遺失物を回収す

しばらく前に、郵便局(ゆうちょ銀行)から、


配達記録郵便



にて、なにやら郵送されてきて、一体何事かと思ったことがありました。

開封してみますと、


キサマのキャッシュカードが遺失物と化して警察署に届けられているから、さっさと取りに行けや(意訳)









通知が来るまで、“落としたこと”に気がついていないのですが・・・。



まあ、知らない間に落としたらしいキャッシュカード、サブ口座のもので、ネット通販の代金支払や学会税の納入・・・もとい、学会費の振込のときにしか使わないので、しばらく使わないでいたら気がつかなかっただけなのでしょうが・・・
(世の中の学会は、手数料の安い郵便振替に対応したゆうちょ銀行に口座を持っていることが多いです。私が事務局として携わってきた学会も、すべてゆうちょ銀行に口座を有しており、しかも、それがメイン口座でした・・・)。



・・・ということで、保管されている警察署に取りに行ってきました。
なお、全面的に“落とす方が悪い”というのはそのとおりなのですが、警察署の遺失物窓口は平日の昼間でないと開いていないので、なかなか取りに行くことができなかったという状況も、あったりします・・・。


ゆうちょ銀行からの通知で、「事前に電話連絡してから行くように」ということで、事前に電話連絡をしてみたのですが、担当の方がきわめて丁寧に対応してくださいまして、恐縮することしきりでした。

そして、事前に連絡していたこともあってか、窓口には遺失物がすでに用意されていて、必要書類に記入捺印して、久しぶりにゆうちょのキャッシュカードは手元に戻ってきたのでした・・・
(ほんとうに、よけいなご迷惑をおかけして、申し訳ございません・・・)。




ちなみに、取りに行く際に気にしていたことがありまして・・・、それが・・・



拾った人が報労金の権利を放棄していない場合どうするのか・・・



・・・という問題。

キャッシュカードそのものは、暗証番号と口座の残高がなければ“ただのプラスチック板”であり、それ自体には大して価値がないといえます
(そもそも、金融機関に利用停止の手続きをとれば、カードだけでは何もできないわけで・・・)。

他方で、「残高の額こそが遺失物の価値だ。だからその2割を・・・」と主張する例もあるそうで、報労金をめぐって落とした側と拾った側がいざこざになるリスクを考えると、手数料を払ってカードの再発行を受けた方が・・・という考え方もできるわけですよ。

しかも、いざこざになってしまうと、“当事者どうし”で何とかしないといけないわけで・・・。


ちなみに、落としたカードの残高は、プアらしく(?)数千円・・・
私としては、残高=価値とみなして、その1~2割を御礼として差し上げてもよいとは思うところですが、「落とした時点での残高がこの額だ」と提示して納得する相手ならばいいのですが・・・
(いや、報労金をケチりたいから引き出して残高を低く見せかけているのだろ!・・・などと難癖をつけられると・・・。「拾ってくれるのはありがたいのですが、どんな人かわからない」というのは、なかなかに不安になるところで・・・)。




・・・とまあ、取りに行く“前”から、よくもまあ“悪い意味での脳内シミュレーション”をしているものだ・・・とは、我ながら思います。

なお、落とし物を拾って、きちんと届け出ること自体は貴い行いだと思います。
その貴い行いに対して、“ある程度の報い”(菓子折レベルの報労金か、はたまた菓子折そのものか、御礼の連絡か・・・)を求めること自体も理解はするのですが、


何が何でも(遺失物法の認める)上限2割の現金をよこせ



・・・となると、その“善意”とは何か・・・とも、思わないでもありません
(ネコババとどっちがマシなのか・・・)。



結局、遺失物法(第28条)の規定する

当該物件の価格の100分の5以上100分の20以下に相当する額の報労金


・・・という際の、「物件の価格」を、法令なりガイドラインなりで、もう少し詰めて規定してくれないものか・・・と、思うところです。

現金のようにどう見ても価格が動かない場合はともかくとして、カード類や金券類の場合は、その額面/残高をそのまま価格とみなすことには、いろいろと無理があるように思われます
ましてや、“物”になるとなおのこと・・・。


また、当該物件の価格の5分から2割とはいうものの、「金額の上限がない」ということにも、いろいろと難しいところがあるように思われます。

一定の歯止めはあってもいいのではないかとも思われますが、(たとえば)私が100万円の現金を拾って、正直に届けて、落とし主から「菓子折で済ませてね」と言われたら・・・うーん、納得できるのだろうか・・・
(上限の2割とはいいませんが、標準的な相場となる1割が手元に入ると、あんなものやこんなものが買える・・・と、つい“妄想”してしまう・・・)。


かように、“人間の欲望”は厄介なものなのかもしれません・・・(話がずれている・・・)

厄介というと、(私のような腐りきった中年であれば無用の心配ですが)若い女性が落とし物をして手元に戻ってきたのはいいものの、拾った人に御礼の連絡をすると「会ってみたい」などと言われて、そのときには個人情報は漏れているわけで・・・などという問題もあるそうでして、“個人情報と善意の狭間”という問題も、現代では顕在化してきているといえるのかもしれません・・・。




ちなみに、不躾ながらも問い合わせの電話にて、「拾得者が報労金を放棄しているかどうか」の確認をした私ですが、

「交通局の忘れ物センターから届いた」


・・・とのことでした。
そもそも、報労金も御礼もないパターンでした
(あえていうならば、交通局を積極的に利用することが“かたちを変えた御礼”と、いえるのかもしれません・・・)。




・・・とはいえ、警察署の方々や交通局の方々によけいな迷惑と手間をかけたことは事実であり、もうちょっとまともな“管理”をしなければと思うのが半分。

財布全部を落としただとか、ATMにキャッシュカードを置き忘れたというのならばまだ理解できるのですが、どうしてゆうちょのキャッシュカード“1枚”だけをバスの中に落としたのかが自分でも謎・・・というのが半分です。

また、届いたのは交通局の忘れ物センターからかもしれませんが、ひょっとしたら乗務員氏に「こんなの落ちてましたよ」と届けてくださった乗客の方がいらっしゃるのかもしれません(車庫に回送された後で車内点検をしていた乗務員氏が見つけてくださった可能性もありますが・・・)。

そのあたりの「発見された際の事情」は私にはわからないのですが、もしそうであれば、届けてくださった乗客の方、あるいは、乗務員の方に、この場をお借りしてひっそりと御礼申し上げたいと思います




警察のお世話になった遺失物・・・というと、学生の頃に路上に財布をまるごと落としたことがありまして、このときは「報労金は放棄しているけれども、手元に戻った連絡を」ということで、拾ってくださった方に御礼の電話をしたことがありました。

あるいは、歩道上になぜか裸の5000円札が落ちていたのを見つけてしまいまして、交番に届けに行って、「報労金の権利も落とし主が見つからなかったときの権利(所有権)も放棄しますよ」・・・と颯爽と立ち去ろうとしたら、「規則は規則なので、「拾得物件預り書」をお渡しします」・・・とのことで、10分以上書類と格闘していたこともありました
(現場の警察官の方々も大変です・・・。なお、その後落とし主が現れたかどうかは、ついぞ知らずじまいです・・・)。

そして、バスの車内で落とし物を見かけたら、乗務員氏に降車時に届けるようにしていますが、そんなこんなの“因果”が、回り回って返ってくるのかもしれない・・・とも、思うことしきりでした
(そもそも、不注意に“落として無くす”のが諸悪の根源なのですが・・・)。
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キモプアの紙

Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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