3人”の乗客だけを乗せて、定刻の21:08に発車です。
なお、この列車の後に鳴門に到着する上り列車は2本ありますが、いずれも滞泊するのか折り返すことはなく、下り列車としてはこの列車が“最終”となります(まだ21時過ぎなのですが、この需要では、ねぇ・・・)。

鳴門線内の各駅でもまったく乗客が増えることはなく・・・

池谷
高徳線に合流する池谷に到着しました。
・・・合流・・・とはいうものの、高徳線ホームと鳴門線ホームは完全に分離されています(この駅名標でも、隣駅(右側)の表示は鳴門線の阿波大谷駅しかありませんね・・・)。

ちなみに、鳴門からここ池谷まで、距離8.5kmを“17分”かけています(表定速度は驚愕の30km/hちょうどです・・・。交換停車が全くないのに・・・)
キハ40系列ならばまだしも、1500形にとっては完全に性能を殺された状態ですね・・・。

池谷を出ると、線形のよい高徳線に入りますが、あまり飛ばしているという印象はなく、割と流した走りをしていました。
手元の時刻表を確認したところ、池谷→徳島は10.3km。その距離をこの列車は15分かけて進みますので、表定速度は41.2km/h。「鳴門線よりはちょっと早くなっているのだろうか?」レベルです(高徳線に入ってからも交換停車はありませんでした。キハ40系列の性能に合わせて走ってでもいるのでしょうか・・・)。

徳島到着
・・・だからなのか単純に時間帯の問題なのか、高徳線に入っても乗客がほとんど増えることはなく、定刻の21:40に徳島駅の4番乗り場に到着しました。
到着後直ちに方向幕が回り、鳴門行きの行先表示になっていたため、徳島22:14発の鳴門行き4980Dになるものと思われます。そのうえで、鳴門滞泊ということでしょう・・・。

ちなみに、徳島運転所には国鉄時代の首都圏色(俗称“たらこ色”)に復元されたキハ47形が滞泊中でした。
いつの間にやら戻ってきていたのでしょう・・・。

**********

・・・ということで、さすがにこの日の行程はこれで終わりです。
あとはネットから予約した某ビジネスホテルに行って、寝るだけです・・・。
それにしても、朝6時からひたすら乗り継いでいるのですから、我ながら物好きというか、乗り鉄の真骨頂発揮というべきか・・・

跨線橋を渡って、改札口に面した2番乗り場にやって来たところ・・・

うずしお32号
数少ないキハ185系充当の「うずしお32号」(徳島21:59発;上りの最終特急)が入線していました。

よく見ると、ヘッドマークが・・・
ヘッドマーク
「アンパンマンうずしお」仕様です。

ゆうパンカー
・・・ということで、中間の2号車は、夕方に乗車してきた「ゆうゆうアンパンマンカー」こと、キロハ186-2でした。
この車を含め、キハ185系の特急仕様車は高松運転所に集中配置されているため、回送も兼ねて一部の「うずしお」号にはキハ185系が充当されているという次第です。

もっとも、もう夜も更けつつある・・・ということで、

無人
プレイルームは無人(専属スタッフも乗車しないため、「ゆうゆうアンパンマンカー」としての営業は、この「うずしお32号」においてはありません)。

一応立ち入れましたが・・・
座席ルームは進行方向逆向き(「剣山10号」で徳島に到着した向きのまま・・・という説もありますが)で、やはり無人でした。

JR四国の場合、よく普通列車に「回送車両」が連結されて締切扱いになっていることがあるのですが、その場合は「2両編成の2両目」ですので、締め切られているところで(座席にありつけない、混雑した車内に詰め込まれる乗客の不平不満という点を除けば)問題はありません。
他方、「ゆうゆうアンパンマンカー」の場合は、3両編成の中間車であるため、締切扱いにすると乗客はおろか車掌氏の行き来もできなくなるため、締切扱いにはできないのだと思われます。
さりとて、座席の向きが変わっていないまま・・・ということは、自由席として開放されるわけでも“ない”のではないでしょうか(開放して客扱いするならば、進行方向向きに座席はセットするでしょうしね・・・)。

もっとも、特に掲示等はありませんでしたので、自己責任で座席ルームにいても追い出されることはないのかもしれませんが、確かめていないので想像の域を出ません。
終点の高松まで・・・は行きすぎにしても、短距離でも乗車して真相を確かめてみてもよかったのですが(学生時分のように、極限まで乗り鉄を堪能していた時代ならばやっていたと思いますが・・・)、

もうさすがに疲れた・・・orz
(寄る年波には勝てません・・・)

改札口
・・・ということで、発車を見送ることさえなく、改札を出てホテルに向かうことにしました・・・orz。

**********

駅舎
徳島駅は地上駅といえば地上駅ですが、駅とホテルや商業施設がセットになっていることもあって、駅ビル自体は四国一“高い”です・・・(まあ、駅関連施設は1階にまとめられていますけれどもね・・・)。

駅の真上のホテル・・・などというお高いところには当然泊まれませんので、予約したホテルにたどりつくべく、少し歩く必要があります。

川を渡って
市街地を流れる新町川を渡ります・・・。
橋の下が何やら断続的に照らされていましたが、何だったのでしょう・・・。

夜の川も乙なものです
夜の川というのも、なかなか乙なものです。

もっとも、

オッサンが橋の欄干に立って一人で川を眺めている光景は、絵になるどころか哀愁と悲哀しか漂わせていない

・・・という説も、無きにしも非ずですが。

こうして、駅から10分ばかり歩いたところにある某ビジネスホテルにチェックインして、1日目の行程はおしまいです
(ちなみに、昨年の「バースデイきっぷの旅」でも宿泊したホテルでしたので、ある程度勝手がわかっているというのはラクなものでした・・・)。

「徳島の朝」につづく・・・
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1500形

1500形で通学している者です。1500形は本当に快適だと思います。あと松山のキハ185系3100番代も個人的に好きな普通列車の1つです。徳島のキハ47がキハ185に置き換わることを願っているんですけどね〜。

Re: 1500形

コメントありがとうございます。
1500形で通学されているとは恵まれていますね。四国の一般型気動車の水準を一挙に上げたのが1500形だと思いますが、どうしてことごとく徳島にしか入らないのか・・・と、(地元が)松山の私としてはもどかしく思っています(もちろん、ホームのかさ上げの有無と、車種統一による効率的な運用の問題なのでしょうけれども)。

キハ32とキハ54(=オールロングシート)しか昼間は走っていない松山以西の気動車普通列車ですが、数少ない希望の星が、コメントにもあったキハ185系3100番台です(今年も「バースデイきっぷの旅」の3日目に乗車してきました)。もっとも、使い勝手が著しく悪いこともあってか、高校生御用達状態で、ラッシュ時以外は車庫の主・・・。車両の有効活用という点では少々もったいない気もしますが、構造上ワンマン改造や単行改造が難しそうである以上、しかたのなさそうなところです。
これはあくまでも私見ですが、徳島エリアの特急にキハ185系が残る限り、徳島エリアの普通列車にキハ185系が入ることはないのではないかと思われます。誤乗防止や(「かたや特急、かたや普通」では、面倒な乗客への)説明もめんどくさそうですしね・・・。おそらく、1500形を少しずつ増備して、少しずつキハ47を置き換えていくのでしょう。それでも、キハ47が風前の灯火状態の松山エリアと異なり、德島エリアではもうしばらく活躍するのではないかと思われますが、どうでしょうか。

無題

1500形の唯一の欠点(快適さで)は4両ある千鳥配置車でロング部に座ったときに背中のあたりが痛いことですね。

JR西の例を見ると先頭車化改造(キハ41とか)もあるんですが、四国は新車や中古車の改造車で置き換えることが多く、また2両ワンマンもないため、キハ185はキハ47の次に廃車される可能性が高いですね。

自分はキハ185系3100番代に乗って予讃線の旧線に乗車したことがありますが、快適でしたね。

8600系、新型特急気動車の増備によって玉突きでキハ185の置き換え後、キハ47の置き換えを期待していますが、どうなるんでしょうかね〜。

Re: 無題

私自身は千鳥配置車(おそらく、半分がロングシートになった7次車と8次車のことを指しているものと思われますが…)には乗車したことがありませんので、想像の域を出ませんが、登場時に雑誌で見たロングシートは、どう見ても“硬そう”でして、1500形も堕ちたものだ…と、勝手な感想を抱いたものです。

また、8600系電車と新型特急気動車(開発には着手しているらしいですが、系列名の情報さえまだ入ってきませんね)が増備されることで何が置き換えられるのか…という問題ですが、これも人によって見方の違いはあると思うのですが、私個人としては、2000系の初期車を(キハ185系よりも)先に置き換える可能性は十分にあるのではないかと思っています。
先日の「バースデイきっぷ」の旅において、試作車TSE編成に乗車してきたのですが、並みのキハ185系よりも経たっていたという印象を抱きました。平成2(1990)年に投入された第一期量産車についても、事情はあまり変わらないと思います。なにせ、「酷使のされ具合(累積の走行距離)」は、2000系の方が明らかに上ですからね。
もちろん、リニューアルの対象となった車両についてはしばらく使うのでしょうが、全車がリニューアルの対象になっていない中間車、およびTSE編成については、それほど先は長くないのではないかと思います(素人の想像につき、当てにならないといえばそれまでですけれどもね)。
また、一般用気動車の劣化具合でいえば、キハ40系列やキハ185系(3100番台)よりも、キハ32の方がよほど危なっかしいと思うのですが、両運転台で閑散線区においては輸送力が適当ということもあって、案外生き延びそうです(むしろ、故障がちでガタがきていると噂の113系電車を先にどうにかするのではないでしょうか…)。
プロフィール

キモプアの紙

Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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