しまんと1号・車内編

「早朝の高松駅」のつづきです・・・

時刻は午前6時前。
高松駅構内をウロウロしていると、本日の第一ランナーとなる「しまんと1号」が高松運転所から回送されてきました。

2000形
JR四国の誇る名車「2000系」(世界初の制御つき振子式気動車)にて、高知へ向かいます。

魅惑のグリーン車
バースデイきっぷの効力により、魅惑のグリーン車に入っていきます。

思えば、20年以上前のクソガキ時代に、当時存在した「四国島内フリーパス」(5日間有効、JR四国内特急列車自由席乗り放題で「15,300円」という、これまたおかしなコストパフォーマンスだったきっぷ)を利用して四国内JR線・三セク線全線走破に挑んだときに、金がないので

土佐くろしお鉄道中村線内“のみ”グリーン車に乗車した
(四国島内フリーパスはくろしお鉄道線無効であったため、どうせ運賃料金を払うのならば、短距離であってもJR線に比べれば安い特急料金とグリーン料金を払って、くろしお鉄道線内だけでもグリーン車を・・・)

とき以来の乗車となります。

2人掛けシート

1人掛けシート
どこぞやの普通車との区別がよくわからないグリーン車と違って、

大型のハイバックシートが2+1で配置された、本格派のグリーン車

です。
サイズは立派です。
私のようなワイドボディーでも、窮屈さを全く感じないのはさすがです。

フットレスト
フットレストは上下に可動します。

フットレスト反転
反転させるとこんな感じになります。

テーブル展開
テーブルは背面テーブルのみの設置です。

テーブルの大きさ
大きさとしては、普通車のそれと大して変わらないという印象です。

情報誌
グリーン車には情報誌の『Gaja』が備え付けられています。
JR四国のグリーン車「専用雑誌」ではありませんが、結構読み応えがありました。

ただ、

持ち帰っていいのか読み終わったら戻さなければならないのかが判然としない

のは、難点でしょうかね。
ちなみに、私自身は読み終わった後戻しておきましたが・・・。

また、一日の最初の仕業となるこの列車では当然のことながら「雑誌のない席」はありませんでしたが、後刻乗車した別の列車では、利用者が持って帰ってしまったのか、補充されずに背面ポケットが空っぽになっている席も散見されました。
普通車ならばそれでもいいのでしょうが、

まがりなりにもグリーン車で雑誌が歯抜けになっているのはちょっと・・・ねぇ
(航空機の上級クラスではあり得ない事態でしょう)。


グリーン車なのに何だかなぁ・・・といえば・・・

テーブルには広告
テーブルに広告というのはいただけません

多ノ郷駅(土讃線)に特急が停まるよ!
通勤通学に便利になるよ!!

・・・ということをアピールしたいのはわからないでもないのですが、普通車ならともかく、

エクストラチャージが原則として必要になるグリーン車において広告を掲載することは、特別な空間を台無しにする処置と思われてなりません
(たとえ自社広告であるにしても)。

もちろん、エクストラチャージを払っているのかいないのかわからないようなバースデイきっぱーが何を言っても戯言かもしれませんが、正規料金を払ってこの状況だと、文句のひとつも出ると思いますよ・・・。

この状況を見るにつけ、

特別料金を徴収しないのに車内に頑なに広告を設置しない京阪8000系は偉大

ということを、四国の地で実感する羽目になります。

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自動販売機
四国のグリーン・普通合造車(2000系、8000系とも)には、自動販売機が設置されています。
もともとは車内販売準備室のあったスペースですが、車内販売も壊滅状態(データイムの予讃線特急の一部で細々と実施されてはいますが)となった今となっては、せめて飲み物だけでも車内で・・・ということでしょうか。

公衆電話の跡
反対側の公衆電話の跡地は、今ではただのデッドスペースです。

仕切り
2000形の後方普通室と、前方グリーン室の仕切りには、しっかりした壁と自動扉が設置されています。

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朝6時前ということもあって、この列車に乗り込んでくる乗客も多くありません。
せっかくなので、人のいない普通車をウロウロしてきます。

普通車

普通車
中間の2号車は、リニューアルを受けていない原形車両が入っていました。
というか、運転台のない中間車2200形は、全車がリニューアルの対象から外れていたりもするんですけどね・・・
(おそらく、現在設計中の次期特急車両の投入に応じて、中間車から廃車していくということでしょう・・・)。

普通車

普通車
一方、最後尾の3号車はリニューアル車です。
同じ2000系でも、木目調になってモケットの色調を変えるだけで、雰囲気は別物になりますね。

なお、2000系の場合はリニューアルによって座席がやや堅め基調になりましたが、個人的にはリニューアル座席の方が好みです。
というか、

8000系電車のリニューアル指定席があまりに終わっている
(詰め物がスカスカで、私のようなデヴが座ると座面が10cm単位で沈んでいく。1時間も座っていると尻まわりが痛くなってくる・・・誰だこんなダメシートに取り替えたアホは・・・orz)

ので、それと比べると何でも神に見えてきます
(8000系のリニューアル車には、最終日に乗車していますので、そのときの記録を挙げるときに印象は書き散らかします・・・)。

貫通形
3号車は貫通型先頭車です。

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この6時前後の高松駅6番線・7番線には・・・

いしづち号とそろい踏み
土讃線特急「しまんと1号」と予讃線特急「いしづち3号」が揃い踏み状態になります。

宇高連絡船ははるか昔に全廃になりましたが、連絡船を受けて立て続けに予讃線・土讃線へと優等列車が発車していていた、在りし頃の高松駅を思い出させるような光景です。

なお、「いしづち3号」は電化区間の松山止まりなのですが(=全区間架線の下を走るのですが)、

8000系電車が足りてないという身も蓋もない理由により

2000系気動車が充当されています。

なお、岡山特急「しおかぜ」号とともに、この「いしづち」号も、現在では珍しい

電車と気動車が同じ愛称を使用する

列車です。

N2000のいしづち
ちなみに、「いしづち」号は基本的には松山運転所の2000系が担当しますが、この日は珍しく5両に増結されたうえで、松山方の2両に高松運転所のN2000系が充当されていました
(追記:本来は3両編成ですが、前2両に増結されていたN2000系は、宇和島→松山で運転された臨時特急「牛鬼号」に充当する車両の送り込み回送だったようです。松山の2000系に余裕がないのは確かですが、牛鬼祭りが終わった後の深夜帯の運転なので、回送と絡めてやりくりするのかと思いきや、そうでもなかったようです・・・)。

なお、高松の段階ではガラガラですが、松山到着が8:30頃と、朝のラッシュのピーク時間帯になることもあって、松山付近ではそれなりに混んでいるようです
(目の当たりにしたことがないので、あくまでも想像ですが・・・)。

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だんだん発車時間が近づいてきましたので、「しまんと」号の車内に戻ることにします。

特急しまんと
側面の表示器は、今となっては古くささ漂うLED式ですが、登場当時はカルチャーショックを受けたものです。
列車名、指定席/自由席の情報を交互に表示します。

扉
こうして見ると、振子車らしい窓の位置の低さ、車体の低さを伺うことができますかね。

前面
ちなみに、2000系ではリニューアルによって、

グリーン車に限り全席分のコンセントが設置されていました

・・・というか、

座席まわりにも、車内放送でも何の案内もない

ため、

このコンセントの存在を知って、実際に利用している人がどれくらいいるのかは大いに謎

・・・だったりもします。
もったいない・・・。


コンセント
指定されたのは一人掛けの「2-C席」でしたが、辛うじて前を見ようと思えば見えなくもない・・・状況。
高松の段階では貸切状態で、高知を目指して定刻に発車です。

「しまんと1号・行程編」へつづく・・・
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キモプアの紙

Author:キモプアの紙
キモメン兼デヴ兼クソヲタ兼フニーターで当然の帰結として“プア”・・・。略して“キモプア”。
その中でも(まあ、ほかに“キモプア”を自称する物好きもいないでしょうが・・・)選ばれし“逆”エリートゆえに“紙”(ペーパー的な意味で・・・orz)。

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