剣山10号・ゆうゆうアンパンマンカー

「南風20号」のつづきです・・・

阿波池田で「南風20号」を降りて、徳島線へと乗り換えです。
「バースデイきっぷ」利用のため、当然のように特急列車(「剣山10号」)に乗り継ぐのですが・・・。

ゆうパンカー
(画像は徳島運転所で引き上げ作業中のもの)
いい年をしたオッサンの分際で、「ゆうゆうアンパンマンカー」に乗車してきたよ!!
(恥、外聞、世間体??・・・そんなもの知るかヴォケ!)

ちなみに、「ゆうゆうアンパンマンカー」とは、土日祝日を中心とした、お子様や親子連れの集客が見込める時期に、徳島線と高徳線の一部特急列車に連結される、半イベント車両とでもいうべきものです。
なお、夏休みをはじめとして長期休暇の際には平日であっても運転されますので、夏休み中の平日(=少しは人少ないだろ?)を見計らって乗車してきた・・・という次第です
(事実、私のほかには2組の親子連れだけでしたから、まあ空いていたと表現しておいてよいでしょう・・・)。

この車に乗車してきたのは、もちろん、私がアンパンマンの熱烈なファンだから・・・ではありません(3歳手前の甥っ子は熱烈なファンですが、当然このときは一人旅ですので連れてきていません)。
ですが、もちろんきちんとした理由はあります。

入口からしてこれだよ
論より証拠、客室に入ってみましょう。
というか、デッキと客室を仕切る自動扉からして、もうこの有様です。

客室
客室だ!!
この画像を見て、「普通車の割にはゆったりしてない?」と感じたあなたの直観は正しい(笑)。

充実のシートピッチ
見よ、このシートピッチの広さ。

隠れグリーン車
割と傾くリクライニングシート。

フットレスト
大型のフットレスト。
足を乗せていないと跳ね上がる安物とは一味違うぞ!

フットレスト反転
フットレストが反転した!!

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
ということで、種明かししておくと、

キロハのまま
キハ185系の半室グリーン車こと「キロハ186」形の2号車を徹底的に改装したのが、「ゆうゆうアンパンマンカー」の正体です。
登場時は半室のグリーン室と半室の普通室に分かれて、座席がみっちりと設置されていたのですが、12年前に徹底的な改装を受けて、グリーン室の座席を流用して座席ルームに、普通室の座席をきれいさっぱり撤去して・・・

遊び場

遊び場
お子様向けのプレイルームにしてしまった、という、四国名物「アンパンマン列車」の中でも、群を抜いて“本格派”の車両・・・となります。

座席ルームの座席は、モケットこそ張り替えられているものの、基本的にはグリーン車時代のままです(座席しかり、1160mmのシートピッチしかり)
・・・が、現在は「普通車指定席」扱いとなっていますので、いわば「隠れグリーン車」とでもいうべき乗りドク車両になっています。

ちなみに、昨年の「バースデイきっぷの旅」においても同じダイヤの「剣山」号に乗車しているのですが(ただし、昨年夏のダイヤでは「8号」でした)、そのときは恥や外聞に負けたのか、1号車の普通車指定席(こちらは正真正銘の普通車)の先頭から2列目に割り当てられて、前面展望しながら行ったのですが、

恥も外聞も知るかヴォケ。バースデイきっぱーの“正当な権利”として、今回は堂々と(お子様親子連れに混じってオッサンが一匹で)「ゆうゆうアンパンマンカー」に乗車するのだ!!
(予讃線で走っていたころに指をくわえて見送るしかなかったキロハ186のグリーン室の「座席」だけでも実際に体感するのだ!!)

・・・という、何か間違っているような気もしないでもない決意と理屈に従って、今回は堂々「ゆうゆうアンパンマンカー」です。

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座席自体はまごうことなき「グリーン車仕様」なのですが、そこはお子様向けに徹底改装された車両・・・。

アンパンマン
堂々たるアンパンマン。

シートカバー
枕カバーも特注品。
もとグリーン車の座席に、交換不要なレザー(たぶん)な枕カバーというのが、ミスマッチもいいところです。

モケットもこれだよ
モケットには各種キャラクター。

絵本
デッキとの仕切りには絵本ボックス。

床
床はこの通り・・・。

天井
天井には主要走行区間にある停車駅がひらがなで書かれていました。

日よけもこれだよ
日よけもこの通り。
ちなみに、全部の日よけを降ろすというはた迷惑な振る舞いはしていませんので想像ですが、隣接する2枚を降ろした結果から推測するに、この日よけを全部おろすと、一枚の絵になるという凝った仕様です(たぶん間違いないでしょう)。

アームレストは収納可能
もとグリーン車の分際で、センターアームレストの幅が少々狭く、跳ね上げもできるというのは、少々安っぽいですかね
(まあ、キハ185系自体が、国鉄末期の製造で、製造費をケチることに一生懸命だったことは割り引くとしても・・・)。

側面テーブルの撤去あと
国鉄時代のグリーン車は、アームレストに収納式の小型テーブルを供えるのがお約束で、キロハ186にも登場当初には設置されていたかと記憶していますが、後年撤去されて、ねじの跡だけが残されていました・・・。

テーブル出したらこれだよ
背面テーブルは健在ですが、テーブルを出したらごらんのありさまだよ

ベビーカー置場
ちなみに、キロハ186のグリーン室は本来前後6列なのですが、「ゆうゆうアンパンマンカー」への改造に際して1列分撤去され、「ベビーカー置場」と化していました。

個別空調
キハ185系のお約束に従い、もとグリーン車であろうと何だろうと、バス用部品を流用した個別空調が設置されていました。
この設備、特に夏季に乗車する際にはたいへん重宝する設備であって、2000系の量産車や8000系にどうして引き継がれなかったのか、割と苦言を呈しておきたいところです・・・。

サイン
極め付けに、座席ルームの車端には、やなせたかし氏の直筆サイン。
日付は12年前となっていましたが、保護パネルの効果もあってか、よい状態で残されていました。

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ちなみに、座席ルーム側のデッキはもともと乗務員室(車掌室)があったところですが・・・

スタッフルーム
スタッフルームと

ベビールーム
ベビールーム(授乳やおむつ替えを想定?)に化けていました。
ちなみに、「ゆうゆうアンパンマンカー」が営業運転する際には、車掌氏に加えてこの「ゆうゆうアンパンマンカー」(主にプレイルームでの安全管理)を担当する専属のスタッフが乗務しています。

仕切り
座席ルームとプレイルームの間の仕切りは、種車のグリーン室と普通室の仕切りを流用しています。
ただし、自動扉は撤去されて吹き抜け状態にはなっていました。
要は、座席ルームにいる保護者から、プレイルームでお遊戯に興じているお子様に目が届くように・・・ということなのでしょうが、乗車時には保護者が記録に熱心だったからか、座席ルームによくわからない不審なオッサン(=俺)がいて、お子様を守らなければならないという使命感に駆られたからか、そのへんは知りませんが、ともかくもほぼ常時、保護者もプレイルームにいて、座席ルームは私の貸切状態でしたとさ。

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先頭
ちなみに、キロハ186形は純然たる中間車であるため、本線を走行する際には前後をキハ185形に固めてもらう必要があります。

ちなみに、「ゆうゆうアンパンマンカー」が中間に挿入される際には・・・

ヘッドマークも特注
ヘッドマークまでこれだよ・・・

1号車
こちらは阿波池田方の3号車。
幌がないだけで、だいぶ印象が変わります。

さて、車内外の観察や撮影などをしているうちに、発車時間が近づいてきましたので、車内に戻ることにします。

「剣山10号・行程編」につづく・・・
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キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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