ホームエクスプレス阿南1号

「剣山10号・行程編」のつづきです・・・

「剣山10号」の「ゆうゆうアンパンマンカー」に、独り身のオッサンが恥も外聞もへったくれもなく乗車して、徳島にやって来ました。
ここからは、1日に1往復しか走らない、割と乗車難易度の高い特急である「ホームエクスプレス阿南1号」に乗車して、意味もなく阿南まで行きます
(かつては朝ラッシュ時にも走っていたのですが、現在では夕方の1往復のみとなっています。また、位置づけとしては通勤・通学特急ですが、平日に限らず土日祝日含め“毎日運転”の純然たる定期特急です・・・。土日祝日に乗客が集まるのかどうかはともかくとして・・・)。

ホームEXP阿南1号
・・・ということで、跨線橋を渡って(「剣山10号」は3番乗り場への到着)、駅本屋前の2番乗り場にやって来ました。
ちょうど牟岐発の特急「むろと6号」が到着してくるところでした。
この「むろと6号」の編成が、そのまま折り返して「ホームエクスプレス阿南1号」となります。

ヘッドマーク
1日1往復のみの運転ですが、専用のヘッドマークが用意されています
(何をイメージしているのかわからない抽象芸術というか前衛芸術っぽさが漂っていますが・・・(一節によると、「光の街阿南」をイメージしているそうですが・・・果たして真偽のほどは・・・))。

外された「むろと」号のヘッドマーク
「むろと」号のヘッドマークが外されて、ホームの片隅に仮置きされていました・・・。

**********

車内に入ります。

よく見るとちょっと違う
「ホームエクスプレス阿南」号は、他の牟岐線特急と同様にキハ185系の2連です。
「バースデイきっぷ」の効力により、無駄に1号車の指定席に乗車しました。
・・・なのですが、この1号車、ちょっと普通のキハ185とは異なっています・・・。

フットレストつき
本来、キハ185形には存在しないはずのフットレスト・・・。

座席
そしてセンターアームレスト・・・。

原番号復帰車
種明かしはこちら。
「キハ185-9」・・・平成11(1999)年に、N2000系の大量投入により余剰となったキハ185系を、松山エリアの普通列車(急行形気動車の置き換え)に充当するために格下げ改造して「3000・3100番台」化したうちの1両である、「キハ185-3009」を、原番号に復帰させて特急仕様に戻した、流浪の車両に当たりました。
3000番台車(トイレ付の0番台車の改造車)は、もともと2両しか存在していませんでしたが、2両とも「徳島地区の特急増発のため」という名目で召し上げられ、こうして実際に徳島地区で活躍中・・・というわけです。
ちなみに、3000番台に改造する際に座席のリクライニング機構を無効化したため、特急仕様に復帰させる際には、当時リニューアル改造により捻出されまくっていた8000系電車の普通車座席(オリジナル)を移植した・・・という、なかなかのトンデモ改造をやらかしていたりもします。

もっとも、はっきりいって8000系の普通車座席(オリジナル。現在は自由席車に残存)は、掛け心地がかなり良好な座席(ホント、指定席は大金かけて何であんなズブズブシートにしたのやら・・・)ですので、不満など全くないどころか、この原番号復帰車に当たるのはむしろご褒美状態です・・・(笑)

半室指定席
このときは1号車に入っていましたので、毎度おなじみ半室指定席です。
指定券発券の際に、最前列が空いていることを確認していましたので、最前列(15-A席)にて、発券を受けています。
なお、A席側は極めて良好な展望を誇りますが、D席側はデッキとの間が「タダの壁」ですので、前面展望は絶望的となります・・・。

毎度おなじみ半室指定席
青色カバーが指定席の証です。
全16席ありますが、終点の阿南まで乗り通してもたかだか「30分程度」のため、指定席の乗客は私のほかには誰一人いませんでした
(「バースデイきっぷ」のような追加料金不要の企画乗車券の利用者でもなければ、指定席なんて誰も使わないのでは?)。

最前列
最前列のお約束として、足もとは大変狭いです。
もっとも、キハ185の場合・・・

最前列
デッキと客室の間には窓がありますが、この窓は大型・・・。しかも・・・

展望万歳
デッキと運転室(助士席側)の間にはそもそも壁さえない・・・というきわめて開放的な造りになっていて、“最前列からの前面展望”という観点では、JR世代の特急車両よりよほどすぐれています
・・・ということで、阿南までのわずかな時間ですが、最前列からの展望を堪能しつつ乗車することにします。

**********

出発
18:01、定刻に徳島を発車です。
指定席区画は私一人だけですが、自由席区画は・・・1号車の場合10人いるかいないかです。
この需要で、わざわざ通勤特急を仕立てる必要性って、あるのでしょうか
(この時間帯の普通列車はそれなりに混んでいますので、ゆったりと帰りたいという需要自体は一定程度あるのでしょうが・・・)。

阿波富田停車
そうして、ゴロゴロと2分ばかり走ったと思いきや、阿波富田に停車です。
簡易ホームが1面あるだけの駅ですが、なんだかんだいっても徳島市内。
駅で待つ乗客はそこそこいましたし、この列車への乗車もありました。

中田通過
牟岐線の北側(徳島近郊)は、思ったよりも線形は悪くありません。
もっとも、通過駅はことごとく国鉄くおりちーな両開きポイントで、通過のたびに減速を食らわされます。
かつては小松島線が分岐していた中田を、華麗に通過です。
かつての分岐駅時代の名残を感じさせる広い構内が印象的でした。

南小松島停車
中田を通過すると、南小松島に停車です。
徳島からわずか12分で到着ですが、もう降りる人がいるのが四国くおりちーです
(特急とはいうものの、完全にゲタ的に利用されています罠・・・)。

直線をぶっ飛ばす
南小松島を出ると、平野部の直線区間をぶっ飛ばしていきます。
キハ185系のローカル特急らしからぬ走りが堪能できる区間です・・・。

曲線通過は大人しい
反面、曲線の通過時はおとなしめの走りです。
まあ、振子機構ありませんしね・・・。

羽ノ浦停車
徳島から20分。
羽ノ浦に停車です。
この駅が最後の停車駅となります。

夕陽
ときは18時台。
西には夕日が沈んでゆくところでした・・・。

那珂川を渡る
那賀川を渡ると、終点の阿南は割とすぐそこです。

阿南到着
かくして、徳島からわずか「27分」にて、終点の阿南に到着しました。
所要時間は確かに短いですが、距離もまた「24.5km」でしかありません
(もっとも、この距離は営業キロベースのため、地方交通線である牟岐線の場合は距離1割増しの「擬制キロ」で料金・運賃は計算されてしまい、徳島から阿南までの運賃・料金は「25kmまで」の区分にはおさまらないことになります・・・)。

この

始発から終点まで25kmも走らない特急

・・・というのは、特急列車が乱発される現代においても、“屈指の短距離特急”ということになるのではないかと思われます(きちんと調べたわけではないのですが、“JR最短の特急列車”である可能性は十分にあります)。

「ホームエクスプレス阿南2号」へつづく・・・
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

キモプアの紙

Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ